バランス系ゲーミングマウスパッドTop5

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バランス系ゲーミングマウスパッドTop5

本稿では、おすすめのバランス系ゲーミングマウスパッドを紹介します。

バランス系ゲーミングマウスパッドとは

ここでいうバランス系ゲーミングマウスパッドとは、全体で見たときに滑りが速くもなく遅くもないゲーミングマウスパッドのことを指します。筆者が公開している「ゲーミングマウスパッド滑り比較データシート」のスピードバランス・バランス・コントロールバランスに分類されるマウスパッドが対象です。

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ゲーミングマウスパッド滑り比較データシート

ハイスピード
滑走速度が最も速い
スピード
滑走速度が速い
スピードバランス
滑走速度が僅かに速い
バランス
標準
コントロールバランス
滑走速度が僅かに遅い
コントロール
滑走速度が遅い
ハイコントロール
滑走速度が最も遅い
Logicool G440Fnatic JETTArtisan 疾風乙 XSoftCooler Master MP510EsportsTiger EBA BLUEEsportsTiger LingYunCorsair MM200 Pro
NPET SPEEDMDarmoshark PAD-1Gamesense RadarArtisan 零 Mid (旧)Xtrfy GP4Pulsar ES1EsportsTiger Titan Revolution
Xanova Phobos MESPTiger Wuxiang IIOdin Gaming InfinityCorsair MM300EsportsTiger Longteng FirecloudGlorious MousepadBenQ ZOWIE G-SR
Xtrfy GP3Vancer ACEArtisan 疾風甲 SoftCorsair MM350Esports Tiger NeonEsportsTiger LongTeng Purple GoldXtrfy GP2
X-raypad Thunder XVancer ICEEsportsTiger WuGi 2EsportsTiger Qingsui 2Esports Tiger Neon CyanEsportsTiger QingSui 2 Pro
EsportsTiger BLAZEArtisan 雷電 MidFnatic DashArtisan 零 Soft (旧)SOKU X1Pulsar ParaBrake V2
Artisan 紫電改 MidBenQ ZOWIE GTF-XThe Mousepad CompanyX-raypad Aqua Control+LGG Saturn ProX-raypad Equate Plus
Artisan 紫電改 Xsoft (旧)Artisan 雷電 XsoftCerapad KINA5 エイムパッドvaxee PB Black
D-GLOW 2.0LAMZU EnergonX-raypad ThorBenQ ZOWIE G-SR-SEvaxee PA Black
SkyPAD Glass 3.0 XLArtisan 紫電改 Mid (新)EsportsTiger GrandmasterEsportsTiger Grandmaster MoRNinjutso NPC
SkyPAD Glass 2.0 XLArtisan 飛燕 MidSOKU X2 SHIROBenQ ZOWIE G-SR-SE RougeRazer Gigantus V2
HID-Labs RINKArtisan 飛燕 SoftXtrfy GP5 XLEsportsTiger Grandmaster ProPulsar ParaControl V2
SkyPAD Glass 2.0Razer StriderSpyre Loquevaxee PASteelSeries QcK+
D-GLOW 1.0Pulsar ParaSpeed V2Odin Gaming ZeroGravityX-raypad MinervaSteelSeries QcK Heavy
LGG Venus ProEsportsTiger Grandmaster GreenPulsar ES2 Black
PureTrak TalentHyperX Fury S ProInked Gaming Mousepad
Logicool G640SOKU X2 AKAI
X-raypad Aqua Control+ Black

※これは”滑走速度”のみを比較したもので、”初動の引きずり感”や”止め性能”は異なります。
※静摩擦や動摩擦を計測したものではなく、あくまで主観的なデータとなります。
※滑りを7タイプに分類し、上から滑走速度が速い順に並べています。横スクロール対応。

バランス系ゲーミングマウスパッドの比較一覧表

この記事で紹介するゲーミングマウスパッドの比較表です。
製品名をクリックすると説明している部分までジャンプします。

製品名
価格
評価
5.0 out of 5.0 stars
5.0 out of 5.0 stars
4.5 out of 5.0 stars
4.5 out of 5.0 stars
4.5 out of 5.0 stars
材質 布製 布製 (ポリエステル) 布製 (ナイロン) 布製 布製 / マイクロファイバー
サイズ 470 x 390 x 3.5mm S / M / L / XL 480 x 400 x 4mm 470 x 390 x 3.5mm 500 x 500 x 3mm/4mm
滑走速度 バランス バランス バランス バランス スピードバランス
スポンジ硬度 やや硬い Mid / Soft / Xsoft 普通 やや硬い やや柔らかい
底面ラバー
エッジ 切りっぱなし ステッチ加工 ステッチ加工 切りっぱなし ステッチ加工
巻き癖 無し
商品リンク

おすすめのバランス系ゲーミングマウスパッドTop5

BenQ ZOWIE G-SR-SE Rouge

価格: 4,980円 (本稿執筆時点)

総合力に優れるバランス系パッド

G-SR-SE Deep Blueの後継モデル。程よい滑りと止めを両立した、バランスタイプとして理想的な操作感のゲーミングマウスパッド。ちなみにDeep Blueよりも初動が鈍く、フリックエイムへの適性が増したイメージ。表面はサラサラとした質感で好みが分かれづらく、底面の滑り止めラバーもうまく機能します。この手の布製マウスパッドとしては耐湿性・耐摩耗性が高いことも強みです。
タイプ 布製 サイズ 470 x 390 x 3.5mm
エッジ 切りっぱなし 底面の滑り止め
表面の質感 サラサラ 滑りの速さ バランス
スポンジ硬度 やや硬め
DPQPでの評価は5.0 out of 5.0 starsです
BenQ ZOWIE G-SR-SE Rouge のレビューを読む

Artisan

価格: 4,000円~ (本稿執筆時点)

滑り出しが速く、程よく止まる

日本製マウスパッドメーカーArtisanが手掛ける唯一のコントロール系パッドですが、筆者が作成するデータシートではバランスタイプ相当の滑りの速さ。滑り出しが速いわりに程よく止まる、優れた性質を持ったマウスパッドです。スポンジ硬度を3種類から選択できることも強み。操作の安定感を重視して表面の摩擦のみでマウスを止めたい場合はMid(硬め)、ソールの沈み込みによるストッピングアシストが欲しい場合はSoftやXsoft(柔らかめ)を選択すると良いでしょう。
タイプ 布製 サイズ S / M / L / XL
エッジ ステッチ加工 底面の滑り止め
表面の質感 ザラザラ 滑りの速さ バランス
スポンジ硬度 Mid / Soft / Xsoft
DPQPでの評価は5.0 out of 5.0 starsです
レビュー 記事を読む 動画を見る

EsportsTiger Grandmaster Green

価格: 5,400円 (本稿執筆時点)

高速・低速時でメリハリのある操作感

他のバランス系マウスパッドとは質感が異なる、硬めのナイロン素材を用いた特殊な滑走面は、マウス滑走時にとても滑らかなフィーリングをもたらします。高速で滑らせると非常にクイックで、低速時には適度なストッピングアシストが得られます。ただし斜めに織り込まれたテクスチャの影響で、ソールとの組み合わせによってマウスを斜めに滑らせたときに僅かな引っかかりを感じることがあります。マウスにあまり圧を掛けず、脱力気味でスーッと滑らせる方向け。

タイプ 布製 サイズ 480 x 400 x 4.0mm
エッジ ステッチ加工 底面の滑り止め 〇 ※ラバーウッドと相性×
表面の質感 ザラザラ 滑りの速さ バランス
スポンジ硬度 硬め
DPQPでの評価は4.5 out of 5.0 starsです
レビュー 記事を読む

Vaxee PA

価格: 3,920円 (本稿執筆時点)

滑りの速さに対して止め感が強い

今となっては定番マウスパッドの一つ。バランスタイプとしては初動の引きずり感、低速時のストッピングアシストが強め。質感など含めてG-SR-SE Rougeに近しい仕様ですが、個人的にはPAの方が止め感を重視したフィーリングであると感じます。程よく滑ってピンポイントで止めやすいものを探している方におすすめ。デザインが豊富で好みに合わせて選べるうえに、ネーム入りマウスパッドをカスタム注文することもできます。

タイプ 布製 サイズ 470 x 390 x 3.5mm
エッジ 切りっぱなし 底面の滑り止め
表面の質感 サラサラ 滑りの速さ バランス
スポンジ硬度 やや硬め
DPQPでの評価は4.5 out of 5.0 starsです
レビュー 記事を読む 動画を見る

Gamesense Radar

価格: 6,480円 (本稿執筆時点)

条件次第で高速な滑りと強い止め感を両立

Radarは滑走面にマイクロファイバー素材が使用されたマウスパッド。高速時はスムーズながら、初動の引きずり感や止める際のブレーキ感が強く、ピーキーな操作感。圧の掛かり具合によって操作感が変わりやすく、人によっては滑りが不安定な印象を受けるかもしれません。しかし、マウスを広く動かすローセンシで、軽量マウス・初動の軽いソールと組み合わせた場合、滑りと止めを高い次元で両立する非常に優れた操作感をもたらします。
タイプ 布製 サイズ 500 x 500 x 3mm/4mm
エッジ ステッチ加工 底面の滑り止め
表面の質感 サラサラ 滑りの速さ スピードバランス
スポンジ硬度 やや柔らかめ
DPQPでの評価は4.5 out of 5.0 starsです
レビュー 記事を読む 動画を見る

バランス系ゲーミングマウスパッドの選び方

バランス系ゲーミングマウスパッドを選ぶときに重要となる点は以下の4つです。

  1. 滑りと止めのバランス
  2. 表面の質感
  3. エッジの処理
  4. 底面のグリップ性能

マウスパッドの滑り・止めや表面の質感、エッジの処理に関しては人によって好みが分かれる部分ですが、底面のグリップ性能が高いものを選ぶことは最も重要になります。詳しくは以下で解説します。

滑りと止めのバランス

ソフトタイプ(布製)

バランス系ゲーミングマウスパッドの材質は主にソフトタイプ(布製)です。プラスチックやガラスといったハードタイプも存在しますが、それらは滑りの速いスピード系に分類されます。

これは布製ゲーミングマウスパッドの表面を拡大した写真です。この2種類で大きな違いが見て取れるように、糸の太さや織り方の違いによって操作感が変わってきます。

滑りの速さだけでなく、初動のスムーズさ、高速および低速で滑走させたときのフィーリングなど、あらゆる面で違いが生じるので、細部までこだわることができます。

また、中間層のスポンジ硬度によって、マウスに圧を掛けたときのソールの沈み込み具合、それによって生じる摩擦の度合いが変化します。一般的に、柔らかいスポンジではソールが深く沈み込むので、マウスに圧を掛けたときに強いストッピングアシストが得られ、その一方で滑走速度が安定しづらいです。硬いスポンジはソールが沈み込みづらいので、マウスに圧を掛けてもストッピングアシストが得られづらいですが、滑走速度は安定しやすいです。

滑走面の織り方によって、縦と横での滑りに違いが生じます。意図的に違いを出しているものもあります。縦横の滑りの差が大きいから悪いという訳でもなく、実際にマウスを操作しているときにその人がどう感じるか、好み次第だと思います。

材質について

主にナイロンとポリエステルの2種類が使用されています。

一般的に、ナイロンよりもポリエステルの方が耐久性・耐湿性ともに優れているとされています。販売メーカーによっては材質を記載しているので、参考にしてみてもいいかもしれません。

表面の質感について

表面の質感によって、マウスを滑らせたときのフィーリングが異なります。

柔らかい素材が使用された手触りがサラサラとしたものは、マウスを滑らせるとしっとりとした感触になる傾向にあります。一方で、アムンゼン生地をはじめとする硬い質感のものは、マウスを滑らせたときもザラつきを感じるものが多いです。

ザラザラとしたものは、手首や腕が高速で擦れたときに痛みを感じることが多く、マウスを操作するときに手首を接地する方には不向きです。これは長袖やアームカバーを着用することで軽減できますが、マウスパッド表面と引っ掛かって操作感を損なう場合もあるので注意が必要です。

エッジや底面の処理

これらはゲーミングマウスパッドの使用感に関わる部分です。

エッジの処理はマウス操作の快適さ、底面のグリップ性能はカーソル移動量の精度を左右します。どちらも重要なことには変わりありませんが、特に底面のグリップ性能の高さは優先すべきです。

エッジの処理

ゲーミングマウスパッドは、エッジ(端)がステッチ加工されているものと切りっぱなしになっているものに分かれます。これは一長一短なので好みで選んでしまって良いと思います。

ステッチ加工

マウスパッドのフチが縫われたものです。一般的にはステッチ加工と呼ばれています。

滑走面と中間層が縫い合わされているので剥離せず、耐久性に優れることがメリットです。

デメリットは操作性に関する部分です。滑走面よりもステッチ部分の背が高いものでは、手首や腕への引っ掛かりが気になる可能性があります。滑走面とステッチの高さが同じものが理想です。

切りっぱなし

マウスパッドのフチが切りっぱなしになったものです。

操作性に優れていることがメリットです。ステッチ部分がないので手首や腕に引っ掛からず、長袖やアームカバーを着用していても擦れが気になることはありません。

デメリットは耐久面です。滑走面と中間層を貼り合わせただけなので、長期間使用していると端の方から剥離してしまいます。マウス操作に影響するほどに劣化するには時間が掛かります。

底面のグリップ性能

一般的に、ゲーミングマウスパッドの底面にはラバー素材が貼り合わせてあります。これはマウスパッドが一度設置した場所から動かないようにすることが目的です。

マウスパッドがズレてしまうことは、ただ単にストレスに感じるだけでなく、精密なエイムを妨げる原因にもなります。例えば、マウスを右に5センチ動かしたときにマウスパッドが1センチ右にズレると、実際には5センチ動かしたはずなのに4センチ分しかカーソルが移動しません。

正しくマウス操作しているにもかかわらずミスに繋がってしまうのを防ぐためにも、底面のグリップ性能が高いゲーミングマウスパッドを選ぶことは非常に重要です。

最後に

この記事ではおすすめのバランス系ゲーミングマウスパッドを紹介しました。

他にもスピード系ゲーミングマウスパッドTop5コントロール系ゲーミングマウスパッドTop5ゲーミングマウスパッドのティアーリストといったコンテンツも公開しているので、優れたゲーミングマウスパッドを探している方はぜひ目を通してみてください。

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この記事を書いた人

ミオニ
eスポーツ向け ゲーミング周辺機器のレビュアー
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2 件のコメント
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ジャジャ

Gamesense Radarの購入を考えているのですが、ミオニさんにとっての”ローセンシ”とは振り向き何cmからでしょうか?

ちーちゃん

一覧の下のタイトルがスピード系になってますよ