「D-GLOW」レビュー。コントロール性能に長けたガラス製マウスパッド

「D-GLOW」レビュー。コントロール性能に長けたガラス製マウスパッド

本稿では、ゲーミングマウスパッド「D-GLOW」のレビューをお届けします。

Punksang D-GLOW
価格:6,531円~(執筆時点)  Taobao

ファーストインプレッション

D-GLOWは、FPS向けに設計された中国メーカーのガラス製マウスパッドです。国内ではほぼ知られていない製品で、執筆時点では中国ECサイトでのみ購入できます。

既存のガラス製マウスパッドと比べ、表面の凹凸が細かく、高摩擦でコントロール性能に長けた操作感となっています。その詳細からビルドクオリティまで本稿で詳しく見ていきます。

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製品仕様とスペック

材質 強化ガラス 表面
サイズ 450 x 400 x 4mm エッジ
ベース カラー ブラック / ホワイト / イエロー / カスタム(好みの画像)

パッケージと内容物

フラットなパッケージに入っています。内容物はマウスパッド本体のみ。

バリエーション

カラー

ブラック・ホワイト・イエローの3色展開。

また、好きな画像をプリントするカスタマイズにも対応しています。商品ページ内の「D-GLOW 1.0カスタム」を選択して購入すると、購入後にメッセージのやり取りで対応してもらえるようです。

国内ユーザーのカスタマイズ例です。(画像提供ありがとうございます!)

透明のガラス板の底面にプリントされた色が表面に浮かび上がっており、表面には着色されていないので、滑走面の摩耗によってプリントが剥がれ落ちてしまうことはありません。

サイズ

サイズは450 x 400mmで、ローセンシにも対応できる大判サイズ。

厚さは公称値4mmですが、これはガラス板のみの厚さで、底面のすべり止めラバーは含まれていません。

すべて含めた実測値は6.34mmでした。これは許容範囲内と言えますが、デスクとマウスパッドとの間に段ができるため、腕や手首の配置によっては気になる場合が出てくるでしょう。

パフォーマンス

滑走面

表面が処理された強化ガラス製のマウスパッド。完全にフラットな滑走面となっており、縦横の滑りに差がなく、どの方向に滑らせても抵抗感を均一に保ってくれることは大きなメリットであると言えます。

表面の凹凸は非常に細かく、PTFEソールを装着したマウスを滑らせると高摩擦で、既存のガラス製マウスパッドに比べてコントロール性能に寄せた操作感となっています。詳しくは【操作感】の項で。

また、指でなぞった際にはサラッとした手触りで、腕や手首が擦れてもダメージはありません。

※ガラス製マウスパッド共通の注意点として、室温によっては表面が冷えること、肌が乾ききった状態でなければ張り付きが気になることが挙げられます。長袖やアームカバーを着用し、肌が直接触れない状態で使用することをお勧めします。

操作感

D-GLOWはハイスピードタイプに属するゲーミングマウスパッドです。ハードタイプ特有の速い滑走速度、どの方向に滑らせても均一な滑走速度・抵抗感を持ちます。

他社製マウスパッドと比較すると「SkyPAD Glass 2.0」よりも滑走速度が遅く「Artisan 雷電 Mid」よりも速いです。既存のガラス製マウスパッドの中で最も滑走速度が遅いです。

また、コントロール性能も比較的高いです。滑走中は常に抵抗感が感じられるほか、初動の引きずり感と静止力が僅かに強く感じられ、微量のストッピングアシストにも期待できます。ただしソールの沈み込みが一切なく、布製マウスパッドのようにマウスに掛かる圧によって摩擦が変動することもないため、意識してマウスを静止する必要があります。

その特性から、やはり『VALORANT』などフリックエイムが主体となるタイトルでは苦戦する印象で、精度を上げるには相当な慣れと技術が必要になります。ただし、既に検証したハードタイプのマウスパッドの中では最もフリックエイムへの適性が高いと言えます。

SkyPAD GlassシリーズやHID-Labs RINKと比べて初動のスムーズさは僅かに劣りますが、トラッキング時の滑り出しや切り替えしに干渉するほどではありません。ソールの沈み込みによる引っ掛かり感とは無縁で、滑らかにマウスを滑らせることができるため、トラッキングエイムへの適性は高いです。

ハードタイプのマウスパッドを好んで使用していて”トラッキングの滑らかさを大きく損なうことなく、よりコントロール性能に長けたもの”を求めている場合、D-GLOWの操作感はマッチするかと思います。

マウス感度については、マウスの微量なブレが大きなカーソルの動きに繋がるハイセンシよりも、ミドルセンシからローセンシのユーザーの方が扱いやすいと感じる可能性が高いでしょう。またマウス側の本体重量については、より軽量なものと組み合わせることで慣性が働きづらくなり止めやすいと感じるでしょう。

基本性能

強化ガラス素材を用いたハードタイプのマウスパッド。布製マウスパッドのようにXY軸で滑りの変化がなく、どの方向に動かしても滑走速度と抵抗感が均一です。

硬度が高いガラス1枚板で造られているため、マウスに圧が掛かっても布製マウスパッドのように沈み込むことはありません。力の入り具合で摩擦がほぼ変わらないため、マウスを静止するときは手首や腕でしっかりと止める必要があります。

プラスチック製と比較して、やや劣るがほぼ同等の滑走速度を維持しつつ、「ガリガリ」とソールが削れるような感触が少ないです。また、プラスチック製よりもコントロールし易いです。

ただしD-GLOWは硬度が高いガラス素材なうえに高摩擦な滑走面となっており、布製マウスパッドと比べてソールの損耗が激しく、同じ素材のガラス製と比較してもやや速いと感じるので注意すること。

他社製マウスパッドとの滑り比較

D-GLOWは「ハイスピード」タイプに属します。
※それぞれ上から滑走速度が速い順に並べています。筆者の肌感覚なので変動する可能性有り。

エッジ

エッジには角を丸めるコーナーR加工、側面を丸く磨くラウンドエッジ加工が施されています。丁寧に処理されており、手首や腕が擦れてもダメージはなく、激しいマウス操作にも干渉しません。

ただし【滑走面】の項で触れたように、ガラス素材の性質上、肌が乾燥しきった状態でなければ張り付きや擦れが気になるため、長袖やアームカバーを装着しての使用を強くお勧めします。

底面

底面には透明で丸型のすべり止めラバーが貼り付けられています。それぞれの高さは均一でガタつきません。

グリップ性能は非常に高く、激しくマウスを操作しても一度設置した場所から動くことはありません。

センサー相性

各種マウスセンサーとの相性をチェック。それぞれの組み合わせでカーソルが正確に追従するかを確かめるほか、センサー挙動を可視化するソフトウェア「Mouse Tester」での測定も行います。

なお、使用環境やファームウェアのバージョンの違いなど、様々な要因によって結果が変動する可能性があり、この検証結果が100%正しいものではないことをお伝えしておきます。また同じセンサーを搭載していても種類が異なるゲーミングマウスでは結果は変動するので、ご参考までに。

正常に動作する
 動作に問題は無いが、MouseTesterの波形に乱れが見られる
通常使用が不可能

Endgame Gear XM1r (PixArt PAW3370)
ZYGEN NP-01S (PixArt PMW3389)
BenQ ZOWIE FK2-B (PixArt PMW3360)
ASUS ROG Keris Wireless (PixArt PAW3335)
Logicool G Pro Wireless (HERO 25K)
Razer Viper 8kHz (Razer Focus+)
Glorious Model O Wireless (Glorious BAMF sensor)
ROCCAT Kone Pure Ultra (Owl-Eye 16K)
ROCCAT Kone Pro Air (Owl-Eye 19K)
※この波形は問題無し。波形を拡大したこちらも参考に。

現行ゲーミングマウスに搭載されたセンサー9種類との相性を検証したところ、すべて正常に動作しました。また『Apex Legends』や『VALORANT』などのプレイテストでも問題は見られませんでした。

※上記のテスト結果はブラックで検証したもので、その他のカラーや好きな画像をプリントしたカスタム表面での正常なセンサー動作を保証するものではありません。

ソール相性

エッジが丸められたEsports Tiger製ソールや、エッジが緩やかな傾斜になったCorepad製ソールなど、サードパーティー製マウスソールとの組み合わせでも違和感なく使用できます。

ガラス製マウスパッドの性質上、マウスソールの材質やエッジの処理方法の違い、大きさや形状によって操作感・滑走音に大きな変化が見られます。布製マウスパッドでもこのような変化はありますが、ガラス製のほうがより顕著に表れます。

まずソール材質については、PTFEとの相性が良く、ナイロンでは大きな抵抗感が生じます。また、ソールの接地面積が広いほど滑走時の抵抗感・初動の引きずり感・静止力が強く感じられ、よりコントロール性能が高まる印象です。

エッジは適切に処理されたものが好ましいです。角が取れていないソールと組み合わせた場合、激しく擦れるような感触と大きな滑走音を伴います。布製マウスパッドのようにソールが沈み込むことはないため、厚さは問いません。

耐久性・湿気への耐性

布製やプラスチック製と比べて耐摩耗性に優れており、滑走面の摩耗による滑走速度の変化などは見られません。家庭用ガラスクリーナーで表面を拭き取るなど定期的なメンテナンスを続けることで、新品に近い状態で使い続けることができます。

一般的な布製マウスパッドは、劣化による滑走速度の変化などが発生し得るため、同じ操作感を維持するために定期的に買い替える必要があります。それが不要となる点は非常に大きなメリットであると言えます。

ただしD-GLOWの滑走面は高摩擦で、同じガラス製マウスパッドと比べてもソールの摩耗が速いことには注意しましょう。

手首や腕が触れた状態が続くと、蒸れによって肌とマウスパッド表面が張り付いてしまうため、長袖やアームカバーをを着用して使用することを強くお勧めします。

結論とターゲット

「D-GLOW」について詳しく見てきました。ハードタイプのマウスパッドは硬度が高く、ソールが沈み込まないため、マウスに圧を掛けても滑走速度の変化が生じません。なのでマウスをピンポイントで静止するには脱力を意識しながら動かす必要がありますが、D-GLOWの高摩擦な滑走面はハードタイプとしては珍しく微量のストッピングアシストをもたらします。

滑走速度を比較すると「SkyPAD Glass 2.0」より遅く「Artisan 雷電 Mid」よりも速いといった具合で、既存ガラス製マウスパッドの中で最も滑走速度が遅く、コントロール性能も高いです。ハードタイプのマウスパッドを使用していて、より高いマウスの静止力を求めている方にフィットする操作感となっています。

ビルドクオリティは全体的に高く、エッジの処理や底面のすべり止めといったプレイの快適性に関わる部分にも問題は見られません。滑走面の摩耗による劣化がほとんど見られないといったガラス素材特有のメリットも受けられるため、操作感さえ気に入ればかなり好条件なマウスパッドと言えるでしょう。

厚さは実測値6.34mm(すべり止めラバーを含む)と、ほとんどの布製マウスパッドよりも2~3ミリ厚め。同じガラス製では「SkyPAD Glass 2.0 / 2.0 XL」とほぼ同等ですが、新作「SkyPAD Glass 3.0」よりも分厚いため、デスクとマウスパッドの間に段ができることが気になる方は注意してください。

総合評価 4.5 out of 5.0 stars

 ほとんどの布製よりも初動がスムーズ
 既存のガラス製マウスパッドの中で最もコントロール寄り
 どの方向に動かしても滑走速度と抵抗感が均一
 しっかりと丸められたエッジ
主流マウスセンサーと相性が良い
使用月数や環境の違いで操作感が変化しない
 底面の滑り止め性能に優れる
 手首や腕が擦れても痛まない
 ソールの違いによる操作感の変化は許容範囲
やや分厚めの6.3mm厚

Punksang D-GLOW
価格: 6,531円~ (本稿執筆時点)

以上、ゲーミングマウスパッド「D-GLOW」のレビューでした。

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Sette

購入したいですが、購入方法の説明があると助かります