「Esports Tiger Arc1 / Arc2」レビュー。特性がやや異なる2タイプ、合計64種類をラインナップするPTFEマウスソール

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「Esports Tiger Arc1 / Arc2」レビュー。特性がやや異なる2タイプ、合計64種類をラインナップするPTFEマウスソール

本稿では、Esports Tigerのマウスソール「Esports Tiger Arc1 / Arc2」のレビューをお届けします。

レビューサンプル提供: HID-Labs

Esports Tiger Arc1
価格: 1,000円 (本稿執筆時点)
Esports Tiger Arc2
価格: 1,000円 (本稿執筆時点)

製品仕様と外観

今回は、先日HID-Labsが国内取り扱いを発表したEsports Tiger製マウスソールをチェック。内容物は マウスソールとアルコール洗浄布。厚紙のパッケージ、チャック付きの小袋に梱包されています。

「Arc1」と「Arc2」の2タイプに分かれており、それぞれ仕様が異なります。

Arc1は純度の高いPTFE(フッ素樹脂)を採用する、滑りを重視したマウスソール。1パック2セット入りで、特定のゲーミングマウス専用の形状42種類+汎用型1種類を展開しています。

Arc2は純白不透明のPTFE(フッ素樹脂)で、長期の使用でも変化の少ない仕様。HID-Labsによると”多くのマウスで採用されている純白不透明のPTFEソールと同等品”とのこと。1パック1セット入りで、21種類の形状を展開。

そんな違った特色を持つ2シリーズ、ラインナップは以下の通りとなります。いずれもポピュラーなものからマイナーなものまで揃っていますし、Arc1には汎用丸型も用意されているため、実に幅広いゲーミングマウスに対応します。

Esports Tiger Arc1
価格: 1,000円 (本稿執筆時点)
Esports Tiger Arc2
価格: 1,000円 (本稿執筆時点)

パフォーマンス

操作感

同じPTFEソールとはいえ、Arc1とArc2では明確な操作感の違いが感じられます。

Arc1: スピード型。とても滑らかな滑り。

※写真のゲーミングマウスはROCCAT Kone Pure Ultra

Arc1は滑走速度を重視したタイプで、マウスパッドとの摩擦をさほど感じず、とても滑らかに滑ります。Hyperglideと比べるとやや滑りが劣りますが、そこまで大きな差はありません。

ただでさえ多くのラインナップを展開するEsports Tiger製のマウスソールですが、中でも”Arc1 汎用丸型”はとても需要が高いのではないかと思います。

簡単に入手できる汎用型ソールといえば、パワーサポート社の「エアーパッドソール(AS-46など)」などが有名ですが、マウスソールに点で接触するという変わった構造なため、ゲーミングマウスに初めから備わっているマウスソールと比べて操作感に大きな違いが生まれてしまいます。

当然Arc1 / Arc2は一般的なソールと同じ”面で接触するタイプ”なので、標準ソールに近い操作感で、より滑りを求めているという方にとって良い選択となるのではないでしょうか。

厚さは実測値0.8mm (ZOWIE ZA11/ZA12/FK/AM/S) で、形状によって仕様が異なるよう。

Arc2: バランス型。耐久性にも優れる。

※写真のゲーミングマウスはLogicool G Pro Wireless

一方でArc2は、それなりの滑走速度を維持しつつ、Arc1と比べるとストッピング性能に優れている、いわばバランスタイプ。トラッキング時には摩擦を感じられ、滑走音も大きいです。

もちろんエッジは丸く加工されているのですが、摩擦感の強さと滑走音の大きさから、人によっては”引っ掛かりがある”と感じるかもしれません。

また今回、Kone Pure Ultraに「Arc1」を、G Pro Wirelessに「Arc2」を貼り付け、約1ヵ月という期間内でプレイ時間をなるべく合わせながら『VALORANT』で使用しました。その結果、Arc1は左上の方が見て分かるほどに摩耗していたのに対し、Arc2は表面に軽く傷がついている程度でした。

※あくまで”耐久性”の比較です。日によるプレイ時間はまばらで、一切プレイしない日もあったため、各種ソールの寿命を保証するものではないことをご了承ください。

厚さは実測値0.78mm (ZOWIE ZA11/ZA12/FK/AM/S) で、こちらも形状によって仕様が異なるよう。

品質

どのタイプもエッジは丸く処理されています。もしこの処理が甘いと、マウスを操作したときにソールがマウスパッドに引っ掛かる感覚があり、操作感に影響を及ぼすのですが、そのような心配はありません。

一つ気になったのは、裏面の粘着テープが少しはみ出しているため、マウスに貼り付けたあとに埃や繊維が付着しやすい点です。操作感に影響を及ぼすことはありませんが、気になる方は定期的なメンテナンスを。

上記の点から、Hyperglideと比べて品質がやや劣る印象を受けます。かといって、実際に使用するうえで大した問題にはならず、”価格とのトレードオフ”で済ませられる範囲かなと。

結論とターゲット

「Esports Tiger Arc1 / Arc2」について詳しく見てきました。特性の異なる2タイプ、合計64種類を展開するPTFEマウスソール。汎用丸型もラインナップしており、実に幅広いゲーミングマウスに対応します。厚さは形状によって異なるようですが、0.7~0.8mmには落ち着いているのかなと。

肝心の操作感ですが、Arc1が滑走速度を重視しているのに対し、Arc2は適度な摩擦感のあるバランス型。個人的にはArc1の方が”PTFEソールらしさ”を感じて馴染みやすかったですが、ここは好みに合わせて選択してしまって良いかなと思います。

唯一の欠点は、裏面の粘着テープがはみ出しており、マウスソールを貼り付けた部分の端に埃や繊維が付着しやすいこと。操作感に影響を及ぼす訳でもないので大した問題ではありませんが、トップクラスの品質を誇るHyperglideと比べると見劣りはします。

Arc1/Arc2ともにオープン価格は1,000円と入手しやすい価格となっているので、安定した流通さえ確保されれば国内で主流のPTFEマウスソールとなるのではないでしょうか。なお本製品はHID-Labsが国内取り扱いを開始し、Amazon.co.jpといった通販サイトでも販売が予定されています。

Esports Tiger Arc1
価格: 1,000円 (本稿執筆時点)
Esports Tiger Arc2
価格: 1,000円 (本稿執筆時点)

Amazon.co.jp製品ページ一覧

Arc1 ラインナップ (開閉できます)
Arc2 ラインナップ (開閉できます)

※7/24 18:00時点では在庫が反映されていないページ有。
※リンクされていないものは一部取り扱い未定、一部Arkにて取り扱い予定。

以上、Esports Tigerのマウスソール「Esports Tiger Arc1 / Arc2」のレビューでした。

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この記事を書いた人

ミオニ
eスポーツ向け ゲーミング周辺機器のレビュアー
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