BenQ ZOWIE G-SR-SE Gris 簡易レビュー
この記事では BenQ ZOWIE G-SR-SE Gris をレビューします。
レビューサンプル提供: ベンキュージャパン株式会社
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ファーストインプレッション
このZOWIEのG-SR-SEは歴史の長いシリーズです。現行モデルはRougeとGrisの2種類となっています。
従来のZOWIEマウスパッドと同じように長方形の箱に丸められた状態で梱包されています。巻き癖はRougeと同じくらいしつこいです。開封して5日ぐらいで端が少し浮くくらいには残っています。
最近は派手なマウスパッドが多くて、黒基調の柄が入ったデザインは珍しいように思います。モノトーンでデスクを揃えたいけど真っ黒では味気ないという人にぴったりです。基本的には真っ黒のマウスパッドが好みなんですが、これはかなり気に入っています。
実際に手に取ってみて、VALORANTやKovaaK’sで使った感想としては、99%Rougeと同じです。
滑走面を拡大してみると、全く同じ生地が使われていることが分かりました。
厚みの実測値はRougeが3.61mm、Grisが3.6mmでした。公差の範囲です。
はじめは中間層(スポンジ部分)の柔らかさが違う気がしましたが、実際にはほぼ同じ硬さでした。
滑りに関してもRougeとGrisは同じものだと感じました。違いは体感できません。
厳密な話をすれば、熱昇華プリントのマウスパッドは、インクの色によって滑りが異なったりするものですが、仮にこのRougeとGrisに滑りの違いがあるとしても、それは人間がハッキリと体感できるような差ではないと思います。
巷ではRougeとGrisがちょっと違うみたいな話を何度か聞いたりします。違うと感じる要因として挙げられる小話が2つあります。
- マウスパッドは開封してから部屋の湿気を十分に吸うまでに約1時間~2時間掛かる。もしかすると既に部屋に長時間置いていて湿気が馴染んだRougeと、開封直後の湿気を吸っていないGrisを比較して、滑りが違うと感じたのかもしれない。
- RougeやGrisなどマウスパッド表面に熱昇華プリントされたマウスパッドは、印刷時に表面に付着したインク・油が残っていることがあるそう。インクが残った状態でマウスを滑らせると、本来の滑りとは違ったように感じる可能性がある。それは軽く拭くだけですぐに取れる。
Rougeの色違いということで操作感についておさらいしておくと、初動は軽くもなく遅くもなく、滑走速度は並み。中間層は硬すぎず柔らかすぎず、意識してマウスを押し下げてようやく追加の摩擦が得られるといった感じ。とにかく癖のないバランスタイプのマウスパッドを探している方にお勧めです。
ZOWIE G-SR-SE Rougeの仕様や操作感についてはこちらの記事および上の動画で解説しています。
以上、BenQ ZOWIE G-SR-SE Gris のレビューでした。