【レビュアー厳選】おすすめのゲーミングヘッドセット16選。FPS向けの音質・音の定位が掴みやすい機種をピックアップ

【レビュアー厳選】おすすめのゲーミングヘッドセット16選。FPS向けの音質・音の定位が掴みやすい機種をピックアップ

FPSをはじめとしたe-sportsタイトルでは、ゲームの音声を正確に聞き取ることが重要となります。音楽鑑賞が趣味の方がイヤホンではなくヘッドフォンを用いるように、プロゲーマーはイヤホンではなくゲーミングヘッドセットを使用する方が大多数を占めます。戦績・パフォーマンスを向上させるには、高いオーディオ品質・音の定位の掴みやすさを兼ね備えた製品を使用することが大前提です。

当サイト「DPQP」では、ゲーミングデバイスのレビューに力を入れています。本稿では、運営者のミオニ(@mionigg)が所持しているもの、あるいは店舗で試聴した製品の中から厳選した、FPS向けのおすすめゲーミングヘッドセットをご紹介します。ゲーミングヘッドセットの選び方や人気メーカーについても解説しているので、是非参考にしてみてください。

ゲーミングヘッドセットとは

ゲーミングヘッドセットとは、ゲームプレイに特化したヘッドセットのことです。ゲームの音声を細かな部分まで聞き取れるよう各音域が調整されていたり、音の鳴った方向と距離が正確に把握できるよう定位の掴みやすさが確保されています。

  • ゲームの音声を細部まで聞き取れるオーディオ品質
  • 音の鳴った方向と距離が正確に掴める(=音の定位が掴みやすい)
  • ソフトウェアによってイコライザー調整(各音域の強弱設定)が可能なものも
  • 7.1chバーチャルサラウンドによって定位感が増す

ゲーミングヘッドセットとイヤホンを比較すると、同価格帯と仮定するならば、音質や定位の掴みやすさはゲーミングヘッドセットに軍配が上がります。店舗での試聴や手持ちの製品での検証を重ねた結果を踏まえながら、それぞれのメリットを以下にてお伝えします。

ゲーミングイヤホンの方が良い?

最近では、ゲーミングデバイスメーカーが「ゲーミングイヤホン」を展開する例も増えて。ゲーミングヘッドセットとゲーミングイヤホンにはそれぞれにメリットがあり、どちらがいいとは一概に言えないのが本音ですが、オーディオ品質や定位の掴みやすさを少ない予算で求める方にとってはゲーミングヘッドセットがおすすめです。

一点から音を発するイヤホンよりも、耳の全体を覆ってくれるゲーミングヘッドセットの方が音が鳴った位置や方向を正確に聞き取りやすいという利点があります。音響機器メーカーのイヤホンおよびゲーミングイヤホンは、ある程度の価格帯までは”音の塊を一点にぶつけてくる”ような製品が多い印象を受けます。しかし、一万円以上の価格帯になってくると、音場の広いイヤホンも多く存在し、そういったものをFPSのプロゲーマーが採用している例もあります。

密閉性という面ではイヤホンの方が優れており、細かな音まで聞き逃しづらいというメリットがあります。もちろんゲーミングヘッドセットにも、高解像度な音質によってあらゆる音を聞き逃しづらい製品も存在します。数千円から一万円前後の価格帯であれば、このあたりのパフォーマンスは変わらないと感じます。それ以上の価格帯では、音場の広さや定位の掴みやすさなど、各メーカーが得意とする特徴がそれぞれの製品に見られます。

【2019年最新版】ゲーミングイヤホンおすすめ10選

ゲーミングイヤホンおすすめ10選、FPSやMOBAなどのe-sportsタイトルに最適

FPSやMOBAなどのe-sportsタイトルに最適なゲーミングイヤホン

ゲーミングヘッドセットの選び方

FPSやMOBAなどのe-sportsタイトル(対人ゲーム)で重要となるのが、敵の足音や銃声など「ゲーム内の効果音を正確に聞き取れるか」という点です。それ以外にもさまざまなポイントがあるので、ゲーミングヘッドセット選びで失敗しない選び方を詳しく解説していきます。

1. 音響機器メーカーかゲーミングブランドの製品を選ぶ

ゲーミングヘッドセットを購入する際は、必ず音響機器メーカーかゲーミングブランドの製品を選ぶことをオススメします。

理由としては、ゲームの音声を聞き取りやすいオーディオ品質が高いものを手に入れてほしいからです。ゲームで一切の恩恵を得られないのであれば、手持ちの一般的なイヤホンを使用しても変わりはありません。そういった事態を避けるため、これまでにゲーム関連のオーディオ製品を手掛けた実績のあるブランド、あるいは音響機器メーカーの製品を選ぶことを強くオススメします。餅は餅屋、という言葉の通りです。

ヘッドセットを含むオーディオ関連機器というジャンルは、こだわればこだわるほど上位機種へと辿り着き、お金を掛けようと思えばいくらでも掛けられる世界です。ゲーミングヘッドセットの相場は一万円以上となっています。この価格帯を音響機器としてのヘッドフォン市場に置き換えると、エントリーモデルに位置します。個人的には、このあたりは明確な「アタリ」と「ハズレ」が存在する価格帯だと思っています。

いわゆる「中華製」と呼ばれる、出所が分からない実績を持たないメーカーのゲーミングヘッドセットを購入するのは”賭け”のような行為です。手持ちのオーディオ機器と何ら変わらない可能性が高いとすら言えてしまいます。一部のサイトでは、そういったものがおすすめ製品として並べられていますが、ゲーミングヘッドセット選びで失敗したくない方は必ず避けるべきです。

なお、本稿で紹介するゲーミングヘッドセットはすべて、筆者が所持しているもの、あるいは店舗で試聴した製品となります。

2. 音質、音の定位の掴みやすさについて

あらゆる製品を試してきた結論として、音質に関しては「全音域がフラットに鳴るもの」が最もオススメできると思いました。いわゆるモニタリング製品のような、高音域から低音域まで、全ての音域を聞き取りやすいよう調整されているものがFPSに適しています。ユーザーによって好き嫌いが分かれづらいですし、サウンドカードやソフトウェアでイコライザー調整しても違和感が出づらいです。

とはいえ、例外も存在します。例えば、Logicool G Pro Gaming HeadsetをそのままPCに接続すると、高音域が耳に刺さると感じました。しかし、Dolby7.1chバーチャルサラウンドのソフトウェアを介すことで、見違えるほど聞き取りやすいフラットな音質となります。サウンドカードやソフトウェアによってイコライザーを調整することを前提として、あえてイヤホン側で音質の矯正をせず、あくまで自然に鳴るように設計されているのだと思われます。

現在の音質が気に入らないという方は、イコライザー調整やサラウンド機能を付与するソフトウェアや、ゲーム用にオーディオを最適化するUSB接続サウンドカードを併用すると改善される可能性があります。

また、音の定位の掴みやすさは、音質と非常に密接な関係にあります。ヘッドセット自体の音質が聞き取りやすいと、わずかに異なる角度から鳴った音の細かなディテールを聞き分けたり、音の大きさによって鳴った場所の距離を判断しやすいです。こういった部分も加味したうえで、ゲームの細かな音を聞き分けやすいゲーミングヘッドセットを選定しましょう。

3. 密閉型と開放型について

ゲーミングヘッドセットに限らず、ヘッドフォンには「密閉型」と「開放型」の2種類が存在しています。「密閉型」は耳を覆うイヤーカップの背面が完全に密閉されており、遮音性に優れていることからゲームへの没入感が得られます。ゲーム内の細かい効果音も聞き逃しづらく、迫力のあるサウンドが楽しめます。一方で「開放型」はイヤーカップの背面が開放されています。その構造の関係で音漏れが発生しますが、音が籠らずに抜けが良くなることで音の解像度に優れているのが特徴です。ちなみに密閉されていない関係上、自身のマウスとキーボードの操作音や周囲の音が聞こえます。

4. クッション部分と本体重量による装着感

数多くのゲーミングヘッドセットを装着してきましたが、必ずしも本体重量が装着感に結び付くとは限らないことも重要なポイントです。もちろん本体重量が軽いに越したことはないですし、装着している感覚が薄れることで快適性が増すのも確かです。しかし、長時間装着していても疲れづらい製品は、耳を覆うイヤーパッドや頭頂部に触れるヘッドレストの快適性にこだわり、側圧(締め付け)の強弱が適切に調整されています。

このことから、装着感を重視したい方はヘッドレストやイヤーパッドといったクッション部分の材質にこだわることをオススメします。実際にクッション部分に力を入れる製品も存在しており、例えばSteelSeriesの一部ゲーミングヘッドセットには、マットレスなどの寝具で有名なAir Weave(エアーウィーブ)のクッションが採用されています。

5. 接続端子と有線/無線について

ゲーミングヘッドセットの接続端子については、有線アナログならば3.5mmプラグ接続(シングル4極/デュアル3極)かUSB接続、無線ワイヤレスならばUSB接続(レシーバー)が主流となります。

有線アナログ接続のゲーミングヘッドセットでは、確実に遅延が少なく音ズレが発生しづらいという利点があります。しかしデスク上でケーブルが邪魔になりがちなこと、またケーブル可動域が限られているというデメリットもあります。一方で、無線ワイヤレス接続のゲーミングヘッドセットは、ゲーマーが悩みがちな配線問題から解放されるだけでなく、PCデスクから一時的に離れる際もゲームサウンドを聞き取り、ボイスチャットを継続して行うことができます。

数年前まではゲームプレイに無線機器を用いることは有り得なかったのですが、現在は技術が進歩したことで有名メーカーも次々にゲーミングデバイスの無線化を試みています。同性能の製品と仮定すると、無線ワイヤレス接続の方が価格は高くなりがちですし、あまりに安価なものは品質的なリスクが伴います。しかし製品によっては、有線アナログ接続のゲーミングヘッドセットに迫るほどの高い品質を誇るものも存在しています。

限られた予算内で可能な限り高品質なものが欲しいという方は有線アナログ接続のゲーミングヘッドセットを選択すべきですが、それ以上に利便性を重視するのであれば無線ワイヤレス接続のゲーミングヘッドセットを試してみるのも一つの手でしょう。

6. サラウンド機能やソフトウェアの有無

ゲーミングヘッドセットに限らず、ゲーミングデバイスには各種設定を行うためのソフトウェアが用意された製品があります。ソフトウェアが用意されていることのメリットとしては、バーチャルサラウンド機能やイコライザー調整の利用など、音響に関する設定の項目が豊富だったり、LEDライティングの発光パターンや色を変えられることが挙げられます。

しかし、必ずしもソフトウェアが用意されていれば良い製品だとも限りません。メーカーによっては「デバイス本体で設定を完結する」であったり「難しい設定不要で接続するだけで使える」ことをコンセプトに、ソフトウェアを実装するコストを製品の構成パーツに回している製品も存在します。つまり、ソフトウェアを削ぎ落とすことで、結果的にハードウェアとして高品質なものを提供しているということです。例えばXtrfyというメーカーでは、ヘッドセットに限らず全てのデバイスをソフトウェア不要としています。

実際のところはサラウンド非搭載のゲーミングヘッドセットでも、Windowsに標準搭載された機能「Windows Sonic for Headphones」によって7.1chバーチャルサラウンド機能を利用することができます。またRazerが提供するソフトウェア「Razer Surround Pro」を導入すれば、7.1chバーチャルサラウンド機能だけでなくイコライザー調整によって音域の強弱も変更できるので、個人的な意見としてはソフトウェアの有無はそこまで重要では無いと考えています。もちろん、メーカーによっては非常に優れたソフトウェアを用意しているケースもあります。

おすすめのゲーミングヘッドセット

ゲーミングヘッドセットの選び方について詳しく解説してきました。以下からはおすすめのゲーミングヘッドセット16製品をご紹介します。前述の通り、本稿では筆者が所持している製品、あるいは店舗で試聴したものの中から、ゲームの細かな音まで聞き分けられる、FPSをはじめとしたゲーミングに適した機種をピックアップしています。

2019年6月… 実店舗で多くの製品を試聴してきたので、大幅に内容を更新しました。『PUBG』の録画を音声のみ切り抜いてスマートフォンに保存し、実店舗でスマートフォンとヘッドセットを繋いで聞き比べてきました。

CS:GO強豪チームNiPが設計・開発に携わるXtrfy H1

Xtrfy H1
タイプ:密閉型ドライバー:ダイナミック60mm径周波数帯域:5~30,000Hzインピーダンス:35Ωソフトウェア:無しサラウンド:非搭載接続:3.5mmシングル4極/デュアル3極マイク:PROとCASUALの2種付属重量:350g(ケーブル除く)備考:USBサウンドカード「Xtrfy SC1」同梱価格:22,324円 (2019/1/17時点)

Xtrfy製品は、人気FPSタイトル『Counter-Strike: Grobal Offensive』の強豪チームであるNinjas in Pyjamasのメンバーが設計・開発に関わっており、e-sportsのプロが認めた仕様であることが魅力。またブランドコンセプトとして、ソフトウェアの実装を削ぎ落とし、そのコストが構成パーツに割かれています。「Xtrfy H1」は音の定位が正確に再現されており、FPSにおいては銃声や足音の鳴った位置を掴みやすいのがポイント。

また、同じく設定不要でUSB接続するだけで利用可能なサウンドカード「Xtrfy SC1」が同梱されており、ゲーム内の重要な音をさらに聞き取りやすくするよう最適化してくれます。またマイクは2種類付属しており、自宅などの普段使いに適したCASUAL、周囲の音が大きなオフライン大会などの環境に適したPROと使い分けられます。ハイグレードな仕様なので価格も張りますが、それだけの価値を十分に見出せる製品となっています。

一部仕様が変更されたH1の廉価モデルXtrfy H2

Xtrfy H2
タイプ:密閉型ドライバー:ダイナミック53mm径周波数帯域:15~25,000Hzインピーダンス:32Ωソフトウェア:無しサラウンド:非搭載接続:3.5mmシングル4極/デュアル3極マイク:単一指向性、45-18,000Hz重量:330g(ケーブル除く)価格:12,496円 (2019/1/17時点)

「Xtrfy H2」はH1の廉価版で、一部仕様が変更されて安価となった製品です。昨年終わりにXtrfy CEOにインタビューした際の「ミドルレンジ製品のラインナップを拡充していく」といった発言が有言実行された形です(関連記事)。コストパフォーマンスに優れた選択としてオススメです。

ドライバーの変更に伴う音質の劣化はなく、むしろ音質の傾向が変わったと感じます。H1と比べて低音域が若干奥に引っ込んでいるものの、中~高音域がより聞き取りやすくなったという印象を受けます。また、装着感の良い特大イヤーカップがそのまま受け継がれている点は好印象です。

Ninja使用の開放型ヘッドフォンbeyerdynamic DT 990 PRO

beyerdynamic DT 990 PRO
タイプ:開放型ドライバー:-周波数帯域:5-35,000Hzインピーダンス:250Ωソフトウェア:無しサラウンド:非搭載接続:3.5mmシングル4極マイク:非搭載重量:250g(ケーブル除く)価格:15,700円 (2019/1/17時点)

有名ストリーマーNinjaが使用するヘッドフォンです。イヤーカップを完全に密閉していない”開放型”を採用しており、音の解像度がきめ細かいことが最大の特徴です。公称インピーダンス値が250Ωなので、USB接続サウンドカードを使用している方は相性問題に注意したいところ。マイクは搭載されていないので、別途用意できる方向けです。

海外市場の定番ゲーミングヘッドセットTurtle Beach Elite Pro

Turtle Beach Elite Pro
タイプ:-ドライバー:-周波数帯域:-インピーダンス:-ソフトウェア:-サラウンド:-接続:-マイク:-重量:-価格:26,982円 (2019/1/17時点)

「Turtle Beach」ゲーミングヘッドセット海外市場では定番メーカーで、高いプロゲーマー使用率を誇ります。現在は国内正規代理店はありませんが、Amazonにて並行輸入品を入手することが可能です。

1万円以下の価格帯で総合的に優秀Razer Kraken Pro V2

Razer Kraken Pro V2
タイプ:密閉型ドライバー:ネオジム磁石50mm径周波数帯域:12~28,000Hzインピーダンス:32Ωソフトウェア:無しサラウンド:非搭載接続:3.5mmシングル4極/デュアル3極マイク:単一指向性、100~10,000Hz重量:322g(ケーブル除く)価格:8,645円 (2019/1/17時点)

世界的ゲーミングデバイスメーカーであるRazerから「Razer Kraken Pro V2」をピックアップ。価格が1万円を切る比較的リーズナブルな製品ながら、音質、音の定位の掴みやすさ、装着感、どれをとっても優秀であることがオススメできる理由です。本製品自体には専用ソフトウェアはありませんが、Razerが提供するソフトウェア「Razer Surround Pro」にはKraken Pro V2用のプリセットが存在するので、手軽に7.1chバーチャルサラウンド機能を利用できます。

Kraken Pro V2のように全体的にバランスの取れたゲーミングヘッドセットは、同価格帯でなかなか見つからないのが本音。できるだけ低予算で信頼のおける製品を手に入れたいという方であれば、後悔の無い選択になるのではないでしょうか。

老舗音響機器メーカーのゲーマー向け製品ゼンハイザー GAME ZERO

ゼンハイザー GAME ZERO
タイプ:密閉型ドライバー:-周波数帯域:10~26,000Hzインピーダンス:50Ωソフトウェア:無しサラウンド:非搭載接続:3.5mmシングル4極/デュアル3極マイク:ノイズキャンセリング、50-16,000Hz重量:312g(ケーブル除く)価格:22,712円 (2019/1/17時点)

老舗音響機器メーカー Sennheiser(ゼンハイザー)がゲーマー向けに開発したヘッドセットです。ゲーム用にオーディオ調整されているというよりは、ゼンハイザーが得意とする全体の音を聞き逃さない形となっているように感じます。高音域と低音域が前に出てきますが、中音域も埋もれずに聞き取れるので、好き嫌いが分かれづらいのではないでしょうか。

音の定位が掴みやすいフラッグシップ機ゼンハイザー GSP 600

ゼンハイザー GSP 600
タイプ:密閉型ドライバー:-周波数帯域:10~30,000Hzインピーダンス:28Ωソフトウェア:無しサラウンド:非搭載接続:3.5mmシングル4極/デュアル3極マイク:双方向性、10~18kHz重量:360g(ケーブル除く)備考:音響メーカーのフラッグシップ機価格:26,900円 (2019/1/17時点)

同じくゼンハイザーから、最大限のゲームサウンドへの最適化に挑んだ現行のフラッグシップ機が「Sennheiser GSP 600」です。メカメカしい外観はやや好みが分かれるポイントではありますが、その品質は確かなもの。音質は低音と高音の出力が強めのドンシャリサウンドで、とにかく高解像度なのでゲーム内の細かな効果音までしっかりと再生されます。それでいて、高音域は耳に刺さりません。ボイスチャットに用いるマイクの品質にもかなり注力されています。

ヘッドフォンやマイク製品の老舗であるゼンハイザーが、コアゲーマー向けに設計・開発したハイエンド機なので、それなりに価格は張ってしまうものの、とにかく高品質なゲーミングヘッドセットが欲しいという方には外せない選択肢の一つとなるでしょう。

ハイレゾ対応、同価格帯で圧倒的なスペックROCCAT Khan AIMO

ROCCAT Khan AIMO
タイプ:密閉型ドライバー:ネオジム磁石50mm径周波数帯域:10~40,000Hzインピーダンス:32Ωソフトウェア:有りサラウンド:7.1ch接続:USB2.0マイク:単一指向性、100~10,000Hz重量:275g(ケーブル除く)備考:ソフトウェアでボイスチェンジャー利用可価格:12,968円 (2019/1/17時点)

ROCCATから、周波数帯域を40,000Hzまでカバーすることでハイレゾ再生に対応した「ROCCAT Khan AIMO」。同価格帯のゲーミングヘッドセットと比較すると、圧倒的なスペックを誇っています。専用ソフトウェアによるイコライザー調整が可能で、ユーザーそれぞれが好みの音質にカスタマイズ可能です。高解像度で明瞭なサウンドを実現し、ゲームサウンドを隅から隅まで楽しむことができます。

オススメできるポイントとしては、ソフトウェアの設定項目が豊富なので、幅広いセッティングによって使い手を選ばないゲーミングヘッドセットに仕上がっている点。ちなみに、ソフトウェアを介してボイスチェンジャーを使用できるなど、ユニークな遊び要素も含まれています。

高いCS:GOプロゲーマー使用率を誇るHyperX Cloud II

HyperX Cloud II
タイプ:密閉型ドライバー:ダイナミック53mm径周波数帯域:15~25,000Hzインピーダンス:-ソフトウェア:-サラウンド:7.1ch接続:3.5mmシングル4極、USBマイク:単一指向性、50-18,000Hz重量:318g(ケーブル除く)価格:11,799円 (2019/1/17時点)

『Counter-Strike: Grobal Offensive』プロシーンでの使用率が非常に高いゲーミングヘッドセットです。7.1chバーチャルサラウンドに対応しており、音の定位を掴みやすいことが多くのプレイヤーに採用されているポイント。音質の傾向は、HyperXならではの全音域フラットに再生されるタイプです。特定の音域が無理に強調されていないので、ゲーム内の細かな効果音まで自然と聞き取れます。

Cloud IIの性能を向上させた後継モデルHyperX Cloud Alpha

HyperX Cloud Alpha
タイプ:密閉型ドライバー:デュアルチャンバー50mm径周波数帯域:13~27,000Hzインピーダンス:-ソフトウェア:-サラウンド:非搭載接続:3.5mシングル4極、デュアル3極マイク:ノイズキャンセリング重量:300g(ケーブル除く)価格:12,742円 (2019/1/17時点)

Cloud IIの後継モデル「Cloud Alpha」は、7.1chバーチャルサラウンド機能を省き、オーディオを再生するドライバーの仕様に注力されたモデル。各音域の再生ドライバーを分けるデュアルチャンバーを採用し、すべての音域が埋もれづらくなっています。Cloud IIと比べると高音域が強いと感じましたが、全体的に音が前に出てくる感覚があります。

無線接続に対応、遅延無しの快適なゲームプレイをHyperX Cloud Flight

HyperX Cloud Flight
タイプ:密閉型ドライバー:ネオジム磁石50mm径周波数帯域:15~23,000Hzインピーダンス:32Ωソフトウェア:有りサラウンド:非搭載接続:無線ワイヤレス、USB2.0レシーバーマイク:コンデンサー、100~7,000Hz重量:300g(ケーブル除く)備考:バッテリー最大30時間駆動価格:21,980円 (2019/1/17時点)

HyperXはゲーミングヘッドセット市場で数多くのベストセラー製品を世に放つブランド。そんなブランド内で初めて無線ワイヤレス接続に対応した「HyperX Cloud Flight」は特にオススメしたいゲーミングヘッドセットです。遅延が無く通信が安定しているので、有線アナログ接続と同じように安心して使用できます。音質はHyperXならではのバランス型で、全ての音域が聞き取りやすい癖の無いサウンドは魅力的。

ヘッドレストとイヤーパッドの非常に柔らかいクッションによって快適な装着感を実現しています。バッテリー最大駆動時間は30時間なので、休みの日は1日中付けっぱなしでゲームを楽しめます。一時的にPCデスクから離れる場合にも、わざわざ外さなくても済むのが嬉しいところ。ゲーミングヘッドセットとしての性能と、無線ワイヤレス対応ならではの利便性を両立した製品と言えるでしょう。

コスパに優れたプロゲーマー監修モデルLogicool G Pro Gaming Headset

Logicool G Pro Gaming Headset
タイプ:密閉型ドライバー:40mm径Pro-Gオーディオドライバ周波数帯域:-インピーダンス:-ソフトウェア:-サラウンド:Dolby 7.1ch接続:3.5mmシングル4極、デュアル3極マイク:ノイズキャンセリング重量:259g(ケーブル除く)価格:12,020円 (2019/1/17時点)

Logicool G(ロジクールG)のProシリーズは、プロゲーマーが監修したモデルとなります。ゲーミングヘッドセットは一万円前半で入手でき、コストパフォーマンスに優れた製品に仕上がっていると思います。Dolby7.1chバーチャルサラウンドとの併用で定位が掴みやすくなるうえ、全体的な音の迫力も増します。

海外市場の定番製品がLogicoolよりASTRO A40 TR

ASTRO A40 TR
タイプ:開放型ドライバー:ダイナミック40mm径周波数帯域:20~20,000Hzインピーダンス:48Ωソフトウェア:有りサラウンド:Dolby 7.1ch接続:3.5mmシングル4極/デュアル3極マイク:単一指向性重量:369g(ケーブル除く)備考:別売Mod Kitにより外観のカスタマイズ可価格:17,501円 (2019/1/17時点)

海外市場では有名なゲーミングブランドAstro Gamingは、Logicoolの1ブランドとして国内展開が開始されました。その中でも上位モデルの「ロジクールG Astro A40」は、ゲーミングヘッドセットとして高いスペックを誇りながら、専用の拡張製品を購入することで構成パーツのカスタマイズを楽しめる数少ないタイプの製品です。

イヤーパッドとヘッドレストのクッション材質は標準では布製ですが、Mod Kitに同梱されたパーツによってPUレザーに変更できます。また左右のイヤーカップのタグ(スピーカータグ)は着脱可能。Nintendoをはじめとしたゲーム企業やMISHKAなどのファッションブランドとのコラボデザインのスピーカータグがAstro公式にて販売されており、ユーザーそれぞれの好みの外観にカスタマイズすることが可能です。

充電スタンドにMixAmpを搭載した無線モデルASTRO A50 Wireless

ASTRO A50 Wireless
タイプ:開放型ドライバー:ネオジム40mm径周波数帯域:20~20,000Hzインピーダンス:-ソフトウェア:有りサラウンド:Dolby 7.1ch接続:USBマイク:ノイズキャンセリング重量:380g(ケーブル除く)備考:同梱の充電スタンドにMixAmpを搭載価格:37,060円 (2019/1/17時点)

※2019年8月2日(火)発売予定の製品です

上記のASTRO A40の後継モデルで、無線接続に対応したゲーミングヘッドセットです。同梱されているUSB接続の充電スタンドが無線レシーバーとなっているだけでなく、MixAmpが内蔵されています。PCで7.1ch、PS4で5.1chバーチャルサラウンドを利用可能なうえ、従来のMixAmp同様にソフトウェアを通してイコライザー調整などの詳細設定が行えます。無線ゲーミングヘッドセットの定番製品になる予感。

製品・ソフトウェア共に優秀で扱いやすいSteelSeries Arctis 5 (2019 Edition)

SteelSeries Arctis 5 (2019 Edition)
タイプ:密閉型ドライバー:ダイナミック40mm径周波数帯域:20~22,000Hzインピーダンス:32Ωソフトウェア:有りサラウンド:7.1ch接続:3.5mmシングル4極/USB2.0マイク:双指向性、10~10,000Hz重量:-備考:ゲームとボイスチャットのバランス調整ダイヤル搭載価格:11,570円 (2019/1/17時点)

大手ゲーミングデバイスメーカーのSteelSeriesから、昨年のベストセラー製品であるArctis 5を拡張した最新モデル「SteelSeries Arctis 5 (2019 Edition)」をピックアップ。ドンシャリ傾向の音質はゲーム内の効果音を細部まで聞き取りやすく、ゲームプレイに最適化された仕上がり。さらにソフトウェアによって7.1chバーチャルサラウンド機能、イコライザー調整が利用可能。

ヘッドセット本体は軽量設計なうえ、ヘッドバンドは頭への負担を分散する工夫がされています。さらに、イヤーパッドにはマットレスで有名なAirweave(エアーウィーブ)が採用されており、装着感は文句無しの仕上がりです。価格も手が出しやすく、同価格帯と比較しても非常に優れた仕様のゲーミングヘッドセットです。

Arctisシリーズの最上位モデルSteelSeries Arctis Pro

SteelSeries Arctis Pro
タイプ:密閉型ドライバー:-周波数帯域:10-40,000Hzインピーダンス:32Ωソフトウェア:有りサラウンド:7.1ch接続:3.5mmシングル4極/USB2.0マイク:双指向性、10~10,000Hz重量:-備考:ハイレゾ対応価格:18,201円 (2019/1/17時点)

Arctisシリーズの最上位モデルです。周波数帯域が大きく向上してハイレゾ対応、試聴したところArctis 5とは音の解像度がまるで違います。SteelSeriesの強みとしては、ソフトウェアによる詳細設定が可能な点でしょう。同ブランドのArctis 5などのヘッドセットが気になっていて、さらに予算を多く出せるのであればProを、さらに拡張したい方はGameDac同梱モデルもオススメです。

併せて導入したいUSB接続サウンドカード

本格的なゲーム環境を整えたい場合、サウンドカード(サウンドアンプ)によって音質を向上させることをオススメします。

理由としては、イヤホンやヘッドフォンをPCやPlayStation 4、スマートフォンなどに直接繋いだ場合、デバイス本来が出力できるオーディオ品質に留まってしまいます。例えばパソコンだと、マザーボードに備わったサウンドを処理する部位の性能に依存サウンドカードやサウンドアンプを挟むことによって、オーディオ品質を格段に向上させることができます。

Sennheiser GSX 1000

Sennheiser GSX 1000
ヘッドフォン再生周波数帯域:0-48,000Hz推奨インピーダンス:16-150ΩAUX再生周波数帯域:1.5-48,000Hzコネクタ:USB(PC側)、3.5mm×3(ヘッドセット、マイク、スピーカー)対応機種:PC、Mac価格:19,336円 (2019/4/7時点)

BenQ Zowie Vital

BenQ Zowie Vital
ヘッドフォン再生周波数帯域:-推奨インピーダンス:-AUX再生周波数帯域:-コネクタ:USB(PC側)、3.5mm×3(ヘッドセット、マイク、スピーカー)対応機種:PC、Mac価格:24,980円 (2019/4/7時点)

Logicool ASTRO MixAmp

Logicool ASTRO MixAmp 2018年版
ヘッドフォン再生周波数帯域:-推奨インピーダンス:-AUX再生周波数帯域:-コネクタ:USB(PC側)、3.5mm×2(ヘッドセット、AUX)対応機種:PC、Mac、PlayStation 4価格:18,025円 (2019/4/7時点)
Logicool ASTRO MixAmp 2019年版
ヘッドフォン再生周波数帯域:-推奨インピーダンス:-AUX再生周波数帯域:-コネクタ:USB(PC側)、3.5mm×2(ヘッドセット、AUX)対応機種:PC、Mac、PlayStation 4価格:18,407円 (2019/4/7時点)

XROUND XPUMP

XROUND XPUMP
ヘッドフォン再生周波数帯域:-推奨インピーダンス:-AUX再生周波数帯域:-コネクタ:USB(PC側)、3.5mm×1()対応機種:PC、Mac、PlayStation 4価格:11,729円 (2019/4/7時点)

最後に

おすすめのゲーミングヘッドセット16製品と、オーディオ品質を向上させるサウンドカードを紹介してきました。FPSなどの対人ゲームでは、音が鳴った方向と距離を正確に聞き取ることが重要です。戦績・パフォーマンスを向上させたい方は、本稿で紹介した製品を試してみてはいかがでしょうか。