Pulsar Supergrip レビュー
今回はPulsarのゲーミングギア用グリップテープ「Pulsar Supergrip」をレビューします。
レビューサンプル提供: Pulsar Japan
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この製品について
Pulsar Supergripは日本で開発および製造された素材を使用しているMade in Japanのゲーミングギア用グリップテープ。Pulsar公式のツイートに添付された動画で、マウスを上からつまむだけで軽々と持ち上がっていることからとんでもなく高いグリップ力を実現しているのではないかと話題になりました。
The new grip tape is very grippy you can lift it with one finger. #worldsbest#comingsoon pic.twitter.com/K7PMwzH90k
— Pulsar Gaming Gears (@PulsarGears) February 9, 2023
製品仕様・スペック
基本的な仕様
あらゆる形にカットされているPre-cut、DIYのためのUn-cutの2種類が用意されています。価格はどちらも980円(税込)です。
Pre-cutは小さな六角形が12pcs、小さな長方形が8pcs、中くらいの丸が4pcs、楕円形が4cps、大きな長方形が4pcs。小さくカットしたテープをマウスに貼り付けると、グリップ性が高まるだけでなく指先の位置が定まりやすいという副次的な効果も得られます。
Un-cutはマスキングテープなどで型を取ってからカットすると形が整いやすいです。柔らかい素材なのでスルスルと切れます。厚みが0.5mmあって断面が斜めになると少し目立つので、ハサミやカッターは真っすぐ入れることをお勧めします。
裏面の3M接着剤ははみ出しておらずグリップテープの内寸に収まっています。位置の微調整のために何度も貼り直すことができました。今のところは剥がしても跡は一切残りません。汗を吸収する仕様ということもあって、ある程度使い込んだあとはどうなるか分かりません。
他のマウス用グリップテープでは、粘着剤があまりに強力なためにメインボタンに貼り付けたテープを剥がすときにシェルが割れないかと不安になったり、粘着剤だけがシェルに残ってしまって除去に手間が掛かるといった経験があります。Pulsar Supergripではそのような心配はありません。
厚さは公称値0.5mmで、マウス用グリップテープとしては標準的です。
Pre-cutでは大きな長方形のピースの1つだけにロゴが、Un-cutでは左下にロゴが配置されています。どちらもロゴ部分は浮き出していてグリップ性がないので注意が必要です。使えない部分はごくわずかなので特に問題には感じていません。
グリップ性能
グリップ性能は非常に高いです。適度な手汗をかく筆者の場合、乾燥していても手汗をかいていても常に指先がテープに吸着しているような感覚です。
ゲームをプレイしていてそれなりに手汗をかいてもグリップ性に影響を及ぼしません。写真のようなグリップテープをよく見かけますが、このタイプは水分を吸収しないので、手のひらや指先が少しでも油分を含むと非常に滑りやすくなります。一方でPulsar Supergripは吸水性があるので手汗の影響を受けづらく、グリップ性を維持してくれます。
何より素晴らしいのは質感です。ザラザラとしておらずソフトな感触なのでマウスを強く握っても快適です。よくあるマウス用グリップのような凹凸が無いのは個人的に気に入っているポイントです。
使用例
使用例をいくつか挙げておきます。
「Razer Viper V2 Pro」は指先を置く場所にそれぞれ1枚づつ、親指の付け根が触れる部分に1枚貼り付けています。この配置により深めのつかみ持ちで強いグリップ感が得られます。また、マウスを握りなおすたびにそれぞれの指の配置のズレを気にする必要も無くなります。
「Zygen NP-01S」は左右メインボタンと親指の付け根が触れる部分に1枚づつ。このマウスは親指・薬指・小指の3本指の位置が定まりやすく、表面のグリップ性能もそれなりに高いのでサイドには貼り付けずに使用しています。
この2つのマウスで使ってみて分かったのは、つかみ持ちのために手のひらが触れるマウス本体後部にグリップテープを貼り付ける場合、全体ではなく一部分で問題無くグリップできるということです。自分の場合はマウスの形に合わせてカットされた大きなテープを使用する必要がないことが分かったので、もし買い足すならPre-cutにすると思います。
結論とターゲット
Pulsar Supergripはあらゆる面で優れたゲーミングギア用グリップテープです。
手のひらや指先に吸着するような高いグリップ性能を発揮します。表面にはテクスチャがなくソフトな感触なのでマウスを強く握っても快適です。吸水性があって手汗の影響を受けづらいのも強みです。
Pre-cutとUn-cutともに980円(税込)と比較的安価で入手できるのは嬉しいポイントです。やはり消耗品はできるだけ安く手に入れられると助かります。
気になる点は特にありません。強いて言うならば、テープの薄さにこだわるなら避けたほうがいいかもしれません。Pulsar Supergripの0.5mmは標準的な厚さです。もっと細かい部分として、ソフトな質感なのでマウスを握ったときの指先の沈み込みが気になる方もターゲットからは外れると思います。
マウスやキーボードに強いグリップ性能を求めていて、テクスチャのないソフトな感触が好みな方にお勧めです。これまでに試したグリップテープが手汗に弱かったという方も一度試してみてください。
総合評価5.0 out of 5.0 stars
凹凸がなくソフトな感触
比較的手汗にも強い
剥がしても跡が残らない
価格が安い
少し指先が沈み込む
以上、Pulsarのゲーミングギア用グリップテープ「Pulsar Supergrip」のレビューでした。