EspTiger Tang Dao Black レビュー

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EspTiger Tang Dao Black レビュー

EspTigerのゲーミングマウスパッド EspTiger Tang Dao Black をレビューします。

レビュー用サンプル提供:HID-Labs

EspTigerTang Dao Black
販売価格:6,820円

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パッケージと梱包状態

マウスパッドはしっかりとしたフラットパッケージに保護されています。

巻き癖の一切ない、完全に真っすぐな状態で使い始められます。

右上に製品名の落款印(らっかんいん)をあしらったシンプルなデザインとなっています。

それぞれ落款印の色と文字が違うように、表面が異なる5種類をラインナップしています。

  • EspTiger Chuan Yun 穿云(紫)
  • EspTiger Lei Ling 雷令(黄)
  • EspTiger Kun Lun 昆仑(桃)
  • EspTiger Feng Ling 凤翎(赤)
  • EspTiger Tang Dao 唐刀(灰)

サイズ

サイズは480 x 400mm。ローセンシ対応の大サイズです。

長方形だと奥行きが足りないユーザーのためのスクエアサイズは用意されていません。

ベース

ベース材には厚さ約4mmのPoronが採用されています。

Poronとは高品質なウレタンフォームのことで、密度が高くて平坦なので滑りに悪い影響を与えません。高級なマウスパッドへの採用例が多いです。

裏面は粒々の防滑パターンになっています。充分なグリップ力があり、一度設置した場所から動きません。

エッジ

エッジのステッチ加工は控えめです。ステッチの幅はとても狭く、滑走面よりも背が低くなっています。

マウスを大きく振ってマウスパッドの端に到達したとき、乗り上げたり引っ掛かったりせず、マウス操作を妨げません。使っていて腕や手首の辺りが気になることもありません。

サーフェイス

表面は少し粗くて手触りはざらざらとしています。Artisan Zeroと手触りが似ているように感じます。手首や腕が高速で擦れると少し痛いです。

EspTiger Tang Dao Black
Artisan Zero Black

片っ端からアームカバーを試してみましたが、どれも相性が悪そうです。たとえばCW-Xのアームカバーを着用した状態だと腕が引っ掛かってしまい、EADALIでも引き摺ってしまって腕を動かしづらいです。こういう部分もArtisan Zeroとそっくりです。

硬さ

EspTiger Tang Dao Blackは柔らかくて厚みがあり、反発感は少し弱いです。だいたいArtisan Zero SoftやLethal Gaming Gear Saturn Pro Softと同じぐらいの硬さです。

細かな手の震えやブレを抑えてくれるので、力みがちな人でもマウス操作が安定しやすいです。

また、マウスに荷重を掛けると程よい追加の摩擦が得られるので、マウスを押し込んで止めるのに適しています。

初動の軽さ

初動はやや軽めで、細かな震えやブレを拾いすぎないくらいの抵抗はありつつ、少ない力で動かし始めることができます。

荷重を掛けた状態で動かし始めると若干重たくなりますが、それでもマウスを動かし始めるのに余計だと感じない程度です。

切り返し時の抵抗

マウスを左右や上下に切り返したときの抵抗は若干ありますが小さいです。

荷重を掛けた状態で方向転換すると、クイッと引っ掛かるような感触が出てきます。

滑走速度

滑走速度はコントロールバランスタイプに分類できます。マウスを滑らせたときの感触はArtisan Zero Softにとても近いですが、初動が若干重たく、滑走速度も少しだけ遅いです。

また、Artisan Zero Softは荷重を掛けてもあまり減速しませんが、このマウスパッドは程よく減速します。ブレーキ感とまではいかないものの、マウスを止めるのに役立ちます。

湿度による滑りの変化

湿度による滑りの変化は比較的少ないです。部屋の湿度が上がってもマウスを滑らせたときの感触がしっとりとしません。粗くてキレの良い感じはそのままに、滑りもあまり変わりません。

使用感

表面の粗くてざらざらとした質感や、強いフィードバックが手元に返ってくる感じなど、マウスを滑らせたときの感触がとにかくArtisan Zero Softに似ています。

このマウスパッドのほうが初動がわずかに鈍く、滑りもわずかに遅いです。つまり、Artisan Zero Softよりも若干コントロールに寄せた操作感であるということを意味します。

表面がしっとり滑らかなコントロール系マウスパッドのようにもたつかず、初動の軽さを活かした鋭いエイムができます。止めやすさも両立しているように感じます。

かぶせ持ちや深めのつかみ持ちのようなマウスに荷重が掛かりやすい持ち方だと、要所での止めやすさを充分に感じられると思います。それだけでなく、高いクッション性があるので力んだときの震えやブレを抑えてくれますし、マウスを押し下げて止めるのにも適しています。

結論とターゲット

EspTiger Tang Dao Blackについて詳しく見てきました。マウスを滑らせたときに強いフィードバックが手元に返ってくるコントロール系マウスパッドです。その感触はArtisan Zero Softに似ていつつも、若干コントロール性を高めたような感じ。

エッジは控えめで、裏面には充分なグリップ力があるので、とても快適に使用することができます。ただし表面の肌触りがそこまで良くなく、アームカバーを着用して使用することはできません。

若干の粗さがあって初動の軽さを活かした鋭いエイムができるのが強みです。Artisan Zero Softの滑りを少し落としたマウスパッドを探している人や、表面がしっとり滑らかなマウスパッドにはないキレの良さを求めている人におすすめです。

EspTigerTang Dao Black
販売価格:6,820円

EspTigerのゲーミングマウスパッド EspTiger Tang Dao Black のレビューでした。

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この記事を書いた人

ミオニ
eスポーツ向け ゲーミング周辺機器のレビュアー
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