かぶせ持ちに適したゲーミングマウス10選。デバイスレビュアーが厳選

かぶせ持ちに適したゲーミングマウス10選。デバイスレビュアーが厳選

本稿では、かぶせ持ちに適したゲーミングマウスを紹介します。

人によって手の大きさ・細かな持ち方の違いが生じるので、あらゆるサイズ・形状の選択肢を挙げています。製品ごとの解説もおこなっているので、あなたに合う一台を探してみては。

この記事を書いているミオニ(@mionigg)はデバイスレビュアーとして活動しています。本稿で紹介するゲーミングマウス15種は実際に所持・使用しているものとなります。

かぶせ持ち (Palm grip)

かぶせ持ち(Palm grip)は ”マウスに手を覆い被せる”ため、このような名称となっています

手全体がマウスと接するため、マウスの細かな形状も持ち心地に反映されやすいです。マウスに対してやや斜めに握ったり、マウスパッドと手首が接地するかなど、人によって細かなグリップスタイルの違いは見られます。

かぶせ持ちのメリット

  • 自然なフォームで操作することができ、(不要な力が入るなど)変な癖がつきづらい
  • サイドボタンを自然と押し込める
  • 他の持ち方と比べるとマウスの重たさを感じづらい

かぶせ持ちのデメリット

  • マウスの細かな形状まで持ち心地に反映され、相性問題が発生しやすい
  • 指を使えないため、細かな操作が行いづらい
  • (上記に加えて) 指の関節も伸び切った状態なので、垂直方向(上下)への操作が行いづらい

かぶせ持ちに適したマウスの条件は?

かぶせ持ちとの相性が良いマウスの条件について、以下にて詳しく解説します。

形状について

手全体を覆い被せるので、人間光学に基づいて設計されたもの (左右非対称のエルゴノミクス形状) との相性が抜群です。中型から大型のものが選ばれる傾向にありますが、手の大きさ次第だと言えます。

また、左右対称のゲーミングマウスをかぶせ持ちで運用するユーザーもいますが、少数派であると言えるでしょう。

本体重量について

メリットにも挙げた通り、かぶせ持ちは他の持ち方と比べるとマウス本体の重たさを感じづらいため、許容範囲は広いと言えます。重たさは特に気にせず選んでしまって良いのではないかと思います。

クリック感について

基本的には人差し指・中指をベッタリと寝かせて配置するため、やや力が入りづらいです。また、セパレートではなく一体型となっている場合、第二関節あたりに力が入って誤爆することも。

つまり、スイッチが固いと不満に感じる可能性が高いうえ、誤爆を防ぐために歯切れの良さも求められます。

かぶせ持ちにおすすめのゲーミングマウス

BenQ ZOWIE ECシリーズ

IE3.0クローンの定番機種と言えるゲーミングマウス。EC-A、EC-B(+DIVINA)といった前作に続く最新モデルです。人間工学に基づいて設計されているため、かぶせ持ちで抜群にフィットします。

EC1(大型)とEC2(中型)の2サイズ展開なので、手の大きさに合わせて選びましょう。平均的なサイズ(18.5×9.5cm)の筆者の場合、手首をマウスパッドに接地させたくない場合はEC1、接地させたい場合はEC2を選ぶといいでしょう。

BenQ ZOWIE EC series
価格: -円 (本稿執筆時点)

G-wolves Skoll Sk-L

上記で紹介したZowie ECシリーズのクローン形状で、サイズ感はEC1とEC2の中間ぐらい。外側に穴が開いていることからも分かる通り、大型マウスとしては非常に軽量な67gまで削ぎ落されています。

単色からグラデーションまでさまざまな色が展開されていることも魅力。懸念点としては、国内から入手できるのが輸入品なため保証が受けられないことと、サイドのグリップ感に欠けることが挙げられます (グリップテープで改善可能)

G-wolves Skoll Sk-L
価格: 6,900円 (本稿執筆時点)

Sharkoon Light² 200

あまり名は挙がらないものの昔からあるメーカー。こちらもBenQ ZOWIE ECのクローン形状で、サイズ感はEC2と同等かやや小さい程度。わずか62gの軽量設計、トップカバーを穴の開いていないものに交換可能なことが特徴です。

ホイールクリックが固いことと、パラコードケーブルとしては芯が残っていて固いことが懸念点。それ以外はよくできていますし、Sk-Lと違って国内入手が容易な点も相まって、かぶせ持ちに適した軽量マウスの新たな選択肢としてお勧めします。

Sharkoon Light² 200
価格: 7,980円 (本稿執筆時点)

Microsoft Pro IntelliMouse

今でも多数のクローンを生む IntelliMouse Explorer 3.0 (IE3.0)の形状かつ ゲーム用途に耐えうる性能を備えた、マイクロソフトのゲーミングマウスです。

大型サイズに分類され、本稿で紹介するマウスの中で最も大きいです。また本体重量もそれなりに重たい(ケーブルを除いて104g)、昔ながらの仕様と言えます。スペックを考えると価格が安いのは利点と言えます。

Microsoft Pro IntelliMouse
価格: 6,535円 (本稿執筆時点)

Glorious Model D

Model Dは軽量ゲーミングマウスとしては唯一の、EC1やIE3.0に近いラージサイズとなっており、「手が大きくて合うマウスが少ないけど軽いマウスが良い」という方に適した選択肢になります。

ちなみにGlorious PC Gaming Raceは、Finalmouseが作り出した(?)軽量マウスのブームにいち早く乗っかったメーカー。最初はビルドクオリティ等懸念されていましたが、ロットを追うごとに改善されている様子。

Glorious Model D
価格: 6,980円~ (本稿執筆時点)

Xtrfy M1

大きすぎない中型サイズかつ、手の細部までピッタリとフィットする独自の形状が魅力のゲーミングマウスです。本稿で紹介する中では唯一、PixArt PWM3310という古い型番のセンサーが採用されていますが、現在の環境でも問題無く使用できるので心配は要りません。

細めの編組ケーブルが固いこと以外はよくできています。

Xtrfy M1
価格: 8,845円 (本稿執筆時点)

Xtrfy M4

やや小さめの中型サイズ、肉抜きで72gまで軽量化されたゲーミングマウスです。左手前が膨らんでおり、親指の付け根に沿ってフィットする形状となっています。全長はやや短いものの幅や高さがあるため、そこまで小さくは感じません。

両サイドにも穴が開いているため、気になる方はグリップテープなどで対策することを推奨。

Xtrfy M4
価格: 8,437円~ (本稿執筆時点)

ROCCAT Kainシリーズ

廉価モデルのKain 100/102、ハイエンドモデルのKain 120/122、ハイエンド無線モデルのKain 200/202の計6種類 (末尾0がブラック、末尾2がホワイト)。Kain 100/102はリフトオフディスタンス(LoD)が高いため、こだわる方は避けることを推奨します。

左右非対称マウスとしては珍しく両サイドがほぼ水平、それでいてIE3.0クローンのように自然とフィットするユニークな形状。ROCCATが独自に開発した表面コーティング・クリック感がとにかく優秀。

ROCCAT Kain 100/102 AIMO
価格: 6,580円 (本稿執筆時点)
ROCCAT Kain 120/122 AIMO
価格: 6,872円 (本稿執筆時点)
ROCCAT Kain 200/202 AIMO
価格: 14,278円 (本稿執筆時点)

Logicool G403/G703

有線モデルがG403、無線モデルがG703です。こちらもざっくりと言えば王道のIE3.0クローン形状ですが、他のものよりもコブが卵に近い形をしており、手のひら中央までピッタリとフィットしやすいのが特徴です。

かぶせ持ちに適した無線ゲーミングマウスを探している場合、G703は選択肢の筆頭に挙がると言えます。

Logicool G403
価格: 6,980円 (本稿執筆時点)
Logicool G703
価格: 10,990円 (本稿執筆時点)

Razer DeathAdder V2

昔から有名なエルゴノミクスマウスDeathAdderの最新モデルです。IE3.0クローンと言えば手に吸い付くよう設計されていますが、こちらはより細部までフィットするようにデザインされています。それなりに大きいです。

メインボタンには光学スイッチを、ケーブルには柔らかいものを採用するなど、大手メーカーらしい最先端の仕様となっているのは好印象。前作とは違いリフトオフディスタンスもそこまで高くなく、前作の弱点は取り除かれたといって良いのでは(ソフトウェアは健在)。

Razer DeathAdder V2
価格: 9,680円 (本稿執筆時点)

最後に

かぶせ持ちに適したゲーミングマウスを紹介してきました。最後に、ここまでで取り上げたゲーミングマウスの製品名と特徴をまとめておきます。

  • BenQ ZOWIE ECシリーズ – IE3.0クローンの定番機種。EC1(大)とEC2(中)の2サイズ展開で、手の大きさに合わせて選べる。
  • G-wolves Skoll Sk-L – 上記ZOWIE ECのクローン形状、サイズ感はEC1とEC2の中間。肉抜きによって67gと軽量。
  • Sharkoon Light² 200 – ZOWIE ECのクローン形状、サイズ感はEC2と同等かやや小さめ。62gの軽量設計、トップカバー交換可能。
  • Microsoft Pro IntelliMouse – IntelliMouse Explorer 3.0 (IE3.0)の形状、ゲームに耐えうる高性能。大きくて重たい。スペックの割に安い。
  • Glorious Model D – 肉抜きによりIE3.0やEC1に近い大型エルゴノミクスマウス。肉抜きにより68gの軽量設計、サイドには穴無し。
  • Xtrfy M1 – 中型サイズのエルゴノミクスマウス。細部までフィットする独自形状。ケーブルは固め。
  • Xtrfy M4 – 肉抜きで72gの軽量設計。親指の付け根にあたる部分が大きく膨らんでおり、フィット感良好。
  • ROCCAT Kainシリーズ
    • Kain 100/102 – 両サイドなどの素材が異なるが、質感が悪い訳ではない。廉価センサーを搭載している関係上、LoDが長め。
    • Kain 120/122 – 優れたクリック感と表面コーティング。編組式ケーブルは固いが、他は特に言うことがない良マウス。
    • Kain 200/202– 安定性の高いワイヤレス、優れたクリック感と表面コーティングが魅力。唯一の懸念点は、重心がやや後ろ目なこと。
  • Logicool G403/G703 – 王道のIE3.0クローンだがコブが大きく、手のひらの中央まで吸い付く。有線モデルのG403はケーブルが固い。
  • Razer DeathAdder V2 – デスアダーの最新モデルで、形状は据え置き。メインボタンに光学スイッチ、最新センサー搭載でLoDも短い。

製品によって大きさや重量などが細かく異なります。間違いないものを厳選してリストを作成しているので、ぜひお気に入りの1台を見つけてみてください。