フレームレート(fps)、リフレッシュレート(Hz)とは

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フレームレート(fps)、リフレッシュレート(Hz)とは

本稿では、ゲームを快適に動作させたい方は必ず知っておくべき「フレームレート(fps)」と「リフレッシュレート(Hz)」について解説しています。

フレームレート(fps)とは

左上の「234」が動作フレームレート(fps)

フレームレートとは、モニター上の映像が切り替わる頻度のことを言います。fps(frames per second、1秒あたりのフレーム数)という単位で表されます。

前提として、ディスプレイは静止画を素早く連続で表示することで視覚的な動きを表現しています。

例えば、60Hzのモニターならば1秒間に60枚の静止画を素早く連続で表示します。これが144Hzであれば1秒間に144回、240Hzであれば1秒間に240回切り替わります。

フレームレートが高いと映像の動きが滑らかに見えます。ゲームプレイ中に動きの素早いターゲットを追うことも容易になります。

ゲーム内の設定で動作フレームレート(fps)を画面上に表示できるタイトルもあります。

もしあなたがプレイしているゲームに動作フレームレートを表示させる設定が存在しない場合、「GeForce Experience」「MSI Afterburner」などのソフトウェアで計測することが可能です。

リフレッシュレート(Hz)とは

比較イメージ (blurbusters.com)

リフレッシュレートとは1秒間に最大何フレームの映像の切り替わりを処理できるかを示す数値です。単位はHz(ヘルツ)で表されます。

ゲーミングモニターを選ぶ際に「リフレッシュレートが高いことが重要である」ことは、ゲーマーならば共通の認識であると思います。

なぜそのように言われているかというと、単純にリフレッシュレートが高いことはそのモニターの性能が高いことを示しているからです。

最も一般的な60Hzモニターは、1秒間に最大60フレームの映像の切り替えを処理できます。つまり、60fpsよりも遥かに高いフレームレートでゲームを動作できる場合でも、1秒間に60フレームしか切り替わりません。

一方で144Hzモニターでは、1秒間に最大144フレームも切り替えられます。これは60Hzモニターと比べて2倍以上で、圧倒的に滑らかな映像が描写されます。240Hzなら1秒間に最大240フレーム、360Hzなら1秒間に最大360フレームを処理できます。

しかし、360Hzモニターを使用すれば必ず映像が滑らかになるというわけではありません。もしもPCのスペックが足りずフレームレートが60fpsしか出ていなかったら、60Hz相当の映像しか映りません。

リフレッシュレートはあくまで「最大で1秒間に○○フレームまで処理できるよ」という最大値を示すもので、実際に1秒あたりにどれくらい映像が切り替わるかは動作フレームレート(fps)に依存します。

ゲーミングモニターを選ぶときは、あなたの環境でゲームがどれくらいのフレームレートで動作しているかを把握し、それに合わせたリフレッシュレートのものを選ぶことが大切です。ゲーミングPCを選ぶときも同じことが言えます。

数値が高いことによる恩恵は大きい

fps、Hzの数値で明瞭さに大きな差が生じる

インターネット上では「PCゲームは平均60fps以上で動作すれば快適である」と言われることもありますが、これはあくまで一つの指標であり、プレイするゲームのジャンルにもよります。

もしもあなたがプレイする(しようとしている)ゲームがFPSやMOBAなどの対人ゲームであれば、フレームレートが平均60fpsしか出ない環境はいわゆる低スペックにあたり、快適とは言えません。

勝ち負けのある対人ゲームをプレイするなら、明らかに不利な環境で戦うよりかは、有利な環境を整えて戦うことを絶対にお勧めします。

真剣に上達したいと考えているなら、動作フレームレートとリフレッシュレートが他のプレイヤーよりもあまりに低いという状態は何としても避けたいところ。

最低でも144Hz、予算が許すなら240Hzのゲーミングモニターを手に入れておきたいです。

当然、ゲーミングデバイスは性能が上がるにつれて価格も高くなっていくので、予算と相談したうえで選びましょう。

ゲーミングデバイスの中でもマウスやマウスパッドなんかはその人の好みがあったり、合う合わないがあるんですが、ゲーミングPCとゲーミングモニターは性能で選んで間違いないです。

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この記事を書いた人

ミオニ
eスポーツ向け ゲーミング周辺機器のレビュアー
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