「Xtrfy B1」レビュー。LEDライティングを搭載、USB2.0ポート×4を備えUSBハブとしても活躍する多機能マウスバンジー
Xtrfy様より、4つのUSB2.0ポートを備え、LEDライティングも搭載している、多機能マウスバンジー「Xtrfy B1」を提供していただいたので、当記事にて実機レビューします。
レビューサンプル提供: Xtrfy Japan
Xtrfy B1-LED レビュー
「Xtrfy B1」は、CS:GOの強豪チーム Ninjas in Pyjamas (NiP) のメンバーが設計・テストに携わって開発されたマウスバンジー。最前線で戦うプロゲーマーのこだわりが詰め込まれ、細部まで調整が加えられた製品で、メンバー自らが使用しています。
- Xtrfy Japan 公式Twitter:https://twitter.com/xtrfy_japan
- 日本正規代理店 TECH TECH:https://www.tech2.co.jp/index.php?xtrfy
金属製の台座にシリコン製のアームが採用され、XtrfyのイメージカラーであるイエローのLEDライティングが搭載、背面にはUSB2.0ポートが4つ搭載されておりUSBハブとしての機能も果たせる、一風変わった仕様となっています。
カタログスペックを見る限りは、ビジュアル・機能性ともに優れたマウスバンジーといった印象です。果たしてその使用感はどうなのか、当記事にて実際に検証していきます。
製品開封、内容物をチェック
製品の外箱には、Xtrfy B1の製品仕様が記載されています。
早速、製品を開封します。内容物は、Xtrfy B1本体の各種パーツ(金属製ベースとシリコン製アーム)、接続用ケーブル、専用ポーチ、取扱説明書、Xtrfy×NiPのステッカーとなっています。
取扱説明書に日本語表記はありませんが、こちらより日本語マニュアル(PDFファイル)をダウンロードして入手することが可能です。
当記事でも紹介しますが、日本語マニュアルには組み立て方法とマウスのセッティング方法が図解付きで解説されているので、製品を購入した方はぜひ目を通してみてください。
アームは好きな角度に調整可能
Xtrfy B1は本体を組み立てる必要があります。
黄色のシリコン製アームを、金属製ベースの中間に空いた穴に差し込みます。
ベースに差し込んだアームを、本体背面からネジで固定します。マイナスドライバーで締める必要はなく、ネジについている取っ手を持ちながら回すだけでカッチリと固定されます。
以上の手順のみでXtrfy B1本体は完成となります。このような組み立て手順を設けるメリットとしては、アーム部分を好きな角度に調整することが可能なことが挙げられます。
画像のようにXtrfyロゴが刻まれている方を前面に向けるのもビジュアル的に良いですし、背面に備わった4つのUSB2.0ポートの方向を考慮しながらアームの方向を決定することも可能です。
Xtrfy B1は、背面に4つ備わったUSB2.0ポートによりUSBハブとしての役割も果たせるうえに、XtrfyのイメージカラーであるイエローのLEDライティングが搭載されています。
前述の通り、アーム部分の方向は自由に調整できるので、USBハブを最大限に活用するためにUSB2.0ポート×4をデスク上で適切な方向に向けて使用することをオススメします。
接続用のUSBケーブルは、Xtrfy製品ではお馴染みのブラック、イエローの編組式ケーブルです。
ケーブル長は1.5mとゲーミングマウス並みに確保されているので、パソコン本体まで届かないといった心配は無さそうです。
製品仕様をより詳細にチェック
以下ではXtrfy B1を実際に使用しながら、マウスケーブルの太さの許容範囲や、本体重量による安定性、マウス操作性が向上するかなど、製品の使用感をより詳細にチェックしていきます。
各種マウスケーブルとの相性は良好
Xtrfy B1のマウスセッティング方法は、金属製ベースに大きく空いた穴にマウス接続用のUSBケーブルを通します。通したケーブルは、マウスバンジー本体の底面の溝を這わせて背面から出すことで、全く干渉せずにパソコンに接続可能です。
注意として、ベースの穴にマウスコードを通す際はゆっくり丁寧に行うこと。金属製ベースのエッジにマウスコードが擦れてしまうと、編組が解けてしまう恐れがあります。
シリコン製のアーム部分にマウスケーブルをはめ込めばセット完了です。しっかりと固定する割に素材は柔らかく、幅広いケーブルの太さに対応可能。いくつかの製品での検証結果を紹介します。
マウスケーブルの一般的な太さは約3.0mmで、2.5mm~4.0mmと製品によって幅がありますが、Xtrfy B1はどのケーブルでも柔軟に対応でき、しっかりと固定されます。シリコンによって約360度ケーブルを覆いこむタイプですので、操作時に外れてしまう心配もありません。
アーム部分にマウスケーブルを取り付ける際の注意としては、可動域に対して短く取り付けてしまうとマウスケーブルがアームにずっと引っ張られてしまい、マウス操作感が重たくなります。
マウスパッドからマウスケーブルの根本が少し浮くくらいを目安に、十分にゆとりを持たせて取り付けましょう。
安定感は抜群、マウス操作性も良好
Xtrfy B1はベース部分が金属製ということで、マウスバンジーの中では非常に重ための製品となっています。それ故に高い安定性を誇っており、激しいマウス操作をしてもデスク上でズレません。
本体重量の公表値は420g(ケーブルを除く)で、接続ケーブル込みの実測値は452gでした。本体底面にはノンスリップラバーが貼り付けられており、デスク上での安定性は抜群です。
シリコン製アームを採用するメリットとしては、自然なマウス操作を行えることが挙げられます。スプリング式のマウスバンジーと比較すると、たわんだ後の戻りが弱いので、アームが激しくしなってもマウスが強引に引っ張られる心配がありません。
精密なカーソル操作に干渉しづらいという点で、シリコン製のアームは非常に優れていると思います。また、スプリング式のようにテンションを掛けた際でも音を発さないことも好印象です。
執筆時点で数日使用していますが、使用感に対する不満は特に無し。結論として、Xtrfy B1はコードマネジメントを目的とするマウスバンジーとしての機能をしっかり果たしてくれる製品です。
イエロー単色のLEDライティング搭載
Xtrfy B1は、XtrfyのイメージカラーであるイエローのLEDライティングが搭載されており、本体底面と本体のXtrfyロゴ部分が常時発光します。
マウスバンジーでは珍しいLEDライティング機能ですが、センスが良い光り方で個人的には非常に好み。LEDライティングが搭載されたゲーミングキーボードやゲーミングマウスは多いですが、アクセサリー類は少ないのではないでしょうか。
暗所にすると目立つほど、割と強めに発光します。黒のデスクにXtrfy B1を置いた場合、周囲がボヤッと黄色に発光することで雰囲気が出て、デスク上のワンポイントとなってくれます。
ビジュアルについてもう少し触れておくと、ベース部分の金属はヘアライン加工で丁寧に仕上げられています。金属部分全体にきめ細かなラインが入っており、単純に高級感が出て格好良いですし、傷が目立ちづらいというメリットもあります。
USBポート×4搭載、USBハブとして活用
Xtrfy B1の背面にはUSB2.0ポートが4つ備わっており、USBハブとして活用することも可能です。出力の公表値は合計300mAとなっており、スマートフォンの充電からその他デバイスなどのUSB機器の接続まで、十分にこなせるかと思います。
マウスバンジーとしての機能を果たしながら、デスク上を整理するのにも役立ちます。マウスバンジーとUSBハブを別々に設置するよりも省スペースで、狭くなりがちなデスクを広々と使えます。
フレキシブルなマウスバンジー、高級感のある外観も◎
Xtrfy B1は、可動域も申し分ないうえに安定性が抜群で、単なるマウスバンジーとして非常に優秀です。背面のUSB2.0ポート×4によってUSBハブとしての活用も可能で、高級感のある金属製ベースの採用や、LEDライティングによる発光など、洗練されたデザインも好印象。
マウスの操作性を向上するアクセサリーの域を超えて一台で複数役こなせるXtrfy B1は、他に類を見ないフレキシブルな製品に仕上がっているのではないでしょうか。
太さ2.5~4.0mmのマウスケーブルで全く干渉しなかったことから、ほとんどのゲーミングマウスで問題無く使用可能と言えます。本体は重ために調整されており、激しいマウス操作を伴ってもデスク上で全くズレることなく、安定性は非常に良好です。
シリコン製のアームはよくたわみますし、スプリング式と比較してテンションが少ないので、無理にマウスコードが引っ張られる心配もありません。ストレスの無いマウス操作が可能です。
単機能マウスバンジーと比べると価格がやや張るのがネックですが、本体に使用されている材質や、USBハブとしても活用できる点、LEDライティングを搭載している点などを考慮すると、値段以上の価値はあると感じます。
特にXtrfy B1の重量感は、安定性の面で言うと最高クラス。「せっかくマウスバンジーを導入するなら良いものを。なおかつ機能面や外観も重視したい。」という方には最適な製品です。
以上、「Xtrfy B1」の実機レビューでした。