ゲーミングマウスパッドおすすめランキング|110種類以上を徹底比較

本稿では、おすすめのゲーミングマウスパッドを紹介します。人気メーカーからマイナーなものまで80種類以上のゲーミングマウスパッドを実際に試し、ティアーリスト形式でランキング付けしました。また、滑りや性能まで徹底的に比較しているので、ぜひ参考にしてみてください。
最終更新日:2023年2月7日
おすすめのゲーミングマウスパッドを動画で見る
ゲーミングマウスパッドおすすめランキング(Tier List)
すべて実際に検証したうえで評価しています。個別のレビュー記事も読めます。
順不同。生産終了品や旧型などの現行モデルでない一部ゲーミングマウスパッドは省いています。
Artisan製のゲーミングマウスパッドについては最終的に全てのスポンジ硬度を検証する予定です。現状、表に記載されているのが全てです。
おすすめゲーミングマウスパッドの比較一覧表
God Tierのゲーミングマウスパッドを比較しています。
製品名をクリックすると説明している部分までジャンプします。
製品名 |
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価格 | ||||||
評価 |
–
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4.5 out of 5.0 stars
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5.0 out of 5.0 stars
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5.0 out of 5.0 stars
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5.0 out of 5.0 stars
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4.5 out of 5.0 stars
|
材質 | 布製 / ポリエステル | 布製 / ポリエステル | 布製 | セラミック製 | 布製 | 布製 / ガラスコーティング |
サイズ | S / M / L / XL | S / M / L / XL | L | M / L / XL | XL / Square | L / XL |
滑走速度 | スピード | バランス | バランス | スピードバランス | コントロールバランス | ハイスピード |
スポンジ硬度 | Mid / Soft / Xsoft | Mid / Soft / Xsoft | 硬い | – | 非常に柔らかい | 硬い |
底面ラバー | 強 | 強 | 強 | 強 | 強 | 強 |
エッジ | ステッチ加工 | ステッチ加工 | 切りっぱなし | ラウンドエッジ加工 | ステッチ加工 | ステッチ加工 |
巻き癖 | 無し | 無し | 弱 | 無し | 無し | 無し |
商品リンク |
一部マウスパッドに関してはレビュー更新が追い付いていませんm(__)m
ゲーミングマウスパッドの滑りを比較
検証済のマウスパッドの滑りを7段階にタイプ分けしています。
同じタイプのものは滑りが速い順に並べています。
「○○より滑る(止まる)マウスパッドが欲しい」という時に役立ちます。あくまで肌感覚なので参考程度に。
ゲーミングマウスパッドの選び方
好みの操作感か (スピード?コントロール?)
底面ラバーの滑り止め性能は十分か
サイズがデスク環境やマウス感度に合っているか
好みのデザインか (無地?柄物?)
マウスパッドの操作感について
ゲーミングマウスパッドの操作感は「表面特性」と「スポンジ硬度」で決まります(※一般的な布製マウスパッドの場合です。表面にプラスチックやガラスなどの素材を使用したハードタイプには、一部を除いて中間層のスポンジはありません。)
スポンジが柔らかいと…
スポンジが柔らかいマウスパッドの利点は、表面特性にかかわらずある程度のストッピング性能が得られることです。マウスを下に押さえ付けたとき、ソールがマウスパッドに沈み込むことで摩擦力が強くなるため、瞬時の止めが効きやすくなります。
ただし、圧が掛かると滑りが変化するため、操作の安定性には欠けます。「基本的に脱力した状態で操作し、必要に応じて圧を掛ける」という使い方に慣れると、デメリットは感じなくなるでしょう。
スポンジが硬いと…
スポンジが硬いマウスパッドの利点は操作が安定しやすいことです。マウスを握る手や腕に力が入ったりしてマウスパッドに圧が掛かっても、スポンジが深く沈み込まず、滑りの変化が少ないため、安定した操作感を保つことができます。
基本的には表面特性がそのまま操作感に直結するため、スポンジが硬いマウスパッド同士を比べたときは滑りやすさの違いが感じ取りやすく、素直な操作感です。
表面特性について
布製マウスパッドの表面を拡大すると、さまざまな織り方が確認できます。この糸の太さや粗さによって、マウスを滑らせたときの摩擦力に変化が生じます。
表面特性に関しては製品イメージのみでは判断できないため、実際にマウスを滑らせて確認するか、口コミやレビューで確認する必要があります。本稿では実際に使用したうえで「スピード」「バランス」「コントロール」に分類しており、必要があれば類似品との比較も行っています。
似たような操作感のマウスパッドは少なからず存在しますが、全く同じものはありません。さまざまな表面特性とスポンジ硬度の組み合わせによって、微妙な違いが生まれるからです。
ハードタイプについて
プラスチック製やガラス製などのハードタイプは、ほとんどの布製マウスパッドよりも滑りが速いです。また中間層のスポンジがないため、表面特性だけで操作感が決まります。(※プラスチック表面と厚めの発泡ゴムが貼り合わせられた「Xanova Phobos M」を除く)。
例外として、「Artisan 紫電改」は布製の表面にガラスコーティングが施されたマウスパッドで、布製マウスパッドと同じように巻くこともできますが、どちらに分類するかが難しいところ。滑走速度は布製では最速、一部のハードタイプと同じくらい速いです。
サイズ選択について
ハイセンシ(マウス感度が高い)なら小さいサイズを
ローセンシ(マウス感度が低い)なら大きなサイズを
デスクに空きスペースがある場合は横長サイズも
デスク天板のサイズによっては全体を覆うサイズも
ゲーミングマウスパッドのサイズ選択については、「マウス感度」と「デスクの空きスペース」をもとに選べば基本的に失敗することはありません。ちなみに筆者はFPSで振り向き20cmのミドルセンシですが、寸法460×400mmの大きなサイズを使用しています。
デスクに横幅90cm以上の空きスペースがある場合、横長マウスパッド(Extended)も選択肢に含まれます。キーボードも載せられるのでデスク上でしっかりと固定されることや、マウスの可動域が広く確保できるのが利点です。また、柄物などのデザイン性が高いものが多い印象です。その一方で、小さなサイズと比べて価格が高いので、買い替えの際に大きなコストが掛かるのが難点です。
FPSで重要:底面の滑り止め性能
マウスパッド底面の滑り止めラバー。その滑り止め性能は製品によってまちまちです。「元の位置に戻すのが面倒くさい」などの理由を思い浮かべる方は少なくないと思いますが、実はFPSのゲームプレイに致命的な影響を与えます。
それは、マウスを動かしたときにマウスパッドが少しでもズレていると、その分だけ実際のカーソルの移動距離は短くなるということ。つまり正確なエイムを行えていたとしてもマウスパッド底面の滑り止め性能が足りていなければミスに繋がる可能性があるということです。
これは正確な操作を求められるFPSプレイヤーにとっては死活問題となるので、ゲーミングマウスパッドを選ぶ際にもっと重要視されるべきポイントだと考えています。
底面の滑り止め性能が高いマウスパッドを選ぶべきなのはもちろんですが、マウスパッド自体をデスクに固定してしまう方法もあります。ゲーミングマウスパッド用の強力密着シート「うごかんパッド プロ」がお勧めです。
おすすめのゲーミングマウスパッド (God Tier)
ティアーリストでGod Tierに選定したものを紹介しています。
それぞれのマウスパッドの詳細なレビューも読めます。

Artisan NINJA FX 零 (ゼロ)
コントロール系の滑走面、中間層の硬度を選べる
クオリティが非常に高い
豊富なサイズ展開
タイプ | 布製 | サイズ | S: 240×210×4mm M: 310×240×4mm L: 420×330×4mm XL: 490×42×4mm ※Midは3mm厚 |
---|---|---|---|
エッジ | ステッチ加工 | 底面の滑り止め | ◎ |
表面特性 | バランス | スポンジ硬度 | XSoft: 非常に柔らかい Soft: 柔らかい Mid: 標準 |

Gamesense Radar
滑りと止めを高次元で両立する
マウス操作に干渉しないエッジ
底面のグリップ性能がイマイチ
タイプ | 布製 | サイズ | 500×500×3mm |
---|---|---|---|
エッジ | ステッチ加工 | 底面の滑り止め | △ |
表面特性 | スピードバランス | スポンジ硬度 | やや硬い |

BenQ ZOWIE GTF-X
ハードとソフトのハイブリッド表面
高品質で巻き癖もゼロ
タイプ | 布製 | サイズ | 470×390×3.5mm |
---|---|---|---|
エッジ | ステッチ加工 | 底面の滑り止め | 〇 |
表面特性 | スピード | スポンジ硬度 | 硬め |

Fnatic Gear DASH
初動が軽くスムーズに滑走する
耐湿性に優れ、アムンゼン生地より滑らか
タイプ | 布製 | サイズ | 487x372x3mm |
---|---|---|---|
エッジ | ステッチ加工 | 底面の滑り止め | △ |
表面特性 | スピードバランス | スポンジ硬度 | 硬め |

SkyPAD Glass 3.0 XL
極めてスムーズな滑り出し・滑走速度
布製マウスパッドと変わらない厚み
半永久的に使用でき、手入れも簡単
タイプ | 強化ガラス製 | サイズ | 500x400x3mm |
---|---|---|---|
エッジ | 丸め加工 | 底面の滑り止め | ◎ |
表面特性 | ハイスピード | スポンジ硬度 | – |

Vaxee PB Black
コントロール系ながら初動が軽い
底面のグリップ性能に優れる
タイプ | 布製 | サイズ | 470×390×4.5mm |
---|---|---|---|
エッジ | 切りっぱなし | 底面の滑り止め | ◎ |
表面特性 | コントロールバランス | スポンジ硬度 | やや硬め |
おすすめのゲーミングマウスパッド (S Tier)
ティアーリストでS Tierに選定したものを紹介しています。
それぞれのマウスパッドの詳細なレビューも読めます。

Artisan 雷電 (ライデン)
シルクのように滑らかな肌触りの滑走面
クオリティが非常に高い
豊富なカラーバリエーション
タイプ | 布製/ガラスコーティング | サイズ | M: 310×240×4mm L: 420×330×4mm XL: 490x420x4mm ※MIDは3mm厚 |
---|---|---|---|
エッジ | ステッチ加工 | 底面の滑り止め | 〇 |
表面特性 | スピード | スポンジ硬度 | XSoft: 非常に柔らかい MID: 標準 |

Artisan 紫電改 (シデンカイ)
布製では最速のガラスコーティング表面
クオリティが非常に高い
豊富なカラーバリエーション
タイプ | 布製/ガラスコーティング | サイズ | S: 240×210×4mm M: 310×240×4mm L: 420×330×4mm ※MIDは3mm厚 |
---|---|---|---|
エッジ | ステッチ加工 | 底面の滑り止め | 〇 |
表面特性 | スピード | スポンジ硬度 | XSoft: 非常に柔らかい MID: 標準 |

BenQ ZOWIE G-SR
ストッピングに特化
底面のグリップ性能も十分
大小2種類のサイズを展開
タイプ | 布製 | サイズ | 480×400×3.5mm |
---|---|---|---|
エッジ | ステッチ加工 | 底面の滑り止め | 〇 |
表面特性 | コントロール | スポンジ硬度 | 標準 |

BenQ ZOWIE G-SR-SE
バランスに優れた操作感
高価だけどエッジは切りっぱなし
現行モデルはDEEP BLUEのみ
タイプ | 布製 | サイズ | 480×400×3mm |
---|---|---|---|
エッジ | 切りっぱなし | 底面の滑り止め | 〇 |
表面特性 | バランス | スポンジ硬度 | 標準 |

X-raypad Aqua Control+
とても扱いやすいバランスタイプ
安価だが底面ラバーにやや難あり
豊富なデザインと9種類のサイズ展開
タイプ | 布製 | サイズ | Large: 360×300×3mm XL: 450×400×3mm XXL: 900×400×3mm |
---|---|---|---|
エッジ | ステッチ加工 | 底面の滑り止め | △ |
表面特性 | バランス | スポンジ硬度 | 標準 |

X-raypad Equate Plus
高摩擦なコントロールタイプ
安価だが底面ラバーにやや難あり
豊富なデザインと8種類のサイズ展開
タイプ | 布製 | サイズ | Large: 360×300×3mm XL: 450×400×3mm XXL: 900×400×3mm |
---|---|---|---|
エッジ | ステッチ加工 | 底面の滑り止め | △ |
表面特性 | コントロール | スポンジ硬度 | 標準 |

Vaxee PA
滑りと止めのバランスに優れる
底面のグリップ性能に優れる
タイプ | 布製 | サイズ | 470×390×3mm |
---|---|---|---|
エッジ | 切りっぱなし | 底面の滑り止め | 〇 |
表面特性 | バランス | スポンジ硬度 | やや硬め |
ゲーミングマウスパッドの売れ筋ランキング
Amazon.co.jpと楽天市場の売れ筋ランキングで、人気のゲーミングマウスパッドをチェックしましょう。国内ではLogicool(ロジクール)とSteelSeries(スティールシリーズ)が人気なようです。
ゲーミングマウスパッドに関するQ&A
- 初心者向け
-
普通のマウスパッドとどう違う?種類が多種多様で、操作感を自分の好みに近づけられます
センサーがマウスの動きを正確に読み取れるよう設計されています -
操作感ってモノによって結構変わる?感じ方は人によって異なりますが、本当に変わります。
高摩擦なものでは、マウスを少し滑らせた段階で「強い抵抗を感じるな」とか。 -
最初の1枚だとどれがお勧め?一概には言えませんが、価格の安いSteelSeries QcK+やLogicool G640は最初の1枚にお勧めできます。
どちらも扱いやすいので、独特な操作感のものを最初に選ぶよりかは無難だと思います。
- 買う前の疑問
-
マウスセンサーとの相性って?マウスパッドの表面素材によっては、マウスのセンサーが正確に読み取ってくれない場合があります
相性問題が多く報告されている代表的なマウスパッドは「Artisan 雷電」など
ほとんどの場合は気にしなくていいですが、一部のマウスパッドでは注意が必要です -
マウスソールとの相性って?マウスソールの形・大きさ・素材によって、同じマウスパッド上でも操作感が変わります
人によって感じ方が異なるため、どの組み合わせが相性が良いとは一概には言えません -
マウスパッドの寿命は?交換時期は?個人的な意見ですが、布製マウスパッドならば長くても2ヵ月の交換が目安です
徐々に劣化していくので操作感の変化に気付きづらいですが、滑りが劣ったと感じたら交換すべきです
他の素材は布製と比べると表面が劣化しづらいですが、一概には言えません
- 買った後の疑問
-
メンテナンス方法は?コロコロで表面の細かな埃などを取り除き、アルコールティッシュで拭き取ります
コーティングが施されている布製マウスパッドの場合、水洗いなどすることはお勧めしません
裏面が滑り止めラバーになっている場合、定期的に水拭きすると防滑性を保てます -
巻き癖の取り方は?通常使用しつつ、巻き癖が取れづらい端のほうに重いものを載せておきます。
それでも解決しない場合は、以下の方法を試してください
・中間層のスポンジ部分にドライヤーをあてたあと、軽く逆巻きする
・熱湯に浸したあと、軽く逆巻きする
※表面が傷んだり操作感に変化が生じる可能性が高いので自己責任で。
最後に
ゲーミングマウスパッドには様々な種類があり、そのどれもが異なる操作感をもたらします。この記事のティアーリストや滑り比較データシートから、自分が理想とするゲーミングマウスパッドを見つけてみてください。
このサイトでは、製品の詳細なレビューやティアーリスト、豆知識といった、ゲーミングマウスパッドに関する様々な情報を発信しています。定期的に内容をアップデートし、常に最新の情報をお届けしています。アップデート時には公式Twitterでお知らせします。
この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
Xtenのマウスパッドのレビューお願いします。
時期は未定ですが、レビューを掲載する予定です
Equate Plusの操作感の説明文がG640になっている?
大変申し訳ございません。
修正いたしました。
g440と滑る感覚が似ているかつ、さらに大きいハードマウスパッドを探しているのですが、思い当たるものはありますか?
razerのacariは試しましたが、変なざらつきがすごく気になってやめました
Artisan 疾風甲が滑り比較のデータシートにないのですが、どのあたりに属しますか?
vaxee PB生産中止になってますよ
リストから消した方が良いのではないでしょうか
Pulsarのparaシリーズのレビューお願いします
X-raypad Aqua Control II Sakuraのレビューの予定はありますか?
LGG Saturnのレビューをする予定はありますか?