「Trust Gaming GXT865」レビュー。税込8,000円台の本格的な赤軸メカニカルゲーミングキーボード、エントリーユーザーに最適

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「Trust Gaming GXT865」レビュー。税込8,000円台の本格的な赤軸メカニカルゲーミングキーボード、エントリーユーザーに最適

Trust Gaming GXT865 レビュー

レビューサンプル提供: Trust Gaming

Trust Gaming GXT865
タイプ:英語配列、フルキーキースイッチ:独自メカニカル、赤軸キーストローク:4mmアクチュエーションポイント:2mm押下荷重:45gキー耐久性:5,000万回ポーリングレート:1000HzLEDライティング:搭載ソフトウェア:-価格:7,980円 (2019/1/28時点)

本稿では、Trust Gaming(トラストゲーミング)のゲーミングキーボード「Trust Gaming GXT865 Asta Mechanical Keyboard」のレビューをお届けします。Trust Gamingはオランダのデジタル機器メーカーTrustのゲーミングブランドで、コストパフォーマンスの高いゲーミングデバイスが展開されています。

「Trust Gaming GXT865」の特徴としては、独自開発を謳った耐久性5,000万回の赤軸メカニカルキースイッチを採用しながら、税込8,000円に収まる価格帯を実現している点です。ソフトウェア非対応で必要な機能に絞っている点を見ても、エントリーユーザー向けゲーミングキーボードという位置付けと言えるでしょう。

製品仕様と外観

「Trust Gaming GXT865」は英語配列のフルキー仕様で、独自開発を謳ったメカニカルキースイッチ赤軸を搭載したメカニカルゲーミングキーボードです。同梱品は取り扱い説明書、Trust Gamingステッカー、本体裏面から着脱可能なキーキャップ取り外し用の工具です。製品仕様には特に目新しいものはなく、ごくシンプルな製品という印象を受けます。

最低限の機能が一通り揃った低価格キーボード

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搭載されたメカニカルキースイッチは赤軸で、耐久性はごく一般的な5,000万回のキーストローク。その他、全キー同時押し(Nキーロールオーバー)、7カラーによるLEDバックライトへの対応、FnキーとF1~F11キーの同時押しによるメディア操作が可能です。ソフトウェアには非対応で、PCに接続するだけですぐに使用可能です。各キースイッチがキーボード天板から飛び出ているタイプで、メンテナンスが楽に行える点は嬉しい。

サイズはW444xD133xH41mmとフルキー仕様のキーボードならば一般的な範囲で、本体重量はデスク上でズレてしまう心配の薄い1152gで、こちらも特に気になる点は無し。裏面には滑り止めのラバーが貼り付けられているほか、ケーブルを左右真ん中の3か所から出すことができる溝があります。

製品仕様をざっと確認する限り、ゲーミングキーボードに必要とされる最低限の機能は揃っているため、税込8,000円台のメカニカルキーボードとしては十分な作りであると言えます。

パフォーマンス

次に、本製品を使用してゲームをプレイし、パフォーマンスを検証しました。結論として、1万円後半から2万円前後のハイエンド帯のゲーミングキーボードと比べると、どうしてもキーフィーリングが劣っていたり、各キーの押し心地が一貫していないなど細かい粗は見つかるものの、”価格相応のクオリティには仕上がっている”と言えるでしょう。

ゲームプレイに目立った支障はなし

ゲーマーならばお馴染みのWASDキーを用いて移動するゲームでは、キーを斜めから押し込んでしまったときにも正確に反応してくれる”キーの安定性”が重要となります。「Trust Gaming GXT865」はほとんどのキータッチが一貫しており、赤軸の馴染みやすさも相まって、ゲームの操作を快適におこなえます。

ただしShiftやSpaceなどの横に長いキーの安定性にはやや欠けています。これが先ほど”ほとんど”と記述したことの意味です。同価格帯のキーボードにはありがちな、Spaceキーの端っこに触れるとグラつく点は気になるところ。このあたりは感覚の問題ですので、ゲームのパフォーマンスに直接的な影響が出るといった心配は薄いでしょう。

快適なキータッチやフィーリングの良さといった、メカニカルキーボードを使用するメリットは十分に得られますし、一般的なキーボードと比べると快適かつ正確な操作が可能です。

独自開発の赤軸スイッチは軽めのキータッチ

軽めのキータッチ、ごく普通な赤軸

Trustが独自開発した赤軸メカニカルキースイッチのスペック公表値は、押下圧45g、アクチュエーションポイント2mm、キーストローク4mm。45gという数値は、ゲーミングキーボードへの採用例が多いKailh製赤軸よりも軽いキータッチで、お馴染みのCherry MX製キースイッチとほぼ同等であると言えます。

また、”キーは4mmまで沈んで2mm押し込むと反応する”という点も一般的な調整で、基本的な赤軸の特徴を押さえています。まとめると、軽めのタッチでキー入力が可能で、クリック感が無く、音も抑えめな、ごく普通の赤軸と言えるでしょう。

打鍵音はごく一般的なもので、赤軸ならではの底打ちの”パタパタ”という音が心地良い。しかし、タイピング時の打鍵音はキーによってやや異なります。特にShiftやEnterなど横長のキーでは”カチャカチャ”といった音が目立ちます。これも同価格帯のメカニカルキーボードでは発生しがちですが、操作性に与える影響はわずかと言えます。

この価格帯のキーボードから求められるのは「ゲームプレイに支障をきたすような箇所が存在しないか」といった点ですが、ごく一般的な赤軸のキータッチと打鍵音で、快適なゲームプレイが可能でした。ただし、Spaceキーがグラつくなど各キーの安定性はやや低く、キーによって打鍵音が異なるといった低価格の製品ゆえの問題は存在します。

結論とターゲット

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「Trust Gaming GXT865」はメカニカルキースイッチを搭載した低価格帯のゲーミングキーボードとして、必要な機能をしっかり押さえた製品に仕上がっています。キー/マクロ割り当てを必要としないユーザーならば納得のいく仕様と言えます。

押下圧45gのキーが軽い赤軸キースイッチは、これまでメカニカルキーボードに触れたことが無い方も扱いやすい。他の軸と比べて打鍵音が小さめなのでボイスチャットに音が入りづらいこともあり、快適なゲームプレイを実現してくれるでしょう。難点を挙げるとすれば、ShiftやSpaceなどの横長キーがグラつくこと、打鍵音がキーによってやや異なること(これらは同価格帯のキーボードにはありがち)。

右上にTrust Gamingのロゴ、シンプルな印字のキーキャップ、シルバーの天板、綺麗に発光する7色のLEDバックライトなど、ゲーミングデバイスらしい外観も楽しめるポイント。PCデスク上にゲーミングデバイスを並べたときに馴染みやすいでしょう。

1台目の本格的なゲーミングキーボードに最適

ゲーミングデバイスメーカーから発売されているメカニカルキースイッチを採用したキーボードの中ではお手頃な価格となっています。赤軸はキーの軽さと小さな打鍵音から好みが分かれづらく、初めてのメカニカルキーボードに最適。ソフトウェアによる難しい設定も不要で、PCに接続するだけですぐ使用できます。「Trust Gaming GXT865」は多くのエントリーユーザーにとって良い選択肢となるでしょう。

Trust Gaming GXT865
タイプ:英語配列、フルキーキースイッチ:独自メカニカル、赤軸キーストローク:4mmアクチュエーションポイント:2mm押下荷重:45gキー耐久性:5,000万回ポーリングレート:1000HzLEDライティング:搭載ソフトウェア:-価格:7,980円 (2019/1/28時点)

以上、Trust Gamingのゲーミングキーボード「Trust Gaming GXT865」のレビューでした。

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この記事を書いた人

ミオニ
eスポーツ向け ゲーミング周辺機器のレビュアー
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