【レビュアー厳選】FPSにおすすめのゲーミングモニター6選。人気メーカーや選び方、トレンドについても詳しく解説

【レビュアー厳選】FPSにおすすめのゲーミングモニター6選。人気メーカーや選び方、トレンドについても詳しく解説

e-sportsタイトルをプレイするにおいて、画面の滑らかさは大事な要素となり、144Hzや240Hzの高リフレッシュレートなゲーミングモニターを導入するメリットは大きいです。またFPSやTPSでは敵プレイヤーの視認性を高めることが重要となるので、索敵を容易にする機能が搭載されているものを選びたいところ。

本稿ではゲーミングモニターを導入するメリットや製品を選ぶうえでのポイントを詳しく解説し、おすすめのゲーミングモニターを紹介しています。DPQPでは各製品のレビューも掲載しているため、製品についてより詳しく知ることができます。ぜひ参考にしてみてください。

ゲーミングモニターとは

ゲーミングモニターとは、ゲームプレイに特化したモニターのことです。プロゲーミングチームに所属するプレイヤーはもちろんですが、今ではカジュアルゲーマーでもモニターにこだわる方が多いです。その理由として、ゲームプレイにて得られる恩恵が大きいことが挙げられます。

ゲーミングモニターを一般的なモニターと比べると、以下のような特徴があります。

  • リフレッシュレートが高いことで1秒あたりのフレーム描写数が多く、応答速度が低いので残像感が少ない(=映像が滑らかに映し出される)
  • FreeSyncやG-SYNCといった、GPU(グラフィックスカード)と連動して映像の遅延を減少する機能が搭載されている
  • 色の鮮やかさを調整する、暗い部分を明るく映し出すなどゲームで優位に立てる機能が搭載されている
  • モニターの位置を細かく調整するための高さ調節・ティルト角度調節などのエルゴノミクス機能が充実している

リフレッシュレートの重要性

処理できるフレーム数が異なる

リフレッシュレートとは1秒間に最大何フレームの映像の切り替わりを処理できるかを示す数値で、単位はHz(ヘルツ)で表されます。例えば、フレームレート60Hz対応のモニターでは1秒間に60枚のフレームを処理しますが、144Hzでは倍以上の144枚を処理できます。つまり、この数値が高ければ高いほど、映像が滑らかに映し出されます。

画面の動きが激しい対人ゲームでは、高リフレッシュレートのゲーミングモニターを使用することでパフォーマンスが上がります。具体的には敵プレイヤーの動きを追いやすくなったり、細かな動きを目でとらえられることで反応速度の向上が期待できます。プロプレイヤーは144Hzおよび240Hzのゲーミングモニターを使用しています。リフレッシュレートを最大限に活用できるかはゲームタイトル毎の動作フレームレートに影響します。フレームレート(fps)とリフレッシュレート(Hz)の関連性について、以下の記事で詳しく解説しています。

ゲーミングモニターの選び方

ゲーミングモニターを選ぶ際に重要となる項目をいくつか挙げていきます。ユーザーによって優先すべき項目は異なりますが、前提として「リフレッシュレート」と「ゲームプレイで優位に立てる機能が搭載されているか」の2つを重視することが失敗しないためのポイントとなります。

以下に詳しく記しますが、プレイするゲームのジャンルを問わず、この2つは特に重要となる項目です。なお、本稿で紹介するおすすめのゲーミングモニターの一覧には製品仕様を記載していますので、選ぶ際には参考にしてみてください。

1. ディスプレイのサイズ、解像度

ゲーミングモニターのディスプレイのサイズを選ぶうえで、最も一般的となるのは24インチ前後のフルHD (1920×1080) 解像度の製品です。これは、e-sportsタイトルの公式大会の使用デバイスとしても採用される標準的なサイズとなります。ゲーミングモニターには32型など大型サイズのディスプレイ、WQHDや4Kといった高解像度など、さまざまな製品が展開されているので、プレイするゲームや用途に合わせて複数持っておくのも手です。

左24.5インチ、右32インチ

プレイするゲームがFPSやMOBAなどの競技性の高いジャンルであれば、画面全体を見渡すために24インチ前後の一般的なサイズを選ぶのが最も無難な選択となります。一方で、MMORPGやオフラインゲームなどをプレイしており、ゲームへの没入感や映像の美麗さを重視したい方であれば、27インチや32インチなど大きいディスプレイの製品も視野に入ると言えるでしょう。

最近では、PCパーツ(主にグラフィックスカード)の性能が向上したこともあり、各ゲーミングデバイスメーカーからWQHD (2560×1440) や4K (3840×2160) の高解像度ゲーミングモニターも展開されつつあります。高解像度のゲーミングモニターは映像が鮮明に映し出されますが、その出力には高いPCスペックを要します。こちらも使用しているゲーミングPCの性能と相談しつつ選択肢に含んでも良いでしょう。

2. リフレッシュレート、応答速度

先ほど少し触れた通り、モニターが1秒間に何枚の映像を描写できるのかを示す数値であるリフレッシュレート(Hz)は、ゲーミングモニターを選ぶうえで最も重要な要素と言えます。例えばリフレッシュレートが60Hzの製品であれば、1秒間に60枚のフレームを描写できます。ゲーミングモニターはゲームを快適にプレイするため、一般的な60Hzよりも高い数値である144Hzや240Hzに対応しています。

60Hzから144Hzに乗り換えた際は”映像が滑らかになった”ことが明らかに体感できます。筆者は現在240Hzのゲーミングモニターを使用していますが、144Hzから240Hzに乗り換えた際も同様です。リフレッシュレートの選定方法としては、ゲームの動作フレームレート(FPS値)で判断します。例えば『レインボーシックス シージ』が平均144fpsで動作する場合、リフレッシュレート144Hzのゲーミングモニターが最適と言えます。しかし、平均180fpsで動作するならば、過剰分を無駄にしないためにも240Hzを視野に入れてもいい、といった具合です。

Q. 現在使用しているゲーミングモニターのリフレッシュレートは? ―公式Twitterにて実施したアンケートより、368票の集計結果

60Hz
35%
144Hz
51%
240Hz
14%
応答速度が遅いモニターで見られるブレの一例(Eizo

応答速度は、モニターの画面の色が黒→白と変化するまでの時間を数値にしたもので、単位は「ms」で示されます。一般的なモニターは応答速度5ms前後の製品が多いですが、ゲーミングモニターでは高速応答を示す1msが大多数を占めています。ちなみに1ms=0.001秒なので細かな違いと思われがちですが、実は頻繁に映像に変化のあるゲームプレイにおいては重要な項目となります。応答速度の数値が高いと、ゲームプレイ中に全体的にぼやけた映像となってしまったり、高速で移動するオブジェクトなどの残像が映り込んでしまいます。また応答速度は、前述のリフレッシュレートとも深く関わりがあります。例えば、144Hzでは約0.0069秒ごとに映像が描写されるので、応答速度が7ms未満のものを選ばなければ物理的に残像が発生することに。同様の計算を行うと、240Hzでは4ms未満が推奨となります。つまりゲーミングモニターと称して販売されている製品のほとんどは、リフレッシュレートに対する応答速度の数値が適切と言えます。

3. FreeSyncとG-SYNC

ゲームの激しい映像を滑らかに映し出したり、画面上のオブジェクトが移動した際にドットがズレる”ティアリング”を抑える機能として、「G-SYNC」と「FreeSync」の2種類が存在します。それぞれ「G-SYNC」はGeForceシリーズで知られるNVIDIA、「FreeSync」はRadeonシリーズで知られるAMDのグラフィックスカードに対応しています。現在使用しているゲーミングPCに搭載されているグラフィックカードを確認し、対応する機能が搭載されているゲーミングモニターを選択しましょう。各機能とグラフィックスカードのメーカーを合わせなければならず、やや敷居が高いことから重要視する必要は無い機能と言えます。

G-SYNC対応のゲーミングモニターは価格が跳ね上がることから手を出しづらい製品でした。しかし2019年1月にNVIDIAが「G-SYNC Compatible Monitors」という画期的な取り組みを発表し、NVIDIAによって認定済みのFreeSync対応ディスプレイであればG-SYNCを利用可能となりました。対象の製品は本稿で紹介するおすすめゲーミングモニターにも含まれていますので、是非チェックしてみてはいかがでしょうか。

4. ゲームで優位に立てる機能

敵プレイヤーの視認性を高められる

ゲーミングモニターには、色の鮮やかさを微調整する機能、暗い場所を明るく映し出す機能、画面中央にレティクルを表示する機能など、ゲームで優位に立てるオプションが搭載されている製品があります。これらはハードウェアによってゲームのパフォーマンスの向上が見込めることから、リフレッシュレートの次に重要視したい項目と言えます。

例えば、BenQ ZOWIEシリーズの一部ゲーミングモニター(XL2536、XL2546など)では、映像を滑らかに映し出す”DyAc“、ゲーム内の暗所を見やすくする”Black eQualizer“、色の鮮明さを微調整する”Color Vibrance”といった独自機能が搭載されています。これらは多くのプロゲーマーがパフォーマンス面で恩恵を受けている偉大な機能で、ゲーミングモニターを選ぶ際にはぜひ検討すべきでしょう。

またモニターの位置を細かく調整できる「高さ調整」「ティルト角度調整」などのエルゴノミクス機能が備わっているかもチェックしておきたいポイント。モニターへの適切な距離・高さを保つことで、ゲームの操作がより正確に行えます。これらに対応していないゲーミングモニターでも、別途モニターアームを導入することで対応することも可能です。その際は、モニターにアームを取り付けるための統一規格である「VESA規格」に対応しているか必ず確認しておきましょう。

5. 液晶パネルの種類

液晶パネルはTN、VA、IPSの3種類があり、ゲーミングモニターでは主にTN型かVA型が使用されています。価格が安い順に並べるとTN > VA > IPSです。また、真正面からずれても明るさや色が変わらずに見える”視野角”も、これと全く同じ順番でTN > VA > IPSの順に優れています。一方で、色彩を表現するコントラストに最も長けているのはVA型です。

各ブランドのゲーミングモニターは、ゲームにおいて重要となる色彩表現には力を入れているので、TN型パネルを採用していてもゲームプレイに優れた製品はたくさん存在している現状です。「ゲームプレイのパフォーマンスに関係なく、とにかく映像が綺麗なディスプレイが欲しい」といった方でない限り、TN型パネルを採用したゲーミングモニターも十分に選択肢に含まれます。

6. 入力端子の種類

ゲーミングモニターの入力端子は、細かく分類するとD-Sub15ピン(VGA)、HDMI1.4、HDMI2.0、DVI-I、DVI-D、DisplayPort1.2、DisplayPort1.4の7種類あります。これらにはそれぞれスペックが定められており、最大解像度と最大リフレッシュレートが異なります。例えば、リフレッシュレートは全て最大144Hzまで対応していますが、240Hz出力が可能なのはDisplayPortのみとなります。また最大解像度もすべて4K(3840×2160)までは対応しているものの、それよりも遥かに高い数値を誇るのはDisplayPortです。

対応する入力端子を確認しておくこと

最近では、DisplayPortを含めた複数の入力端子に対応しているゲーミングモニターが主流となりつつあります。現在使用しているゲーミングPC(厳密にはグラフィックカード)に備わっている端子を確認し、購入を検討しているゲーミングモニターに対応しているか必ず確認しておきましょう。

また、複数のゲーミングモニターを導入してマルチディスプレイ環境を構築する場合は、インターフェースのそれぞれの入力端子の種類に気を付けながら選びましょう。「HDMI→DVI-D」など端子を変換するケーブルも別途販売されているので、そちらで対応するのも良いでしょう。

おすすめゲーミングモニター6選

以下からは、FPSやMOBAなどのe-sportsタイトルに最適な、おすすめゲーミングモニター6製品を紹介します。それぞれの製品の特徴やターゲットも併せて記載しています。さらに製品について詳しく知りたいという方は、レビューを参考にしてみてください(レビュー記事は一部準備中です)

144Hz対応で税込19,800円の高コスパ製品ViewSonic VX2458-MHD-7

ViewSonic VX2458-MHD-7
ディスプレイ:23.6型ワイド/TLパネル解像度:フルHD(1920×1080)応答速度:1ms(GtoG)リフレッシュレート:144Hz接続端子:HDMI1.4×2、DisplayPort×1VESA規格:対応本体サイズ:‎W558.7×H422.4×D229.65mm重量:-備考:FreeSync対応価格:19,980円 (2019/2/18時点)

海外ゲーミングデバイス市場においてコストパフォーマンスの面で高い評価を得ているView Sonic製のゲーミングモニターが、ドスパラ限定で国内取り扱い開始されました。「ViewSonic VX2458-MHD-7」はリフレッシュレート144Hz、応答速度1ms、FreeSync対応で税込20,000円を切る、非常に手の出しやすい製品となっています。初めての144Hzゲーミングモニターにおすすめ。

低価格でG-SYNCを利用可能な144HzモニターASUS VG258Q

ASUS VG258Q
ディスプレイ:24.5型/TLパネル解像度:フルHD(1920×1080)応答速度:1ms(GtoG)リフレッシュレート:144Hz接続端子:HDMI1.4×1、HDMI2.0×1、DisplayPort×1VESA規格:対応本体サイズ:‎-重量:-備考:FreeSync対応/G-SYNC互換価格:31,690円 (2019/2/18時点)

先ほど解説したG-SYNC Compatible Monitors対応機に認定された「ASUS VG258Q」は、3万円前半という価格帯でリフレッシュレート144Hz、応答速度1ms、G-SYNC対応と、非常に高いコストパフォーマンスを誇るゲーミングモニターとなりました。できるだけ少ない予算でG-SYNCを利用してティアリング低減の恩恵を得たい方には最適なモデル。

144Hz対応、索敵を容易にする機能を備えるBenQ Zowie XL2536

BenQ ZOWIE XL2536
画面サイズ:24.5型ワイド/TL液晶解像度:フルHD(1920×1080)応答速度:1ms(GtoG)リフレッシュレート:144Hz接続端子:DVI-DL×1、HDMI1.4×1、HDMI2.0×1、DisplayPort×1本体サイズ:‎W569.94×H445.75~515.43×D226.04mm重量:7.5kg価格:45,052円 (2019/1/25時点)

「BenQ Zowie XL2536」は、画面の滑らかさを増す”DyAC”、暗い場所を明るく映し出す”Black eQualizer”、色の鮮やかさを微調整する”Color Vibrance”など、ゲームのパフォーマンスを最大限に向上させる機能を搭載しています。そのぶんリフレッシュレート144Hz、応答速度1msのゲーミングモニターの中では価格がやや高いですが、FPSやMOBAなどのe-sportsタイトルを好んで遊ぶコアゲーマーには最適な選択です。

同機能を備えつつ、最高峰の240Hzを実現したBenQ Zowie XL2546

BenQ ZOWIE XL2546
画面サイズ:24.5型ワイド/TL液晶解像度:フルHD(1920×1080)応答速度:1ms(GtoG)リフレッシュレート:240Hz接続端子:DVI-DL×1、HDMI1.4×1、HDMI2.0×1、DisplayPort×1本体サイズ:‎W569.94×H445.75~515.43×D226.04mm重量:7.5kg価格:57,662円 (2019/1/25時点)

XL2536と同じ機能を搭載しつつ、リフレッシュレートを240Hzまで引き上げたのが「BenQ Zowie XL2546」です。数々のプロプレイヤーが愛用する機種で、FPSにおける索敵の容易さ、MOBAにおける画面の動きの滑らかさから、ゲームのパフォーマンス向上が期待できます。最高峰のe-sports向けゲーミングモニターと言えるでしょう。

FreeSyncとG-SYNCを選択可能な240HzモデルASUS ROG Swift PG258Q

ASUS ROG Swift PG258Q
ディスプレイ:24.5型ワイド/TLパネル解像度:フルHD(1920×1080)応答速度:1ms(GtoG)リフレッシュレート:240Hz接続端子:HDMI1.4×1、HDMI2.0×1、DisplayPort×1VESA規格:対応本体サイズ:-重量:-備考:FreeSync/G-SYNC価格:60,700円 (2019/2/18時点)

「ASUS ROG Swift PG258Q」もXL2546に並ぶ最高峰のe-sports向けゲーミングモニターと言えるでしょう。リフレッシュレート240Hz、応答速度1msと高水準な仕様で、画面を滑らかに映し出す”Extreme Low Motion Blur”(BenQ ZowieでいうところのDyAcのような機能)が搭載されています。FreeSyncとG-SYNCそれぞれに対応したモデルが販売されているので、使用しているGPU(グラフィックスカード)に対応した方を選択できます。

コスパに優れたWQHD解像度の144HzモニターPixio PX276h

Pixio PX276h
ディスプレイ:27型ワイド/TLパネル解像度:WQHD(2560×1440)応答速度:1ms(GtoG)リフレッシュレート:144Hz接続端子:HDMI1.4×1、HDMI2.0×1、DisplayPort×1VESA規格:対応本体サイズ:‎W622×H458.9×D43.8mm重量:4kg備考:FreeSync対応価格:34,980円 (2019/2/18時点)

WQHD(2560×1440)高解像度ゲーミングモニター「Pixio PX276h」。リフレッシュレート144Hz、応答速度1msながら、同スペック帯と比べて非常に価格が安く、手が出しやすい製品と言えるでしょう。初めて高解像度のモニターを導入する方にオススメです。ディスプレイの縁が薄いベゼルレスデザインは、マルチモニター環境を綺麗に構築できます。

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 2019年6月18日

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