「Xtrfy WR1 / WR2」レビュー。PUレザー・バンブー製の全く異なる材質2タイプから選べる、腕や手首の疲れを軽減するゲーミングリストレスト
レビューサンプル提供: Xtrfy Japan
[toc heading_levels=”2,3,4,5″]Xtrfy WR1 / WR2 レビュー
Xtrfy(エクストリファイ)のリストレスト「Xtrfy WR1 / WR2」の詳細なレビューをお届けします。
「Xtrfy WR1 / WR2」はキーボードの手前に設置することで手首の疲れを軽減してくれる、ゲーミングリストレストです。WR1がPUレザー、WR2がバンブー(竹)と異なる素材の2製品が展開されているので、それぞれ好みの質感から選ぶことが可能です。
Xtrfyの製品は、CS:GO強豪チーム「Ninjas in Pyjamas」のメンバーが設計・開発に深く携わっていますが、もちろんこのゲーミングリストレスト Xtrfy WR1 / WR2 も同様となります。
いずれもフルキー仕様の一般的なサイズのキーボードに適合しており、K2-RGB、K3-RGBなどのXtrfyキーボードに最適な製品となっています。当記事ではWR1、WR2それぞれの使用感をお伝えします。
[WR1] 質感の高いPUレザー製
Xtrfy WR1の表面材質は、質感が高いPUレザー製。沈みすぎず適度に柔らかいクッションが採用されているので、キーボードの長時間操作も快適で、手首や腕の疲労を軽減してくれます。
PUレザーは耐摩擦性に優れた素材で、使用中に劣化する心配が少ないです。また、リストレスト本体の縁にはステッチ処理が施されており、縫い目を見るからに丁寧な作りとなっています。
PUレザー製のリストレストを選ぶメリットとしては、柔らかいクッションによって手首を保護できることが挙げられます。ゲームプレイ時のキーボード操作の際、手の動きに合わせて形状が変わるので、負荷が軽減されやすいと言えます。
またリストレストは常に肌に触れるアクセサリーなので、手入れが楽なことも大きいでしょう。
Xtrfy WR1は手前側の高さが抑えられ、奥にいくにつれて高くなっていく設計となっています。これによって、リストレストが原因で手首の高さが不自然になることなく、正確なフォームでキーボードを操作することが可能です。
[WR2] ナチュラルなバンブー(竹)製
一方でXtrfy WR1の材質は、ナチュラルなバンブー(竹)製となっています。もちろんクッション性はないですが、形状が変化しないことから正確なフォームが崩れづらく、長時間に及ぶキーボード操作での疲労を軽減してくれます。
頑丈な竹は耐久性に優れており、角を丸める処理も丁寧に施されています。PCデスク上でアクセントとなるであろうナチュラルな素材にXtrfyロゴが彫られた、非常に印象的なデザインです。
表面は加工処理されており、触り心地はツルツルとして滑らかです。これによって手入れも楽となっており、表面の汚れをクロスなどで拭き取るだけで済ませることができます。
Xtrfy WR2も手前から奥につれて高さが確保されていく設計で、快適なキーボード操作を助長してくれます。適度な角度がつけられており、無理なく正確なフォームを保つことが可能です。
製品仕様をより詳細にチェック
以下からは、Xtrfy WR1 / WR2の製品仕様をより詳細にチェックしていきます。
一般的なサイズのキーボードに適合
まずはサイズ感について。PUレザー製のXtrfy WR1は幅450mm、バンブー(竹)製のXtrfy WR2は幅440mmとなっており、一般的なサイズのキーボードに適したサイズとなっています。
Xtrfy WR1は縁にステッチ処理が施されているので、沈んでいる部分を考慮して約10mm広く設計されています。一方でWR2は、標準的なキーボードのサイズにぴったり合った440mm幅となっています。
Xtrfyのゲーミングキーボード「K2-RGB」「K3-RGB」に最適なほか、一般的なサイズのキーボードの横幅にマッチします。ただしテンキーレスのキーボードでは大きく横幅が余ってしまうので注意。
手首の負担が軽減される適切な高さ
リストレストの主な役割としては、手首や腕への負担を軽減すること。手首や腕の疲れは慢性的な肩こりにも繋がりやすいので、長時間ゲームをプレイする方ならば特に気を付けておきたいところです。
XtrfyのゲーミングリストレストWR1 WR2は、長時間のゲームプレイで生じる手首や腕への負担を和らげるため、キーボードを操作するときに手首を適切な位置に調整するための高さが確保されています。
通常では、キーボードを入力する際には手首に角度がついてしまいます。Xtrfy WR1やWR2を設置することでその差異が埋まり、自然な手首の角度を保ったままでのキーボード入力が可能となります。
PUレザー製のWR1は、柔らかい質感によって手首をしっかりと保護してくれます。バンブー(竹)製のWR2は、手首の位置を補正してくれるので、正確なフォームでのキーボード入力が可能です。
またリストレスト本体の高さや傾斜としては、Xtrfy WR1はソフトクッションを採用していることもあり、キーボードよりやや高めの最高地点から傾斜していきます。一方でWR2は、キーボード本体の傾斜を延長させるような、緩やかな角度での傾斜となっています。
実際の使用感としては、リストレスト未使用の方であればWR1はやや高さがありすぎると感じてしまう可能性があります。WR2はキーボードの天板の高さから緩やかな傾斜となっており、リストレストを使用していない方でも違和感なく使用できるでしょう。
PUレザーか木製かで手首に得られる感触が全く異なるのもポイント。手首へのクッション性を求めている方はWR1を、高さを確保して正確なフォームを崩したくないという方はWR2がオススメです。
滑り止めラバーによる安定感は良好
Xtrfy WR1 / WR2の裏面には、PCデスク上で滑りづらいノンスリップラバーが張り付けられています。
WR1は本体重量が軽めな影響からか、裏面全体が滑り止めラバーとなっています。これによって、激しいキーボード操作を伴ってもPCデスク上で動かずに固定されました。
一方で、WR2には左右2か所にラバーが張り付けられています。木製ということもありWR1と比較して本体が重たいので、しっかりキーボード前で留まってくれます。どちらも安定性には問題無し。
手首の疲れ軽減からデスク拡充までこなす
Xtrfy WR1 / WR2を実際に使用してきましたが、本製品がデスク天板とキーボードとの高さを埋めてくれることで、手首を自然と正確なフォームへと導いてくれます。キーボード前に設置することによって、長時間に及んでゲームをプレイしても疲れづらい環境となります。
ゲーミングデバイスメーカーがリストレストを発売した例は数少なく、全く異なる材質の2タイプにXtrfyのブランドロゴが刻まれ、ゲーミングデバイスが並ぶデスク環境と相性の良い外観となっています。
WR1(PUレザー製)、WR2(バンブー製)それぞれで使用時の特性や質感が大きく異なるため、以下に選び方を記しておきます。個人的なレポートとなりますので、その点だけご了承ください。
- WR1(PUレザー製):適度に柔らかいソフトフォームなので、キーボード操作時に手首へのクッション性を求める方。手のひらにそれなりの高さを確保して、手首を曲げずにキーボードを操作したい方。
- WR2(バンブー製):表面が滑らかに加工されたナチュラルな木なので、クッション性が不必要な方。キーボード操作時に正確なフォームを意識して、キーボードの手前に適度な高さを確保したい方。
外観で選ぶというのも一つの手。ブラックで統一したデスク上にWR1は抜群にマッチしますし、WR2でも良いアクセントになります。また白基調のデスクにWR2を置くと、良い印象を与えられそうです。
Xtrfy WR1 / WR2は、日頃から長時間ゲームをプレイするというコアゲーマーの方や、腕や手首の疲れに悩んでいるという方、さらにはデスク環境を拡充させたいという方まで、さまざまな方に適したゲーミングリストレストとなります。
ゲーマー向けのアクセサリーとして珍しいリストレストは、Xtrfyロゴが刻まれた立派なゲーミングデバイス。あなたの求める質感や特性と照らし合わせ、全く異なる2タイプから選んで導入してみては。
以上、ゲーミングリストレスト「Xtrfy WR1 / WR2」のレビューでした。