「Xtrfy GP1」レビュー。滑らかな滑り心地を重視するユーザーに最適な、スピード重視のゲーミングマウスパッド

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「Xtrfy GP1」レビュー。滑らかな滑り心地を重視するユーザーに最適な、スピード重視のゲーミングマウスパッド

レビューサンプル提供: Xtrfy Japan

Xtrfy GP1 レビュー

本稿では、Xtrfy(エクストリファイ)のゲーミングマウスパッド「Xtrfy GP1」の詳細なレビューをお届けしたいと思います。前モデルである「XGP1」が廃盤となり、後継モデルとして登場したGPシリーズ。スピード重視の本製品「GP1」とコントロール重視の「GP2」の2モデル展開です。

Xtrfy GP1
表面:クロス、高耐摩耗性エッジ:フチ縫い加工裏面:ノンスリップラバーサイズ:Medium(320×270×2mm)、Large(460×400×4mm)、XL(920×360×3mm)その他:洗濯機可(30℃)価格:2,106円~ (2019/1/11時点)

マウスパッドを選ぶうえで重要なのは「滑り心地」と「止まりやすさ」の2つであると言えるでしょう。そのバランスもユーザーの好みが強いので、Xtrfy GP1が果たしてどのような特徴を持ったマウスパッドなのかを明確に示せるようチェックしていきたいと思います。

パフォーマンス

圧倒的な滑りやすさ

いわゆる「滑りやすいマウスパッド」は表面が細やかなことが多く、一方で「止まりやすいマウスパッド」は表面のタッチがやや粗いものが多い。メーカー曰く”スピード重視”のモデルであるというXtrfy GP1の表面素材は極めて細かい質感で、異物感の無いサラサラとした手触りです。

その印象通り、マウス操作時に一切の引っ掛かりが見られず、非常にスムーズに滑ってくれると感じました。また、初動からマウスを止めるまで一貫した滑り心地で、FPSなどの精密なマウス操作を求められるゲームにおいて安定したAIMを実現できます。特に、感度を低く設定するローセンシのプレイヤーには最適でしょう。

こういった部類のマウスパッドにおいては「滑りやすいがゆえに止めづらい」といった問題が懸念されます。GP1は非常に滑らかなマウス操作が可能となっている反面、マウスを止めたいところで正確にピタッと止まる感覚は薄れているように思います。これまで止まりやすさを重視したマウスパッドを選択していた場合、慣れるまでにやや時間が掛かる可能性があります。

これは、廃盤となった前モデルである「Xtrfy XGP1」(レビュー記事)の傾向とはやや異なります。後継モデルであるGPシリーズは「GP1」「GP2」の2種展開なので、それぞれのモデル間で明確な差別化を図ったと見られます。Xtrfy GP1はとにかく滑りやすさを重視したマウスパッドといった印象を受けました。

結論として、Xtrfy GP1は”スピード重視”とメーカーが謳う通り、非常に滑りやすさに長けたゲーミングマウスパッドでした。ここまで滑らかな滑り心地が実現されるのであれば、多少のマウスの止めやすさを犠牲にしてでも、十分にバランスは取れていると思います。これまで滑りやすいマウスパッドを使用していた方であれば、とても馴染みやすいセッティングと言えるでしょう。

裏面はノンスリップラバー

また、Xtrfy GP1の裏面はPCデスク上で滑りづらいノンスリップラバー製です。激しいマウス操作を行っても位置がずれることはなく、しっかりと滑り止めの役割を果たしてくれます。

Xtrfy GP1は「止めやすさをやや犠牲にしてでも滑りやすさを重視している」といった点ではやや使い手を選ぶものの、数あるデバイスの中でも特にユーザーが選り好みするのがゲーミングマウスパッドというものなので、しっかりとターゲット層を絞った設計には好感を持てます。

既に市場に出回っている定番製品を差し置いて、滑りやすさを重視したマウスパッドを愛用するユーザーの選択肢の一つになるのではないでしょうか。

M、L、XLの3サイズ展開

各サイズを比較

Xtrfy GP1はM、L、XLの3サイズ展開となっています。M、Lサイズはマウス可動域のみをサポートする一般的なマウスパッドで、XLはマウスだけでなくキーボードも乗せられる横長タイプです。

XLサイズはLサイズよりも奥行が抑えられており、キーボードが乗せられる横長タイプ。ですのでPCデスクの空きスペースが気になる方は、XLサイズの方がかえってコンパクトに収まる可能性有り。

また表面材質などは同様ですが、サイズごとに厚みが異なります。mm単位しか変わらないとはいえど、操作感に若干の違いが生まれるほか、クッション性による疲れづらさにも影響を及ぼします。

サイズ
  • 横(mm)
  • 縦(mm)
  • 厚み(mm)
Mediumサイズ
  • 320
  • 270
  • 2
Largeサイズ
  • 460
  • 400
  • 4
XLサイズ
  • 920
  • 360
  • 3

耐久性とメンテナンス

エッジにフチ縫い加工

Xtrfy GP1のエッジには、耐久性を向上させるためのフチ縫い加工が施されています。確認する限りでは丁寧に縫われており、使用しているうちに解けてしまうといった耐久面の心配は無さそうです。また表面はきめ細やかな質感となっており、手触りはサラサラとしています。

メーカーから公式にアナウンスはされていませんが、布製マウスパッドにしては不思議と汚れづらい表面素材を採用していることも特徴の一つ。洗濯機(30℃まで)に対応しているほか、水での手洗いも可能ですので、万が一汚れてしまった際のメンテナンスは容易に行えます。

Xtrfy GP1の耐久性とメンテナンスの容易さは文句無しと言えるでしょう。

滑り心地を重視する方に最適

滑り心地を重視する方へ

Xtrfyのマウスパッドの新たな製品ラインナップ GPシリーズの1種であるXtrfy GP1は、”スピード重視”とメーカーが謳う通り、非常に滑らかな滑り心地を実現したゲーミングマウスパッドでした。

表面素材がきめ細やかでサラサラとした触り心地であるという印象を受けましたが、実際にXtrfy GP1上でマウスを操作したところ、その印象通りの圧倒的な滑りやすさを確認することができました。その代わりに止めやすさはあまり得られないというデメリットも挙げられますが、滑り心地を重視するユーザーにとっては重宝する設計であると言えるでしょう。

Xtrfy GP1は、普段からスピード重視のマウスパッドを愛用している方や、マウス感度を低く設定するローセンシの方に最適なゲーミングマウスパッド。ちなみに同シリーズの製品「Xtrfy GP2」(レビュー記事)は真逆の性質を持つため、止めやすさを重視したい方はそちらをチェックしてみてはいかがでしょうか。

サイズ展開についても3種類が用意されているので、PCデスクの空きスペースに合わせて選ぶことが可能です。特にXLサイズは、Lサイズと比較して奥行を抑えられるうえにキーボードまで乗せられるので、個人的には最も合理的なサイズだと感じます。

CS:GOの強豪チームであるNinjas in Pyjamasが設計・開発に深くかかわるXtrfy製品は、明確にFPSプレイヤーに向けた仕様に目を惹かれるものばかり。スピード重視・コントロール重視とそれぞれ大きく差別化を図ったマウスパッド2種を展開するGPシリーズは、多くのFPSプレイヤーに受け入れられる製品と言えるのではないでしょうか。

Xtrfy GP1
表面:クロス、高耐摩耗性エッジ:フチ縫い加工裏面:ノンスリップラバーサイズ:Medium(320×270×2mm)、Large(460×400×4mm)、XL(920×360×3mm)その他:洗濯機可(30℃)価格:2,106円~ (2019/1/11時点)

以上、Xtrfy(エクストリファイ)のゲーミングマウスパッド「Xtrfy GP1」のレビューでした。

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この記事を書いた人

ミオニ
eスポーツ向け ゲーミング周辺機器のレビュアー
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