Tenta-X Octo-Grip – Purple レビュー
Tenta-Xのゲーミングマウスパッド Tenta-X Octo-Grip – Purple をレビューします。
レビュー用サンプル提供:Rabbit
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この製品について
新興メーカー Tenta-X より登場した、紫色のコントロール系マウスパッドです。別の記事でレビューした限定イラスト版 Octo-Sense – The Last Stand とは異なり、単色モデルとなります。
パッケージ
フラットパッケージに梱包されています。
寸法は490 x 420mm ローセンシ対応の大きなサイズです。
ベース
Poronライクのポリウレタンベースが採用されています。厚みの表記が見当たらなかったので測ってみたところ約3.97mmでした。
滑り止めはしっかりとしていてずれません
エッジ
エッジにはステッチ加工が施されています。ステッチの幅は標準的で、滑走面よりも背が若干低いか同じくらい。マウス操作に影響しません。
サーフェイス
サーフェイスはさらさら系の一種です。かさかさとした乾いたような質感で、しっとり滑らかな感じではないです。
Lethal Gaming Gear Saturn ProやWallhack SY-001に似ていますが、ちょっと肌にまとわりつくような感じがあります。Artisan Zeroの毛羽立ちを抑えたような感じ、という表現が近いです。
マウスを滑らせたときはしっとりとした感触が強いです。
アームカバー
追記予定
初動と切り返し
初動の軽さ:やや軽い ~ 並み
切り返しの軽さ:並み ~ やや重たい
滑り出しは軽く、切り返すときは若干重たくなるタイプ。動かし始めるときは力が要らず、そのあとは適度な摩擦があるので、フリックやマイクロフリック(微調整)に向いています。
切り返し前と後で滑りが違うので、どちらかというとトラッキングエイムには向かないと思います。
滑走速度
滑走速度:コントロールバランスタイプ
コントロールバランスタイプの中でも遅いほうです。
他のマウスパッドと比較すると Lethal Gaming Gear Saturn Pro Soft や Wallhack SY-001 よりも若干遅いです。そこまで大きな差は無いですが、確かな違いを感じられます。
硬さ
硬さ:柔らかい
荷重をかけたときの減速:並み
このマウスパッドは程よく柔らかく、手のブレや細かな震えを抑えることができます。
荷重をかけると程よく減速しますが、表面の摩擦もそれなりにあるので、沈み込みに頼らなくてもマウスの動きをしっかりと止めることができます。
湿度による滑りの変化
湿度による滑りの変化:やや小さい ~ 並み
さらさらとしたマウスパッドとしては湿気に弱くなく、部屋の湿度が上がっても滑りが大きく変化することはありません。
マウスソールの種類による滑りの変化
補足情報として、マウスソールとの接触面積が大きいほど順当に滑りが遅くなります。汎用丸型ソールでは軽快な滑りなのが、大判ソールでは鈍くなったりと、印象が大きく変わる可能性があります。
Sprime PM1やPulsar Xlite eSシリーズ(通常シリーズは除く)の標準ソールのような表面に艶のあるタイプは特に滑りが遅くなりました。
結論とターゲット
表面がさらさらとした扱いやすいコントロール系マウスパッドです。同ジャンルの Lethal Gaming Gear Saturn Pro や Wallhack SY-001 よりも強く肌にまとわりつくような感触があり、それが滑りの遅さにも表れています。
初動は軽くて切り返しが重たいタイプで、フリック直後の制御がしやすく、Valorantに向いていると感じました。表面摩擦だけでしっかりと止められますが、マウスを押し込むとさらに抵抗が大きくなるので、力が入りがちなローセンシのプレイヤーとの相性が良いと思います。
マウスを切り返すときの前後で滑りが変わるので、オーバーウォッチ2やエーペックスレジェンズなどで対象を追いかけ続けるトラッキングエイムをするには不向きだと感じました。
マウスソールの大きさによって滑りが変わるので注意が必要です。
このマウスパッドは肌触りの良さとコントロール性を求める人に最適です。市場には使用感が近い競合製品が多数存在しますが、珍しいパープルカラーなのはこの製品を選ぶ理由になると思います。
Tenta-Xのゲーミングマウスパッド Tenta-X Octo-Grip – Purple のレビューでした。