REJECT UNIVERSAL GRIP TAPE “YOROI”
REJECT GEARのグリップテープ REJECT GEAR UNIVERSAL GRIP TAPE “YOROI” に関する情報をまとめたページです。
REJECT UNIVERSAL GRIP TAPE “YOROI” について
REJECTは様々なゲーミングデバイスに対応したグリップテープ「UNIVERSAL GRIP TAPE “YOROI”」を発売しました。発売日は2024年10月15日で、価格は1,780円です。製品の特徴を以下にまとめました。
- 独自開発の形状: プロプレイヤーのマウスの持ち方を研究し、手の形や指の位置に沿った最適な形状設計が行われているそう。また、マウス本体のデザインを損なわない洗練されたテープ形状を目指しているとのこと。
- 高品質な素材: 高品質な日本製素材が使用することで、0.6mmの薄さ、長期間の使用でもグリップ力が持続、優れた吸汗性を実現しているとのこと。
- 特殊な両面テープ: ノリ残りが少ない特殊な両面テープを採用。綺麗に剥がしやすく、貼り直した時にもピッタリとフィットするため、手や指のポジションに合わせて細かく位置を調整できます。
- 様々なゲーミングデバイスに対応: マウス用のグリップテープが多い中、その他のデバイスにも着目して製品を開発しているとのこと。アーケードコントローラーやゲームパッドでの使用を想定した「コントローラー用モデル」、自身で好みの形状にカットして使用できる「フリーカットモデル」も展開されています。
REJECT UNIVERSAL GRIP TAPE “YOROI” レビュー
レビュー用サンプル提供: REJECT GEAR
開封・ファーストインプレッション
UNIVERSAL GRIP TAPE “YOROI”は以下3種類のバリエーションを展開しています。今回レビューするのは「Universal Pre-cut for Gaming Mouse」。
- Universal Pre-cut for Gaming Mouse – ゲーミングマウスでの使用を想定
- Universal Pre-cut for Arcade Controller – アーケードコントローラーやゲームパッドでの使用を想定
- Un-cut Sheet – 自分自身で好きな形にカットしての使用を想定
開封してグリップテープを確認してみると、表面の質感はPulsar Gaming GearsやELECOM GAMINGから発売されているグリップテープと大きく違わないように感じました。
しかし、シートに含まれるテープの形状が大きく異なり、今までに見たことがない形状のものが確認できます。
これはマウスをグリップした際の薬指や小指のフォームに合うようにカットされたものです。持ち方によっては指先だけでなくその付近の関節までカバーしてくれるので、つかみ持ち(Claw Grip)では特にホールド感が向上しているように感じられました。
ちなみに製品名 “YOROI” の由来は、マウス本体にこのテープを複数枚貼り付けたときの姿からきているそう。筆者の主観だと、長方形のテープが無造作に貼り付けられているよりかは断然マシな見た目のように思えます。
使用感
マウス本体に貼り付けるのは簡単で、すぐに剥がれるので再配置もしやすかったです。位置をピッタリと合わせるために何度も貼り直しましたが、表面がよれたり裏面の粘着性が損なわれたりすることはありませんでした。
テープの厚み: テープの厚さは約0.6mmで、両側面に貼るとマウスの幅が合計で約1.2mm増えます。決して薄い部類ではないので、サイズの変動を避けたい場合は、このテープは選択肢から外れるでしょう。
滑り止め性能: このテープは高いグリップ力を持ち、表面には適度な吸着性があります。指先や手のひらにしっかりとフィットし、少量の手汗は素早く吸収します。そのため、グリップ力の低下をほとんど感じることはありません。多量の手汗があると若干のべたつきが生じますが、それでも指先が滑ることはありませんでした。
マウスをグリップする際の指の置き方に合わせて設計された形状であることがうかがえます。写真のようなつかみ持ち(Claw Grip)では指先だけでなくその付近の関節までグリップテープの範囲が及ぶので、ホールド感の向上が実感できました。
耐久性: 多くのグリップテープは一定期間の使用後に吸汗効果が低下し、剥がしたときにノリが残ったり、貼り直しが不可能となります。このテープの耐久性や、吸汗後にも貼り直しが可能か、また両面テープのノリ残りが少ない状態をどの程度維持できるかについては、もう少し使用を続けて確認する必要がありそうです。
総評
このテープの形状は非常に優れており、それだけで競合製品よりも選ぶ価値があると感じました。特に、マウスをグリップする際に指先だけでなく関節まで接触する持ち方をしている方は、ホールド感の向上を実感しやすいと思います。指先だけで支える持ち方をしていて、従来の長方形カットのテープで満足している場合は、違いを実感しにくいかもしれません。しかし、グリップテープを貼った後もマウス本体の見た目を損なわないという点は、大きなメリットとして評価できます。
ELECOM GAMINGやPulsar Gaming Gearsといった競合製品との価格差は考慮が必要です。これらの製品は980円で購入できるため、テープの形状や裏面の両面テープの質に大きなこだわりがない場合、コストパフォーマンスの観点から他製品を選ぶ方が賢明かもしれません。
テープの形状に着目するという点は、競合製品との差別化の重要なポイントで、個人的には非常に的を得た視点だと感じました。