モニターアーム取り付けのネジの規格はM4×10mm、ただし例外もある
モニターアームにモニターを取り付ける際に使うネジについては、規格が定まっています。しかし、一部のモニターでは必要となる長さが異なることもあるので、メモがてら共有しておきます。
モニターアーム取り付けのネジはM4×10mm
「VESA」という単語を見かけたことはありますか? 「VESA規格」とは、ディスプレイをモニターアーム・スタンド類に取り付ける際に使うネジについて定められた規格のことを指します。
モニターのサイズや本体重量によって掛かる負荷が異なるため、VESAにもいくつかの規格があります。
画面サイズ | 間隔 | 最大重量 | ネジ | 穴径 | ネジ穴の数 | |
VESA75 | 12 ~ 22.9型 | 75×75mm | 8kg | M4×10mm | 5Ø | 4 |
VESA100 | 23 ~ 30.9型 | 100×100mm | 14kg | M4×10mm | 5Ø | 4 |
VESA200 | 31 ~ 90型 | 200×200mm | 114kg | M6×10mm (M8×15mm) | 6Ø (8Ø) | サイズによって異なる |
ゲーミングモニターでは24.5インチ前後の画面サイズが主流となっているので、だいたいの製品にはVESA100が採用されています。スペック表などで「VESA対応 100×100mm」といった表記を見かけたことのある方は少なくないかと思います。
モニターのスペック表を確認したうえで、VESA75かVESA100に該当するようであれば、モニターアームにモニターを取り付ける際に使用するネジの規格はM4×10mmとなります。
例外もある
ただし、一部のモニターではM4×10mmのネジでは固定できない場合もあります。モニターによってはネジ穴の深さが異なる場合があるからです。
手持ちのモニターで例を挙げると、「QNIX QX2414」ではM4×6mmと短め、「Pixio PX277 Prime」ではM4×16mmと長めのネジでなければ固定できませんでした。
QX2414のようなネジ穴が浅いものならば、余分なスペースを埋められるワッシャーさえあればネジはそのままで解決します。しかし、ネジ穴が深いものだと、長めのネジを用意しなければ固定すらできません。
経験則として有名メーカー製のディスプレイではこのようなことは起きづらいのですが、さまざまなメーカーのディスプレイに手を出すという方は、念のためにM4規格の色んな長さのネジが入ったものを用意しておくのが賢明かなと思います。
筆者はPX277 Primeをアームに取り付ける際に困ったので、これを買いました↓
まとめ
- モニターアームにモニターを取り付けるためのネジはM4×10mm
- 例外として、M4×6mmやM4×16mmと長さの異なるネジが必要になる場合もある
- よくディスプレイを購入する方は、M4規格の色んな長さのネジを用意しておくのが賢明
ちょうど同じことで困っている方がいるかと思い、記事に残しておきました。参考になると幸いです。