おすすめのコントロール系マウスパッドを紹介します
コントロール系ゲーミングマウスパッドとは
コントロール系ゲーミングマウスパッドとは、滑りが遅く、止めやすいことを特徴とするマウスパッドです。大きな摩擦がマウスの動きを止めるのを手助けし、正確な操作を行えるのが強みです。
初動が重たいものが多く、マウスを動かす際に少し力が必要になりますが、その分、細かな手のブレや震えを取り除くことができ、マウスを狙った位置でピタリと止めることができます。
コントロール系マウスパッドは滑りの速さが遅いだけではなく、滑り出しの軽さや重さ、マウスを動かしたときの感触の滑らかさや粗さなど、あらゆる特性があり、好みに応じて選ぶことができます。
おすすめのコントロール系マウスパッドTop10
今回は、そんなコントロール系マウスパッドの中からおすすめできる10種類をピックアップしました。
BenQ – ZOWIE G-SR
3,480円 (執筆時点)
材質 |
布製 |
サイズ |
470 x 390 x 3.5mm |
初動の軽さ |
重たい |
滑走速度 |
ハイコントロール |
表面の質感 |
やや粗い ざらざら |
硬さ |
並み |
エッジ |
ステッチ加工 |
ベース |
滑らない |
BenQ ZOWIE G-SRは最も有名なコントロール系マウスパッドの一つです。最も滑りが遅いハイコントロールタイプに分類でき、動かし始めから終わりまで摩擦が大きいのが特徴です。細かくコントロールしたいときも、マウスを動かし始めるのにある程度力が要るので、ミドルセンシ~ローセンシで腕を使ってエイムする人と相性が良いです。後継モデルの「BenQ ZOWIE G-SR II」がリリースされてからは30%OFFの3,480円で入手でき、現状最もコストパフォーマンスに優れた選択肢となっています。
DPQPでの評価は
5.0 out of 5.0 stars5.0 です
レビュー
記事を読む 動画を見る
Razer – Gigantus V2
2,480円 (執筆時点)
材質 |
布製 |
サイズ |
450 x 400 x 3mm |
初動の軽さ |
やや軽め |
滑走速度 |
コントロールバランス |
表面の質感 |
少し粗い |
硬さ |
硬い |
エッジ |
切りっぱなし |
ベース |
滑らない |
Razerが提案するベーシックなゲーミングマウスパッド。ローセンシにも対応するLサイズが2,480円と安価で入手できます。硬めに作られているので、マウスを押し込んで止めるのには向きません。表面の摩擦を利用してマウスを止めることになるので、力み癖が付きづらく、初めてのコントロール系ゲーミングマウスパッドに最適です。なるべく安くてまともマウスパッドを選びたいという人にもおすすめです。
DPQPでの評価は
5.0 out of 5.0 stars5.0 です
レビュー
記事を読む 動画を見る
Pulsar – ES2 3mm
4,980円 (執筆時点)
材質 |
布製 |
サイズ |
490 x 420 x 3mm |
初動の軽さ |
並み |
滑走速度 |
コントロールバランス |
表面の質感 |
さらさら |
硬さ |
柔らかい |
エッジ |
控えめなステッチ加工 |
ベース |
全く滑らない |
Pulsarのゲーミングマウスパッドはとにかくコストパフォーマンスに優れています。このES2 3mmも4,980円と手が出しやすい価格ながら、最近の7,000~8,000円する高価なゲーミングマウスパッドと遜色ないクオリティに仕上げられています。表面がさらさらとしていて手触りが良く、とても快適に使えます。柔らかくて反発感の弱いベース材が使われていて、荷重を掛けたときにしっかりと滑りが鈍くなるのが特徴です。普段は脱力気味で操作していて、マウスを止めるときだけ下に押し込むという人に最適です。ちなみに厚さが異なるES2 4mmは操作感が大きく変わってくるので注意が必要です。最近、鬼滅の刃とのコラボモデルが出ました。インパクトやばいです。
DPQPでの評価は
5.0 out of 5.0 stars5.0 です
レビュー
記事を読む 動画を見る
Artisan – NINJA FX Zero Xsoft
5,280円 (執筆時点)
材質 |
布製 |
サイズ |
490 x 420 x 4mm |
初動の軽さ |
やや軽い |
滑走速度 |
コントロールバランス |
表面の質感 |
粗い ざらざら |
硬さ |
非常に柔らかい |
エッジ |
控えめなステッチ加工 |
ベース |
全く滑らない |
国産ゲーミングマウスパッドメーカーArtisanのラインナップの中で最も滑りが遅いのがArtisan Zero Xsoftです。Artisan Zero MidやSoftは複数のプロが愛用していることで知られますが、Xsoftはあまり聞かないと思います。実はArtisan Zero Xsoftは既存のゲーミングマウスパッドの中で最も柔らかく、少し荷重が掛かるだけですぐに沈み込み、滑りの速さも細かく変化するので、かなり癖のあるマウスパッドと言えます。しかし、マウス操作時に力んでしまってエイムがブレてしまったり、手の震えが抑えられないという場合、一度これを試してみると解決するかもしれません。
DPQPでの評価は
5.0 out of 5.0 stars5.0 です
レビュー
記事を読む 動画を見る
Wallhack – SY-001
7,800円 (執筆時点)
クーポンコード MIONI で10%OFF
材質 |
布製 |
サイズ |
490 x 430 x 4mm |
初動の軽さ |
やや軽い |
滑走速度 |
コントロールバランス |
表面の質感 |
さらさら |
硬さ |
少し柔らかい |
エッジ |
控えめなステッチ加工 |
ベース |
全く滑らない |
Wallhack SY-001は表面がさらさらとしていて肌触りが良く、とても扱いやすいコントロールバランス系マウスパッドです。使い心地の良さを重視する人、あるいはアームカバーとの相性が気になるという人にもおすすめです。サーフェイスはLethal Gaming Gear Saturn Pro / Endgame Gear EM-C Plusと似ています。この中でもSY-001は柔らかすぎず硬すぎないので滑りが安定しながらも、押し込んだときの追加の摩擦で止めることもできる万能さがあります。スクエアサイズが欲しいならEndgame Gear EM-C Plusが、より柔らかいほうが良いならLethal Gaming Gear Saturn Proがおすすめです。
DPQPでの評価は
5.0 out of 5.0 stars5.0 です
レビュー
記事を読む 動画を見る
EspTiger – Tang Dao Black
6,820円 (執筆時点)
材質 |
布製 |
サイズ |
480 x 400 x 4mm |
初動の軽さ |
並み |
滑走速度 |
コントロールバランス |
表面の質感 |
やや粗い ざらざら |
硬さ |
とても柔らかい |
エッジ |
控えめなステッチ加工 |
ベース |
全く滑らない |
EspTigerはとにかく豊富な種類のゲーミングマウスパッドを展開することで知られるメーカーです。EspTiger Tang Dao Blackは確実にArtisan Zero Softを意識して作られたであろうマウスパッドで、表面の生地の織り方や、触ったときの質感、マウスを滑らせたときの感触まで似ています。ただ、Artisan Zero Softよりも初動と滑走速度をワンランク落として、よりコントロール性能を高めたような操作感となっているため、Artisan Zeroは好きだけどもっと滑りを遅くしたいという人にピッタリな一枚だと思います。
DPQPでの評価は
5.0 out of 5.0 stars5.0 です
レビュー
記事を読む 動画を見る
Superbeings Lab – Memoria Pro
7,800円 (執筆時点)
材質 |
布製 |
サイズ |
490 x 420 x 3.5mm |
初動の軽さ |
並み |
滑走速度 |
コントロールバランス |
表面の質感 |
やや粗い ざらざら |
硬さ |
とても柔らかい |
エッジ |
控えめなステッチ加工 |
ベース |
全く滑らない |
Superbeings Lab Memoria Proは新興メーカーの第1作目ながらハイクオリティなゲーミングマウスパッドです。これもArtisan Zero Softの初動の軽さと滑走速度をワンランク落としたような操作感です。表面の生地の織り方は似ていませんが、生地に使われている繊維が似ていて、硬さは全く同じです。表面が粗いマウスパッド特有のキレの良さもありながら、マウスを押し込んだときには程よいしっとり感とともに滑りが鈍くなるので、癖が少なくて扱いやすいマウスパッドといえます。
DPQPでの評価は
5.0 out of 5.0 stars5.0 です
レビュー
記事を読む 動画を見る
La Onda – Rizz x Nachocustomz Doodles
7,800円~ (執筆時点)
材質 |
布製 |
サイズ |
XL Soft: 500x417x4.5mm
XL Mid: 500x417x3.5mm
SQ Soft: 490x490x4.5mm
SQ Mid: 490x490x3.5mm
XXL Mid: 600x500x3.5mm
|
初動の軽さ |
並み |
滑走速度 |
コントロールバランス |
表面の質感 |
滑らか しっとり |
硬さ |
並み |
エッジ |
控えめなステッチ加工 |
ベース |
全く滑らない |
表面はとにかく滑らかで、手触りはしっとりとしています。指でなぞっても一切の縫い目を感じません。とても使い心地が良いです。操作感はかなり独特です。脱力した状態だと初動は重たくなく、その後もスムーズに滑るのですが、荷重を掛けると一気に鈍くなります。押し込むと鈍くなるマウスパッドは他にも存在しますが、このマウスパッドは強烈で、10だった滑りが8に落ちるとかいう生ぬるいものではなく、10が3になるくらいの凄まじい勢いで鈍くなります。力の入れ具合をうまくコントロールすることで、程よい滑りと非常に高いコントロール性能を両立できます。静電気が発生しやすく、乾燥した部屋で使うと滑りが鈍くなりやすいです。
DPQPでの評価は
5.0 out of 5.0 stars5.0 です
レビュー
記事を読む 動画を見る
STORIA – Pride Black
3,300円 (執筆時点)
材質 |
布製 |
サイズ |
490 x 420 x 3.5mm |
初動の軽さ |
やや重ため |
滑走速度 |
コントロール |
表面の質感 |
さらさら |
硬さ |
並み |
エッジ |
ステッチ加工 |
ベース |
滑らない |
安価で入手できるコントロール系マウスパッドです。マイクロファイバー表面が採用されており、マウスを滑らせたときのぬるっとまとわりつくような感触を特長としています。似ているマウスパッドを挙げるならPulsar ParaBrake V2とか。滑走速度はコントロールタイプに分類でき、今回紹介した中でも滑りが遅いです。初動もやや重ためで、切り返したときの抵抗も強いです。マウスを動かしている間は常に大きな摩擦がつきまとうといった感じで、ある程度力を入れてエイムする人や、ローセンシの人におすすめです。
DPQPでの評価は
5.0 out of 5.0 stars5.0 です
レビュー
記事を読む
VAXEE – PB 2023
6,690円 (執筆時点)
材質 |
布製 |
サイズ |
470 x 390 x 4.8mm |
初動の軽さ |
やや軽め |
滑走速度 |
コントロールバランス |
表面の質感 |
さらさら |
硬さ |
硬い |
エッジ |
切りっぱなし |
ベース |
全く滑らない |
VAXEEといえばPAシリーズが有名で、プロが使用しているうえに手頃な値段なことから人気を博していますが、優れたコントロール系マウスパッドを探しているなら少々価格帯が上がってしまってもPB 2023の存在は無視できないと思います。今では2層構造のマウスパッドが主流ですが、このマウスパッドは3層構造となっており、ほとんど沈み込まないよう硬めに仕上げられています。硬いマウスパッドは力の入り具合によって滑りが不安定にならず、ほぼ一定の感覚でエイムできるのが強みです。力み癖が付きづらいのも利点だと思います。本来、硬いマウスパッドは滑りが速くなる傾向にありますが、このマウスパッドは滑りが遅く、マウスを止めるのに充分な摩擦があるので、沈み込みに頼らずマウスを止める練習に最適です。
DPQPでの評価は
5.0 out of 5.0 stars5.0 です
レビュー
記事を読む 動画を見る
コントロール系ゲーミングマウスパッドの選び方
ゲーミングマウスパッドを選ぶとき「滑走速度」の違いに注目しがちですが、実は「初動の軽さ」「表面の質感」「硬さ」などもマウスを滑らせたときの感触に大きな変化をもたらします。
また、エッジの処理とベースのグリップ性能は使用感に大きく影響します。
初動の軽さ
初動の軽さとは、マウスを動かし始めるときに必要な力のことを指します。
コントロール系マウスパッドは初動が重たいものが多く、手の震えやブレを抑制し、狙った位置でマウスを止めやすくします。敵が突如現れた際の微調整でも、手の震えがエイムに影響しづらいです。
しかし、マウスを動かし始めるのに多少の力が必要で、間違った力の入れ方をするとエイムの精度が低下します。そのため、コントロール系マウスパッドを使いこなすには、リラックスした状態での操作や、正しい力の入れ方を習得することが重要となります。
表面の質感
ゲーミングマウスパッドの表面の質感は、マウス操作時の感触に大きく影響します。
粗い表面のマウスパッドは初動が軽くなる傾向にあり、キレの良さを活かした鋭いフリックショットや素早いターゲットスイッチに適していますが、ざらつきが手に不快感を与える可能性があります。
滑らかな表面のマウスパッドは、しっとりとした感触で抵抗を感じやすく、止めやすさを活かして精密なエイムが行いやすいですが、中には湿気による影響を受けやすいものもあります。
硬さ
ゲーミングマウスパッドは硬さの違いによって操作性が大きく変化します。
硬いマウスパッドは押し込んでも沈まず、一貫した操作感を提供し、荷重による変化が少ないため、安定した滑りを好む人に適しています。
柔らかいマウスパッドは、押し込むことで摩擦が増し、マウスの動きをコントロールしやすくなるため、手の震えやブレを抑えたい人に向いています。
コントロール系マウスパッドには柔らかいものが多いですが、硬いタイプの優れた製品もあります。
エッジ
エッジはステッチ加工されたものと切りっぱなしのものがあります。
ステッチ加工されていると耐久性が高くなりますが、ステッチ部分が隆起していると手首や腕への引っ掛かりが問題になることがあります。
切りっぱなしのエッジは操作性に優れていますが、一定期間使用すると滑走面とベース材が剥離し始めることがあり、耐久性に欠ける可能性があります。
ベース
ゲーミングマウスパッドを選ぶとき、裏面のグリップ力は非常に重要です。マウス操作時にマウスパッドがズレてしまうと、カーソルの動きが不正確になり、エイム精度が低下する原因となります。
また、裏面が滑らないマウスパッドは、ストレスを軽減し、ゲーム中の集中力を維持するのに役立ちます。
さいごに
おすすめのコントロール系マウスパッドを紹介しました。コントロール系ゲーミングマウスパッドもただ滑りが遅いだけでなく、初動の軽さが違ったり、マウスを滑らせたときの感触が違ったり、様々なタイプがあります。自分のプレイスタイルに合ったものを選んでみてください。
他の選択肢を知りたい人は、これまでに検証した250種類以上のゲーミングマウスパッドの中から優れたものを選んでいる以下の記事から選んでみるのも一つの手です。
バランス系マウスパッドは程よい滑りと止めを両立します。
スピード系マウスパッドは摩擦が小さく、少ない力でマウスを動かすことができ、素早い視点移動やキレの良いマウス操作を得意としています。
コントロール系で表面サラサラな安価なマウスパットって意外とないよね、
PA使い古して滑らなくなったぐらいの安いマウスパットないかな