ZYGEN NP-01 Wireless (4K) レビュー

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ZYGEN NP-01 Wireless (4K) レビュー

VAXEEのゲーミングマウス ZYGEN NP-01 Wireless (4K) をレビューします。

レビュー用サンプル提供:VAXEE JAPAN

ZYGENNP-01 Wireless
販売価格:18,900円~

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この製品について

NP-01シリーズは、前方や後方から見ると左右対称マウスのようなフラットなシルエットながら、両サイドにはエルゴノミクスマウスのような左右非対称のカーブがあるのが特長です。

こういった形状は「ハーフエルゴ」と呼ばれています。ハーフエルゴ形状はこのNP-01シリーズの登場がきっかけとなって広まり、今では優れた形状の一つとして高く評価されています。

そんなNP-01はこれまで有線版のみを展開していましたが、今回新たにワイヤレス版が発売されました。

VAXEEのゲーミングマウスはカラーバリエーションが豊富です。このNP-01 Wirelessも ブラック、ホワイト、ピンク、イエロー、ブルー、オレンジ の6色を展開しています。

4K対応アップデートについて

2024年2月のファームウェアアップデートでVAXEEのワイヤレスマウス全種がポーリングレート最大4000Hzに対応し、4Kドングルを追加購入することで2000Hzや4000Hzに設定可能となりました。

通常版が18,900円、4Kドングル同梱版が20,450円で販売されています。これらの差額が1,550円なのに対し、4Kドングル単体の価格は3,890円なので、新たに購入するなら同梱版がお得です。

4Kドングルとマウスのペアリングは何度でもやり直せるので、VAXEEのワイヤレスマウスを複数持っていても4Kドングルは1つだけで構いません。

コーティング

ZYGEN NP-01 Wirelessの表面にはマットコーティングが施されています。グリップ力の強さとベタつきづらさのバランスが取れていて快適に使用できます。

程よい滑りづらさで、指先や手のひらを一度決めた位置で保持しやすいです。触った部分に跡が残りづらく、汗や皮脂による汚れが目立ちづらいです。

ビルドクオリティ

シェルの成型や組み立ての精度は充分に高いように感じます。パーツ同士に隙間はなく、継ぎ目が目立ったり段差になっているような部分もありません。

側圧をかけてもほとんどたわまず、軋むような音が鳴ることもありません。シェルには充分な強度があるため、強い力でグリップする人も安心して使用できます。

本体を激しく振っても音は鳴りません。内部のバッテリーをはじめとする部品はしっかりと固定されています。

本体重量/重量バランス

本体重量は公称値71~72g、実際に測ると72.0gと出ました。

最適なマウスの重さは人それぞれ異なります。70g前後のワイヤレスマウスを好む人にとっては、NP-01 Wirelessを含むVAXEEのゲーミングマウスは貴重な選択肢となります。

  • 公称値:それぞれのメーカー・ブランドが公称している数値を引用して掲載しています。実際に測った数値とは異なる場合があります。
  • 実測値:電気式はかり(音又振動式)「イシダ MB-A300」で実際に測定した数値を掲載しています。

重心はセンサー付近、本体の真ん中辺りにあります。重さが偏っている部分もありません。

バッテリー

バッテリー寿命について、標準モード/ポーリングレート1000Hzで最大100時間の連続動作を謳っています。

競技用モード/ポーリングレート4000Hzでも最大35時間の連続動作が可能とのことなので、パフォーマンスを重視した設定で3日間フルで使ってもバッテリーが持つ計算に。

  • 標準モード/1000Hz:100時間
  • 競技用モード/1000Hz:55時間
  • 競技用モード/2000Hz:45時間
  • 競技用モード/4000Hz:35時間

実際にテストしてみたところ、メーカーが謳っている数値とほぼ差がない結果になりました。競合他社と比べてバッテリー持ちはとても優れている部類に入ります。

特定のセッティングでゲームを3時間プレイしながらバッテリー残量を30分毎に合計6回記録し、その減少値からおおよそのバッテリー持続時間を推測したものです。あくまで参考程度に留めてください。

形状と大きさ

ZYGEN NP-01 Wirelessはつかみ持ちに適した形状のハーフエルゴマウスです。

ここでいうハーフエルゴとは、前方や後方から見たときには左右対称マウスのようにフラットで、側面には左右非対称マウスのようなカーブがある形状のことを指します。

NP-01(画像左)の寸法は66 x 118 x 39mmでミディアムサイズに分類できます。全長が118mmと少し短めに調整することで、掴んだときに手のひらへ収まりやすいように設計されています。

NP-01の小型版であるNP-01S(画像右)は全長はそのままサイズが小さくなるよう調整されており、本体幅が細いマウスを好む人、手が小さい人の有力候補となります。

本体を横から見たときのシルエットはZOWIE S2と全く同じです。元を辿ると、VAXEEはZOWIEの開発チームが立ち上げたブランドで、NP-01はZOWIE S2の形状がベースとなっています。

本体後部の背が高く、後端まで膨らんでいて幅も広がっているので、見かけ以上に手のひらへの圧迫感が強いです。XM1系よりも本体後部のコブが大きいように感じます。

前方や後方から見ると、左右非対称マウスとしては珍しいフラットな形状であることが分かります。

一般的なエルゴノミクスマウスは全体が右に傾いているので、その傾きに合わせて手を少し斜めに向けて持つように誘導されます。その結果、持ち方が限られてしまいます。

NP-01は傾きを無くして側面のカーブを残すという選択をした結果、リラックスして握り込めるうえに持ち方も調整しやすい、左右非対称と左右対称の良いとこどりをしたような形状となっています。

エルゴノミクスマウスの側面のカーブはとても理にかなっていて、無理に力を入れることなく自然なフォームを保ったままマウスを固定するのに役立ちます。このカーブを有することで、手のひらで支える深めのつかみ持ちや、薬指と小指を伸ばすつかみ持ちとの相性が高まっています。

Logicool G PRO X SUPERLIGHTと比較

代表的な左右対称マウスであるLogicool G PRO X SUPERLIGHTと比較します。

G PRO X SUPERLIGHTは細くて丸みを帯びた、卵型のようなコブがあります。手のひらや指の付け根などのピンポイントで支えることができます。

それに対して、ZYGEN NP-01 Wirelessは本体後部の幅が広くて背も高いです。指の付け根で支えることもできますが、手のひらで支える場合は全体にべったりと触れるので安定感があります。

G PRO X SUPERLIGHTは側面がほぼ平らなので、それぞれの指を置く位置を微調整しやすい反面、持ち方が定まりづらいという難点もあります。ZYGEN NP-01 Wirelessは左右非対称のカーブがあり、それぞれの指をリラックスした状態のまま自然に握り込むことができます。

BenQ ZOWIE EC-CWと比較

代表的な左右非対称マウスであるBenQ ZOWIE EC2-CWと比較します。

NP-01 WirelessとZOWIE EC2-CWはどちらも側面に左右非対称のカーブがあります。

しかし、それ以外の部分には大きな違いがみられます。たとえば横から見たとき、ZOWIE EC2-CWは真ん中辺りが最も背が高く、本体後部は平べったいのに対し、NP-01 Wirelessは真ん中辺りの背が低く、本体後端の辺りは膨らんでいることが分かります。

ZOWIE EC1-CWは右への傾きに合わせて手を少し斜めに向けて持つ必要がありますが、NP-01 Wirelessは傾いていないので角度を調整しやすいのが強みです。

NP-01 Wirelessを裏向けてみると、ZOWIE EC2-CWの本体後端をカットしたような形に見えます。ZOWIE EC2-CWをつかみ持ちするとマウスの後ろ端が手のひらの付け根から手首辺りにまで潜り込みますが、NP-01 Wirelessは手のひらに収まるので握り込みやすいです。

マウスソール

純白のPTFEソールが上下に2枚貼り付けられています。厚さは0.6mm。ソールが貼り付けられている部分の窪みがそこまで深くないので、ボトムシェルからしっかりと飛び出ています。

VAXEE PAをはじめとする並みの硬さのマウスパッドとの組み合わせでは快適に使用できますが、柔らかくて厚みのあるマウスパッドとの組み合わせではボトムシェルが引き摺る可能性があります。

操作感はバランスタイプで、滑りは特段速くもなく遅くもなく。標準マウスソールに求められる品質を充分に満たしています。

メインボタン

クリックしたときの感触はとても良いです。NP-01Sのように無線版と有線版で大きな差を感じません。

押し心地はやや軽く、跳ね返りの強さも充分です。プリトラベルやポストトラベルはあまりなく、適度なストロークが感触の良さに繋がっているように思います。

メインボタンのマイクロスイッチはHuano Black shell Pink Dotで、有線版から変更はありませんが、ワイヤレス化による構造の変更によってクリック感にも若干の差が生まれています。

ボタンのどの位置で押し込んでもクリック感がほぼ変化しないのも素晴らしいです。どのような持ち方でもクリックしやすく、快適に使用することができます。

サイドボタン

サイドボタンは真ん中よりもやや前側に。よほど浅めにグリップしない限りは両方のボタンに指が届きます。いわゆるリバース持ちだと手前ボタンが押せるか押せないかギリギリといったところ。

本体から充分に飛び出ていて押しやすいです。端が丸みを帯びているので親指が触れても不快には感じません。

クリックは固くもなく柔らかくもなく。とても感触が良いです。プリトラベルとポストトラベルが短く、少し力を入れるとすぐに反応します。重要なキーを割り当ててもうまく機能しました。

ホイール

VAXEEの有線シリーズには光学式ホイールが搭載されていましたが、無線版では一般的なゲーミングマウスと同じ機械式のホイールになっています。

メインボタンからしっかりと飛び出ています。また、ホイールリング表面のグリップ力も高く、メインボタンから指先をスライドさせるとすぐに見つかります。

ホイールは固すぎず柔らかすぎず、はっきりとしたノッチ感があり、1ノッチごとに分離します。どちらかというと軽さよりも正確性が重視されていますが、好みの分かれづらそうな回し心地です。

センサー

もはや高性能なワイヤレスマウスでは定番ともいえるPixArt PAW 3395センサーが搭載されています。独自のテストを行った結果、正常に動作していることを確認しました。

センサーは本体の真ん中よりもわずかに後ろ側に搭載されています。

ポーリングレート

ポーリングレートは最大1000Hzで、別売りの4Kドングルを導入すると最大4000Hzでの動作に対応します。VAXEE 4Kドングルのペアリング・接続方法についてはこちらで解説しています。*準備中

ポーリングレートを4000Hzに設定後、PollingRateTesterApp v1.00.01 で測定を行ったところ、4000Hz付近の値を計測できました。

PollingRateTesterApp v1.00.01はRazerが提供するポーリングレートを測定するソフトウェアです。

通常、このようなソフトウェアやツールはいずれも、最大速度に合わせて調整されています。たとえば値を4000Hzに設定したとき、それと同じ、またはそれを超える値を表示させるのは困難です。4000Hzに近い値が計測できれば、ポーリングレート4000Hzでの動作は良好だと考えてください。

ブラウザ上でもポーリングレートを測定できるツールは存在しますが、同時に開いたタブや拡張機能などのあらゆる要素が原因となって正しく測定できない可能性が否定できません。

Mouse Tester v1.5 のInterval vs Timeでポーリング頻度の一貫性をテストしたところ、グラフはポーリングレート4000Hzの理論値である0.25ms付近を示しました。

Mouse Tester v1.5はマウスをテストするためのソフトウェアです。最も有名なのはxCountsですが、実はあらゆるモードが用意されており、さまざまな測定に役立てられます。

Interval vs Timeはマウスの更新頻度の一貫性をテストするモードです。理論上、ポーリングレートが1000Hzなら応答速度は1ms、4000Hzなら0.25msとなります。それに近い値が計測できれば動作は良好だと考えてください。

ソフトウェア

VAXEE製ゲーミングマウスはプラグアンドプレイ設計を特長の一つとしています。これはソフトウェアのインストールは不要で、マウス本体の操作のみで設定を完結できます。

  • モード切り替え 通常モード/競技用モード
  • MotionSyncのオンオフ
  • リフトオフディスタンス(LOD)の変更 High(1.0mm~1.5mm) / Low(0.5mm~1.0mm)
  • DPIの変更 400DPI / 800DPI / 1600DPI / 3200DPI
  • クリック応答速度の変更 2ms / 3ms / 4ms / 8ms
  • ポーリングレートの変更 125Hz / 500Hz / 1000Hz *4Kドングルの導入で2000Hz/4000Hzにも対応

VAXEE公式サイトでファームウェアが配布されており、アップデートは手動で行う必要があります。

結論とターゲット

ZYGEN NP-01 Wirelessは左右対称マウスと左右非対称マウスの良いとこどりをしたような形状が強みです。一般的な左右対称マウスと比べ、手のひらで支える深めのつかみ持ちや、薬指と小指を伸ばしたつかみ持ちとの相性が特に高まっています。

とても頑丈なシェルに包まれているため、マウスを操作するときに力が入りがちな人でも安心して使用できます。それぞれのボタンやホイールの感触にも優れています。

最適なマウスの重さは人それぞれ異なりますが、新作ゲーミングマウスはどれも60g以下のものばかりなので、NP-01 Wirelessのような70g前後のマウスは今となっては貴重な選択肢です。

4Kドングルの追加購入もしくは4Kドングル同梱版を購入することで2000Hz/4000Hzでの動作にも対応します。4000Hz設定時も最大35時間の連続動作が可能なバッテリー持ちの良さも魅力です。

使い心地と性能は文句無しに優れています。形と大きさが手に合って、重量さえ許容できるのであれば、最有力候補のゲーミングマウスです。サイズが合うか不安な場合は、小型版のNP-01S Wirelessも展開しているので、手の大きさやマウスの持ち方に合わせてサイズを選択してください。

ZYGENNP-01 Wireless
販売価格:18,900円~

以上、VAXEEのゲーミングマウス ZYGEN NP-01 Wireless (4K) のレビューでした。

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