「HyperX Fury Ultra」レビュー。20ゾーンのLEDライティングを備える、抵抗感の少ないプラスチック製マウスパッド

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「HyperX Fury Ultra」レビュー。20ゾーンのLEDライティングを備える、抵抗感の少ないプラスチック製マウスパッド

本稿では、HyperX(ハイパーエックス)のゲーミングマウスパッド「HyperX Fury Ultra」のレビューをお届けします。

レビューサンプル提供: HyperX Japan

HyperX Fury Ultra
価格: 7,427円 (本稿執筆時点)

製品仕様と外観

「HyperX Fury Ultra」は同ブランド初となるプラスチック製のゲーミングマウスパッド。表面の摩擦を抑えるマイクロテクスチャード加工、360°LEDライティングを備えるのが特徴。

サイズは幅359.4 長さ299.4mmで、他社製の布製ゲーミングマウスパッドでいうところのMサイズに相当します。ローセンシの方には不向き。

エッジにLEDライティングを搭載する関係で、厚さは5mmとなっています。中間層にクッションが採用されている訳では無く、硬い素材が使われています。

滑走面はプラスチック製で、マイクロテクスチャード加工が施されています。表面に微細な傷が入ったような加工で、ゲーミングマウスパッドではプラスチック製だけでなく布製でもよく見かけます。

特徴として、マウスとマウスパッドとの摩擦が抑えられ、抵抗感なくスムーズにマウスを滑らせることが可能となります。

底面は天然ラバー製が採用されており、激しいマウスの動きを伴っても滑りづらいです。

布巻ケーブルの長さは1.8mで、特段取り回しづらさもなく気になる点はありません。ケーブルの根本に備わったバーもLEDライティングの1ゾーンとして機能しています。

Fury Ultraは、HyperX製デバイスの統合ソフトウェア「HyperX Ngenuity」に対応しており、LEDライティングの効果や色をカスタマイズすることが可能です。詳しくは後述。

スペック&ギャラリー

仕様/スペックをチェックする (開閉できます)
HyperX Fury Ultra 製品仕様
表面材質 プラスチック
表面加工 マイクロテクスチャード加工
底面材質 天然ラバー
サイズ 幅359.4 長さ299.4mm
厚さ 5.0mm
機能 LEDライティング
ケーブル長 1.8m
価格 7,427円 (Amazon.co.jp、本稿執筆時点)
製品イメージをチェックする (開閉できます)
HyperX Fury Ultra
価格: 7,427円 (本稿執筆時点)

パフォーマンス

滑り・止めの傾向

【製品仕様と外観】の項目でお伝えした通り、Fury Ultraの滑走面はマイクロテクスチャード加工が施されたプラスチック製。表面はサラサラとしており、マウスを滑らせたときの抵抗感がほとんどありません。滑走音も少ないです。

初動から止めるまで一貫して滑りやすい反面、慣性の影響を受けやすいです。これまで布製のマウスパッドを使用している筆者の感覚では、かなり意識してマウスに力を加えなければカーソルが狙った位置で静止しません。

既存のハード系マウスパッドの中でも非常に滑りやすい部類であると感じます。厚さ5mmですがクッション性は無いため、サラサラとした表面のフィーリングそのままの滑り。面白みは無いかもしれませんが、より速い滑りを求めている方には適していると思います。

ソールとの相性問題は特に感じず、HyperglideやAS-46はもちろん、その他のどのような形状・材質のソールでもスムーズに滑らせることができました。一点で触れる系統のソールでも引っ掛かる感触はありません。

これは余談ですが、マウスの本体重量が軽ければ軽いほど狙った位置で止めやすいと感じました。重たいものだとその分止めるのに力を要し、AIMに細かなブレが生じてしまいます。これはあくまで筆者の場合ですが参考までに。

センサーとの相性

念のため。筆者の環境で検証した限りでは、現行の主要マウス・センサーでトラッキング不良やポインタ飛びは発生しませんでした。テストに使用したマウスを以下に書き記しておきます。

■テストに使用したマウス一覧:BenQ ZOWIE ZA13, Xtrfy M1, G-wolves Hati Ht-M, ZOWIE EC2, XANOVA Mensa Pro, Xtrfy M4, ROCCAT Kone Pure Ultra, Logicool G Pro Wireless, SteelSeries Rival 600

LEDライティング

Fury Ultraは、HyperX製デバイスの統合ソフトウェア「HyperX NGenuity」からLEDライティングの設定を行えます。以下のURLよりダウンロード可能です。

HyperX NGenuity:https://www.hyperxgaming.com/jp/ngenuity

LEDライティングのゾーンは20か所に分かれており、それぞれに異なる色や効果を割り当てることが可能です。デスク環境・ライティングにこだわりのある方は色々と遊んでみては。

結論とターゲット

「HyperX Fury Ultra」について見てきました。厚さ5mmですがクッション性は皆無で、滑走面の特性そのままの滑りやすさをウリとしたプラスチック製マウスパッドです。マウスを滑らせたときの摩擦は少なく、滑走音もさほど鳴りません。

既にハード系マウスパッドをいくつか試していて、より速い滑りを求めている方に適しています。ちなみに、布製とプラスチック製では大きくフィーリングが異なるので、布製マウスパッドから乗り換えを考えている場合は注意。

ただし価格面で見ると競合製品と比べて非常に高いです。ハード系マウスパッドは布製よりも表面が摩耗しづらい関係上、寿命が長いという側面もありますが、よほどコストを度外視している方で無い限りは選択肢に挙がりづらいと言えます。

HyperX Fury Ultra
価格: 7,427円 (本稿執筆時点)

以上、HyperX(ハイパーエックス)のゲーミングマウスパッド「HyperX Fury Ultra」のレビューでした。

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この記事を書いた人

ミオニ
eスポーツ向け ゲーミング周辺機器のレビュアー
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