WLMOUSE Sword X レビュー

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WLMOUSE Sword X レビュー

WLMOUSEのゲーミングマウス WLMOUSE Sword X に関する情報をまとめたページです。 *WLMOUSEよりレビュー用サンプルの提供を受けましたが、コンテンツの内容には影響しません。

WLMOUSE
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WLMOUSE Sword Xについて

WLMOUSEはマグネシウム合金シェルを採用した高品質かつ高性能なゲーミングマウスを展開しており、3種類のサイズを展開する左右対称マウス Beast Xシリーズ が人気を博しています。

今回満を持して登場したSword X は、ブランド初の左右非対称ゲーミングマウスです。

ミオニ
有名なエルゴマウスとは少し違った形だと話題です

製品仕様とスペック

左右非対称 寸法 67x123x42mm
本体重量 47g ±2g ポーリングレート 8000hz
接続 無線 2.4ghz スイッチ 光学式 Omron Optical,
機械式 TTC Nihil
センサー PixArt PAW 3950 シェル マグネシウム合金

購入方法と販売サイト

本稿執筆時点でWLMOUSEの日本正規代理店は”3社”存在しており、そのうちSword Xを取り扱うのはKIBUとRabbit0の2社です。

最も安いのはWLMOUSE公式サイトからの購入です。しかし並行輸入となるため、日本語でのサポートは受けられず、メーカーと直接やり取りを行う必要があることには注意が必要です。

日本で購入する場合、Amazonがポイントが10%付与されるので最もお得です。KIBUとRabbit0はどちらも2%OFFで最終価格は同じです。以下でお得なクーポン情報などをまとめています。

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WLMOUSE Sword X レビュー

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パッケージと付属品

パッケージは鞘から剣を抜けるギミック付き。付属品は以下の通り。

    • Sword X マウス本体
  • 専用グリップテープ 2セット (ブラック・ホワイトの2色)
  • 汎用グリップテープ ブラック 1セット
  • PTFEソール 1セット
  • 1Kドングル
  • 8Kドングル
  • USB-Cケーブル

接続

パッケージには2種類のドングルが入っています。小さいほうがポーリングレート1000hzに、大きいほうが8000hzに対応しています。

8Kドングルは側面にボタンがついていて、DPI、PR、LODの調整ができます。実用的。

DPIを変えるとマウス本体が一瞬光って色でDPIを判別できます。

また、Webアプリを開いた状態だと、右上に通知がきてDPIを知らせてくれます。

LODとポーリングレートを変えたときもマウス本体は一瞬光りますが、DPIを変えたときとは異なり、色での判別が不可能です。

DPIはそれぞれの設定値に対応するLEDの色を覚えておくとドングルから変更するのが便利ですが、LODとポーリングレートの変更に関してはWebアプリから行うほうが確実で安心できます。

シェルとコーティング

WLMOUSEの特徴ともいえる、高品質なマグネシウム合金シェル。

今回もとてもクオリティが高いように思えます。マウス本体を強く握ってもたわんだり軋んだりすることはありません。ボタンやホイールもぐらぐらとせず、しっかりと固定されています。

表面には滑りづらいコーティングが施されています。これは金属シェルを採用したマウスでは珍しいことです。

Beast Xのように側面の指先を置く部分まで肉抜きされていないので、表面の滑りづらいコーティングの恩恵をしっかりと受けられるようになりました。これはとても良い変更だと思います。

色々な種類のグリップテープが付属しているので、実際に使ってみて指先の馴染みが悪いと感じたときには簡単に対策ができます。

形状と軽さ

本体重量は47g ±2g。ミディアムサイズの左右非対称マウスでは最軽量クラスです。

Zowie EC2やPulsar Xlite V3 Size2、Lamzu Thornと同じくらいの大きさ。Pwnage StormBreakerやDeathAdder V3 HyperSpeedよりも少し大きいように感じました。

形状はZowie EC2に似ていますが、1:1のクローンではなく、独自の調整がされています。

特徴は大きく分けて2つ。

  1. 主流のエルゴマウスと比べて後ろ側にしっかり高さと幅があり、手のひらのホールド感が強い
  2. 前側は幅が狭くなっていて、まるで細いマウスを持っているかのような持ち心地であること

①について、

主流のエルゴノミクスマウス(Zowie ECやRazer DeathAdderなど)は、真ん中よりも後方の背が低く、手のひらをぴったりとフィットさせるには若干高さが足りないように感じられます。

一方で、Sword Xは真ん中より後方にも十分な高さが残っており、手のひらでしっかりとホールドできます。

本体後部の本体幅もかなり広く、特に右側に膨らんでいるので、薬指と小指の付け根をぴったりと密着させられます。

主流のエルゴノミクスマウスと比べたときに、手のひら全体を密着させ、しっかりと固定しやすい形状となっているように感じました。

②について、

真ん中よりも前方の本体幅が狭めに設計されていて、グリップしたときに指先同士の位置が近づくのもSword Xの特徴です。

大きなエルゴノミクスマウスを持ったときの細かく動かしづらい感じが一切無く、指先でマウスを運ぶのを意識しながら精密なコントロールがしやすいように感じます。

センサーの位置

センサーの位置はマウス本体の真ん中から少し後方に寄っています。

筆者の場合、かぶせ持ちしたときに中指の第3関節(中指の付け根)の真下辺りにセンサーがきます。

センサーが真ん中よりも後方よりだと、それだけで悪い評価がされることもありますが、中指の付け根はちょうど手の中央に位置するので、エイム時に感覚を掴みやすいように感じました。意外と使ってみないと分からないという感想です。

センサー

センサーはPixArt PAW 3950 HS。

PixArt PAW 3395ではLODのオプションが1mmか2mmの2段階でしたが、PixArt PAW 3950は新たに0.7mmが追加され、さらに短く設定できるようになりました。

ソフトウェアのセンサー設定について、Motion Syncはポーリングレートを問わず使えました。

High-Speed Mode(いわゆる競技用モード)はポーリングレート1000hzでのみ有効にできます。バッテリー消費量が増えますが、センサーの遅延が低減し、トラッキング性能が向上します。

マウスソール

裏面にはソールガイドがあり、これがとても小さいので、専用形状のソールか汎用丸型ソールしか貼りつけることができません。

これは大きなソールを好む人にとっては致命的な弱点といえます。

Sword Xのようなある程度の大きさの左右非対称マウスだと、かぶせ持ちやつかみ持ちなど荷重が掛かりやすい持ち方になることが多く、すぐマウスパッドに沈み込んでしまう小さなソールより、滑りに安定感のある大きなソールを選びたいという人も少なくないはず。その選択肢自体が失われているのは少し残念です。

筆者が受け取ったSword Xには2台とも汎用丸形ソールが4つ貼り付けられていました。しかし、視聴者の方から専用形状のソールが貼りつけられていたという報告もありました。

専用形状ソールと汎用丸型ソールが付属しています。

バッテリー

ポーリングレート8000hzでValorantをプレイすると、バッテリーを1時間あたり約5%消費しました。消費量に若干ばらつきがありましたが、単純計算で約20時間の連続使用が可能だと思われます。

ソフトウェア

ソフトウェアはGoogle Chromeなどのブラウザで開けるWebアプリとなっており、簡単に各種設定が行えます。すっきりとしたUIで設定項目が見つかりやすく、サクサクと動作するので快適です。

ボタンとホイール

メインボタンのスイッチは光学式Omron Opticalと 機械式TTC Nihilの2種類から選択できます。

TTC Nihil搭載モデル: 左右クリックボタンはとても固いです。ゲーミングマウス全体で見てもトップクラスの固さ。その分、強い反発感があります。深めに持つ場合は気になりづらいと思いますが、少しでも脱力を意識してマウス操作したいという人には不向きです。

機械式スイッチなのでチャタリングが発生する可能性は0ではなく、もし発生した場合にはデバウンスタイムの設定値を上げるなどの対策が必要です。

Omron Optical搭載モデル: 左右クリックボタンはTTC Nihilよりも柔らかいですが、全体だとまだ少し固めと言えそうです。指に伝わる感触がはっきりとしていて、ON/OFFのタイミングを掴みやすいです。

光学式スイッチなのでチャタリングを起こさないというメリットがあります。他のスイッチよりもクリック音が大きいことは人によってはデメリットになりそうです。

よほどクリック音の大きさを気にしないといけない環境であったり、ボタンは固ければ固いほど良いという考えでない限り、Omron Optical版のほうが優れているといえます。

サイドボタン: サイドボタンは無駄な遊びが一切なく、力を入れた瞬間に押し込まれ、すぐに跳ね上がってきます。やや固めで本体から程よく飛び出ていて、誤入力しづらく、必要なときにだけ押せます。

ホイール: ホイールの回し心地は軽く、区切りも緩いです。表面は指が滑りづらいゴム製となっています。ホイールクリックはやや軽いです。左右クリックとの固さのギャップが少なく、とても押しやすいように感じています。

クリック遅延

XLAT v1.4.0では測定できませんでした。

結論

WLmouse Sword Xについて詳しく解説しました。

軽くて頑丈なエルゴノミクスマウスを探している人におすすめです。

  • ZOWIE EC2に近い形状でたった47グラムというのは、とてもいい条件のように思えます。
  • マグネシウム合金シェルはとても頑丈で、しっかりと握り込んでも全く問題ありません。
  • Beast Xからの変更点として指先を置く部分の穴が塞がり、表面の滑りづらいコーティングが活きるようになったのも大きいです。

好みが分かれそうな部分が2点見つかりました。

  • ボタンやホイールの感触はとても良いですが、左右クリックが固いのは人を選ぶところ。
    • 個人的に、柔らかいマウスパッドとの組み合わせでは、ボタンの固さが逆にうまく機能するように感じています。クリックするときに程よい荷重が掛かることで、適度に沈み込み、マウスの動きを止めやすくなります。
  • 小さなソールしか貼れないのは、大きなソールを好む人にとっては致命的な欠点と言えそうです。
    • Sword Xのようなある程度の大きさの左右非対称マウスだと、かぶせ持ちやつかみ持ちなど荷重が掛かりやすい持ち方になることが多く、すぐマウスパッドに沈み込んでしまう小さなソールより、滑りに安定感のある大きなソールを選びたいという人も少なくないはず。その選択肢自体が失われているのは少し残念です。
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WLMOUSEは左右対称マウス Beast Xシリーズ を3種類のサイズ展開でリリースしています。

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ミオニ
eスポーツ向け ゲーミング周辺機器のレビュアー
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