240Hzゲーミングモニターおすすめ特集。デバイスレビュアーが厳選【2019年最新】

240Hzゲーミングモニターおすすめ特集。デバイスレビュアーが厳選【2019年最新】
  • とにかくゲームを有利に進められる、最高性能のモニターが欲しい
  • 240Hzゲーミングモニターのおすすめ機種が知りたい

上記のような方に向けて、おすすめの240Hzゲーミングモニターをご紹介します。

この記事を書いているミオニ(@mionigg)は、ゲーミングデバイスレビュアーとして活動しています。当サイト「DPQP」の記事やYouTubeの動画を通して、ゲーミングデバイスのレビューをお届けしています。一般のゲーマーの方と比べると、普段からたくさんの製品に触れていると思います。

僕自身も60Hz→144Hz→240Hzとアップデートしてきた身で、これまでさまざまなモニターを使用してきました。レビュアー兼ゲーマーとして知見を活かし、おすすめの240Hz駆動ゲーミングモニターとその選び方について、さまざまな視点からお伝えしていきます。

240Hzゲーミングモニターを探している方の参考になれば幸いです。

240Hzゲーミングモニターを使うメリット

240Hz駆動のゲーミングモニターを使う最大の利点としては、「画面が激しく動いたとしても滑らかに描写される」ことが挙げられます。ゲーム内で高速で移動する敵やオブジェクトをしっかりと目で追うことができるほか、画面の残像感やちらつき、ティアリングが最大限に抑えられます。

モニターは、静止画を高速で切り替えることで映像を表示しています。リフレッシュレート(単位:Hz)とは、1秒間に静止画を切り替える枚数を表す数値です。つまり240Hzでは1秒間に240枚の静止画が高速で表示されます。60Hzと比較すると4倍、144Hzと比較しても1.6倍と大きく勝っています。

これを踏まえたうえで、240Hzゲーミングモニターを使用するメリットを見ていきます。

  • 映像が滑らかに描写されるので、激しい画面の動きを正確に捉えやすい
  • 画面の残像感ティアリングが最大限に抑えられる
  • 現状では240Hzが最も高性能なので、周囲とデバイスで差をつけられる

以上の点から、60Hzや144Hzよりもゲームを有利に進められます。

例えばFPSやTPSでは、数ミリ単位の精密なAIMが求められます。敵プレイヤーの動きを目で追うことができれば、カーソル操作の精度は向上するでしょう。次に右に動くか、左に動くかなど、瞬時に動きを予測することも容易になります。また、マウスを振って画面が激しく動いたとき、画面のブレや残像感が少なければ、マップの細かな部分まで正確に見分けることができます。

60Hz, 144Hz, 240Hzの映像を比較

60Hz, 144Hz, 240Hzの比較でよく用いられる有名な動画です。
静止画よりも動画の方が、240Hzの映像がいかにヌルヌル動いているかが分かりやすいと思います。

しかし144Hzから240Hzへの移行は、人によっては大きな変化を感じられない可能性があります。
確かに、60Hzから144Hzに移行した時の衝撃を思い返すと、インパクトに欠けるかなといった印象です。

  • 60Hzから144Hzに移行したときは、切り替わる静止画の枚数が2倍以上
  • 60Hzから240Hzに飛び級すれば、その数値は4倍にものぼる
  • 144Hzから240Hzは1.5倍以上と、数値だけを見ればやや劣る

人間の肉眼で認識できるフレームレートが240Hzを大幅に下回っているという噂もありますが、これについてはPCゲームをプレイする環境においては当てはまらないと思います。筆者の実体験として、顔とモニターの位置を近づけて、モニターの一点に意識を集中している環境では、144Hzや240Hzでの一瞬のティアリング(画面のズレ)に気付くこともあるからです。

240Hzゲーミングモニターを実際に使用することで、ゲームプレイ中に瞬時に判断する能力の向上を体感できます。ただし、視覚的な違いに関しては人によっては目で認識しづらく、体感では「ちょっと変わったな」程度に留まるかもしれません。

まだ240Hzに移行しているゲーマーは少ない

現状では、リフレッシュレート240Hzが最も高性能なモニターです。一時期噂になった300Hzは数年前から話に進展がありませんし、240Hzを超えるリフレッシュレートが実現されるのは当分先かと思われます。つまり、高性能なゲーミングデバイスを揃えたい方にとっては240Hzを買っておけば間違いありません。

さて、既に240Hzに移行しているゲーマーはどれくらいいるのでしょうか。

DPQPの公式Twitterで実施したアンケートの結果によると、240Hz駆動ゲーミングモニターを使用しているのはわずか14%とのこと。あくまで参考程度ですが、このデータのままに考えるならば8割がたのユーザーよりも優位に立てるということになります。

240Hzゲーミングモニターは価格が高いですし、240fpsと高いフレームレートでゲームを動かす必要があるので、敷居が高いということでしょう。しかし今では240Hzモニターは3万円台(数年前の144Hzモニターの相場)で入手できるうえ、ゲームによってはミドルスペックPCで240fpsを出すことも可能です。

240Hzゲーミングモニターの選び方

1.無難な選択はフルHD解像度の24インチ前後

画面サイズと解像度については、最も一般的なサイズ感であるフルHD(1920×1080)解像度の24インチ前後がオススメです。公式大会などで使用されるモニターが24インチ前後で、PCゲームでのいわゆる標準サイズとなっています。こだわりが無いのであれば、これ以外の選択は避けたほうがいいと思います。

また、240Hzのような高リフレッシュレートでのゲームプレイにWQHDや4Kモニターは必要ありません。モニター側の出力が高解像度になると、そのぶん高いスペックのPCが必要となります。現状では、WQHDや4Kといった高解像度で240Hzゲーミングを実現させるのは、PCパーツ自体の性能や予算的に現実的ではありません。

2. 同期技術「G-SYNC」「FreeSync」

ゲーミングモニターの仕様一覧を眺めていると「G-SYNC」や「FreeSync」といった用語を目にした方もいるのではないのでしょうか。これらは、モニターがグラフィックスカード(GPU、グラボ)と連動して映像を処理するといった機能で、スタッタリングやティアリングを無くして入力遅延を最小限に抑える技術です。

それぞれG-SYNCがNVIDIA(GeForce)、FreeSyncがAMD(Radeon)の独自技術となります。PCに搭載されたグラフィックスカードとメーカーを合わせることで効果を発揮します。G-SYNCが搭載されたモニターは価格が高いことがネックでしたが、最近では一部のFreeSync対応機でもG-SYNCを有効にできるようになりました。

  • G-SYNC… NVIDIA(GeForce)グラフィックスカードで利用可能
  • FreeSync… AMD(Radeon)グラフィックスカードで利用可能
  • G-SYNC Compatible… 一部のFreeSync対応モニターでG-SYNCを利用可能

これらは必須の機能ではありません。PC環境や予算と相談して検討するといいと思います。

3. 画面の位置を細かく調整できるか

モニターを購入した後に後悔しがちなポイントとして、画面の向きや角度が台座によって固定されてしまっていることが挙げられます。ゲームプレイを快適に行うためには、画面の位置を細かく調整できる機種を選ぶことをオススメします。

  • 高さ調節機能… 画面の高さを調節できる
  • ティルト機能… 画面を上下に傾けて角度をつけられる
  • スウィーベル機能… スタンドはそのままで画面を左右に回転させられる
  • ピボット機能… スタンドはそのままで画面を縦に回転させられる

なお、本稿にて紹介するゲーミングモニター5製品は全てこれらの機能が搭載されています。

4. その他のゲームに適した機能

例えば、BenQ ZOWIEの一部ゲーミングモニターでは、暗い場所を明るく映し出す「Black eQualizer(ブラックイコライザー)」や、細かなグラフィックを見分けやすいよう色の鮮やかさを20段階で調整できる「Color Vibrance(カラーバイブランス)」など独自の機能が備わっています。

こういった機能は、メーカー・ブランドによって名称が異なります。本稿ではそれぞれの製品にどの機能が搭載されているか記載しているので、自分の欲しい機能をいくつか決めておき、候補のモニターにそれらが搭載されているかをチェックしましょう。

おすすめの240Hzゲーミングモニター

以下からは、ゲーミングデバイスレビュアーの筆者が厳選したおすすめの240Hzゲーミングモニターをご紹介します。機種ごとのさまざまな特徴や、搭載されている機能についても詳しく解説しているので、あなたの条件に合った製品を見つけてみてください。

1.BenQ ZOWIE XL2546

BenQ ZOWIE XL2546
画面サイズ:24.5型ワイド/TL液晶解像度:フルHD(1920×1080)応答速度:1ms(GtoG)リフレッシュレート:240Hz接続端子:DVI-DL×1、HDMI1.4×1、HDMI2.0×1、DisplayPort×1備考:高さ調整、ティルト、スウィーベル、ピボット価格:57,662円 (2019/1/25時点)

「BenQ ZOWIE XL2546」は、e-sports機器を展開するZOWIEブランドの最上位機種です。リフレッシュレート240Hz、応答速度1msに加え、ゲームを有利に進めるためのさまざまな機能が詰まったゲーミングモニターとなっています。搭載されている機能は以下の通りです。

  • 残像を低減する(黒挿入)「DyAc」機能
  • 暗所の視認性を高める「Black eQualizer」機能
  • 色の鮮明さを細かく調整できる「Color Vibrance」機能
  • ブルーライト低減、フリッカーフリー機能
  • モニターの設定を3つまで保存して瞬時に切り替えられる「S-Switch」搭載
  • 余計なものを視界から排除する「アイシールド」搭載
  • 画面の位置を細かく調整できる「高さ調節」「ティルト機能」「スウィーベル機能」「ピボット機能

ゲームプレイ中に得られる恩恵をまとめると、激しい画面の動きも滑らかに映しつつ、マップの細部まで見やすいよう発色を調整できるって感じです。リフレッシュレート240Hzだけじゃ満足できない、とにかくゲームに特化したゲーミングモニターが欲しいという方に最適です。

XL2546のレビュー動画となります。動画の2:18~では、残像を低減する独自技術「DyAc」の効果を検証しています。144Hzから240Hzへの移行は違いを体感しづらい可能性があるとお伝えしましたが、240Hz+DyAcは本当に見やすいです。他にもさまざまな便利機能が搭載されており、それぞれについて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。

2.ASUS ROG SWIFT PG258Q

ASUS ROG Swift PG258Q
ディスプレイ:24.5型ワイド/TLパネル解像度:フルHD(1920×1080)応答速度:1ms(GtoG)リフレッシュレート:240Hz接続端子:HDMI1.4×1、HDMI2.0×1、DisplayPort×1VESA規格:対応備考:FreeSync/G-SYNC、高さ調整、ティルト、スウィーベル、ピボット価格:60,000円 (2019/2/18時点)

「ASUS ROG Swift PG258Q」は数々の機能を備えた、ROGブランドの最上位機種です。ゲームを有利に進めるための独自機能を搭載するほか、PC側でさまざまな設定を行えるソフトウェアに対応しているのが大きなポイントです。LEDライティングも備えており、自由度が高いゲーミングモニターとなっています。

こちらにはDyAcのような黒挿入はなく、G-SYNCに互換性のあるAdaptive-Syncに対応しているのが特徴です。

  • モーションブラーを取り除き絵画を鮮明にする「Extreme Low Motion Blur」機能
  • ティアリングを抑えるG-SYNCと互換性のある「Adaptive-Sync (AMD FreeSync)」機能
  • 背面に備える「ASUS Aura RGBライティング」機能
  • ブルーライト低減、フリッカーフリー機能
  • 遊ぶゲームに合わせて色調やコントラストを選択できる「GameVisual」機能
  • ディスプレイ設定ソフトウェア「DisplayWidget」対応
  • 画面の位置を細かく調整できる「高さ調節」「ティルト機能」「スウィーベル機能」「ピボット機能

PG258Qは、ゲームで勝つための機能を多数備えたゲーミングモニターとして、最初にご紹介したZOWIE XL2546とよく比較対象に挙がります。どちらを選ぶべきかの参考として、筆者なりの一つの見解を共有します。

XL2546はソフトウェア不要で、付属のリモコン S.Switch に設定を3つまで保存可能です。さらに、S.Switchは手軽に持ち運び可能で、オフラインの大会やイベント会場に設置された対応機種に接続すれば、1ボタンで自宅と全く同じ設定でゲームをプレイできます。いつも変わらない環境でプレイするためのプロ仕様です。

一方でPG258Qは、ソフトウェアによるディスプレイ設定はできるものの、設定の持ち運びが不可能なため、大会やイベントなどオフラインでゲームプレイする場合、設置されたモニター側で同じ設定が適用できるとは限りません。つまり、PG258Qは完全に自宅で楽しみたい方に向けた機種と言えるでしょう。

3.Pixio PX5 HAYABUSA

Pixio PX5 HAYABUSA
ディスプレイ:24.5型/TLパネル解像度:フルHD(1920×1080)応答速度:0.6ms(GtoG)リフレッシュレート:240Hz接続端子:HDMI×1、DisplayPort×1VESA規格:対応備考:HDR10、FreeSync、高さ調整、ティルト、スウィーベル、ピボット価格:37,980円 (本稿執筆時点)

「Pixio PX5 HAYABUSA」は、新進気鋭のディスプレイメーカー Pixio の製品です。リフレッシュレート240Hz、応答速度0.6msのゲーミングモニターとしては破格な3万円台で購入できる機種です。とにかく安い。144Hzモニターに1万円足せば手が届きます。2年保証と30日間の無料返品サービス付きで、信頼性の高いメーカーです。

さらにPixioは、国内でゲーミングチームを始動したり、動画投稿や配信活動を行うなど、積極的に活動しています。

  • それぞれのゲームに適した発色を選択できる「Advanced Visual Presets」機能
  • 映像の入力遅延を抑える「Overdrive Response Time」機能
  • 色のコントラストを細かく調整する「Dynamic Contrast」機能
  • 広い明るさの幅を表現する「HDR」に対応 ※
  • ティアリングを抑える「AMD FreeSync」に対応 ※
  • ブルーライト低減、フリッカーフリー機能
  • ベゼル幅1mmのフレームレスデザインでマルチディスプレイに最適
  • 画面の位置を細かく調整できる「高さ調節」「ティルト機能」「スウィーベル機能」「ピボット機能

ざっと並べましたが、機能性も悪くないです。発色のプリセットやコントラスト調整機能など一通り揃っており、強いこだわりがないゲーマーにとって不足は無いと思います。できるだけ低価格で240Hzゲーミングモニターが欲しい、という方ならば確実に満足できる内容となっています。

注意点として、240Hzで使う場合はHDRとFreeSyncは併用できません。HDMI接続で144Hz出力の場合のみ、HDRを適用することができます。DisplayPort接続で240Hzとして使用しながらFreeSyncを利用するのは可能です。と難点はあるものの、そもそも販売価格を考えれば、HDRの有無なんて気にならないレベルです。

最後に

現状では、本稿で紹介したおすすめの240Hzゲーミングモニター3機種から選ぶのが最も合理的だと思っています。

というより、PX5 HAYABUSAが登場したことで、240Hzゲーミングモニターの選び方が大きく変わったように思います。性能第一主義である筆者のオススメはXL2546ですが、コスパや価格重視となるとPX5 HAYABUSA一択です。簡単にポイントをまとめておくので、選ぶ際の参考にしてみてください。

  • BenQ ZOWIE XL2546… 240Hzという最高性能のリフレッシュレートを備えながら、モニター側のゲームで有利に立てる機能にもこだわり抜きたいコアゲーマー向け。ディスプレイ設定を持ち運べるので、オフラインでのゲームも想定している方向け。
  • ASUS ROG Swift PG258Q… XL2546と同様に、240Hzかつ機能性にもこだわるコアゲーマー向け。設定を外に持ち出すことはできず、ソフトウェアによる詳細設定を行うので、自宅のゲーム環境を充実させたい方向け。
  • Pixio PX5 HAYABUSA… 上記2製品に機能はやや劣るものの、コストパフォーマンスは非常に高め。144Hzモニターに1万円足せば買えるので、とにかく低価格で信頼性の高い240Hzゲーミングモニターを入手したい方向け。

以上、「240Hzゲーミングモニターおすすめ特集。デバイスレビュアーが厳選」でした。

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