NPET SPEEDM レビュー
今回はNPETのゲーミングマウスパッド「NPET SPEEDM」のレビューをお届けします。
レビューサンプル提供: NPET Tech
- Amazon
- –
- –
梱包・巻き癖
分厚い段ボール2枚に挟まれた状態で届きます。今まで見たことのない梱包でした。
当然ですが真っすぐの状態で使い始められます。
サイズ
NPET SPEEDMの寸法は450 x 400 x 3mmです。右下にロゴが配置されています。
エッジ
エッジは硬くて少し尖っています。腕や手首が擦れると痛いです。長袖やアームカバーを着用した状態で使用すると快適です。
ベース
粘着性のあるベースが採用されており、デスク天板に完全にくっつきます。かなり粘着力が高いので剥がすのに少し苦労します。埃や繊維などの細かいゴミもそのまま付着してしまうので注意が必要です。
厚さ3ミリで多少のクッション性がありますが、表面が樹脂製でたわまないので操作性には影響を及ぼしません。
PORON採用と謳っていますがおそらくPORONではない。
表面特性
NPET SPEEDMは低摩擦な樹脂を滑走面に採用したハードマウスパッドです。表面の質感は「Xanova Phobos M」や「HyperX Fury Ultra」系統で、プラスチック製マウスパッドとしては凹凸が目立たないタイプです。
表面はきめ細かな凹凸があり、指でなぞるとテクスチャがわずかに伝わります。手首や腕が高速で擦れると痛いです。アームカバーは引っ掛かりません。
プラスチックは布製と比べて硬度が高いのでマウスソールの損耗が激しいです。ハードマウスパッドですがガラスのように半永久的に使えるわけではなく、滑走面はゆっくりではあるものの摩耗していきます。耐湿性に優れており、湿気の影響で操作感が変化することはありません。
操作感
NPET SPEEDMはハイスピードタイプに属するゲーミングマウスパッドです。滑り出しの軽さ・滑走速度ともに全マウスパッド中トップクラスです。縦横の滑りの差はほとんど感じられず、どの方向に滑らせても均一なように思います。
マウスを微調整するときは浮遊しているかのようなフィーリングで、勢いよく滑らせるとソールの擦れ感が生じます。ソールによっては手元にザラザラとした感触が伝わることもありますが、滑走中の摩擦は極めて小さいです。ブレーキ感はほぼ皆無なので自身の力でマウスを止める必要があります。とにかくスピードに振り切っており、布製マウスパッドとはかけ離れた操作感をもたらします。
マウスソールの相性について、形状や材質によってフィーリングに多少の違いは出るものの、滑りが大きく変化することはありませんでした。「Razer Viper V2 Pro」のような面積の小さなソールと組み合わせると滑らかに滑走します。「Logicool G PRO X SUPERLIGHT」のような面積が大きいソールでは、全ての面が触れるわけではないのでザリザリとした感触と大きな滑走音が鳴ることがあります。
基本的に『Apex Legends』をはじめとするトラッキングエイムが主体となるタイトルに適しています。思い通りにマウスが滑り始め、左右への切り替えしの際にも一切引っ掛かることはありません。『VALORANT』のようなフリックエイムが求められるタイトルでうまく扱うには、極めて少ない表面摩擦でマウスを静止する技術と非常に低い感度に設定する必要があります。
結論とターゲット
NPET SPEEDMについて詳しく見てきました。スピード特化のプラスチック製マウスパッドで、全マウスパッド中トップクラスの滑り出しの軽さ・滑走速度を誇ります。抵抗無しで思い通りにマウスを動かせるのでトラッキングエイムに適しますが、ブレーキ感がほぼ皆無なのでマウスを止めたり素早いフリックエイムをするのにはよほど低感度でない限りは難しいです。
粘着性のあるベースを採用しており、デスクに完全に固定して使用できるのは長所です。プラスチック製マウスパッドとしては珍しく、ローセンシでも十分に扱える大きなサイズが展開されています。
結論としてNPET SPEEDMはマウスパッドにとにかく滑りを求める方にお勧めです。初動のスムーズさと滑りの速さに特化していてコントロール性を欠いているので、布製やガラス製からの乗り換えはよく考えたうえで行うこと。通常価格は約5,000円ですが、クーポン発行のタイミングを狙ってなるべく低価格で入手したいところ。執筆時点では40%割引のクーポンが発行されています。
総合評価4.0 out of 5.0 stars
トップクラスの滑り出しの速さ
縦横の滑りの差が少ない
設置した場所から動かない
優れたセンサー互換性
アームカバーが引っ掛からない
- Amazon
- –
- –
以上、NPETのゲーミングマウスパッド「NPET SPEEDM」のレビューでした。
スピードカテゴリの最上のjってなんですか?