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「ロジクールG ASTRO A40 TR Gaming Headset + Mix Amp Pro TR」レビュー。接続するだけで音をサラウンド化する手軽なUSBデバイスは”買い”

「ロジクールG ASTRO A40 TR Gaming Headset + Mix Amp Pro TR」レビュー。接続するだけで音をサラウンド化する手軽なUSBデバイスは”買い”

昨年7月にロジクールより買収され、今年9月20日より遂に国内取り扱いが開始された海外ゲーミング周辺機器ブランド「ASTRO Gaming」。

海外ではヘッドセットやサウンド周辺機器でよく知られる同ブランドですが、今回はロジクール様より定番製品の1つである「ロジクールG ASTRO A40 TR Gaming Headset + Mix Amp Pro TR」を提供いただいたので、当記事にて詳細な実機レビューを行いたいと思います。

ロジクールG ASTRO A40 TR + Mix Amp Pro TR

「ロジクールG ASTRO A40 TR Gaming Headset + Mix Amp Pro TR」は、同ブランドのゲーミングヘッドセット「ASTRO Gaming A40 TR Gaming Headset」とサウンドデバイス「ASTRO Gaming Mix Amp Pro TR」の2つがセットとなった製品。それぞれ個別での販売もされています。


本体重量:ヘッドセット369g、アンプ228gヘッドセット接続:3.5mmステレオミニプラグ(入出力が各1つ)アンプ入力:光デジタル、USBマイクロb、AUX、デイジーチェーンアンプ出力:3.5mmステレオミニプラグ×2、デイジーチェーン端子マイク:単一指向性、100-12kHz、エレクトレットコンデンサヘッドフォン:40mmネオジム、105dB +/- 3dB、20Hz-24KHz、48Ω価格:30,679円 (2018/10/23時点)

以前までは国内で手に入りづらい製品でしたが、大手ゲーミング周辺機器メーカーのロジクールGから取り扱いが開始されたことで非常に入手しやすくなり、国内でのゲーミングヘッドセットやUSBサウンド機器の選択肢の1つとして名乗りを上げることとなりました。

当記事では、同梱されている2製品それぞれの詳細なレビューをお届けします。

製品開封、内容物をチェック

国内取り扱いが開始されたばかりの本製品ですが、驚くことに製品の外箱には正確にローカライズされた日本語でギッシリと仕様が記載されています。右下にはロジクールのブランドロゴ。

ASTRO A40 TR + Mix Amp Pro TR 外箱

外箱裏面には、同梱されている2製品、ゲーミングヘッドセット「Astro A40 TR Gaming Headset」とサウンドデバイス「Astro Mix Amp Pro TR」の仕様が記載されています。

内容物は本体、ケーブル各種、取扱説明書、保証書

早速、製品を開封します。内容物は、Astro A40 TR Gaming Headset本体、着脱式マイク、スピーカータグ2つ、接続用の3.5mmケーブル、TOSlinkオプティカルケーブル、Astro Mix Amp Pro TR本体、接続用のMicro USBケーブル、デイジーチェーンケーブル、取扱説明書、保証書となっています。

ASTRO Mix Amp Pro TR レビュー

まずはサウンドデバイス「Astro Mix Amp Pro TR」の実機レビューから。

PCやPlayStation 4と接続することでバーチャルサラウンドを利用できるだけでなく、ゲームサウンドやボイスチャットそれぞれのボリューム調節や、イコライザ設定の変更によって各帯域の強弱を調整できるなど、ゲーマーにとって嬉しい機能が搭載されています。


サイズ:幅132.5x奥行81x高さ47mm本体重量:228gケーブル長:TOSlinkオプティカルケーブル(3m)、Micro USBケーブル(3m)、デイジーチェーン(0.5m)アンプ入力:光デジタル、USBマイクロb、AUX、デイジーチェーンアンプ出力:3.5mmステレオミニプラグ×2、デイジーチェーン端子アンプ部:周波数特性:20Hz-24KHz、歪率:THD < 0.1%価格:18,407円 (2018/10/23時点)

最近では、PlayStation 4に接続することで簡単にバーチャルサラウンドを利用できることで話題のAstro Mix Amp Pro TRですが、その他の機能にも注目しながら見ていきたいと思います。

基本的には”繋ぐだけ”のシンプルな仕様

Astro Mix Amp Pro TRは、PCやPlayStation 4、Nintendo Switchと、幅広い機種に対応したサウンドデバイスです。専用のソフトウェアをPCに導入することで、より詳細な設定が可能となります。

ここで注意しておきたいのが、初期設定以外でAstro Mix Amp Pro TRを使用したい場合はPCが必要となる点です。PlayStation 4やXbox Oneに接続して、プリセット以外のイコライザ設定を利用したり、マイクのノイズゲート設定を変更するには、別途PCを用意して専用ソフトウェアを導入することが必須となります。

ここではPCスペックは関係無く設定さえ済ませられれば構わないので、大体のユーザーがどの機種でも最大限に活用することができるサウンドデバイス、という手軽さがウリでしょう。

インターフェース裏側

本体裏側のインターフェースがこちら。「OPTICAL」はデジタル入力端子、「STREAM」はライン入力端子、「USB」はPCやコンシューマーと接続するためのMicro USBポートとなります。

インターフェース表側

続いて、本体表側のインターフェースについて。中央の2つは、左側がヘッドフォン接続用、右側のAUXは別機器を接続して音声を入出力することが可能な端子となります。

両端は”デイジーチェーン端子”というもので、複数のMix Amp Pro TRを接続するための端子となります。これを活用することで、大会などのオフライン環境で高音質で遅延の無いボイスチャットを行えるとのことです。

ASTRO Mix Amp Pro TR

以上で紹介したインターフェースを見る限り、使用方法が難しく思われるかもしれません。しかし、ASTRO Mix Amp Pro TRは、基本的にはPCやコンシューマーと接続するだけで効果を発揮するシンプルなサウンドデバイスとなっています。

今回はPCへの接続例を紹介します。裏側のMicro USBポートから、PCやコンシューマーとケーブル接続し、表側のヘッドフォン接続用の端子へ3.5mmプラグを接続します。

接続モードの選択

Astro Mix Amp Pro TRをPCと接続している場合は「PCモード」を、PlayStation 4やXbox Oneと接続している場合は「コンソールモード」を選択します。

なお、本体から設定することも可能。電源を入れてから電源ボタンが赤く点灯している際はコンソールモードで、電源ボタンを3秒間長押しすることで白く点灯してPCモードに切り替わります。

サウンドボリュームを調節するコントローラ

本体に大きく配置されたボリュームコントローラによって全体の音量を調節可能です。反時計回りに回せば音量が小さく、時計回りに回せば音量が大きくなります。

わざわざパソコン上でサウンドミキサーを開く必要が無く、PCデスク上の手の届く位置に配置しておけばいつでも音量を調節することができるので、これだけでも非常に便利かと思います。

ゲームとボイスチャットの音量バランスを調節

一方で、下側に配置された小さいコントローラーはいわゆる”バランサー”です。反時計回りに回すとボイスチャット音量が小さくなり、時計回りに回すとゲーム音量が小さくなります。

こちらの機能も、「ボイスチャットが聞き取りづらい」といったゲーマーならば必ず直面するであろうトラブルを解決してくれる優れモノ。

サラウンドサウンドを簡単にON/OFF可能

Dolby Digitalサラウンドサウンド処理を搭載したAstro Mix Amp Pro TRは、PCやPlayStation 4と接続することでサラウンドサウンドでのゲームプレイを可能としてくれます

PC接続時は7.1chサラウンド、PlayStation 4接続時は5.1chサラウンドでの動作が確認できました。今回はPCでの接続例を紹介します。 (PlayStation 4ではサウンド設定が必要となります。)

本体操作によりサラウンドのON/OFFが可能

本体のDolbyボタンを押すことで、Dolby関連機能の一括ON/OFFが可能です。ボタンの周囲が赤く点灯しているときは、7.1chサラウンドなどの機能が有効になっている状態です。

ゲームプレイ時はONに、音楽などのメディア再生を行う際はOFFにしておくといいでしょう。

イコライザはプリセット4種、自身での設定も可能

Astro Mix Amp Pro TRでは、各音域を強調したり抑えたりするイコライザ設定も可能となっています。

初期状態で保存されているプリセットは、低域を強調する「ASTRO」、中域から高域を強調する「BALANCED」、全ての音域を統一した「NATURAL BASS」、低域と高域を強調して中域を引き下げた「TOURNAMENT」の、それぞれ音色が異なる4種類となっています。

イコライザ設定画面

Astro Mix Amp Pro TRのイコライザ設定では、おおまかに言うと95/298/1000/2600/6498Hzという5帯域の強弱を変更し、幅広く音色を変えることが可能となっています。

また、上記に挙げた5帯域の数値自体を変更したり、帯域幅を変更するなど、さらに詳細な設定を行うこともできます。ただ、こちらに関しては操作時に警告ダイアログが出る通り、よほど詳しい方でなければ良い結果を生みづらいので、触らないことを推奨します。

ライトの赤く点灯する位置から設定を判断可能

イコライザは本体ボタンを押すたびに切り替わり、初期設定では左上点灯がASTRO、右上点灯がNATURAL BASS、右下点灯がBALANCED、左下がTOURNAMENTとなります。

上記で紹介したイコライザ設定画面から、プリセット以外の自身の設定を保存/切り替えすることも可能です。プレイするゲームタイトル毎にイコライザ設定を分けるなど、用途は様々でしょう。

ノイズゲートなどマイクに関する設定も可能

Astro Mix Amp Pro TRの便利な機能の1つとして、マイクに関する設定があります。

「ノイズゲート」は、基準値以下の音を遮断する機能。4つのプリセットでは、ストリーミング、夜、ホーム、トーナメントの順にノイズゲートの効果が強くなっていきます。

初期設定ではホームとなっていますが、筆者の環境で実際に使用したところ、通常の声量を遮ってしまうほどノイズゲートの効果が強かったです。自分の声をハッキリと反映させつつ周囲の物音や生活音を遮るには、ストリーミングか夜が最適な設定と感じました。

マイクに関する設定

「マイクレベル」は単純にマイク音量を指しています。

一方で、「サイドトーン」とは自分の声を遅延なく返す機能のこと。密閉性の強いヘッドセットであれば自分の発する声がほとんど聞こえないので、最近のゲーミングヘッドセットでは採用されがちな機能の1つですが、音量レベルまで調節できる製品は少ないです。

全体の音量バランスを調節

ストリームポートでは、全体の音量バランスを調節できます。ゲームサウンドとボイスチャットのバランスは本体のコントローラーからも調節できますが、こちらではより詳細な設定が可能です。

「マスター音量」は全ての音量、「ゲーム」はゲームサウンドの音量、「チャットオーディオ」はボイスチャットの音量、「マイク」は自身の声の音量、「AUX」は本体表側インターフェースのAUX端子の音量を指します。

7.1chサラウンドから音量調節まで様々な機能を1台で

Astro Mix Amp Pro TRは、PCやPS4と接続するだけでゲームサウンドを7.1chサラウンド化(PS4の場合は5.1ch)できます。接続するだけで使用可能で、操作方法も分かりやすく、非常に便利なサウンドデバイスと言えるでしょう。

イコライザの設定も可能で、足音や銃声といったゲームプレイ時に重要となる部分を強調したり、必要性の薄い効果音にあたる帯域を弱めることができます。

本体の操作方法は分かりやすく、直感的に行える

また、本体コントローラーやソフトウェアから全体の音量バランスを調節したり、ゲームサウンドやボイスチャットを個別に調節することも可能です。これらの機能は普段のゲームプレイにも役立ちますし、ゲーム配信環境を整えるのにも最適です。

初期設定から変更するには別途PCが必要となりますが、一度ソフトウェア上で設定を保存してしまえば本体に記録されるので、大体のユーザーは問題無く使用できるでしょう。

ASTRO A40 TR レビュー

次に、ゲーミングヘッドセット「Astro A40 TR Gaming Headset」の仕様について詳しく見ていきます。

あらゆるパーツが着脱可能で、別売りのパーツによるカスタマイズも可能となっているなど、とにかく拡張性に優れた製品となっています。手元にはマイクON/OFF切り替えが可能なコントローラーも付属しており、ひとまず仕様は文句無し。


サイズ:幅243x奥行176x高さ93mm本体重量:369g(ケーブル除く)ケーブル長:メディアコントロールケーブル1.0m、パソコン スプリッタケーブル1.5m接続:3.5mmステレオミニプラグドライバー:40mmネオジム音圧感度:104dB +/- 3dB (1kHz)周波数特性:20Hz-20KHzインピーダンス:32Ωタイプ:開放型マイク:単一指向性、100-12kHz、エレクトレットコンデンサ価格:18,535円 (2018/10/23時点)

FPSタイトルを中心とした公式大会を開催する”Major League Gaming”の公式ヘッドセットとして2年間採用されていた実績がある製品。特に海外の『コール オブ デューティー』プレイヤーからは非常に評価が高いようです。

対人ゲームにおいては音の定位が正確かどうかが重要となるので、そちらを特に注目して見ていきたいと思います。また、個人的に気になっているカスタマイズ性の高さについても追求します。

フィット感は良好だが、やや重ためか

Astro A40 TR Gaming Headsetの着用感については、角度や高さなどのカスタマイズ性が高いことからフィット感は抜群でした。しかし、着用時に重量が頭頂部にのしかかる印象を受けます。

Astro A40 TR Gaming Headset

実際に長時間のゲームプレイに使用したところ、イヤーパッドやヘッドバンドの材質は柔らかいので、重量の割りには疲れづらい設計となっていました。頭の形状にフィットすることで適切な位置にイヤーパッドが配置されるので、ゲームサウンドを聞き取りやすいです。

以下から、着用感に関係する各部分について解説します。

無段階式の長さ調節スライダー

長さを調節するスライダーは支柱がむき出しとなっており、これも含めてヘッドセット自体のデザイン性を高めています。段階式のスライダーでは最適な長さが見つからないことがありますが、無段階式なので確実に自分の頭に合った長さに合わせることが可能となっています。

スライドするのに少し力が要りますが、しっかりと固定されるので勝手に上下する心配は無さそうです。細かく打たれた目盛りを目安に長さを調節し、自分に合う長さを記憶しておけます。

エンクロージャー部分も柔軟な角度調節が可能

耳を覆うエンクロージャー部分も、ある程度は自由な角度調節ができる仕様となっています。頭の形状に合わせて調節することで、ヘッドセットを絶妙なフィット感で装着することが可能です。

他製品にはイヤーパッド部分がやや可動するものもありますが、筆者の頭の形状にしっかりと馴染む製品は無かっただけに、非常に嬉しいポイントでした。

イヤーパッドは快適なクッションを採用

イヤーパッドには非常に肌触りの良いクッションが採用されており、長時間ヘッドセットを装着していても耳が痛くなることはありませんでした。布製なだけあってフィット感も良好です。

ヘッドバンド部分

頭の頭頂部を支える部分には、分厚めのヘッドバンドが採用されています。ヘッドセット自体の本体重量は重ためですが、このヘッドバンドによって随分と緩和されている印象を受けます。

とはいえ、軽量を謳ったヘッドセットと比較すると重たい製品ですので、4,5時間以上にわたる長時間のゲームプレイを日常的に行うユーザーには不向きな製品かもしれません。

随一のカスタマイズ性の高さを誇る

Astro A40 TR Gaming Headsetは、ゲーミングヘッドセットとしては珍しく非常に高いカスタマイズ性を誇る製品となっています。そのカスタマイズの幅広さは、着用感などに関わる部分から、各パーツの材質、さらにはデザイン面まで多岐にわたります。

あらゆる部分を着脱可能

マイクや接続用のケーブルはもちろん、スピーカータグ、イヤーパッド、ヘッドバンド部分まで、あらゆるパーツが取り外し可能となっています。これは、製品の手入れにも役立ちますし、後述する別売りのカスタマイズパーツへの付け替えに関係します。

マグネット式で簡単に着脱可能なイヤーパッド部分
同じくスピーカータグも着脱可能なマグネット式

イヤーパッド、スピーカータグはマグネット式なので簡単に着脱可能です。通常では左側にマイク接続用ジャックが見えていますが、実はスピーカータグを左右反対に付け替えることで右側にマイクを取り付けることもできる、非常に便利な仕様となっています。

Astro A40 TR Gaming Headsetは標準状態でもパーツのほとんどが着脱可能となっていますが、別売りのMod Kitやスピーカータグを導入することでさらなるカスタマイズが可能となります。

ASTROから別途販売されているA40 TR用のMod Kitを導入することで、標準では開放型のところ密閉型にできたり、イヤーパッドとヘッドバンド部分を合成皮革に変更するなど、各パーツのカスタマイズ・アップグレードが可能となっています。

筆者は今のところ入手できていないので着用感などはお伝えできませんが、ヘッドセットの肌に触れる部分が合成皮革だと手入れが楽になるのは確実です。ぜひ手に入れておきたいところ。

スピーカータグはASTRO公式サイト(英語)にて販売中

また、様々なデザインを施したスピーカータグが別途販売されており、デザイン面でのカスタマイズも可能です。製品ラインナップは『コール オブ デューティー』をはじめとした有名タイトルのものから、ストリートブランド「MISHKA」とコラボしたモデルなど多種多様。

Astro A40 TR Gaming Headsetはゲーミングヘッドセットの他製品には見られない随一のカスタマイズ性を誇っており、とことんこだわりたい方には非常に嬉しい仕様となっています。

マイク音質は良好、手元のコントローラーも便利

Astro A40 TR Gaming Headsetは接続用ケーブルとマイクブームも着脱式を採用しており、自宅外への持ち運びも想定した仕様となっています。

着脱式の接続用ケーブル
着脱式のマイクブーム

上記でレビューを行ったサウンドデバイス”Mix Amp Pro TR”を介して、Astro A40 TR Gaming HeadsetをPCに接続し、ボイスチャットツールDiscordにてマイクの音質をテストしてみました。Mix Amp Pro TR側の設定はストリーミングで、最もノイズゲートの効果が薄いもの。

テストの結果、話している声の音程が低いとやや明瞭さに欠け、ボヤッとした聞こえになるらしい。普段通りに喋ると聞き取りづらいといったことはなく、全体的な音質は良好とのことです。

手元でマイクのON/OFF切り替えが可能

ASTROのロゴが刻まれた手元のコントローラーからマイクのON/OFFを切り替えることが可能です。

ミュート状態の有無はMix Amp Pro TR側のライト点灯色で判断することができ、赤く点灯していればミュート状態、白く点灯していればマイクが有効な状態となります。

後方の定位が優れており、音を聞き取るには優秀

Mix Amp Pro TRを介してAstro A40 TR Gaming HeadsetをPCに接続し、ゲームプレイに使用して7.1chサラウンドサウンドを実際に試してみました。

『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』『Call of Duty: Black Ops 4』の2タイトルで検証した結果、音の定位も正確に再現できていると感じました。他製品と比較して、後方から鳴った音の位置がしっかりと把握できました。

Astro A40 TR を実際に使用してゲームプレイ

後方の定位まで正確に再現できているソフトウェアや製品はなかなか見つからない中で、Astro A40 TR Gaming Headsetは”ゲーム内の音を正確に聞き取る”ためのゲーミングヘッドセットとしては最適でしょう。FPSなどでのパフォーマンスの向上も期待できそうです。

製品仕様は高スペックで、音質は良好なうえ音色も幅広い

Astro A40 TR Gaming Headsetの音質は良好。さらに、サウンドデバイス”Mix Amp Pro TR”および専用ソフトウェア”AstroCommandCenter”での設定により、幅広い音色を表現することが可能です。

やはりサラウンド設定が優秀で、ゲームプレイにおいて重要ではない効果音などの帯域を弱めてしまえば、特定のゲームタイトルに特化した音色を作り出すことができます。

Mix Amp Pro TR無しでの音色も癖が無い

Astro A40 TR Gaming Headset単体での音質をチェックするために、Mix Amp Pro TRの接続を外し、サウンド関連のソフトウェアを使用せずにゲームサウンドを鳴らしてみました。また、あらゆるイヤホンやヘッドセットで7.1chバーチャルサラウンドを実現するソフトウェア「Razer Surround Pro」との相性も同時にチェック。

ソフトウェア未使用の状態でも、特にどこかの帯域が目立って強調されず、いたって癖の無い音色でした。PCから受け取ったままの忠実なサウンドが鳴っているといった印象を受けます。「Razer Surround Pro」でイコライザ設定の変更を行っても全く干渉はせず、ソフトウェア特有のバーチャルサラウンド機能もほぼ再現してくれました。

音の定位を正確に聞き取りたい方に最適、セットでの導入も◎

Astro A40 TR Gaming Headsetは、対人ゲームにおいて重要な”音の定位”に優れた製品であるという印象が強く残りました。本体重量がやや重たいと感じますが、”音響”に関して言うならば非常に優秀なゲーミングヘッドセットです。

また、別売りのMod Kitによる着用感のグレードアップや、幅広い種類のスピーカータグを導入して自分好みのビジュアルにカスタマイズすることも可能で、とにかくこだわりたい方にオススメ。

Mix Amp Pro TRについては、接続方法や操作がとてもシンプルで直感的に行えることが好印象。PCやPS4などと接続するだけで簡単にDolbyサラウンドサウンドを体験できる手軽さは嬉しい。

その他の機能を見ても、ゲームやボイスチャットそれぞれのボリュームバランスを調節したり、素早く4つのイコライザ設定を切り替えられるなど、ゲーマーが必要とする点を抑えています。

Astro A40 TR Gaming Headset + MixAmp Pro TR

本記事で紹介した2製品は、「ASTRO Gaming」がロジクールに買収されたことによって今年8月に国内取り扱いが開始されましたが、北米市場では2015年より発売されている製品です。約3年前の製品ということになりますが、現在でも十分に活躍できる実力を見せてくれました。

特に、PCやPlayStation 4に接続するだけでバーチャルサラウンドを利用可能なMix Amp Pro TRは優れモノ。同時にゲーミングヘッドセットの買い替えを検討している方であれば、Astro A40 TR Gaming Headsetとのセットである「Astro A40 TR Gaming Headset + MixAmp Pro TR」は非常に良い選択肢となるでしょう。


密閉型3.5mmアナログ重量:322g50mm径ドライバー周波数特性:12Hz~28kHzインピーダンス:32Ω音圧感度:118dB/mW(1kHz)マイク:単一指向性コンデンサーサラウンド未搭載ドライバー:有価格:9,980円 (2018/10/13時点)

以上、「ロジクールG Astro A40 TR Gaming Headset + MixAmp Pro TR」の実機レビューでした。

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