【2021年最新版】おすすめのロープロファイルゲーミングキーボード4選。高速応答でFPSに最適
当記事では、ロープロファイルキーボードのおすすめ機種を紹介します。
ロープロファイルキーボードは、キーストローク・アクチュエーションポイント(作動点)が短く、高速なキーレスポンスが期待できるので、FPSに適したキーボードとして注目されています。
ロープロファイルキーボードとは
ロープロファイルキーボードとは、「ロープロファイルキースイッチ」という背の低いスイッチを搭載したキーボードのことです。構成するパーツが薄いので、キーボード本体も薄型設計なのが特徴です。
通常のキースイッチと同じように、赤軸・茶軸・青軸・銀軸などに分類できます。また、押し下げ圧・キーストローク・アクチュエーションポイント(作動点)といった仕様もスイッチごとに異なります。
ロープロファイルキーボードに搭載される代表的なスイッチは、Cherry社の「Cherry MX Low Profile Red」「Cherry MX Low Profile Speed」や、Kaihua社の「Kailh Low Profile」シリーズなど。その他にも、ゲーミングデバイスメーカーが独自に開発したロープロファイルキースイッチも存在します。
ロープロファイルキーボードのメリット
1. キーの反応が速い
「キーを2.0mm押し込んだら反応するキーボード」と「キーを1.0mm押し込んだら反応するキーボード」のどちらの方がキーの反応が速いかといえば、迷わず後者ですよね。
ロープロファイルキーボードはアクチュエーションポイント(作動点)が短いものが多いです。
FPS/TPSなど、キーの高速入力が求められるジャンルで高いパフォーマンスを発揮します。
2. キーを押してから再度反応するまでが速い
一度キーを押して反応した後、再度反応する状態に戻すには、一定の高さまで戻す必要があります。このとき、キーが再度反応するようになる地点を「リセットポイント」と言います。
ロープロファイルキーボードは背が低いので、通常のキーボードと比べて、キーを底打ち(それ以上キーが下がらないところまで押し込むこと)してからリセットポイントに返ってくるまでの距離が短いです。
これは、キー連打速度の向上に繋がりますし、複雑な操作がよりリアルタイムに反映されるので、FPSだけでなくゲーム全般で有効です。特に、正確かつ精密なキャラクターコントロールが求められる『フォートナイト』や『Apex Legends』では恩恵が大きいです。
3. キーを押し下げるのが楽
キーを押し下げるのが楽で、長時間使用しても疲れづらいです。理由は、通常のキーボードよりも背が低いぶん、キーを押し下げる距離が少ないからです。たったコンマ数ミリの違いですが、指先で触れるものなので大きな差として体感できます。
ただし、キーの押し下げ圧は通常のキーボードとほとんど変わりません。むしろ個人的には、押し下げ圧が同じキーボード同士でも、ロープロファイルのほうが若干キーが重たいと感じることが多いです。
ロープロファイルキーボードのデメリット
1. 打鍵感が物足りない
ロープロファイルキーボードは本体とキースイッチが薄いので、通常のキーボードと比べてタイピング時の底付き感が目立ちます。
通常のキーボードと比べてストロークが短いので、指先に伝わる感触がやや弱く、キースイッチによる打鍵感の変化も少ないように感じます、
筆者は、ロープロファイルキーボードの特性を分かりやすく説明するとき、「通常のキーボードとノートPCのキーボードの中間」と表現することが多いです。※もちろん搭載されているキースイッチによって打鍵感は大きく異なるので注意
2. バリエーションが少ない
通常のキーボードと比べると、製品の種類が圧倒的に少ないです。キーボードを選ぶときの条件(キー配列、キー数・サイズ、接続方式、キースイッチ、各種機能など)はさまざまですが、それらを満たした製品が見つからない可能性があります。
ただ、バリエーションが少ないということは、本当に自分に合ったものを見極めやすいとも言えます。DPQPでは、人気のロープロファイルゲーミングキーボードを実機で検証したうえで、おすすめの機種をピックアップしています。
おすすめのロープロファイルゲーミングキーボード
DPQPがおすすめするロープロファイルゲーミングキーボードは全て実機で検証済みです。個別のレビュー記事も読めるので、使用感など更に詳しく知りたい方はそちらもご覧ください。
選べる2種類のCherry MXロープロファイル軸
「FILCO Majestouch Stingray」は、Cherry社製ロープロファイルキースイッチを搭載した2種類のモデルをラインナップしています。それぞれのスペックは以下の通り。
キースイッチ名称 |
Cherry MX
Low Profile Red
|
Cherry MX
Low Profile Speed
|
特性 | リニア | リニア |
押し下げ圧 | 45g | 45g |
キーストローク | 3.2mm | 3.2mm |
作動点 | 1.2mm | 1.0mm |
耐久性 | 5,000万回 | 5,000万回 |
キー配列・サイズが豊富
キーボードの基本性能を重視
接続 | USB 着脱不可 | キー配列 | JIS / US |
---|---|---|---|
サイズ | フルキー/テンキーレス | キースイッチ | Cherry MX Low Profile Red / Low Profile Silver |
キーキャップ | ABS樹脂 | 角度調整 | 可能 |
ライティング | – | ソフトウェア | – |
リセットポイントへの到達が速い
G913に搭載されているのは、Logicoolが独自に調整した薄型キースイッチです。リニア(赤軸に近い)、タクタイル(茶軸に近い)、クリッキー(青軸に近い)の3種類をラインナップしています。それぞれのスペックは以下の通り。
キースイッチ名称 |
GLリニア
|
GLタクタイル
|
GLクリッキー
|
特性 | リニア | タクタイル | クリッキー |
押し下げ圧 | 45g | 50g | 50g |
キーストローク | 2.7mm | 2.7mm | 2.7mm |
作動点 | 1.5mm | 1.5mm | 1.5mm |
耐久性 | 5,000万回 | 5,000万回 | 5,000万回 |
2.4GHzワイヤレス・Bluetoothに対応
フルキー・テンキーレスの2種展開
接続 | 無線 | キー配列 | JIS |
---|---|---|---|
サイズ | フルキー/テンキーレス | キースイッチ | GL リニア / GL タクタイル / GL クリッキー |
キーキャップ | ABS | 角度調整 | 可能 |
ライティング | RGB | ソフトウェア | 対応 |
独自開発の高速入力が可能なキースイッチ
「Fnatic STREAK65 US」は、Fnatic Gearが独自開発した、高速入力が可能なロープロファイルキースイッチ「Fnatic Speed」を搭載しています。スペックは以下の通り。
キースイッチ名称 |
Fnatic Speed
|
Cherry MX
Low Profile Speed
|
特性 | リニア | リニア |
押し下げ圧 | 45g | 45g |
キーストローク | 3.2mm | 3.2mm |
作動点 | 1.0mm | 1.0mm |
耐久性 | 5,000万回 | 5,000万回 |
60%よりも便利?な65%レイアウト
接続 | USB-C 着脱可能 | キー配列 | US |
---|---|---|---|
サイズ | 65% | キースイッチ | Fnatic Speed (ロープロファイル) |
キーキャップ | ABS樹脂 | 角度調整 | 可能 |
ライティング | RGB | ソフトウェア | 対応 |
Cherry社製のロープロ銀軸を搭載
「Corsair K70 RGB MK.2 Low Profile」は、Cherry社製のロープロファイルキースイッチ「Cherry MX Low Profile Speed」を搭載しています。スペックは以下の通り。
キースイッチ名称 |
Cherry MX
Low Profile Speed
|
特性 | リニア |
押し下げ圧 | 45g |
キーストローク | 3.2mm |
作動点 | 1.0mm |
耐久性 | 5,000万回 |
多機能なゲーミングキーボード
接続 | 有線 | キー配列 | JIS |
---|---|---|---|
サイズ | フルキー | キースイッチ | Cherry MX Low Profile Speed |
キーキャップ | ABS | 角度調整 | 可能 |
ライティング | RGB | ソフトウェア | 対応 |
最後に
おすすめのロープロファイルゲーミングキーボードを4つ紹介しました。
通常のキーボードと比べ、キーストローク・アクチュエーションポイント(作動点)が短いものが多いので、キーの反応速度を重視する方におすすめです。また、打鍵感が柔らかい(アタック音が鳴らない)のもメリットの一つ。ぜひ検討してみてください。