DPQPゲーミングデバイスアワード2022
「DPQPゲーミングデバイスアワード」は、Webサイト運営者 ミオニ (@MIONIGG) の独断と偏見で、今年発売されたゲーミングデバイスの中から優れたものを選出する企画です。
2022年はDPQPに40本のレビュー記事を、YouTubeには41本の動画を投稿しました。
2022年最も良かったゲーミングデバイス
リンクをクリックするとそれぞれの製品の解説が読めます。
ゲーミングマウス部門
3つ選出。
ゲーミングマウスパッド部門
2つ選出。
ゲーミングキーボード部門
ゲーミングモニター部門
ゲーミングマウス部門
Lamzu Atlantis
価格: 13,500円 (本稿執筆時点)
新興メーカー1作目ながら完成度が高い
新興メーカー1作目ながらコアゲーマーにも受け入れられる仕様で、完成度の高さがうかがえるゲーミングマウス。形状はXM1クローンでサイズはほぼ同等、ミディアムサイズながら55gの軽量設計と、大手メーカーのワイヤレスマウスに並ぶスペック。最大70時間の連続動作に対応、ケーブルの根元が斜め上を向いているので充電中に有線マウスとして使用する際も快適です。こういった細かな部分にまで目が向けられていることもあり、実際に手に取ったときの満足感が高いです。
形状 | 左右対称/XM1クローン | サイズ | 123.0 × 66.0 × 38.0mm |
---|---|---|---|
本体重量 | 55g | ボタン数 | 5つ |
センサー | PixArt PAW 3395 | ライティング | – |
接続方式 | 2.4GHzワイヤレス | ソフトウェア | 対応 |
Ninjutso Sora
価格: 12,990円 (本稿執筆時点)
”超軽量ワイヤレス”が好みならマストバイ
ミディアムサイズながらわずか45gの超軽量設計を実現したゲーミングマウス。シェルの強度や組み立て精度も申し分なく、カタつきやきしみ音はナシ。ビルドクオリティに優れる超軽量マウスの一つです。形状はXM1クローンで、つかみ持ち・つまみ持ちに適しています。本家よりわずかに小さく、サイドの窪みが浅くなっているため、指を置く場所を細かく調整しやすい印象。クリック感もうまく調整されており、特に不満なく使えます。ゲーミングマウスを選ぶときに軽さを重視する方なら、本機は必ずチェックしておきたいところ。
形状 | 左右対称/XM1クローン | サイズ | 64.5 x 120.8 x 37.3mm |
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本体重量 | 45±2g | ボタン数 | 5つ |
センサー | PixArt PAW 3395 | ライティング | – |
接続方式 | 2.4GHzワイヤレス | ソフトウェア | 対応 |
Razer Viper V2 Pro
価格: 19,800円 (本稿執筆時点)
性能面で最も優れた一機
ZOWIE FKライクな平べったい左右対称形状、万人受けしやすいミディアムサイズで、わずか58gの軽量設計。現在のRazerは信頼性・技術力に富んでおり、フラッグシップ機であるViper V2 Proはそれらが余すことなく詰め込まれています。非常に細かなリフトオフ検知、デバウンスなど遅延の低減なども含め、最も優れた性能を持つゲーミングマウスと言えます。
形状 | 左右対称 | サイズ | 57.6 x 126.7 x 37.8mm |
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本体重量 | 58 ~ 59g | ボタン数 | 5つ |
センサー | Razer Focus Pro 30K | ライティング | 搭載 |
接続方式 | 2.4GHzワイヤレス | ソフトウェア | 対応 |
ゲーミングマウスパッド部門
BenQ ZOWIE G-SR-SE Rouge
価格: 4,980円 (本稿執筆時点)
バランスに優れた万人向けパッド
G-SR-SE Deep Blueの後継モデル。程よい滑りと止めを両立した、バランスタイプとして理想的な操作感をもたらすゲーミングマウスパッドです。前作よりも初動がやや鈍く、低速時の止め性能が増しており、フリックエイムへの適性が高まっているように感じます。表面の質感がサラサラとしたタイプなので、最近多いザラつきのあるものが苦手な方も安心です。底面の滑り止めラバーはうまく機能し、あらゆるデスク天板の上で快適に使用できます。耐湿性・耐摩耗性がやや高まっており、Deep Blueよりも長持ちします。最も勧めたい万人向けパッドはこれ。
タイプ | 布製 | サイズ | 470 x 390 x 3.5mm |
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エッジ | 切りっぱなし | 底面の滑り止め | 〇 |
表面の質感 | サラサラ | 滑りの速さ | バランス |
スポンジ硬度 | やや硬め |
Vancer ICE
価格: 4,500円 (本稿執筆時点)
耐用性・操作性に優れたスピードパッド
滑走面にガラスコーティングが施された布製マウスパッド。ソフトタイプとしてはトップクラスの滑りの速さをもたらしますが、滑りの割に止めやすい不思議な特性を持ちます。紫電改とは違って丸めたりひっくり返してもガラス粒が落ちないタイプなので扱いには困りづらいです。耐水性・耐油性があり、汗や皮脂などの汚れが浮いたままになるので定期的にふき取る必要があるものの、汚れによる劣化を防ぐことができ長持ちします。性能で見るとトップクラスなので、非常に滑りが速いマウスパッドを上手く扱えるという方は要チェック。
タイプ | 布製/ガラスコーティング | サイズ | 450 x 400 x 4mm |
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エッジ | ステッチ加工 | 底面の滑り止め | △ |
表面の質感 | サラサラ | 滑りの速さ | ハイスピード |
スポンジ硬度 | 硬め |
ゲーミングキーボード部門
Wooting 60 HE
価格: 22,700円~ (本稿執筆時点)
- Wootingで見る
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ゲームで有利になるキーボード
ゲーミングキーボードはゲームの操作に影響しづらいデバイスですが、Wooting 60 HEはPay to winともいえる要素を秘めています。搭載されたアナログスイッチLekker switchはキーの上げ下げを0.1mm単位で認識し、アクチュエーションポイントだけでなくリセットポイントも個別で調整できます。例えば1.0ミリ押して反応、そこから0.1ミリでも戻せばリセット、といった設定も可能です。これを活用することで『VALORANT』でストッピング速度が向上するなどゲームを有利に進められます。個人的にはパフォーマンス重視ならキーボードはこれ一択。
サイズ | 60% | キー配列 | ANSI / ISO (6言語) |
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キースイッチ | Gateron x Lekker switch (アナログ) | アクチュエーションポイント | 調整可能 |
リセットポイント | 調整可能 | ソフトウェア | 対応 |
キーキャップ | ABS/PBT (配列による) |
ゲーミングモニター部門
BenQ ZOWIE XL2566K
価格: 103,940円 (本稿執筆時点)
映像の滑らかさに優れた360Hzモニター
リフレッシュレート360Hz対応パネルを新たに搭載したXLシリーズ最新モデル。黒挿入技術「DyAc+」や暗所のみを明るく映し出す「Black eQualizer」など、それぞれのゲーム向け機能のクオリティが非常に高いことが選ばれている理由の一つ。自由度の高いスタンド、便利なコントローラー、設定共有のためのソフトウェアもあり、とても使用感に優れたゲーミングモニターとなっています。IPSモニターのような万能さはないですが、FPSをはじめとする競技ゲームに特化したモニターを探しているならこXLシリーズ一択だと思います。
サイズ | 24.5インチ | 解像度 | フルHD (1920×1080) |
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リフレッシュレート | 360Hz | 応答速度 | 最大0.5ms |
ゲーム向け機能 | 搭載 | スタンド | 多機能 |
パネル | TN |
最後に
今年もありがとうございました。ワイヤレスマウスがみるみる軽くなっていく1年でした。自分も含めてゲーミングデバイスを追っている人は楽しめたんじゃないかと思います。来年は原点回帰の年だと予想しておきます。
皆様、良いお年を。
330円のダイソーのコカコーラランチョンマットマウスパッド(?)はどのような感じでしょうか? 使いやすさなどレビューしていただけると嬉しいです。
ソールの代用品として使われている
カグスベールのレビューお願いします