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実測値あり – Rapid triggerキーボード30種類の性能を比較

実測値あり – Rapid triggerキーボード30種類の性能を比較

筆者が所持しているRapid triggerキーボード25種類以上のデッドゾーンを実際に測り、それらの測定データをデータベース化してみました。

Rapid triggerにおける「デッドゾーン」とは?

Q. Rapid trigger “0.1mm対応機種” なら、キーを0.1mm押したり離したりするだけで入力オン/オフされるんじゃないの?
A. されません。

Rapid triggerキーボードの多くは、キーの押し始めと終わりの反応が悪くなり、キーを押したり離したりしても認識されず、入力がオン/オフされない区間があります。これをデッドゾーンといいます。 *重要

デッドゾーンの長さは機種によって異なります。実際に測ってみると、デッドゾーンがほとんどない優れた機種を見つけられた一方で、キーを底打ちから約1.0mm戻さないと入力がOFFにならない機種も見つかりました。

測定方法について

– PCにキーボードを接続する
– 最新のファームウェアにアップデートする (2024/5/5時点)
– キーをマイクロメーターで底まで押し込み、入力され続ける状態にする
– マイクロメーターのゼロリセット機能で測定値を0に戻す
– マイクロメーターで徐々にキーを戻していき、入力がOFFになったときの移動距離を記録
– 1,2,3,Q,W,E,R,A,S,Dの10キーで繰り返し、最大値と最小値をリストに記載

今回使用した機材は、自作の固定器具を使って、Mitsutoyoのマイクロメーターを固定したものです。マイクロメーターは25-50mmの範囲を0.001mm刻みでアナログ測定できるものです。

0.001mm刻みで計測できるとはいっても、測定機材やキーボードの固定方法によって誤差は生じるかと思いますので、測定データはあくまで参考値として扱ってください。

Rapid Trigger デッドゾーン実測値

それぞれの設定値から最小値か最大値を引くとデッドゾーンを割り出せます。

Tier製品名最小値最大値備考
GodHM660.0180.028Reset Point 0.02mm設定時の結果。0.01mmでは動作が不安定になり、わずかなキーの揺れで入力が切れる現象が発生した。この問題は設定値0.02mmにすることで解消された。
GodHM Xu PCB Kit / HM Loong66 PCB Kit
SVarmilo Victory0.1880.2020.2mm設定時の結果。RTを0.1mmに設定すると実測値0.101~0.138mmと良い結果が得られるが、動作が不安定になり、キーを押していないのに入力されることがある。
SWooting 60 HE+0.2360.25+にはハードウェアに若干の改良が加えられているらしく、無印よりも良い結果が得られた。もしかすると個体差の範囲かもしれない。
SZENAIM Keyboard0.2380.245キーごとの結果のバラつきが少なかった。筆者の測定方法だと、最小値と最大値の差はわずか0.007mmに留まっている。
SWooting 60 HE (ARM)0.2490.286
SVXE ATK68 (L版)0.310.368G版では非常に多かった不具合報告だが、L版では落ち着いているように思う。
SRazer Huntsman V3 Pro Tenkeyless0.3490.37
AAkko MOD007PC 7th Anniversary0.3560.399発売直後はワーストレベルだったが、ファームウェアアップデートで大幅に改善された。
ACorsair K70 MAX0.3980.413
AVXE ATK75 (L版)0.450.471
AMeletrix Boog750.4620.47
AELECOM GAMING VK600A0.4640.601この数値は誤作動防止ONに設定した際のもの。誤作動防止をOFFにするとデッドゾーンが約0.2mm短縮される(実測値0.251mm)が、キーの多重入力が頻繁に起きるようになり、思い通りの文章入力はほぼ不可能となる。ゲームプレイに支障はない。
AArbiter Studio Polar 65 Neo Tokyo0.4850.521
AIROK ND750.4890.519
AKeydous NJ80-CP HE0.5030.531
AKeydous NJ98-CP0.5830.591
BDrunkDeer G650.5870.61
BWAIZOWL Lightning600.5960.637
BDrunkDeer G600.6040.626
CLAMZU Atlantis PRO KEYBOARD0.860.879
CYuki Aim Polar 65 Katana Edition0.9551.027
CREALFORCE GX1 (30g)1.1771.221静電容量無接点スイッチの仕組み上、ゆっくりとキーを上下する今回の測定方法とは相性が悪いかもしれない。
CREALFORCE GX1 (45g)1.1921.356
CArbiter Studio Polar 651.3941.416
UnrankedVXE ATK68 (G版)0.3080.335入力切れをはじめとする動作不良が多数報告されている。筆者の個体では発生していないので、不良個体や不良ロットが存在すると思われる。
UnrankedSteelSeries Apex Pro (2023) TKL US0.3470.39アクチュエーションポイントやRapid triggerを~0.2mmに設定すると動作が不安定になる。キーを押していないのに入力されたり、多重入力が頻繁に起きる。
UnrankedRedragon M61 FIDD0.360.678キーの多重入力が頻繁に起きる。ストロークごとのオンオフ判定のバラつきが大きい。
UnrankedVXE ATK75 (G版)0.4220.439入力切れをはじめとする動作不良が多数報告されている。筆者の個体では発生していないので、不良個体や不良ロットが存在すると思われる。
UnrankedDrunkDeer A750.8510.883Rapid Triggerを低い値に設定すると、稀にキーを底打ちした状態での入力切れが起こる。検証機は初期プロトタイプなので、以降のロットではより良い結果が得られる可能性がある。

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kenken

いつも拝見しております。ちょうどデッドゾーンについて気になっていたところなので、今回の検証大変ありがたいです。当方、デッドゾーンについてあまり明るくなく恐縮なのですが、デッドゾーンは入力した深さによって変わることはないのでしょうか。検証では環境を統一するために底打ち状態から計測されていますが、最大まで押下しない状態からキーを戻した場合に入力が解除されるまでの長さも知りたいです(例えば、最大ストロークが4mmのキーボードで、1mmまで入力した状態からキーボードを戻した場合)。表現が分かりにくくて申し訳ありません。教えていただけると幸いです。

meipuru

Wraith W75の検証もお願いしたいですm(__)m