[重要] PixArt PMW3389系統センサーに対するMouseTesterでの評価を一旦取りやめます

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[重要] PixArt PMW3389系統センサーに対するMouseTesterでの評価を一旦取りやめます

※日本国内のゲーマー、レビュアー、ブロガーなど多くの方々に本件が伝わってほしいので、この記事を拡散していただけると幸いです。


2019/10/27追記: 本稿を公開した後、さまざまな方面の方から意見をいただきました。以下に筆者の最新の見解を共有します。

  • MouseTesterの波形は正しいが、これまで掲載してきたxCountの波形はセンサー以外の要因で乱れることがある
  • 上記から、xCountの波形はセンサーの評価材料とはなるが、それだけで評価を決定づける要素とはならない
  • 同じくMouseTesterで表示できる別の種類の波形(xSum)は、センサーが読み取ったデータを忠実に再現している
  • しかしxSumの波形のみで評価するのも別の話、なぜならxCountの波形が正確ならばそのマウスの設計が正常(他の要因によってセンサー挙動に悪影響を与えていない)だと言えるから

十分に情報が得られたので、PixArt PMW3389系統センサーに対するMouseTesterでの評価を再開します。これまでxCountのみの波形を掲載していましたが、今後はxSumの波形と合わせて評価します。


DPQP運営者のミオニ(@mionigg)です。早速ですが、過去にDPQPに掲載したゲーミングマウスのレビューでは、「Mouse Tester」を用いてセンサーの正確性を検証しています。

Mouse Testerはあらゆる場所でマウスセンサーの正確性を検証するために用いられてきた、業界基準ともいえるツールです。何の疑念も持たずに当サイトでも採用し、これまで使用してきました。

しかし、どうしても一つ気掛かりなことがあります。

それは、PixArt社のPWM3310やPMW3360といった一世代前のセンサーは綺麗な波形を描くのに、それらより性能が高いはずのPMW3389系統では大きく乱れる現象が発生すること。

逆に、PMW3310やPMW3360で大きく波形が乱れることは滅多にありません。

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当初の筆者の見解としては、「PixArt PMW3389のメーカー側がテコ入れできるチップの扱いが難しく、各社どこも調整が上手くいっていない」というものでした。

しかし初めて3389系統のマウスが世に出てから日が浅い訳でも無いですし、いつ新製品を検証しても同じような結果(波形が乱れる)であることから、ツール(Mouse Tester)側の問題ではないか?と考えるようになりました。

筆者を含んだ複数人の見解は、「MouseTesterが3310や3360のために作られており、3389系統センサーでは正確な計測結果を表示できていない」といったもの。

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ソフトウェアの技術的な部分への理解が薄い筆者でも立てられる仮説は以下の通り。

  • 説① そもそもMouse TesterがPixArt PMW3310やPMW3360のために作られたもので、PMW3389系統は正確に測定できない
  • 説② ゲーミングデバイスメーカー各社がPixArt PMW3389系統センサーの適切な調整を行えていない
  • 説③ Mouse Testerの結果が正確である

現状、②のような状態ならば3389系統センサーの新製品への採用を控えるでしょうし、3389系統センサーの保有するスペックからして③は余計に考えづらいです。

つまり、Mouse TesterがPixArt PMW3389系統センサーの挙動を正確に追えていないという線が残ります。これに関しては未確定で検証が必要ですが、その方法が見つかっていない状況です。

よって、本件の詳細が明らかになるまではPixArt PMW3389系統センサーに対するMouseTesterでの評価を一旦取りやめることとします。

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本件に対する具体的な対応案は以下の通りです。

  • 過去に掲載したゲーミングマウスのレビューのうち、PMW3389系統センサーを搭載しているものは内容を書き換える。
  • 過去に「センサー挙動が不安定である」と評価しているもののうち、PWM3389系統センサーを搭載する製品に関しては、既存の文章に本件の記述を加えたうえでセンサーに対する評価を保留とする。

これら二つは、すべてのPixArt PMW3389系統センサーを搭載するゲーミングマウスへ正当な評価を行うための一時的な処置です。

もしも正確なセンサー調整が施されているにもかかわらず「センサーが不安定」と評価を残していたとすればあまりに不当ですし、何よりゲーミングデバイスメーカー各社へ間違ったフィードバックが伝わってしまうのは危険です。誤ったセンサー調整方法に辿り着く可能性すらあります。

※日本国内のゲーマー、レビュアー、ブロガーなど多くの方々に本件が伝わってほしいので、この記事を拡散していただけると幸いです。