SteelSeries QcK Performance (Speed, Balance, Control)

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SteelSeries QcK Performance (Speed, Balance, Control)

SteelSeriesのゲーミングマウスパッド SteelSeries QcK Performance (Speed, Balance, Controlの3種) に関する情報をまとめました。

SteelSeries QcK Performance スペック

SteelSeries QcK Performance Speed

基本仕様

製品名SteelSeries QcK Performance Speed 非公開
パッケージロール
サイズ490 x 420mm
厚み3.5mm
エッジステッチ処理

素材

表面素材
表面の詳細
肌触り
裏面素材ネオプレンゴム
防滑性C

操作性

滑りの傾向
初動軽い
滑走速度Speed
切り返し軽い
表面の硬さSoft
裏面の硬さSoft
静摩擦係数 (ガラス)
動摩擦係数 (ガラス)
硬度40
裏面硬度37
均一性

デザイン

表面印刷なし
カラーブラック
デザイン単色

販売サイト

購入先6480
クーポン

SteelSeries QcK Performance レビュー

基本仕様

  1. パッケージ
    • 長方形のパッケージに巻かれた状態で入っており、開封直後から強い巻き癖がついていました。開封してから1週間ほど経っても両端が少し浮いたままです。
    • この価格ならフラットパッケージにしてもらえるとありがたいです。
  2. サイズと厚み
    • 490 x 420 x 3.5mm
  3. エッジ
    • エッジにはステッチ処理が施されています。ステッチは控えめで素晴らしいものです。

素材

  1. サーフェイス
    • Speed: 「Artisan NINJA FX ライデン」によく似ています。肉眼で捉えられないほど細かく織られており、シルキーな感触で、とても肌触りが良いです。
    • Balance: 「VAXEE PA BLACK」「BenQ ZOWIE G-SR II」などに近い、スタンダードな布製マウスパッドの表面です。少し毛羽立ちがあり、滑らかすぎず粗すぎない。肌触りの良さは可もなく不可もなく。
    • Control: 粗めのコントロール表面。「X-raypad Equate Plus」(現在は既に廃盤)に近いです。肌触りはとても悪く、手首や腕にまとわりつき、擦れるとかなり不快に感じます。
  2. ベース材
    • ベース材には高密度なゴムが使われています。これは従来のQcK/QcK Heavyなどのベースよりも信頼性が高いです。
      • 従来のQcKに使われているゴムは、硬さと弾力こそあるものの、肉眼でもはっきりと確認できるほど大きな気泡のような穴がたくさん空いています。これは使い心地に大きな影響を与えることはありませんが、滑りの一貫性を損なう原因にもなるため、厳密には良くないことだと個人的には思います。また、接触面が小さなソールを装着したマウスを滑らせる際に、凸凹とした感触を生むことがありました。
    • 裏面はフルフラット仕様で、「VAXEE PA」や「ZOWIE G-SR-SE Rouge」などと似たものです。滑り止めはやや物足り図、Flexispotの天板 (メラミン化粧板) の上ではマウスを動かすたびに少しずつパッドの位置がズレてしまいました。
    • ベース材の柔らかさは、 Artisan基準で MID と SOFT の中間くらい。

操作感

  1. QcK Performance Speed
    • 初動の軽さ: 軽い
    • 滑走速度: 速い(Speed)
      • 「Artisan NINJA FX ライデン」のMIDとSOFTの中間くらい。
    • ブレーキ: ふつう
      • 荷重を掛けずに滑らせるとライデンよりも少し鈍く、荷重が掛かった状態ではライデンよりも少し軽く感じます。なぜ滑りが逆転するかというと、ベース材の反発力が関係しているかと思います。このマウスパッドのベース材はライデンのSlimFlex(旧Poron)と比べて反発力が強く、マウスを押し込むと適度に減速し、力を抜くとすぐに滑りが元通りになります。このレスポンスの速さは印象的でした。
  2. QcK Performance Balance
    • 初動の軽さ: ふつう
    • 滑走速度: ふつう(Balance)
      • 「VAXEE PA」と同等くらい。
    • ブレーキ: ソールによって大きく変動
      • ドットソール: 特に相性が良いと感じました。荷重を掛けると強めのブレーキ感が得られるうえに、力を抜くと滑りがすぐに元に戻ってくれます。一度フリックした時に力んでしまっていても、次に動かし始める時には鈍さが残っていないので、キレの良いターゲットスイッチが行いやすいです。
      • 大きなソール: 終始程よい抵抗感があり、荷重を掛けてもあまり減速しない、ベーシックな滑りに。
  3. QcK Performance Control
    • 初動の軽さ: ふつう
    • 滑走速度: 遅い(Control)
      • 「BenQ ZOWIE G-TR」「Lethal Gaming Gear Saturn Pro Xsoft」よりも遅く、「Artisan NINJA FX 99式」「Quaoar Perseus Premium V2」よりも速いくらい。
    • ブレーキ: ソールによって大きく変動
      • ドットソール: 荷重を掛けると強めのブレーキ感が得られます。通常時10の滑りとすると、荷重を掛けると5まで減速してくれるイメージ。ピーキーではありますが、使いこなせると、滑りやすくて止めやすいと感じられる操作感。これは表面が滑らかなコントロール系マウスパッドでは実現できなさそうです。
      • 大きなソール: 荷重の掛け方による加減速が控えめになり、常に8の滑りを維持してくれるイメージ。

アームカバー相性表

まとめ

今回はSteelSeries QcK Performanceについて詳しく解説しました。

まずQcKシリーズに新モデルが投入されること自体に驚きだったのですが、滑りが異なる3つのタイプを展開するという試みにはとてもワクワクさせられました。実際、そこまで目新しさはなく、サーフェイスもベース材も似たものがすぐに思い浮かびはしたのですが、それぞれの操作感は良好です。特に、BalanceとControlをドットソールで使用した際の滑りと止めのメリハリは凄まじいです。

発売時の¥6,780という価格が引っかかります。この価格帯のマウスパッドで強い巻き癖がついているのは残念なポイント。他に目立った悪い部分はないので、パッケージさえ変われば、全体の印象はとても良くなると思います。Artisanのマウスパッドは同じくらいの値段で買えますが、フラットパッケージに梱包されており、高品質で、バリエーションも豊富です。現状では「じゃあそっちで良くない?」と思ってしまいます。

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