「PureTrak Talent」レビュー。巻き癖・センサー相性に悩まされづらい、滑り重視のゲーミングマウスパッド
本稿では、PureTrakのゲーミングマウスパッド「PureTrak Talent」のレビューをお届けします。
※今回レビューしているのは19×14″ Mouse Padです。XLサイズは厚みが異なるので注意。
製品仕様と外観
「PureTrak Talent」は100%アメリカ製の布製ゲーミングマウスパッド。メーカー名に聞き慣れてない方もいるかと思いますが、国内正規代理店ふもっふのおみせで入手することができる製品です。
サイズは幅483 奥行356mmで、他社製のLサイズにあたります。製品名では19×14とインチ表記されているので分かりづらいですが、ローセンシにも対応する大型マウスパッドです。
厚みは6.35mmで、中間層のクッションが分厚くQcK Heavyに似ています。机の材質や角度を問わずに安定するので、オフライン環境でゲームプレイする機会のあるLANゲーマーにも適しています。
表面はPureTrakカスタムソフトクロスが使用されています。あまり抵抗感が無い、繊細なサーフェイスです。裏面は滑りにくいPureGripソフトラバー製。
メーカー曰く汚れがつきにくい素材を使用しており、洗濯機洗いにも対応しているとのことですが、これについては注意点があるので後述します。
スペックとギャラリー
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PureTrak Talent 製品仕様 カラー オリジナル(青), ホワイト, ブラック 素材 布製 滑走面 PureTrakカスタムソフトクロス 裏面 PureGripソフトラバー サイズ 幅483 奥行356 厚さ6.35mm その他 洗濯機対応, 100%アメリカ製 価格 3,490円 (ふもっふのおみせ、本稿執筆時点) - 製品イメージをチェックする (開閉できます)
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※今回レビューしているのは19×14″ Mouse Padです。XLサイズは厚みが異なるので注意。
パフォーマンス
よく滑りそれなりに止まる
Talentは抵抗感が少ない滑らかな滑走面で、布製の中では滑り重視のマウスパッドに分類されます。とはいえArtisanの紫電改や雷電には劣るので、あくまで平均より少し滑る程度。
マウスの本体重量による相性問題は無く、100gオーバーの重たいマウスと組み合わせても初動は軽いです。
中間のクッション層が分厚いものの、硬い部類なので、沈みによる止め性能はさほど期待できません。カーソルを狙った位置で止めるにはしっかりとマウスをストッピングする必要があります。
ただし、AS-46のような面積の狭いソールと組み合わせた場合、面積が広いソールと比べてクッションが簡単に沈み込んでくれるので、ストッピング性能が若干向上するように感じました。
相性問題に悩まされづらい
マウスのセンサーとの相性問題が発生しづらいです。DPQPのマウスレビューのセンサー挙動・リフトオフディスタンス検証にもTalentを使用していますが、これまで相性による読み取り不良は発生したことはありません。
Talentは3色展開で、それぞれ表面プリントが異なります。オリジナル(青)とホワイトは表面に蜂の巣模様があり、ブラックにはありません。この模様はセンサーがトラッキングを正確に行うための工夫とのこと。
相当シビアな操作を要求されるゲーマーでない限り、トラッキングの違いを体感で感じ取ることは難しそうです。筆者はオリジナル(青)とブラックの2種類を所持していますが、違いを感じ取ることはできませんでした。参考程度に。
巻き癖が残りづらくデスク上で滑らない
分厚いためにマウスパッド自体が重たく、数日使用していれば自重で平らになります。所持している2枚とも数日で真っすぐになりました。巻き癖に悩まされる心配は皆無と言っていいでしょう。
また、裏面の滑り止めラバーはしっかりと機能しており、マウスパッドを置く机の材質を問わず、デスク上でカッチリと固定されます。
汚れづらく洗濯機対応。しかし…
メーカー曰く、汚れづらい素材を使用しており、洗濯機に対応しているとのこと。
しかし、汚れづらさは他社製マウスパッドとさほど変わらず、やはりブラック以外だと汚れが目立ちます。オリジナル(青)の方は2ヵ月も使用していると若干色が変わりました。気にされる方は黒を選ぶのが得策です。
また、オリジナル(青)を水洗いして乾燥させた後、滑りが途端に悪くなりました。おそらくは表面のコーティング剥がれだと思います。ブラックの方は試していません。
結論とターゲット
「PureTrak Talent」について詳しく見てきました。平均よりもやや滑る部類のマウスパッドを探している方に最適です。しかし逆に言えば、G-SR、GP2のような抵抗感のあるサーフェイスが好みの方には全く合わないと思います。
大抵のマウスパッドと同様に巻かれた状態で箱に入って届きますが、自重によって数日で真っすぐになります。巻き癖が残り続けることに悩まされる心配は無いので、そういった面に魅力を感じる方にもオススメです。
サーフェイスの寿命も短くないですし(早期の水洗いは控えよう)、価格も3,000円台と良心的と言える範囲。カラーバリエーションも3種類用意されているので、好みに応じて選ぶことができますよ。
※今回レビューしているのは19×14″ Mouse Padです。XLサイズは厚みが異なるので注意。