かぶせ持ちに適したゲーミングマウスTop3

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かぶせ持ちに適したゲーミングマウスTop3

この記事では、かぶせ持ちに適したゲーミングマウスについて解説します。

筆者のミオニがこれまでに試してきた膨大な製品の中から厳選した、現状最もおすすめできるかぶせ持ち用ゲーミングマウスを紹介しています。この記事の内容は、当サイトで公開しているゲーミングマウスのティアーリストと連動して更新されるので、常に最新の情報が得られます。

人によって手の大きさ・細かな持ち方の違いが生じるので、あらゆるサイズ・形状の選択肢を挙げています。製品ごとの解説もおこなっているので、あなたに合った1台を見つけてみてください。

かぶせ持ち向けゲーミングマウスを動画で見る

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かぶせ持ち向けゲーミングマウスの比較一覧表

かぶせ持ちにおすすめのゲーミングマウス Top3

Pulsar Xlite V2 Wireless

価格: 9,780円 (本稿執筆時点)

ほぼ忠実に再現されたZowie EC2クローン

Xlite V2 Wirelessは、エルゴノミクス形状を好む層に人気の高いZowie EC2のクローン形状です。自然な手のフォームに合わせて設計されたシェイプ、小さすぎず大きすぎないサイズ感で、グリップ時に手全体に張り付くような感覚が得られます。好みの分かれづらそうな形状ですが、本体後部の背がやや低いので、手のひらへの強いホールド感が欲しい場合は合わない可能性があります。

本体重量59gのワイヤレスマウス

Xlite V2 Wirelessは2.4GHzワイヤレス対応、最大70時間持続するバッテリーを備えながら、本体重量をわずか59gに抑えています。それでいてビルドクオリティは高く、グリップ時にシェルの軋みやカタつきは確認できません。この手の形状のワイヤレスマウスとしては異例の軽さです。

高いコストパフォーマンスを誇る

ホイールが軽く分離感がやや弱めであることと、表面のグリップ性能が可もなく不可もなくという点は好みが分かれるポイントですが、致命的な欠点はなく、どの項目においても高いレベルでまとまっている印象です。価格は1万円を切り、同スペックの競合製品と比べて非常に安いです。
形状 左右非対称 サイズ 66.17 x 122.66 x 42.0mm
本体重量 59g ボタン数 5つ
センサー PixArt PAW3370 ライティング
接続方式 2.4GHzワイヤレス ソフトウェア 対応
DPQPでの評価は5.0 out of 5.0 starsです
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OUTSET AX

価格: 6,990円 (本稿執筆時点)

縦方向に動かしやすいIE3.0クローン

Zowie ECをベースにした形状ですが、本体後部が1センチ浮いたあたりでカットされています。これにより、手のひらへのホールド感が増すだけでなく、マウスパッドと手首の接地を避け、縦方向にも動かしやすい設計になっています。全長は117.43mmと短めではあるものの、類似マウスと比べて背が高めに設計されているため、平均的な手の大きさでも全長の短さを感じさせません。グリップする深さも調整しやすく、万人向けのサイズ感となっています。

パフォーマンス重視の設計

センサーやスイッチは適切に調整されており、取り回しやすいパラコードケーブル、操作の安定性に優れるPTFEソールを備えています。また、ソフトウェアは不要で、リフトオフディスタンスやデバウンスタイムをマウス本体から調整可能。LEDライティングなどは排除され、ゲームでのパフォーマンスを重視して設計されています。
形状 左右非対称 サイズ 65.0×117.43×43.0mm
本体重量 76g ボタン数 5つ
センサー PixArt PMW3389 ライティング RGB
接続方式 有線 ソフトウェア 不要
DPQPでの評価は4.5 out of 5.0 starsです
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Logicool G Pro X Superlight

価格: 16,200円 (本稿執筆時点)

どの持ち方でも干渉しづらい万能マウス

左右対称ながら絶妙なシェイプとサイズ感で、どの持ち方でも干渉しづらいのが特徴です。IE3.0クローンをはじめとするかぶせ持ち向けの左右非対称マウスと比べるとフィット感には欠けますが、万人向けのサイズ感かつ好みが分かれづらいのが長所となっています。

本体重量63g未満のワイヤレスマウス

ソリッドシェルかつビルドクオリティも優れていながら、本体重量は63g未満とかなりの軽量設計。重量バランスは適切に調整されており、バッテリー持続時間も最大70時間と長く、快適に使用できます。ただし、充電端子にMicro-USBを採用していることには注意しましょう。

プロシーンでトップの使用率を誇る

G PRO X SUPERLIGHTは、『VALORANT』などの競技性の高いFPSタイトルのプロシーンにおいてトップの使用率を誇ります。ワイヤレス通信の安定性は高く、オフライン環境においても無線接続で使用されており、パフォーマンスに悪い影響を与えないことが証明されています。
形状 左右対称 サイズ 63.5×125×40mm
本体重量 63g以下 ボタン数 5つ
センサー HERO 25K ライティング RGB
接続方式 2.4GHzワイヤレス ソフトウェア 対応
DPQPでの評価は4.0 out of 5.0 starsです
Logicool G Pro X Superlightのレビューを読む

かぶせ持ち向けゲーミングマウスのリスト

ティアーリストでA Tier以上/検証予定のものを掲載
製品名をクリックすると販売ページにジャンプします

名称形状size奥行高さ重量接続備考
BenQ ZOWIE EC1-C非対称有線検証予定
BenQ ZOWIE EC2-C非対称有線検証予定
BenQ ZOWIE EC3-C非対称有線検証予定
Glorious Model D Wireless非対称2.4Ghz検証予定
Logicool G703h非対称2.4Ghz
Logicool G PRO X SUPERLIGHT対称M>63g2.4Ghz
Mountain Makalu 67非対称L有線
ninjutso Katana Superlight対称M2.4GhzIMOクローン
ninjutso Origin One X非対称M2.4GhzIE3.0クローン
OUTSET AX非対称M+有線Zowie ECベース
Pulsar Xlite非対称有線Zowie EC2クローン
Pulsar Xlite V2 Wireless非対称M+59g2.4GhzZowie EC2クローン
Razer DeathAdder V2非対称有線
Razer DeathAdder V2 Mini非対称S有線
Razer DeathAdder V2 Pro非対称2.4Ghz
Xtrfy M4 Wireless非対称2.4Ghz

かぶせ持ち (Palm grip) とは

かぶせ持ち(Palm grip)は ”マウスに手を覆い被せる”ようにしてグリップするので、このような名称となっています。グリップする角度や深さ、またマウスパッドと手首が接地するかしないかなど、人によって細かな持ち方の違いは見られます。

どの持ち方よりも接地面積が広く、手全体とマウスが密着するのが特徴です。指先から手のひらまで全てがマウスとぴったり接した状態になるため、マウスの細かな形状もグリップ感に反映されます。

かぶせ持ちのメリット

  • 手のフォームを自然に保つことができ、不要な力が入るなどの変な癖がつきづらい
  • 両方のサイドボタンを容易に押し込める
  • 他の持ち方と比べてマウスの重たさを感じづらい
  • 布製マウスパッドに圧を掛けたときのソールの沈み込みによるストッピングアシストを得やすい

かぶせ持ちのデメリット

  • 細かな形状まで持ち心地に反映されるので、相性問題が発生しやすい
  • マウス操作に指の関節を使えないため、細かな操作が行いづらい
  • 指の関節が伸び切った状態になるため、垂直方向(上下)への細かな操作が行いづらい
  • マウスに圧が掛かりやすく、中間層の柔らかいマウスパッドでは滑走速度が安定しづらい

かぶせ持ちに適したマウスの条件は?

かぶせ持ちとの相性が良いマウスの条件について、以下にて詳しく解説します。

形状・大きさについて

かぶせ持ちは手全体を覆い被せるようにグリップするので、人間光学に基づいて設計された左右非対称のエルゴノミクス形状のゲーミングマウスとの相性が良いです。

左右非対称のエルゴノミクスマウスには、平均的な手の大きさに合わせた中型~大型のものが多いですが、最近では手が小さい方に適した小型モデルもちらほら出てきています。

また、かぶせ持ちとの相性が悪くない左右対称マウスも存在します。しかし、かぶせ持ちユーザーで左右対称マウスを好む層は少数派であると言えるでしょう。

本体重量について

かぶせ持ち向けに設計された左右非対称のエルゴノミクス形状はどうしても体積が大きくなりがちで、小型~中型のものよりも本体重量が重たくなる傾向にあります。

しかし最近では軽量マウスが主流ということもあり、シェルの肉抜きや内部構造の見直しによって、これまででは考えられないほど軽いマウスが続々と登場しているため、選択肢は幅広いです。

持ち方を問わず、理論上は本体重量の軽いマウスの方が優れていると言えます。その理由として、滑り出しが速いので対象に素早くカーソルを合わせることができることと、止める際にも慣性が働きづらくカーソルが行き過ぎないことが挙げられます。

かぶせ持ちはグリップする面積が広いぶん、他の持ち方と比べてマウスの重たさを感じづらいですが、上記の理由から軽めに設計されたものを選ぶことをお勧めします。

ただし、軽ければ軽いほどいいという訳ではありません。あなたが操作しやすいと感じる重量感がベストということを忘れずに。自分に合わないと感じるマウスに無理に慣れる必要はありません。

クリック感について

かぶせ持ちではマウス本体に人差し指と中指をべったりと寝かせるので、他の持ち方と比べると指先に力が入りづらいです。つまり、メインボタンがあまりに固いと不満に感じる可能性が高いです。

また、メインボタンが固い場合、誤爆を防ぐために歯切れの良さ・跳ね返りの強さが求められます。なるべく押し心地が軽く、指先に力を入れすぎずにクリックできるものが好ましいでしょう。

ただし、グリップする深さによっては指先だけでなく指の第二関節のやや奥側でもメインボタンを押し込めます。この押し方ではスイッチに圧が掛かりやすいので、メインボタンの固さはさほど気になりません。

有線マウス派?無線マウス派?

最近では2.4GHzワイヤレスに対応した無線ゲーミングマウスの選択肢も多くなってきています。

有線ゲーミングマウスは、ケーブルの抵抗感や引きずり感がつきまといます。これは、マウスの移動量が少ないハイセンシ~ミドルセンシの場合だと、マウスバンジーでケーブルを浮かせることで簡単に対策可能です。

しかし、マウスの移動量が多いローセンシの場合は少し厄介です。マウスバンジーに留めるケーブルを長めに余らせておくとマウスパッドとケーブルが接地したり、逆に短めに余らせるとマウスバンジーのアームに引っ張られる感覚が出てきます。

これは本体の背が高くてアームも長めに設計されたマウスバンジー*1を使用することで解決しますが、あまりにセンシが低かったりと環境次第ではケーブル管理がうまくいかないことも。

*1 例として「BenQ ZOWIE CAMADE II」などが挙げられる

そういった場合、2.4GHzワイヤレス対応のゲーミングマウスを選ぶと操作性が劇的に向上します。

最後に

以上、かぶせ持ちに適したゲーミングマウスについての解説でした。

当サイトでは、ゲーミングマウスの詳細かつ分かりやすいレビューティアーリストなども発信しているので、より深く知りたい方はそちらもチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

ミオニ
eスポーツ向け ゲーミング周辺機器のレビュアー
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