「SkyPAD Glass 2.0」レビュー。ハード系だけど止まる、ガラス製のゲーミングマウスパッド

「SkyPAD Glass 2.0」レビュー。ハード系だけど止まる、ガラス製のゲーミングマウスパッド

評価:4

本稿では、SkyPAD(スカイパッド)のゲーミングマウスパッド「SkyPAD Glass 2.0」のレビューをお届けします。

SkyPAD Glass 2.0
価格: 60.95€ (本稿執筆時点)

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製品仕様と外観

SkyPADはデンマークのマウスパッドメーカー。今回レビューするGlass 2.0の他にも、アルミニウム製・布製のマウスパッド、デスクアクセサリー類を販売しています。単純に「ガラス製ゲーミングマウスパッドってどうなの?!」と興味が湧き、海外公式サイトより購入しました。

事前に当サイトで掲載したインタビューによると、2017年頃にマウスパッドを求めて店舗に足を運んだ際に、価格の高い布製マウスパッドしか並んでいなかったことからアイデアが浮かんだとのこと。

ガラス素材を活かした耐久性の高さ・メンテナンスの手軽さをウリとしているよう。また1枚1枚がハンドメイドで作られており、製造工程の写真が公式サイトやInstagramに公開されています。早速見ていきます。

5種類のカラーバリエーションを展開するGlass 2.0ですが、今回はブラックを選択しました。表面は綺麗に仕上げられており、指でなぞるとサラサラとしながらも少しだけ抵抗感を感じます。独特な質感です。

フチや角は丸く加工されており、手首や腕が接地しても全く問題無し。さすがにガラス製なので、気温によってはひんやりとします。

また、確認する限りでは2層構造のように見えます。上面が加工済みの透明ガラス、下面は色付きのガラス(今回はブラック)。右下のロゴ部分は、下面ガラスにプリントされたものが透けている状態で、センサー挙動への影響は無さそうです。

裏面には、四隅に滑り止めラバーが貼り付けられています。防滑性は非常に高く、マウスパッド自体がズッシリと重たいこともあり、デスク上で滑ってしまうことはまず無いと言えます。

Glass 2.0の寸法は350×300mmで、布製マウスパッドでいうMサイズ相当。ローセンシの方にとっては小さいと思います。

また、これより一回り小さいGlass 1.0 (300×250mm)も展開するほか、数ヵ月後にはXLサイズ(450×370mm)のクラウドファンディングを開始する予定とのこと。

公式サイトでの価格は60.95€ (約7,000円)で、日本国内への発送には別途送料が掛かります。

スペック&ギャラリー

仕様/スペックをチェックする (開閉できます)
SkyPAD Glass 2.0 製品仕様
素材 ガラス
サイズ 300×250mm
底面 滑り止めラバーx4
価格 60.95€ (本稿執筆時点)
製品イメージをチェックする (開閉できます)
SkyPAD Glass 2.0
価格: 60.95€ (本稿執筆時点)

パフォーマンス

滑り・止めの傾向

筆者はハード系マウスパッドに対して「滑りに特化している(滑りやすいが制御はしづらい)」という印象を抱いていますが、Glass 2.0はそんなハード系の中でも制御しやすい(コントロール寄りな)マウスパッドとなります。

一部を除く布製マウスパッドとは比べ物にならないくらい滑らかに滑るのですが、プラスチック製のものと比べると確かな抵抗感があり、安定感を損ないづらいのが特徴です。

普段はZOWIE G-SRなどの布製マウスパッドを使用していますが、移行も比較的スムーズに行えました。しかし、1枚のガラス板から作られているという特性上、クッション性は皆無。マウスを押さえつけることで沈みを利用して止めることはできません。布製マウスパッドを使用している方にとっては、操作性が大きく変わってしまう可能性があるので注意しましょう。

また、縦横の滑りが均一なことも特徴として挙げられます。布製だと糸の細さや織り方によって傾向が変わりますし、同じハード系でもプラスチック製のものは表面の凹凸だったりしますが、Glass 2.0はフラットです。

ちなみに、Glass 2.0の上でマウスを滑らせると、まんまガラスに擦れたような音が鳴ります。当然、布製よりはマウスソールが摩耗しますが、プラスチック製ほどではありません。

マウスソールとの相性

マウスソールの形状・大きさによって操作感が大きく変わります。個人的に、100%PTFE(テフロン)の中型ソールが四隅に貼り付けられたものと最も相性が良いと感じました。例を挙げるならば Endgame Gear XM1など。

滑り・止めのバランスが非常に良く、【滑り・止めの傾向】で示したような操作感を得られます。また、上下に大型ソールが2枚貼り付けられているものとも相性が良いです。

しかし、エアーパッドソール(AS-46など)のように”点”で接触するソールだと、ほんの少し力を加えただけでマウスが動き出します。この場合、初動・止めを制御することが非常に難しくなり、Glass 2.0の良さを殺してしまいます。

センサーとの相性

手持ちのゲーミングマウスとMouseTesterで検証したところ、現行センサーとの相性問題は発生しませんでした。唯一、正常に動作しなかったのが PixArt PAW3338 (AJAZZ i303 Proで検証)ですが、採用例は少なく、そこまで気にする必要は無さそうです。

結論とターゲット

「SkyPAD Glass 2.0」について詳しく見てきました。布製よりも滑り、プラスチック製よりも制御しやすい、バランスの取れたゲーミングマウスパッドです。ガラス素材を活かした耐久性の高さ・手入れのしやすさも魅力で、買い替えの頻度を考えれば約7,000円という価格にも納得できます。

懸念点としては、マウスソールの形状や大きさ・素材の影響を受けやすく、小型や点接触のものでは途端にコントロールしづらくなることが挙げられます。貼り替えなど工夫次第でどうにでもなるので、大した問題ではないです。

ガラス製ということで使用感は想像もつきませんでしたが、意外にも使いやすいものでした。より制御しやすいハード系マウスパッドを探している方はもちろん、布製マウスパッドの耐久性に不満があるという方にもお勧め。

SkyPAD Glass 2.0
価格: 60.95€ (本稿執筆時点)

以上、SkyPAD(スカイパッド)のゲーミングマウスパッド「SkyPAD Glass 2.0」のレビューでした。