「Xtrfy GP4」レビュー。アーティスティックなデザインが目を惹く、5色展開のゲーミングマウスパッド

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「Xtrfy GP4」レビュー。アーティスティックなデザインが目を惹く、5色展開のゲーミングマウスパッド

本稿では、Xtrfy(エクストリファイ)のゲーミングマウスパッド「Xtrfy GP4」のレビューをお届けします。

レビューサンプル提供: Xtrfy Japan

Xtrfy GP4
価格: 4,147円~ (本稿執筆時点)

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製品仕様と外観

今回見ていくマウスパッド「Xtrfy GP4」は、表面にスウェーデンのアーティストKim Berkhuizenによるペイントがあしらわれているのが特徴。どれもProject 4製品 (M4やK4、B4) の5色のカラーバリエーションに合うよう仕上げられています

大判マウスパッドはマウスの操作性を左右する重要なデバイスである一方、デスク面積の大部分を占めることもあり、セットアップの雰囲気を左右するアイテムでもあります。

GP4は間違いなく ”ゲーミング” と聞いて容易に想像できるようなデザインとはかけ離れたものになっているため、「見た目は好みだけど使用感はどうなんだろう?」と気になっている方も多いと思いますので、本稿にて詳しくチェックできればと思います。早速見ていきます。

GP4はスタンダードな梱包で、細長い箱に丸められて入っています。全てのカラー共通で、開封直後は独特な甘いにおい?みたいなものがきついです。少し放置すると落ち着きますが若干残ります。

開封時には端のほうに巻き癖が目立ちますが、手で軽くほぐすと真っすぐになります。同社製マウスパッドは巻き癖が取れづらいのが難点でしたが、スポンジの材質が変更されていることが大きいかと思います。詳しくは後述。

サイズは Large (460 x 400 x 4mm) のみで、ローセンシ対応の大判サイズとなります。

前述の通り、GP4はスウェーデンのアーティストによる作品がマウスパッド表面にプリントされたもので、Project 4製品に合わせた5色のカラーバリエーションが用意されています

STREET BLUE
STREET PINK
CLOUD WHITE
ABSTRACT RETRO
ORIGINAL BLACK

派手なアートに混ざって、シンプルなブラックカラーも。

エッジには縫い加工が施されています。滑走面とほぼ高さが同じで、飛び出していません。

底面は滑り止めのラバーベース。従来のXtrfy製マウスパッドとは異なる、フラットなものに変更されています。

スペック&ギャラリー

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Xtrfy GP4
価格: 4,147円~ (本稿執筆時点)

パフォーマンス

操作感

これまでの同社製マウスパッドでは、比較的硬めのスポンジが採用されていましたが、GP4は中間層のスポンジがとても柔らかいため、少しの圧で簡単にソールが沈み込みます。X-Softのよう。

GP4に限らず”中間層が柔らかい”マウスパッドは、マウス操作時に下に圧を掛けることでソールが沈み込み、ストッピング性能が得られます。マウス操作時にどれだけ圧を掛けるかによって滑りやすさが異なってくるため、使用するユーザーやそのプレイスタイルに応じて印象が変わるともいえます。

また、滑走面自体はマウスを滑らせたときに少し抵抗を感じるくらいで、極めてバランス型に近く、細かく分類するならばわずかにコントロールに割り振っているという印象。

GP4の滑走面
拡大写真

滑走面を拡大してみると、細かく織られており、やや横長の縫い目。縦方向に指をなぞったときに繊維が立ち、ザラッとした感触となります。また実際にマウスを滑らせると、横よりも縦方向のほうが若干滑りづらいと感じます。そこまで大きな差ではありません。

これらの滑走面と中間層が組み合わさったマウスパッド、使い始めてから検証を終えるまで一貫して感じているのは”意外と馴染みやすい”ということ。そこまで極端に寄ったものではないというか、滑りやすさは確保されていながら、要所でストッピング性能の高さを感じます。

同社製マウスパッドと比較すると、GP1やXTP1よりもコントロール性能に寄せたものとなっています。また、滑走面だけで比較するならばGP2のほうが滑走速度が遅いと言えるのですが、GP4の中間層の沈み込み具合によっては前後が逆転します。

滑走面が違えば操作感も大きく変わってきますが、中間層のクッションの柔らかさが変わることの影響も決して小さなものではありません。少なくとも、これまでの同社製マウスパッドとは全く違った印象を受けます。

カラーによって違いはあるか?

手元にある5枚のマウスパッドで確認した限りでは、色によって表面の織り方・中間層の柔らかさに違いはありません。あくまで見た目が異なるだけで同仕様のマウスパッドです。

また、各色で表面のプリントが異なりますが、操作感に違いは感じられません。

センサーとの相性

各種マウスセンサーとの相性をチェック。それぞれの組み合わせでカーソルが正確に追従するかを確かめるほか、センサー挙動を可視化するソフトウェア「Mouse Tester」での測定も行います。

なお、使用環境やファームウェアのバージョンの違いなど、様々な要因によって結果が変動する可能性があり、この検証結果が100%正しいものではないことをお伝えしておきます。また同じセンサーを搭載していても種類が異なるゲーミングマウスでは結果は変動するので、ご参考までに。

正常に動作する
 動作に問題は無いが、MouseTesterの波形に乱れが見られる
通常使用が不可能

Xtrfy M1 (PixArt PMW3310)
Xtrfy M4 (PixArt PMW3389)
Logicool G Pro Wireless (HERO 16K)
Razer Viper Ultimate (PixArt PMW3399)
Razer Viper (Razer 5G)
ROCCAT Kone Pure Ultra (Owl-Eye 16K)
HK Gaming Mira-S (PixArt PMW3360)
BenQ ZOWIE ZA13 (PixArt PMW3310)
BenQ ZOWIE S2 (PixArt PMW3360)
Endgame Gear XM1 (PixArt PMW3389)

今回検証した10種類のゲーミングマウスでは問題無く使用できました。GP4は特殊な滑走面でもないため、心配は無さそうです。

耐久性・湿気への耐性

エッジは縫い加工が施されているため、滑走面と中間層が剥離する心配はありません。

また開封から執筆までの期間で日によるコンディションの変化は感じなかったため、湿気の影響は比較的受けづらいと評します。

滑り止め性能

底面のラバーベースはフラットなものに変更されています。従来のものと比べて滑り止め性能が格段に向上しており、デスク上でズレてしまうことはありません。

従来の同社製マウスパッドのラバーベースは、激しいマウス操作を行うとデスク上で数ミリ滑ってしまう”やや防滑性能に難がある”ものだったため、これは明確なアップデートであると言えます。

結論とターゲット

「Xtrfy GP4」について詳しく見てきました。多くの方はこの独特なデザインに目を惹かれたものと思いますが、蓋を開けてみれば従来の同社製マウスパッドから大きく仕様が変更されており、目新しさの詰まった製品でした。

操作感はコントロール寄り。とはいってもストッピングに特化している訳ではなく、滑りやすさは確保されていながら、とても柔らかい中間層のスポンジの沈み込みによって要所で止めやすいのが特徴。バランスが良いので馴染みやすいです。

また、素材が変更されたことによって、一部の同社製マウスパッドの難点だった巻き癖は手で軽くほぐすと簡単に直る程度になり、底面のラバーベースはグリップ感が向上しているなど、マウスパッドとしての基本性能が優れたものになっています。

ただ一つ、開封時にはにおいが気になるため、到着後すぐに使用を開始することはお勧めできませんが、それを除けばこれといった難のない製品だと言えます。クッション性の高いコントロール系ゲーミングマウスパッドを探している方にお勧め。

Xtrfy GP4
価格: 4,147円~ (本稿執筆時点)

以上、Xtrfy(エクストリファイ)のゲーミングマウスパッド「Xtrfy GP4」のレビューでした。

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この記事を書いた人

ミオニ
eスポーツ向け ゲーミング周辺機器のレビュアー
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