Wallhack SY-001 レビュー
Wallhackのゲーミングマウスパッド Wallhack SY-001 をレビューします。
レビュー用サンプル提供：Wallhack
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パッケージと梱包状態
マウスパッドはフラットパッケージに入って届きます。
巻き癖の一切ない、完全に真っすぐな状態で使い始められます。
右下に黄色いラインとWallhack SY-001の刻印が入ったシンプルなデザイン。
サイズ
サイズは490 x 430mm ローセンシ対応の大サイズです。
ベース
ベース材には厚さ約4mmのPoronが採用されています。
Poronとは高品質なウレタンフォームのことで、密度が高くて平坦なので滑りに悪い影響を与えません。高級なマウスパッドへの採用例が多いです。
裏面はWallhackオリジナルの防滑パターンになっています。充分なグリップ力があり、一度設置した場所から動きません。
エッジ
エッジのステッチ加工は控えめ。ステッチの幅は狭く、滑走面よりも背が低くなっています。
マウスを大きく振ってマウスパッドの端に到達したとき、乗り上げたり引っ掛かったりせず、マウス操作を妨げません。使っていて腕や手首の辺りが気になることもありません。
サーフェイス
表面にはピケ生地を使用していると書かれています。Lethal Gaming Gear Saturn ProやEndgame Gear EM-C Plus、Ninjutso NPC Proなどと非常に似ています。
手触りがさらさらとしていて粗さを感じることがなく、扱いやすいです。
アームカバーとの相性は悪くないです。CW-XやPulsarのアームカバーだと縦と横はスムーズに動きますが、斜めに動かすときに引っ掛かります。よほどローセンシだったり角度を付けて腕を置いていない限りは快適に使えると思います。
硬さ
ベースは程よい柔らかさです。しっかり押し込んでようやく沈み込みます。ArtisanのSoftやLethal Gaming GearのSoftよりも少し硬いです。
反発感が少し弱いのはPoronの特徴とも言えます。
細かな手の震えやブレを適度に抑えてくれます。また、マウスに荷重を掛けると程よく減速するので、マウスを押し込んで止めるのにも適しています。
初動の軽さ
初動はやや軽め。細かな震えやブレを抑えるくらいの抵抗はありつつ、それなりに少ない力で動かし始めることができます。
荷重を掛けた状態だと滑り出しがぬるっとして少し鈍くなります。
切り返し時の抵抗
マウスを左右や上下に切り返したときの抵抗も小さいです。
荷重を掛けた状態でも引っ掛からず、スムーズに方向転換できます。
滑走速度
滑走速度はコントロールバランスタイプの真ん中のほうです。マウスを滑らせたときのしっとりとした感触も含めて、Lethal Gaming Gear Saturn Pro Softに近いです。
このマウスパッドの方が少しだけ硬く、マウスをしっかり押し込んでようやく減速するという違いはありますが、全体的にかなり似ているように感じます。
湿度による滑りの変化
湿度による滑りの変化はあまり感じませんが、マウスを滑らせたときのしっとり感が増します。ほぼ同じ感覚で使うことができています。
使用感
Lethal Gaming Gear Saturn ProやEndgame Gear EM-C Plusに似た、さらさらとしていて使いやすいコントロールバランス系マウスパッドです。表面の肌触りがよく、腕がスムーズに動きます。
マウスを滑らせたときの感触がしっとりとしている割には、初動が軽くて切り返すときの抵抗も少なく、微調整やマイクロフリックのような細かな動きを得意としています
流行りの柔らかいコントロール系マウスパッドよりも若干硬めに作られていて、意識してマウスを押し込まないと減速し始めないので、滑りが安定します。
若干力んだとしても滑り出しがスムーズで、つっかかる感じがありません。かぶせ持ちや深めのつかみ持ちのような荷重が掛かりやすい持ち方で、センシが低い人と相性が良いと思います。
結論とターゲット
Wallhack SY-001について詳しく見てきました。前身のSkyPADはガラスマウスパッドのイメージが非常に強かったのですが、Wallhackにリブランディング後、そのイメージをがらっと変えにきている印象があります。
さまざまなリリースを控えていると発表があった直後にリリースした2種類の布製ゲーミングマウスパッドですが、どちらも妥協がなく、とても高いクオリティに仕上げてきています。
7,800円という価格は消耗品としては高価ではあるものの、価格に見合った造りだと感じます。エッジのステッチはかなり控えめで、裏面はしっかりとグリップがあります。
SY-001はLethal Gaming Gear Saturn Proに表面が似た、さらさらとしていて扱いやすいコントロールバランス系マウスパッドです。流行りの柔らかいコントロール系マウスパッドよりも若干硬いベースを採用しているのが肝。好みに合いそうなら試してみて損は無いと思います。
Wallhackのゲーミングマウスパッド Wallhack SY-001 のレビューでした。
