「Corsair MM300」レビュー

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「Corsair MM300」レビュー

本稿では、Corsair(コルセア)のゲーミングマウスパッド「Corsair MM300」のレビューをお届けします。

Corsair MM300 レビュー

Corsair MM300
表面:布製裏面:ノンスリップラバーエッジ:縁縫い加工サイズ:S(265×210×3mm)、M(360×300×3mm)、Extended(930×300×3mm)価格:1,860円~ (2019/3/20時点)

Corsairと言えばPC本体のパーツの製造メーカーというイメージを抱いている方も多いと思いますが、多種多様なゲーミングデバイスも展開しています。その中でも「Corsair MM300」は2016年に発売された製品ですが、定番のゲーミングマウスパッドとして現在も多くのユーザーに愛用されています。

先月には、。大判サイズと5mm厚を採用した次世代モデルであるMM350も登場しています。MM300と比較すると2mmも分厚いことから、全く異なる操作感が期待できそうです。そちらも気になるので後日取り上げたいところですが、ひとまずはベースとなるMM300の使用感を詳しく見ていきたいと思います。

製品仕様と外観をチェック

Corsairロゴが刷り込まれた特徴的なデザイン

「Corsair MM300」はレーザーセンサーとオプティカルセンサーの両方に最適化された布製ゲーミングマウスパッドです。表面は細かく織り込まれていますが、触ってみると若干ザラザラしています。あくまで滑りやすさを重視しつつも、抵抗感を与えることでマウスがしっかり止まるよう調整したものと思われます。

かすれ加工が施されたCorsairのロゴが大々的にプリントされた表面により、特徴的なデザインへと仕上がっています。コアゲーマーの間では「柄物のマウスパッドとBenQ Zowie製のマウスは相性が悪い」という話がたびたび挙がります。基本的にはマウスセンサーへの干渉は無いと考えていいですが、一部の製品では正確にトラッキングできない可能性があります。

その他の仕様としては、エッジにほつれ防止のステッチ加工を施すことで耐久性が高くなっているほか、裏面の滑り止めラバーによってデスク上でしっかり固定することができます。多くのゲーマーが求める最低限の仕様は抑えられています。

Mediumサイズは開封後に巻き癖が残らないよう、大きめの箱にゆったりと梱包されていたところは高く評価したいポイント。

3種類のサイズ展開、全サイズ共通で3mm厚

「Corsair MM300」は3種類のサイズ展開で、Small、Mediumはマウスのみ、Extendedはキーボードも上に載るタイプです。Smallは小さいのでマウスの操作域が狭いハイセンシプレイヤー向き、MediumやExtendedはマウスの操作域が広いローセンシプレイヤー向きの大判サイズとなります。

また「Corsair MM300」は全サイズ共通で3mm厚ですので、サイズごとで厚みによってマウス操作感が異なる心配はありません。

サイズ
  • 奥行
  • 厚み
Small
  • 265mm
  • 210mm
  • 3mm
Medium
  • 360mm
  • 300mm
  • 3mm
Extended
  • 930mm
  • 300mm
  • 3mm

パフォーマンス

表面の”若干の抵抗”により止まりやすさを付与

表面は細かく織り込まれているが、手触りは少しザラザラとしている

「Corsair MM300」はゲーミングマウスパッドの理想形である「滑りやすく止まりやすい」を実現すべくサーフェイスが調整されています。厳密には”滑りやすくそこそこ止まる”といったバランスの良いマウス操作感を得られます。

あくまで滑りやすさ重視の表面をベースとしたゲーミングマウスパッドですが、表面の若干の抵抗感によって程良いマウスの止まりやすさを実現しています。また、表面に抵抗感があるとはいえ、マウスを動かしたときに初動で詰まってしまうことはありません。初動から止めるまでは一貫した滑り心地となっています。

水平方向と垂直方向での滑り心地は一定ですので、縦横へのマウスの動きが激しくなりがちなFPSやMOBA、さらには流行りのバトルロイヤルにも適していると言えるでしょう。

手首で細かくAIMする方に最適

素材が硬く、マウスの沈みが少ない

マウスパッドの素材自体は硬めなので、マウスを力強く押さえつけても沈む感覚はほとんどありません。厚みのあるマウスパッドのように沈むことでマウスが止まる訳ではなく、少しザラザラとした表面の仕上げによって止まりやすさを付与したと言えるでしょう。

この特性から、マウスパッドにマウスを押さえつけてカーソルを止める傾向にある方や、大きく腕を動かしてAIMするプレイヤーにとっては、正確なコントロールがやや難しい可能性があります。一方で、手首で細かくAIMする方には適しています。

結論とターゲット

滑りやすいサーフェイスに若干の止めやすさを付与した、バランスの良い操作感

「Corsair MM300」はマウスの滑りやすさを念頭に置きつつも、若干の抵抗感を足すことである程度の止めやすさを実現しています。この操作感は”滑りやすく、そこそこ止まる”といった言葉で言い表せるでしょう。

初動から止めるまで一貫した滑り心地を得られるので、マウスの操作感に癖もなく非常に扱いやすいです。しかし止まるとはいえど、表面がザラザラしているような”止めやすさに特化したマウスパッド”と比較すると大きく劣ります。あくまで滑りやすさを重視したマウスパッドに若干の止めやすさを付与した程度と考えてください。

これまで滑りやすさを重視したマウスパッドを使っていた人ならば「Corsair MM300」が劇的にマッチするというのは十分に考えられます。一方で、止めが強いマウスパッドから乗り換えると、やや物足りなさを感じるでしょう。とはいえ、滑りやすさと止めやすさのバランスが良いことは確かです。狙ったところをターゲットしづらいと悩んでいるプレイヤーにとっては、「Corsair MM300」がより精密なAIMをもたらしてくれるかもしれません。

Corsair MM300
表面:布製裏面:ノンスリップラバーエッジ:縁縫い加工サイズ:S(265×210×3mm)、M(360×300×3mm)、Extended(930×300×3mm)価格:1,860円~ (2019/3/20時点)

以上、Corsair(コルセア)のゲーミングマウスパッド「Corsair MM300」のレビューでした。

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この記事を書いた人

ミオニ
eスポーツ向け ゲーミング周辺機器のレビュアー
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