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「ROCCAT Kone Pure Owl-Eye」レビュー。手が小さめの方は必ず試しておくべき、小型軽量の左右非対称ゲーミングマウス

「ROCCAT Kone Pure Owl-Eye」レビュー。手が小さめの方は必ず試しておくべき、小型軽量の左右非対称ゲーミングマウス

ROCCAT様より、左右非対称ゲーミングマウス「ROCCAT Kone Pure Owl-Eye」を提供していただいたので、当記事にて詳細なレビューをお伝えします。

レビューサンプル提供: ROCCAT Japan

ROCCAT Kone Pure Owl-Eye レビュー

「ROCCAT Kone Pure Owl-Eye」は左右非対称エルゴノミクス形状ながら、小型軽量を謳ったゲーミングマウスです。手が小さめ~標準サイズの方をターゲットにした製品。

光学センサーには独自の「ROCCAT Owl-Eye」を搭載していることや、ボタン数が7にもかかわらず「EASY-SHIFT」機能によって1ボタンにキーを2つ割り当てられることが特徴となります。


左右非対称USB有線接続RGB LEDライティングボタン数:75000万回耐性オムロン製スイッチセンサー:ROCCAT Owl-Eye最大解像度:12000DPI最大速度:250IPS最大加速度:50Gポーリングレート:最大1000Hz重量:88g(ケーブル除く)価格:7,685円 (2018/11/01時点)

ゲーミングマウス、特に左右非対称エルゴノミクス形状の製品に関しては、手にフィットするかどうかが重要なポイントになるかと思うので、その点には特に注目して見ていきたい。

また独自センサー「ROCCAT Owl-Eye」のセッティングは適切なのか、カーソルの追従性や正確性も慎重にチェックしていきます。まずは開封からとなりますが、詳細なレビューは以下から。

製品開封、内容物をチェック

製品の外箱は独特な形状で、ROCCATらしい黒と水色のデザイン。

ROCCAT Kone Pure 外箱

独自の光学センサー「ROCCAT Owl-Eye」やRGB LEDライティング搭載、専用ソフトウェア「ROCCAT Swarm」に対応済みなど、ROCCAT Kone Pureの製品仕様がざっと記載されています。

内容物はROCCAT Kone Pure Owl-Eye本体、取扱説明書、ステッカー

早速、外箱を開封します。内容物はROCCAT Kone Pure Owl-Eye本体、取り扱い説明書、ステッカーとなります。取り扱い説明書は多国語で記載されており、日本語での表記も確認できました。

やや小さめの左右非対称エルゴノミクス

ROCCAT Kone Pure Owl-Eyeは左右非対称ゲーミングマウスで、同ブランドの「Kone EMP」の優れたエルゴノミクス形状を受け継ぎながらに、サイズを91%に小型化した製品となります。

“やや小さめ”の左右非対称エルゴノミクス

本体サイズは幅70×奥行115×高さ39mmと、横幅は一般的なゲーミングマウスと大差ないものの、左右非対称ゲーミングマウスとしては高さが抑え気味で、マウスの奥行も大きく削られています。

ROCCAT Kone Pure Owl-Eye 本体左面

左側のサイドボタンはやや手前に2つ搭載されています。また、滑り止めのラバーグリップは貼られておらず、親指をピッタリ配置できそうな窪みが空いているのが特徴的。

マウスを手で深く覆うように持つというよりも、つかみ持ちやつまみ持ちのようにマウスを浅く握るように想定された設計のように思えます。各種マウスの持ち方との相性は後述します。

ROCCAT Kone Pure Owl-Eye 本体右側

ROCCAT Kone Pureは左右非対称らしく本体右側が少し沈んだ形状となっていますが、右サイド部分の面積はしっかり確保されている印象で、薬指と小指を問題無く配置できそうです。

両サイドに滑り止めのラバーグリップは貼り付けられてはいないものの、ROCCAT独自のProGripコーティング処理が施されており、ゲームプレイ中に滑ってしまう心配はありません。

ROCCAT Kone Pure Owl-Eye 本体後面

本体を後ろから見ると、やはりマウス本体の高さは抑えられている印象です。しかし両サイドがそこまで沈んでいないことから、しっかり手の平を預けられる形状に仕上がっています。

製品仕様をより詳細にチェック

以下からは、ROCCAT Kone Pure Owl-Eyeを実際にゲームプレイに使用しながら、各種持ち方との相性やスイッチ周りの調整など、マウス操作に直接かかわる部分をチェックしていきます。

独自センサー「ROCCAT Owl-Eye」は動作良好

ROCCAT Kone Pure Owl-Eyeに搭載されている独自センサー「ROCCAT Owl-Eye」は、PixArt社のPWM3361オプティカルセンサーをベースに、ROCCATがさらなる調整を加えたものです。

1:1トラッキング、解像度12,000dpi、フレームレート最大12,000fps、最大認識速度250ips、最大加速度50G、システムクロック数70MHzと、カタログスペック上は文句無しの性能を誇ります。

独自センサー「ROCCAT Owl-Eye」は最大12,000DPI対応

精密なカーソル操作を要求されるFPSタイトル数種のプレイに使用したところ、カーソルの追従性は高く、快適なゲームプレイが可能でした。一般的にゲームプレイで使用されるDPI値400 ~ 3200で検証しましたが、カーソルの飛びも見られませんでした。

搭載センサー「ROCCAT Owl-Eye」の信頼性は確かと言える

結論として、ROCCAT Kone Pure Owl-Eyeに搭載された「ROCCAT Owl-Eye」センサーは極めて優秀。もちろんベースとなるセンサーPixArt PWM3361の品質は間違いないですし、ROCCATによる調整も適切に行われていると言えます。

EMPと比較して91%のサイズへ、手が小さめの方に最適

ROCCAT Kone Pure Owl-Eyeは手が小さめ~標準の方に向けて設計されたゲーミングマウスです。本体サイズは幅70×奥行115×高さ39mmで、奥行と高さが削られた小さめのサイズ感

以下からは、マウスの持ち方3種(かぶせ持ち、つまみ持ち、つかみ持ち)との相性をチェックしていきます。手の大きさが日本人男性の平均値(18.5cm)の筆者によるレポートとなります。

かぶせ持ちは浅く持つのがポイント

マウス全体に隙間なく手の平を被せるようにする「かぶせ持ち」では、マウスの奥行が不足するため浅く持つことを強いられます。左側の窪みに親指をピッタリと配置すると、手の平が少しオーバーするものの、それなりに安定したマウス操作が可能です。

手の大きさが18.5cm前後だとかぶせ持ちは少し厳しい印象ですが、右側の薬指と小指の配置スペースは問題ありませんでした。手が小さめの方や女性の方であれば絶妙にフィットしそうです。

つまみ持ちは極めて安定、両サイドの形状が◎

「つまみ持ち」は手の平を浮かせて両サイドの3本指(親指、薬指、小指)でマウスを固定する持ち方です。それゆえ、マウス本体の両サイドの形状が非常に重要となります。

ROCCAT Kone Pure Owl-Eyeの両サイドの形状は極めて優秀で、つまみ持ちとの相性は抜群。ROCCAT独自のマウス表面のグリップ加工も相まって、精密なカーソル操作も安定して行えます。

つかみ持ちとの相性も良好

「つかみ持ち」は、手の平をマウスに預けて残りの指でマウスを掴むように持ちます。こちらもROCCAT Kone Pure Owl-Eyeと相性が良く、手の平と親指が本体にフィットして安定感は高め。

ただし、手が大きめの方だと無理に指を曲げないとクリックできないという問題が発生する可能性があります。マウスの持ち方がつかみ持ちかつ、手の大きさが小さめ~標準の方には最適。

右サイドのスペースが十分に確保されている

マウスの右サイド部分にはスペースが十分に確保されているので、薬指や小指を配置する際に干渉してしまう心配は無さそうです。

ROCCAT Kone Pure Owl-Eyeとマウスの持ち方3種との相性を検証したところ、つまみ持ちとつかみ持ちとの相性は良く、かぶせ持ちはマウスの奥行が足りないことで安定性に欠ける、といった結果に。理由から考察するに、手が小さめの方ならば全ての持ち方に対応可能と言えます。

スイッチの調整は軽め、ホイールの操作感が優秀

ROCCAT Kone Pure Owl-Eyeのスイッチ周りの調整は対人ゲーム向け

オムロン製メインスイッチは”軽め”の調整

使用する機会の多いメインスイッチは軽めに調整されており、ゲームジャンルによっては必要となる連打も容易に行えます。ある程度の固さが確保されているので、誤爆の心配はありません。

押下耐数5,000万回のオムロン製スイッチが採用されており、耐久性の面でも問題は生じなさそうです。

ホイールの操作感が秀逸

ホイールスクロールも軽めに調整されていますが、誤爆しづらい秀逸な操作感となっています。ホイールを回すたびに程良いスイッチ感があり、何回スクロールしたのかが掴みやすいです。

そのほか、ホイールクリックもやや軽く、ホイール手前のふたつのスイッチもやや軽めのセッティング。どちらも誤爆しづらい一定の固さが確保されており、適切な調整となっています。

サイドスイッチも”やや軽め”の調整

サイドスイッチに関してもやや軽めの調整。こちらに関しては指に力が入った際の誤爆が怖いところですが、サイドボタンが配置されている位置がやや特殊なのでカバーできそうです。

ROCCAT Kone Pure Owl-Eyeのスイッチ周りは全体的に軽めの調整となっており、ゲームプレイ時の激しいマウス操作もスムーズにこなせますし、長時間使用しても疲れづらいといった印象。

小さめのサイズも相まって軽量な仕上がり

ROCCAT Kone Pureの本体重量は、スペック表での公表値は88g(ケーブル除く)。小さめのサイズも影響して、左右非対称エルゴノミクス形状のゲーミングマウスにしては軽量な仕上がり。

実測値は88.8g(参考程度にお願いします)

重たさを感じない、軽やかなマウス操作感が特徴となります。マウスの重心は真ん中に置かれているように感じ、軽めの本体重量ながらマウスパッド上で安定してくれます。

マウスソールは上下に小さめのものが2枚

本体裏面のマウスソールは上下に小さめのものが2枚貼られています。手持ちの4種類のマウスパッドでテストしたところ、滑り心地はいたって良好で、製品によって干渉する様子も無し。

専用ソフトウェア「ROCCAT Swarm」対応

ROCCAT Kone Pure Owl-Eyeは、専用ソフトウェア「ROCCAT Swarm」に対応済みで、ソフトウェア上でマウスに関する詳細設定を行うことが可能です。以下のURLからダウンロードできます。

ROCCAT Swarmから設定できる項目としては、100dpi刻みのマウス感度調節、クリック間隔の調節、マクロの記録/保存、各ボタンへのキー/マクロ割り当て、LEDライティングの色やパターンなど。日本語に対応しており、専用ソフトウェアとしての基本的な設定は一通りカバーしている印象です。

感度やマウス加速の設定

ゲーミングマウス自体のdpi値だけでなく、Windows側のマウス感度もROCCAT Swarm上で設定可能となっています。また、ホイールスクロールの速度まで調節できるのも嬉しいポイント。

本体のオンボードメモリに設定プロファイルを5つまで記録しておき、マウス操作またはソフトウェア上で切り替えることができます。ゲームタイトル別で分けておくなど用途は様々です。

キー割り当ては、7つのボタン+上下スクロールの合計9か所

ROCCAT Kone Pure Owl-Eyeに搭載されている7つのボタンだけでなく、上下スクロールも含めた合計9か所にキー/マクロ割り当てが可能です。キーボードのキー割り当てから、マウス感度(dpi値)の変更、メディアの音量調節や再生/一時停止、マクロの再生など、幅広い操作を割り当てられます。

また、「EASY-SHIFT」によって各ボタンに2つ操作を割り当てられるのが特徴。EASY-SHIFTを押している間のみ、各ボタンが通常とは異なる割り当てとなります。これによって、多ボタンを特徴とするゲーミングに引けを取らない、非常に多くのキー/マクロ割り当てが可能となります。

その他の設定項目は”高度な設定”に

ソフトウェア内の「高度な設定」タブより、ポーリングレートの4段階切り替え(125 / 250 / 500 / 1000Hz)、LEDライティングの色とパターン、リフトオフディスタンスの調節、プロファイルやdpi値を切り替えた際のサウンド通知と音量を設定可能です。

ROCCAT Kone Pure Owl-Eyeのソフトウェアを介した設定項目の多さは、他製品と比較して十分に優れていると言えるでしょう。特にリフトオフディスタンス調節は対人ゲーマーには嬉しい。

手が小さめ~標準の方に最適、ソフトウェアも優秀

ROCCAT Kone Pure Owl-Eyeを実際に使用した感想としては、他製品とは明らかに違った特徴を持つゲーミングマウスといった印象。小型軽量な形状はもちろん、「EASY-SHIFT」によるキー割り当て可能な数の多さも非常に便利と言えます。

  • 小型かつ軽量の左右非対称エルゴノミクス、手が小さめ~標準サイズの方に最適
  • 手の大きさが18.5cmだとかぶせ持ちがやや難しいが、手が小さめならどの持ち方でも握りやすい
  • 本体重量は88gと軽量で、スイッチ周りの調整も軽く、長時間のゲームプレイでも疲れづらい
  • LEDライティングの機能が貧弱、RGBにも対応しているが設定項目が幅広いとは言えない
  • ボタンは7つ搭載、「EASY-SHIFT」によって1つのボタンに2個のマクロ/キー割り当てが可能

左右非対称エルゴノミクス形状ながら小型かつ軽量なゲーミングマウスは珍しく、手が小さめ~標準サイズの方には最適。「こんな製品を探していた」という方もいるのではないかと思います。

本体に刻まれたロゴマークの主張も◎

本体に刻まれたROCCATのロゴマークも特徴的で、ビジュアル面でも主張の大きいデザイン。カラー展開もBlack / Whiteの2色が用意されており、ユーザーの好みによって選択できます。

搭載されている独自センサー「ROCCAT Owl-Eye」の動作も良好で、スイッチ周りの調整もゲームプレイに適した適切なセッティング。これと言って文句の付け所はありませんでした。

ROCCAT Kone Pure Owl-Eye 外観

専用ソフトウェア「ROCCAT Swarm」の設定項目は多く、痒いところにも手が届きます。1つのボタンに2種類のキー割り当てが可能な「EASY-SHIFT」によって、多ボタン搭載ゲーミングマウスのように使用することもでき、これ1台でできることは多い。

ROCCAT Kone Pure Owl-Eyeは小型&軽量設計で、手が小さめサイズの方にターゲットを向けた数少ないゲーミングマウスです。合う製品が見つからないという方は、ぜひ試してみてください。


左右非対称USB有線接続RGB LEDライティングボタン数:75000万回耐性オムロン製スイッチセンサー:ROCCAT Owl-Eye最大解像度:12000DPI最大速度:250IPS最大加速度:50Gポーリングレート:最大1000Hz重量:88g(ケーブル除く)価格:7,685円 (2018/11/01時点)

以上、左右非対称ゲーミングマウス「ROCCAT Kone Pure Owl-Eye」の実機レビューでした。

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名無し

この記事を見て購入したのですが1番最初のSwarmのアップデートが出来ないです インストールを押すと固まってしまうという症状でアンインストールしてみたりしてみたのですが治りません
ミオニさんは同じようなことは無かったですか?