Kurosun Ninja Speed レビュー

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Kurosun Ninja Speed レビュー

Kurosunのゲーミングマウスパッド Kurosun Ninja Speed をレビューします。

レビュー用サンプル提供:Kurosun

KurosunNinja Speed
販売価格:7,980円

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この製品について

Kurosunブランド立ち上げ後、初の製品となるのがこのNinja Speedです。約16ヵ月の期間を経て本製品のリリースに至ったとのこと。忍者をモチーフにしたデザインなど、随所で日本文化へのリスペクトが伺えます。

パッケージと梱包状態

フラットパッケージに梱包されています。段ボールと厚紙の二重梱包なので安心できました。

完全に真っすぐの状態で使い始めることができます。

デザイン

製品名にあるNinja Speedの通り、マウスパッドの右下のスペースに忍者のイラストが描き込まれています。

サイズ

Kurosun Ninja Speedの寸法は490 x 420 x 3mmです。

エッジ

エッジには白い糸でステッチ加工が施されています。ムラが無くてとても品質の高いものが言えます。Artisanの3ミリ厚のラインナップ(硬度:Mid)とほぼ同じものです。

ステッチの幅は狭いです。滑走面よりもステッチの方が少しだけ背が高いですが、マウスを大きく振ってエッジまで到達したときに乗り上げたり引っ掛かることはありません。

ベース

ベースには3ミリ厚の柔らかいポリウレタン素材が採用されています。Kurosunはカスタムαセルと謳っています。

艶がある、いわゆる鏡面仕上げで、一定間隔で粒々のある防滑パターン。デスク天板に完全に張り付くことはありませんが、わずかに吸着性があります。

グリップ力はとても高いです。マウスを激しく動かしても一切ズレることはありません。

表面特性

Kurosun曰く、表面の生地に”硬化熱処理”が施されているとのこと。確かに表面の生地は硬いです。

織り方のパターン自体はアムンゼン織りのマウスパッドのような縦横が交差しているような感じに見えますが、Kurosun Ninjaだけ明らかに繊維が潰れているように見えます。これが熱処理によって表面を硬化させた状態という訳です。

ノンコーティングです。水を垂らすと玉状になってその場に留まり、とてもゆっくりとしみこんでいきますが、撥水コーティングなどは施されていません。

表面はさらさらとしていて肌触りが良いです。手首や腕に干渉することはなく、アームカバーをつけていても腕がスムーズに滑ります。手持ちのアームカバーの中だとCW-Xとの相性が良かったです。

スピード系マウスパッドは粗いものが多いですが、このマウスパッドはそれらとは対照的にさらさらとしていて、肌触りの良さを重視する人に適しています。

操作感

このマウスパッドの滑走速度はスピードタイプに分類できます。Razer StriderやArtisan Hien Softと同程度で、Artisan Hayate Otsu MidやFnatic Dashより速く、Artisan Shidenkai MidやBenQ ZOWIE GTF-Xよりも遅いです。

さらさらとしたマウスパッドらしいフィーリングです。ざらついた感触が手に伝わったり、粗いマウスパッドのように滑走面とソールが激しくこすれ合うこともなく、滑らかに滑ります。

初動は軽く、軽い力で動かし始めることができます。マウスを小刻みに動かしたり、左右に切り返すときに抵抗をほぼ感じません。

マウスの細かな動きが中心になるハイセンシの人でも、初動の引っ掛かりや鈍さが気になることはないと思います。

マウスを動かす方向による滑りの変化がとても少ないのは長所です。

表面の生地は硬いんですが、ベース材は柔らかくてすぐに底打ちします。不思議なことにマウスを押し下げて沈み込んだときの滑りの変化が小さいです。程よく鈍くなる感じです。ベースが柔らかいマウスパッドにしては滑走安定性が高いです。

また、湿度の影響を受けづらいのも強みです。湿度50%と60%で比較したところ、滑り性が大きく変化することはありませんでした。

マウスセンサーとの相性

最近のゲーミングマウスに搭載されている主要なマウスセンサー10種類との相性をテストした結果、その全てで正常に動作することを確認しました。

PixArt社製 メーカー独自/共同開発系
PAW 3395
(LAMZU Atlantis)
Logicool HERO 25K
(Logicool G PRO X SUPERLIGHT)
PAW 3370
(Endgame Gear XM2we)
Razer Focus+
(Razer Viper Ultimate)
PMW 3389
(VAXEE ZYGEN NP-01)
Razer Focus Pro
(Razer Viper V2 Pro)
PMW 3360
(BenQ ZOWIE ZA13-C)
ROCCAT Owl-Eye 16K
(ROCCAT Kone Pure Ultra)
PAW 3335
(ASUS ROG Keris Wireless)
ROCCAT Owl-Eye 19K
(ROCCAT Kone Pro Air)

結論とターゲット

Kurosunは約16ヵ月もの間、製品のリリースに向けて全力で取り組んできたと話してくれましたが、このNinja Speedには素晴らしい成果が表れているように感じました。エッジに施されたステッチの品質は文句なしに高いです。ベースは平坦で高い安定性をもたらし、もちろん防滑性も高いです。

細かく織り込まれた表面は、さらさらとしていて腕や手首に干渉しません。アームカバーをつけた状態でもスムーズに滑走します。スピード系マウスパッドは表面が粗いものが多いので、こういったさらさらとした扱いやすいものは貴重です。

また、マウスを動かす方向による滑り性の変化が少なく、沈み込みによる追加の摩擦も小さいので、滑りに一貫性があります。ここまでマウスを素直に動かせるのは逆にユニークだと評価することさえできると思います。

品質はトップクラスで操作性はユニーク。文句無しの出来に仕上がっていると思います。スピード系マウスパッドを探しているなら必ず候補に入れてほしいです。特にさらさらとした質感のものが好みで、マウスを動かす方向による滑り性の変化が少ないことを条件にしている人にお勧めです。

KurosunNinja Speed
販売価格:7,980円

以上、Kurosunのゲーミングマウスパッド Kurosun Ninja Speed のレビューでした。

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この記事を書いた人

ミオニ
eスポーツ向け ゲーミング周辺機器のレビュアー
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