「SkyPAD Glass 2.0 XL」レビュー。ローセンシ対応、より表面が滑らかになったガラス製ゲーミングマウスパッド

「SkyPAD Glass 2.0 XL」レビュー。ローセンシ対応、より表面が滑らかになったガラス製ゲーミングマウスパッド

評価:4.5

本稿では、SkyPAD(スカイパッド)のゲーミングマウスパッド「SkyPAD Glass 2.0 XL」のレビューをお届けします。

SkyPAD Glass 2.0 XL
価格:73.95€(執筆時点)  Amazon  SkyPAD

ファーストインプレッション

今回は、昨年6月にKickStarterキャンペーンが開始され、先日より各国へ発送されている「SkyPAD Glass 2.0 XL」をチェック。これは昨年登場したガラス製ゲーミングマウスパッド「SkyPAD Glass 2.0」の最新モデルで、ローセンシにも対応するXLサイズです。

ガラスの上でマウスを滑らせたときの操作感は、一度体験しないと想像がつかないと思います。もちろん筆者もそうでしたが、Glass 2.0はハードタイプ特有の滑走速度の速さと表面の程よい抵抗感による止めやすさを両立していたので、良い意味で驚かされました。

単なるサイズ違いではなく、以前よりも表面の仕上げが滑らかになったことで滑りの変化なども見られ、品質は明らかに向上しています。そういった初期製品と異なる点も含め、本稿にて詳しくチェックしていければと思います。

配信アーカイブ

製品仕様とスペック

材質 強化ガラス 表面 焼き入れ硬化処理
サンドブラスト処理
サイズ 450 x 370 x 6mm エッジ コーナーR加工
ラウンドエッジ加工
ベース 4点ラバー カラー ブラック / ホワイト

パッケージと内容物

真っ黒な化粧箱が薄い段ボール1枚に覆われた状態で到着しました。配送中に割れてしまわないか心配になりますが、SkyPAD公式TwitterではGlass 2.0を床に落下させて耐久テストを行っている様子が投稿されていますし、よほどの衝撃が加わらない限りは平気そうです。

箱の中は衝撃を吸収するスポンジが敷き詰められており、内容物はSkyPAD 2.0 XLが1枚のみ。

購入方法

SkyPAD公式サイトからの購入で日本国内への発送が可能です。カタコトの自動翻訳ではありますが日本語にも対応しているので、スムーズに注文できるかと思いますが、別途送料は掛かります。

  • 到着までの日数:メールで追跡番号が通知されてから2週間ほど
  • 送料:?

パフォーマンス

滑走面

布製やプラスチック製よりも硬度が高くてフラットな強化ガラス製。表面に焼き入れ硬化処理が施されています。

表面を拡大すると、微細な凹凸が確認できます。これはサンドブラスト処理によるもので、ほどよい抵抗感が加わることで精密な操作が求められるゲーミングマウスパッドの要件を満たします。

詳しくは後述しますが、以前のGlass 2.0よりも表面が滑らかになっています。

ガラス製なので冬場は表面が冷えます。金属製ほどではありません。

エッジ

エッジはムラなく丁寧に処理されています。角を丸めるコーナーR加工、側面を丸く磨くラウンドエッジ加工により、肌が触れたり手首が擦れても問題ありません。

底面

Glass 2.0 / Glass 2.0 XLはいくつかのカラーバリエーションを展開していますが、表面に直接ペイントされているわけではありません。透明なガラスの底面が着色され、それが表面に浮かび上がっています。そのため設置場所の下(デスク天板の色や模様など)が透けることはありません。

丸い滑り止めラバーが貼り付けられています。グリップ性能と本体の重みが合わさり、激しくマウスを操作してもGlass 2.0 XLがデスク上で動くことはありません。ラバーの高さは均一でガタつきません。

ブラックを選択した場合、マウスパッドを裏向けたときに指紋がかなり目立ちます。

操作感

Glass 2.0 XLは滑りやすさに重きを置いたマウスパッドです。表面の抵抗感によって止めやすいというハードパッドとしては珍しい性質を持っていますが、以前のGlass 2.0よりも表面が滑らかになった影響で、わずかに滑走速度が速く、抵抗感は少なくなっています。

基本性能

プラスチック製と並ぶほど滑走速度は速いですが、「ガリガリ」とソールが削れるような感触はなく、意外にも滑らかに滑ります。表面は滑らかで、どの方向に動かしても滑走速度は均一かつ、常に一定の抵抗が感じられます。

硬度が高い1枚板のガラスなので、布製のように沈み込むことはありません。マウスを下に押さえ付けても摩擦が変わらず、マウスを静止するときは手首や腕でしっかりと止める必要があります。

マウスソールの材質やエッジの処理によって操作感と滑走音が大きく変化します。

縦横での滑りの差は感じません。

以前のGlass 2.0からの変化

筆者の手元にある初期のGlass 2.0と比べ、今回到着したGlass 2.0 XLは表面が滑らかになっています。そこまで大きな変化ではありませんが、手でなぞったとき、マウスを滑らせたときの両方で明確な違いを感じ取ることができます。

以前のGlass 2.0は”コントロール性能も併せ持つハードパッド”として高く評価されていましたが、現在のGlass 2.0 XLはスピーディーな滑走面をガラスで実現した唯一無二のマウスパッドです。比較すると、わずかなコントロール性能と引き換えに少しだけスピードが速くなっています。

初期のGlass 2.0は粗削りな製品だったものの、ハードパッドながら制御しやすいという特性とユーザーのニーズが噛み合って人気を博しました。Glass 2.0 XLはその制御しやすさは若干犠牲にしつつも、製品としての完成度は向上していると言えます。なぜなら、その操作性の変化は品質向上によるものだからです。

ちなみにコアユーザーからは「以前のGlass 2.0の操作感が好きだった」という声も少なくないです。それに関しては筆者も同じ意見です。理由は近しい操作感のマウスパッドが存在しなかったからです。

各種相性

センサー

Glass 2.0 XLと各種マウスセンサーとの相性をテスト。『Apex Legends』をはじめとする複数タイトルでのゲームプレイ、センサーの挙動を可視化するツール「MouseTester」の2つで検証しています。

PixArt PAW3338 (AJAZZ i303 Pro)

検証結果として、主流なマウスセンサーとの相性は良好でした。正常に動作しなかったのはAJAZZ i303 Pro (PixArt PAW3338) のみ。これはAJAZZが独自に調整したPixArtベースのカスタムセンサーを搭載しており、他に採用例は見られないので、大した問題にはなりません。

ソール

Glass 2.0 XLはソールによって印象が大きく異なるマウスパッドです。

100%または純度の高いPTFE製ソールとの相性が良い
エッジがしっかりと処理されたものが好ましい
中型サイズ(XM1やG Pro Wirelessなど)との相性が良い
厚さは問わない(布製のように沈み込まないため)

高分子ポリエチレンやナイロンは引っ掛かりにより違和感が生じる
接地面積が広すぎると安定しづらく、狭すぎると制御しづらい
角が取れていないソールの場合は激しく擦れるような感触と大きな滑走音を伴う

現状国内で入手しやすい製品の中では「Esports Tiger Arc2」を推奨します。

耐久性

布製やガラス製と比べて耐摩耗性に優れています。

手入れも容易で、家庭用のガラスクリーナーで軽く拭き取ると新品同様の状態になります。

結論とターゲット

「SkyPAD Glass 2.0 XL」について詳しく見てきました。品質向上によって以前よりも表面が滑らかになっているのは印象的でした。ただしその影響で、若干のコントロール性能と引き換えに滑走速度が速くなっています。

両方のモデルを触ってみて感じたのは、以前チェックしたGlass 2.0はまだ少し粗削りな製品だったということ。どちらの操作感が優れていると感じるかは好み次第ですが、製品としての完成度はGlass 2.0 XLの方が高いです。

環境によって操作感が変わりづらいフラットな表面や、布製やプラスチック製よりも耐摩耗性に優れていること、さらには手入れが簡単に行えることなど、ガラス製マウスパッドにしかない良さも目立ちます。

マウスパッドとしてはやや高い価格設定のように思えますが、布製ならば何度も買い替える必要があることを考えると、長い目で見て高いコストパフォーマンスを発揮すると言えます。また、そもそも競合製品が限りなく少ないため、好み次第ではエンドゲームも狙えます。

総合評価 4.5 out of 5.0 stars

表面がより滑らかになった
滑走速度と止めやすさを両立した操作感
縦横の滑りが変わらない
布やプラよりも耐摩耗性に優れている
手入れが簡単
初期製品よりも滑りやすさ重視
ソールによって操作感が大きく変化する
高い配送料、到着までに時間がかかる

SkyPAD Glass 2.0 XL
価格: 73.95€ (本稿執筆時点)

以上、SkyPAD(スカイパッド)のゲーミングマウスパッド「SkyPAD Glass 2.0 XL」のレビューでした。

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