「Razer Gigantus V2」レビュー。少ない巻き癖、優れたコントロール性能、低価格。新定番になり得るゲーミングマウスパッド

「Razer Gigantus V2」レビュー。少ない巻き癖、優れたコントロール性能、低価格。新定番になり得るゲーミングマウスパッド

評価:4

本稿では、Razer(レイザー)のゲーミングマウスパッド「Razer Gigantus V2」のレビューをお届けします。

Razer Gigantus V2
価格: 1,980円~ (本稿執筆時点)

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製品仕様と外観

皆さんはマウスパッドを選ぶうえでどのようなことを重視しますか? 既存の製品に目を向けると「Logicool G240 / G640」や「SteelSeries QcK series」など大手メーカーの定番マウスパッドは比較的安価であり、価格の安さは購入動機を喚起する大きな要素であると言えます。

先日、大手ゲーミングデバイスメーカーRazerから、低価格帯ゲーミングマウスパッドの新たな選択肢として登場した「Razer Gigantus V2」。さまざまなニーズに適した4種類のサイズ展開で、価格はローセンシ向けのLサイズで1,980円(Amazon.co.jp。執筆時点)

もちろん価格が全てではありません。どのような操作感なのか?ディテールは?湿気に強いのか?本稿にて詳細なチェックを行えればと思います。それでは早速見ていきます。

Gigantus V2はスタンダードな梱包で、箱に丸められて入っています。巻き癖がほとんど無いのはこの手のマウスパッドでは珍しいです。まだ製造から日が浅いからか?とも思いましたが、そのあたりは不明です。

サイズ展開は以下の4種類となります。マウスのみをカバーするM/Lサイズと、それよりも大きなXXL/3XLサイズでは厚さが異なるので注意。今回レビューするのは3mm厚のLサイズです。

サイズ 奥行 厚さ
M 360 mm 275 mm 3 mm
L 450 mm 400 mm 3 mm
XXL 940 mm 410 mm 4 mm
3XL 1,200 mm 550 mm 4 mm

中間層のスポンジはブランドカラーの緑。

エッジは切りっぱなし。使用しているうちに表面が剥がれてくる恐れがあるなど、縫い加工がされているものと比べて耐久性は低いと言えます。そこまで尖っていないため、手首へのダメージは少ないです。

右上に細長い布でロゴが縫われています。「Razerなのにブランド主張が控えめ…?」と思った方も少なくないのでは。よくある滑走面にロゴがプリントされたマウスパッドの場合、その部分だけ滑りが異なったりセンサー反応に影響が出たりと何かと不便なので、これはとても良い配慮だと思います。

裏面は滑り止めのラバーベース。防滑性はそこまで高くありません。FPSで振り向くなどしてマウスを高速で十数センチ振ると、マウスパッドが数mmほど動いてしまいます。

スペック&ギャラリー

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Razer Gigantus V2
価格: 1,980円~ (本稿執筆時点)

パフォーマンス

操作感

Gigantus V2はコントロール重視のゲーミングマウスパッド。各所で「滑りやすい」というレビューが散見されていますが、SteelSeries QcKシリーズ等が一つの基準になっている方々にとってはほぼ間違いではないのかなと。実際のところコントロール系に分類されます。

表面は細かく織られており、ザラッとした手触り。かといって際立って高摩擦な滑走面ではなく、マウスが軽快に滑り出します。長距離のトラッキングとなると、そこそこ強い抵抗感を感じます。

また、中間層のスポンジは硬いためクッション性はほとんど無く、沈み込みによるストッピング性能は得られません。もともとの滑走速度の遅さから「止めやすい」と感じるタイプです。

いくつかのマウスパッドとの操作感を比べた結果を以下に。いずれもHyperglide / Esports Tiger製のPTFE100%ソールを使用して検証、滑りが速い順に左から並べています。

Artisan 零 Xsoft > Logicool G640 >>> SteelSeries QcK+ > Razer Gigantus V2 >>>>> BenQ ZOWIE G-SR

どこか馴染みのある操作感だと薄々感じていましたが、SteelSeries QcK+よりも僅かに滑りが遅く、中間層が沈み込まないという点も一致しているのが大きく影響したのでしょうか。

コントロール系と言えど、マウスを握る手に力が入るなどしても操作感が変動することもほぼほぼ無いため、とても扱いやすいゲーミングマウスパッドであると言えます。

センサー相性

各種マウスセンサーとの相性をチェック。それぞれの組み合わせでカーソルが正確に追従するかを確かめるほか、センサー挙動を可視化するソフトウェア「Mouse Tester」での測定も行います。

なお、使用環境やファームウェアのバージョンの違いなど、様々な要因によって結果が変動する可能性があり、この検証結果が100%正しいものではないことをお伝えしておきます。ちなみに、同じ型番のセンサーを搭載している異なるゲーミングマウスでも、結果は変動する可能性があります。

正常に動作する
 動作に問題は無いが、MouseTesterの波形に乱れが見られる
通常使用が不可能

Razer Viper Mini (PixArt PMW3359)
ZOWIE ZA13 (PixArt PMW3310)
HK Gaming Mira-S (PixArt PMW3360)
Endgame Gear XM1 (PixArt PMW3389)
Razer Viper (Razer 5G Optical)
Logicool G Pro Wireless (HERO 16K)
ROCCAT Kone Pure Ultra (Owl-Eye 16K)

検証した全てのゲーミングマウスで正常に動作しました。特殊な仕様でもなく、いたって普通な滑走面なので、不具合が発生する可能性は非常に低いと言えます。

耐久性・湿気への耐性

エッジ(縁)にステッチ加工が施されていないため、耐久性は低いと言えます。この手のマウスパッドは長く使用しているうちに、手首を置く部分を中心に剥がれが目立つようになります。

湿気への耐性は、強くもなく弱くもなく。梅雨真っただ中の雨の日には「普段よりもやや滑りが劣るかな」と感じましたが、全然滑るし許容範囲。少なくともQcK Heavyほどではありません。

結論とターゲット

「Razer Gigantus V2」について詳しく見てきました。開封時から巻き癖がほとんどついていなくて好印象、実際にマウスを滑らせると意外にもコントロール系であることに驚き。エッジが縫われていないことを踏まえても、総合点の高いゲーミングマウスパッドです。

大手メーカー製の低価格帯ゲーミングマウスパッドはいくつか存在しますが、「SteelSeries QcK」「Logicool G240 / G640」あたりは容易に挙げられます。それぞれを操作感で分類すると G640はバランス型、QcKとGigantus V2はコントロール型となります。

滑りはQcKよりも僅かに遅いかな?といった具合で、現在使用しているマウスパッドよりもストッピング性能を高めたい方にお勧め。低価格なので実際に試しやすいですし、買い替えを伴う長期間の使用もランニングコストが少なく済みます。これは新たな定番製品になりそうな予感。

Razer Gigantus V2
価格: 1,980円~ (本稿執筆時点)

以上、Razer(レイザー)のゲーミングマウスパッド「Razer Gigantus V2」のレビューでした。

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