G-Wolves HSK Pro 4K レビュー

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G-Wolves HSK Pro 4K レビュー

この記事では G-Wolves HSK Pro 4K のレビューをお届けします。

G-WolvesHSK Pro 4K
販売価格:179ドル~
クーポンコード [ mionigg ] で10%OFF
本稿執筆時点では、この無線機器は電波法に定める技術基準への適合が確認されておらず、法に定める特別な条件の下でのみ使用が認められています。この条件に違反して無線機器を使用することは、法に定める罰則その他の措置の対象となります。

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🔍この動画の目次

00:00 はじめに
00:22 接続と電源スイッチ
00:51 充電とバッテリー
01:12 ビルドクオリティ
01:36 コーティング
01:52 本体重量
02:54 重心バランス
03:09 形状と大きさ
04:56 使用感
05:39 メインボタン
06:24 サイドボタン
07:03 ホイール
07:41 センサー
08:04 ポーリングレート
08:38 マウスソール
09:11 結論とターゲット

* 以下、動画の原稿をそのまま配置してます。編集中。

接続とバッテリー

接続は2.4Ghzワイヤレスです HTS+とかHTXは電源スイッチが浅い位置にあるので指で切り替えれるんですけど、HSK Pro 4Kのスイッチは結構深めの位置についてます。指が細い人なら小指でギリギリ 爪の先っちょが届くんで、切り替えられると思います。届かなくても電源オンオフのためのフックが2本付いてくるんで、心配は要りません。頻繁に電源オンオフするならちょっとだるいと思います。

端子はMicro-USBです。充電の時にType-Cとは違ってケーブルの向きを合わせて差し込む必要があります。これも端子の表と裏の1/2を外して、ケーブルが刺さらなかったときにイラっとします。

電池持ちはポーリングレート4Kで使ってるとやっぱり悪いです。ギリギリ1日持つかなって感じ。

ビルドクオリティ

シェルのクオリティは普通に高いです。トップシェルとサイドシェルの継ぎ目はほとんど見えません。ボトムシェルとの隙間もありません。シェルの成形精度は高いです。小さいこともあって、かなり頑丈です。強めにグリップしても側圧をかけても、シェルがたわんだり軋み音が鳴ることはありません。1週間ほど使って、ビルドクオリティに難はないと感じました。

コーティング

表面はさらさらとしていて滑りやすいです。グリップ力はほとんどなく、指先を定位置で保つのは難しいです。グリップテープが付属しているので、ます。厚さは0.8ミリです。こんな変わった形なんで、専用の形にカットされているのは有難いです。

本体重量

本体重量は公称値29グラム、実測値は31.5グラムでした。2.5グラムの誤差があります。個人的にはここまで軽いともう誤差の範囲としか思えません。

現状最も軽いゲーミングマウスは Zaunkoenig M1K シェルがカーボンファイバーでできていて、有線で23グラムです。23グラムはさすがに…って感じなんですけど、よく考えるとHSK Pro 4Kは無線で、サイドボタンもホイールもついているのに31グラムって考えると、訳が分からない軽さです。

標準では300mAhのバッテリーが搭載されていますが、より小さくて軽い130mAhの交換用バッテリーも付属しています。ソールを剥がして分解して付け替える形になります。ソールは替えが2セットついてるので、ソールが無い、なんてことにはなりません。バッテリー持ちの観点では300mAhそのままで使うことをお勧めします。

重心は本体の後ろ目、センサーと電源スイッチの中間辺りにあります。G PRO X SUPERLIGHTをつまみ持ちしたときに重心がこのあたりにあることを考えると、実際に持ったときの重心の位置は普通の形のマウスと実はあんまり変わらないのかなと思います。

形状と大きさ

形状と大きさ。見ての通り、めちゃくちゃ小さい、つまみ持ちしかできないデザインです。横から見ると、三角形です。指先で支えるだけの最低限のスペースが残されています。後ろは絶壁です。サイズ的に、このお尻のほうは手のどこにも触れないので、もう無理やり終わらせてる感じです。メインボタンはかなり背が低めに設計されています。わずかにU字状に窪んでいて指先が収まりやすいです。

実はG-Wolvesは、このHSK Proのほかにも、HSK Plusという一回り大きいモデルも出しています。このHSK Proは、サイズ感としては最も小さい部類のマウスになります。こんなデザインなので大きさが関係あるのか疑問に思う人も多いと思うんですけど、実際に使ってると結構関係あるなーと感じてます。

僕の手の大きさは幅が9.5 長さが18.5センチで、日本人男性の平均サイズです。僕の手の幅に対して、マウスの幅が狭すぎる気がします。自然なフォームはこんな感じ HSK Proを持とうとすると、ここから少し指をすぼめる必要があって、常に少しだけ力が入ってしまって、指の関節が自然に使えるようなフォームではなくなってしまいます。

とはいっても、使えない訳ではないです。むしろ、使い始めて2日目くらいから手とマウスがくっついたみたいな感覚で操作できて、かなり癖になってます。自分の場合は、薬指と小指を伸ばして寝かせるようにして、手前側を親指で固定するとサイズが小さいのを誤魔化せます。普通のマウスと同じように、先端に向かって細くなっていくので、薬指と小指の収まりはいいし、親指側は十分なスペースがあって関節を使って色んな方向に動かしやすいです。

VALORANTで主に使っていて感じたのは、やっぱりマウスが軽いと少ない力で動かせるので、直感的に操作できます。スッと目的地まで指先で運んであげる感覚です。ただ、精度を高めるのが難しいです。少ない力で動くぶん、細かな指の震えとか、関節の細かな動きまで拾う感じがするので、ある程度脱力しないとエイムが安定しづらいです。センシは800dpi の0.2 いつも通りローセンシでプレイしていて、こんな感じの視点です。

あと少し幅が広ければ、平均的な大きさの自分の手にはぴったりな気がしたので、このHSK Proよりも一回り大きなHSK Plusを買ってみました。届いたらまた動画にします。ちなみにHSK Plusが届けば、G-Wolvesのポーリングレート4000Hz対応マウスはコンプリートです。為替の影響もあって、1台24000円くらいするので、全部で10万円くらい掛かりました。

メインボタン

メインボタンにはZippy DF3-P1L1が採用されています。Zippyのスイッチを標準で採用したマウスは少なく、現行製品で使ってるのはG-Wolvesくらいだと思います。クリック感はとても良いです。プリトラベル・ポストトラベルともにごくわずかでです。固さは柔らかめで、カチッと音が鳴って押し込まれた後の跳ね返りが強いです。逆に言えば、跳ね返りは十分に強いけどクリック自体は軽いので、脱力した状態でマウスを操作できます。つまみ持ち専用のマウスとして、クリック感はかなりうまく調整されてると思います。押す場所によるフィーリングの変化も少なく、本体に対して真っすぐグリップしても、角度をつけても、クリック感は良好です。

サイドボタン

このサイズのマウスにサイドボタンがついてるのは驚きです。Zaunkoenig M2Kにはありません。普通のマウスと比べると分かる通り、ボタン自体がかなり小さいです。どちらも親指の真上にきて、しっかりと飛び出しているので、とても押しやすいです。ただつまみ持ちっていう持ち方の特性上、親指がマウスを支えるうえでとても大きな役割を果たしているので、親指でサイドボタンを押してる間は完全にマウスが固定されていない状態になってエイムがしづらいです。グリップする時点で、こういう風に誤爆しない程度にボタンに親指を少し被せておくと、エイムしながらでもサイドボタンを押し込むことができます。

ホイール

ホイールは本体からあまり飛び出していませんが、そもそも指が上から下にぶらんって垂れ下がるようなフォームで持つことになるので、飛び出していなくてもアクセスしやすいです。ゴムリングには水平方向に切り込みが入っていて、適度に指に引っ掛かります。回すのに必要な力は標準程度で、ハッキリとしたノッチ感があります。1スクロールごとにしっかりと分離します。ホイールクリックは少し重たいです。指先に力を入れる必要があります。左右のクリックが柔らかいぶん、ギャップが気になります。頻繁に入力するキーをバインドするのには不向きだと思います。

センサー

センサーはPixArtのフラッグシップ PixArt PAW3395が搭載されています。独自の検証を行った結果、センサーは正常に動作していることを確認しました。ちなみにHSK Proは本体が小さすぎるあまりに、センサーは90度回転した状態で横向きに取り付けられています。

ポーリングレート

HSK Pro 4Kはポーリングレート最大4000Hzに対応しています。VALORANTで検証した結果、ポーリングレート4000Hz設定時も動作の安定性に問題はありませんでした。ポーリングレートを高く設定するメリットは、トラッキング精度が高まり、遅延が少なくなることです。ただし、マウスの位置情報を更新する回数が増えるので、その分PC 主にCPUに負荷が掛かるということには注意してください。PCスペックに余裕があって、ゲームのFPSがモニターのリフレッシュレートを下回らない環境を整えているなら、ポーリングレート4000Hzはメリットしかないです。

マウスソール

マウスソールは上下に2枚。材質はPTFEで、厚さは0.7mm。マウスの端を覆うような細長い形状です。エッジはそこまで丸まっていません。少しソールが沈み込んだ段階で引きずり感が増します。滑りすぎるのが苦手な人にはこのままでもいいかもしれません。ソールガイドが無いので、はみ出さなければどんなソールでも貼れるのは強みだと思います。僕は軽すぎて制御しづらいと感じたので、Nitro FactoryのジュラコンソールnTech Skate DR-1を貼って使ってます。こういうアホみたいに軽いマウスとジュラコンソールは個人的に相性が良いです。

結論とターゲット

G-Wolves HSK Pro 4Kはわずか29グラムの超軽量ワイヤレスマウスです。指先で支える最小限のスペースしか用意されていないつまみ持ち専用機で、Zaunkoenig M1K / M2Kとは違ってワイヤレスなうえに、サイドボタンやホイールも搭載されています。

つまみ持ちはその持ち方の性質上、サイドの本体幅と角度、メインボタンの高さや窪みしか持ち方に影響しません。本体後部は手に触れないので不要としてばさっとカットしてしまったような形状になっています。

一般的に小さめとされているマウスよりもさらに幅が狭いことだけが懸念点で、手の幅が9.5センチの筆者だと手をすぼめるようなフォームになってしまい、少し余計な力が入ってしまうのが気になりました。手の幅が9センチ以下のつまみ持ちの方が主なターゲットになるかと思います。グリップテープで幅を足してあげるのも一つの手かもしれません。

G-WolvesHSK Pro 4K
販売価格:179ドル~
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以上、G-Wolves HSK Pro 4K のレビューでした。

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この記事を書いた人

ミオニ
eスポーツ向け ゲーミング周辺機器のレビュアー
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