「G-wolves Skoll Sk-S」プロトタイプを簡易レビュー。EC2よりも小さい、Skoll Sk-Lの小型モデル

「G-wolves Skoll Sk-S」プロトタイプを簡易レビュー。EC2よりも小さい、Skoll Sk-Lの小型モデル

本稿では、G-wolvesが現在開発中のゲーミングマウス「G-wolves Skoll Sk-S」プロトタイプの簡易レビューをお届けします。

※今回入手したのは”プロトタイプ”なため、製品版とは仕様が異なる場合があります。また以前のSk-Lプロトタイプを受け取った際と同様、気になる点はフィードバックを送ります。

はじめに

先日YouTubeの配信にて、開封から軽めのレビューチェックを行いました。本稿では、その後気になった点なども含めて文章化しているので、よければ読み進めてみてください。

なお配信は1時間程度の長編で、他社製マウスとの比較やMouseTesterの波形なども公開しています。さらに詳しい部分が気になる方はぜひアーカイブをご覧ください。

(よろしければチャンネル登録もお願いします)

サイズ感

Skoll Sk-Sは、以前発売されたZowie ECの軽量クローン「G-wolves Skoll Sk-L」の小型版という位置付け。サイズは117×64×40mmとZowie EC2よりも小さめで、小型に分類されるFinalmouse Ultralight 2と全長がわずか1mm差。

ベースはかぶせ持ちに適した形状なのに、平均的な手の大きさでは被せづらいほど小型化してしまった謎のマウスという印象。感じ方は人それぞれですが、EC2を握ったときに大きいと感じる方(要するに手が小さい方)向けなのは間違いないです。

持ち方の相性

結論から言えば、平均よりも手が小さい(EC2が大きく感じる)ユーザーのかぶせ持ち・掴み持ちに適したゲーミングマウスです。Zowie EC1やEC2、あるいはSk-Lとは別物と考えた方が良いです。

筆者のような平均的な手の大きさではサイズが小さく、被せたり掴むことは難しいです。つまり、必然的につまみ持ちに選択肢が絞られるわけですが、懸念点があります。

それは、指を立てるつまみ持ちの場合、穴が開いた親指側のサイドが滑りやすいこと。全ての指を少しだけ寝かせつつ、形状に合わせてそれぞれの指を配置するとフィットします。ただしこれは指の関節をフルに活かせないので、つまみ持ちの恩恵を受けづらいフォームでもあります。

手が小さめの方に向けたZowie EC3の軽量クローンと結論付けます。(※EC3というものは実際には存在しません。あくまでECシリーズと同シェイプで、EC2よりも小サイズという意味合いです。)

本体重量

Skoll Sk-Sの本体重量は公称値50±2gです。あのUltralight 2で公称値47gなので、いわゆる軽量マウスの中でも最軽量に近いです。

筆者が受け取った個体は実測値47.7g(ケーブル含む)でした。

ケーブル

ケーブルは着脱可能となっています(マウス側の端子はMicro-USB)。Skoll Sk-LやHati Ht-Mに使用されていたものよりもコードを覆う布が厚く、その分取り回しづらくなっています。ただし微々たる差です。

そもそもHID-Labsさんをはじめとした別売パラコードケーブルでしか満足できないユーザーからすれば交換対象でしょうし、従来の硬い布巻きケーブルに慣れている方にとっては十分に満足できるものと言えるでしょう。

スイッチ

メインスイッチはSk-Lとほぼ変わらず、軽いクリック感でストロークも短め。ただし筆者の個体はゲームで数日使用しているうちにガワのカタつきが発生しました。クリック時に力が入ると、ホイール下の2cmほど切り込みが入った根本の部分から横に数ミリほど揺れます。

クリック遅延については一切感じませんでした。念のためKeyResponse PKで複数台を比較対象にチェックしましたが、現状のメイン機と大差ないようです。

サイドボタンは形状・フィーリングともに改善されています。「パキパキ」とタイトな押し心地で、押下時のフィーリングが明瞭になりました。悪く言えばチープにも捉えられますが、筆者個人としては好みです。

ホイールはSk-Lと比べて固くなり、軽めのノッチ感は据え置き。1,2回など少数だけ回したいとき、Sk-Lよりも明瞭な操作感を得られるようになっています。

センサー


Skoll Sk-Sに搭載されているセンサーはPixArt PMW3389、DPIの初期値は400, 800, 1600, 3200の4段階でした。DPI・ポーリングレートは本体裏側のスイッチから切り替えることが可能です。

配信内でMouse Testerによるチェックを実施したところ、xCountsで非常に綺麗な波形を見せていました。その後、実際のゲームプレイでもトラッキング不良は一切感じなかったため、センサー挙動は良好と結論付けます。

リフトオフディスタンスは実測値0.7mmと非常に短かったです(PureTrak Talent上で計測)。

ソフトウェア

Skoll Sk-S専用のソフトウェアはまだ用意されていないよう。

本体裏側にDPI・ポーリングレート切り替えボタンが備わっており、それぞれの数値はライティングの色で判断可能。ただし本体が肉抜きされていることもあり、数値ごとのランダムなライティングカラーが本体から漏れ出してしまうのが難点。

ソフトウェア上の設定によってこのライティングをOFFにすることが可能かどうかは気になるところ。こちらは分かり次第追記します。

最後に

「G-wolves Skoll Sk-S」の各項目について簡単に解説してきました。最後に箇条書きで長所と短所をまとめておきます。

  • ◎ 極小IE3.0クローン、手が小さい人向けの選択肢が増えた
  • ◎ 安定した挙動のPixArt PMW3389センサー
  • ◎ サイドボタンの形状が改善・フィーリングが向上
  • ◎ ケーブルが着脱式に変更
  • × メインクリック部のガワが左右にカタつく
  • × Sk-Lも同様だが、両サイドの穴開きは指が滑りやすい

単純にZowie ECクローンであるSkoll Sk-Lが小型化されたモデルということで、手が小さい方向けのかぶせ持ち・つかみ持ちに適したゲーミングマウスの選択肢に含まれる一台となるでしょう。

センサーの安定性、サイドボタンのさらなる改善は個人的に印象良し。Micro-USB端子を備える取り外し可能なケーブルになった点は、一部のコアなMODユーザーにとっては嬉しいポイントと言えるのでは。

ガワのカタつきはクリック感にも影響を及ぼすほどで非常に致命的ですが、メインクリックに必要なストロークを確保するためのホイール下部の切り込み、シェルの薄さを考えると、構造的に逃れられないものなのではないかとも思います。何としても改善されてほしいところですが…

また、穴が開いた両サイドは指のグリップ感を損なうので印象が悪いです。付属品が充実していることで有名なG-wolvesですから、グリップテープを標準で付属してくれると嬉しいところ。

以上、「G-wolves Skoll Sk-S」プロトタイプの簡易チェックでした。

※本稿でお伝えした内容は製品版とは異なる場合があるので注意。
※今のところSkoll Sk-Sの発売日などの詳細は不明。続報が入り次第お伝えします。