Quaoar Perseus Premium (V2 Base) レビュー
Quaoar Gaming Gearのゲーミングマウスパッド Quaoar Perseus Premium (V2 Base) をレビューします。
レビュー用サンプル提供:LIT
この製品について
Quaoar Gaming Gearより新型のゲーミングマウスパッドが発売されました。主な変更点はV2 Baseが採用されていることです。具体的に何が変わったかというと、
- 従来のベースよりも分厚いので沈み込みやすくなった
- 沈み込みやすいということは、従来よりも滑りが遅くなる可能性が高い
今回はそんなV2 Baseを採用した Quaoar Perseus Premium (V2 Base) をレビューします。
なお、同じV2 Baseを採用したハイコントロールタイプのマウスパッド Quaoar Hercules Premium も登場しています。気になる方はぜひご覧ください。
パッケージと梱包状態
マウスパッドは頑丈なフラットパッケージとビニールに保護された状態で届きます。
巻き癖の全く無い、完全に真っすぐな状態で使い始められます。
右下のロゴ部分にはインクが載っているので、この上でマウスを動かすと滑り心地が若干変わります。位置が位置なので、筆者の場合は操作に影響することはありませんでした。
サイズ
サイズは490 x 420mm。ローセンシ対応の大きなサイズです。
ベース
ベース材には厚さ約4mmのPoronが採用されています。
Poronとは高品質なウレタンフォームのことで、密度が高くて平坦なので滑りに悪い影響を与えません。高級なマウスパッドへの採用例が多いです。
裏面はひし形柄の防滑パターンになっています。強いグリップ力があり、一度設置した場所から動きません。
エッジ
ステッチ加工が施されています。ステッチの幅はとても狭く、滑走面よりも背が低くなるよう仕上げられています。
マウスを大きく振ってマウスパッドの端に到達したとき、乗り上げたり引っ掛かったりせず、マウス操作を妨げません。使っていて腕や手首の辺りが気になることもありません。
V1よりもさらに控えめになり、見栄えが良くなっています。(下がV2)
サーフェイス
表面はさらさらとしていて肌触りが良いです。手首や腕が擦れても痛くなく、扱いやすいです。
InfinityMice ShogunやLa Onda Rizzのようにしっとり滑らかというよりは、Wallhack SY-001やLethal Gaming Gear Saturn Proのような乾いたような質感のものです。
アームカバーを着けた状態でもスムーズに腕が動きます。
硬さ
このマウスパッドは柔らかくて厚みもあります。反発感は少し弱いです。だいたいArtisan Zero SoftやLethal Gaming Gear Saturn Pro Softと同じくらいの硬さです。
マウスに荷重を掛けると追加で大きな摩擦が得られるので、マウスを押し込んで止めるのに適しています。
V1は3.5mmでV2は4mmと、ベース材が分厚くなった影響で、より少ない荷重で沈み込むようになりました。V1よりも全体的に滑走が遅くなったように感じます。
初動の軽さ
初動の軽さは並み – やや重ため。細かな震えやブレを拾わないほどの抵抗があり、マイクロフリックのような短い距離動かすときに制御しやすいと感じます。
荷重を掛けた状態で動かし始めると若干重たくなって引きずるような感じが出ます。
切り返し時の抵抗
マウスを左右や上下に切り返したときの抵抗は大きいです。荷重を掛けた状態で方向転換すると、クイッと引っ掛かるような感触が出てきます。
初動は軽くはなく、切り返したときの抵抗も大きいですが、その分、止め性能に長けています。
滑走速度
滑走速度はコントロールタイプに分類できます。V1よりもワンランク遅くなっています。
表面がさらさらとしたコントロール系マウスパッドの代表格であるWallhack SY-001やLethal Gaming Gear Saturn Proよりも滑りが遅いです。
縦と横の滑りの差は小さく、汎用丸形ソールを4つ貼り付けた状態だとほぼ体感できません。
湿度による滑りの変化
湿度によって滑りがそこそこ変化します。湿気に強いとは言えませんが弱いというほどでもないです。
使用感
表面がさらさらとしたコントロール系マウスパッドにも様々な種類がありますが、その中でもPerseusは滑りが遅いほうです。Wallhack SY-001やLethal Gaming Gear Saturn Proと比べても遅いです。
そんなPerseusの滑りをさらに落としたのがPerseus V2です。Perseus V2は、そんなPerseusからさらに滑りを抑えたバージョンで、マウスを押し込んだときの止めやすさが向上しています。
少し圧が掛かるだけですぐに滑りが鈍くなるので、滑りが不安定になりやすいものの、ローセンシだと常に一定の圧が掛かり続けるので、この特性をある程度無視して使うことができます。
とにかく表面がさらさらで使い心地がよく、これだけでも選ぶ価値があると思うほどですが、ローセンシとの相性が高まっているおり、より強みがハッキリとした印象があります。
結論とターゲット
Quaoar Perseus Premium (V2 Base) について詳しく見てきました。ステッチはさらに控えめになっています。裏面には強いグリップ力があって一切動きません。相変わらず高品質です。
操作感については、V1よりも分厚くて沈み込みやすくなったことで、滑りがさらに遅くなっています。マウスを押し込んで止めるのに最適な、ローセンシ向けのコントロール系マウスパッドです。
表面がさらさらとしているので腕や手首が擦れても痛くなく、快適に扱えるという点でおすすめできます。肌触りの良さと高いコントロール性を両立したマウスパッドを探している人に最適です。
Quaoar Gaming Gearのゲーミングマウスパッド Quaoar Perseus Premium (V2 Base) のレビューでした。