FlexiSpot E7H レビュー

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FlexiSpot E7H レビュー

FlexiSpotの電動昇降式デスク FlexiSpot E7H をレビューします。

レビュー用サンプル提供:FlexiSpot

FlexispotE7H
販売価格:¥63,800~

はじめに

新たな事務所のメインデスクとして FlexiSpot E7H を約2ヵ月使用しました。仕事、ゲーム、物撮り(俯瞰撮影)と、あらゆる用途を1台でこなし、それぞれの用途で感じたことを記しました。

製品仕様とスペック

価格 天板無し ¥63,800
長方形天板セット ¥77,000
カラー ブラック/ホワイト
対応天板 – 幅 120-200cm
– 奥行き 60-80cm
– 厚み 2cm以上
脚幅調整範囲 110-190cm
昇降範囲 63.5-128.5cm 昇降速度 40mm/s
耐荷重 160kg 重量 34.9kg
モーター デュアルモーター 脚フレーム コの字型
三段階 (ピラミッド)
ロック機能 搭載 障害物検知機能 搭載
メモリー 高さを4つまで保存可能 USBポート 1つ搭載

FlexiSpot E7シリーズの3モデルの比較表です。

E7H E7 E7 Pro
価格 天板無し ¥63,800 天板無し ¥57,200 天板無し ¥61,600
長方形天板セット ¥77,000 長方形天板セット ¥70,400 長方形天板セット ¥74,800
対応天板 幅 120-200cm / 奥行き 60-80cm / 厚み 2cm以上
脚幅調整範囲 110-190cm
昇降範囲 63.5-128.5cm 58-123cm 60-125cm
昇降速度 40mm/s 38mm/s
耐荷重 160kg 125kg 100kg
重量 34.9kg 32.1kg
モーター デュアルモーター
脚フレーム コの字型
三段階 (ピラミッド)
エの字型
三段階 (ピラミッド)
コの字型
三段階 (ピラミッド)
機能 ロック、障害物検知、メモリ(高さの設定を保存)、USBポートx1

E7シリーズの中でも、E7Hは耐荷重に優れたモデルとなります。E7 Proが100kg、E7が125kgと、これでも十分すぎるほど。E7Hは160kgなので、PC本体や大型モニターなど重たい機器を設置する予定のある方向けと言えるでしょう。

コの字型フレームの採用も特徴の一つとして挙げられます。支柱が中央にあるエの字型と比べ、支柱が邪魔になりづらいので、デスク下のスペースを有効活用しやすいという利点があるようです。

昇降範囲は広く、最低63.5cmまで下げられます。最低で70cmくらいまでしか下がらない機種は意外と多いです。70cmというのは小柄な方からすると高すぎるんですよね。

組み立て

とても大きくて重たい段ボールが2つ届きます。受け取りの際は注意すること。

組み立てにかかる時間は、成人男性1人での作業で約1時間でした。こういった大型家具全般に言える話ですが、できるだけ2人以上で組み立てることを推奨します。

電動ドライバーを用意しておくと、天板に脚フレームを固定する際の労力を減らせます。筆者は安価なものを使ってますが、かなり労力を軽減できました。

高儀(Takagi)Primero 家庭用 小型 ドリル&ドライバー
販売価格:3,642円

脚にはM8(ネジの規格)のネジ穴が開いています。そのままでも使えますが、付属のアジャスターを取り付けると高さを微調整できるようになります。

キャスターも取り付け可能です。デスクを簡単に移動させたいという人は付けておくと便利です。デスクがわずかにでも揺れる原因を作りたくないのであれば避けた方がいいと思います。

FlexiSpotの純正キャスターもありますが、筆者は社外品を使っています。

Covers取替えキャスター
販売価格:3,180円

組み立てる前にキャスターを付けるかどうか決めておくと後々苦労せずに済みます。本格的に使い始めた後に変えるとなると、かなり大掛かりな作業になるので・・・。

ケーブルカバー

E7Hにはケーブルカバーが付属しており、覆いかぶせるとマグネットで固定され、簡単に配線を隠せます。

電動昇降式デスクは組み立ての際にパーツ同士をケーブルで繋ぐ必要があります。それらのケーブルを完全に隠せないまま完成としている機種も少なくないです。

自分で配線を隠すのには相当な手間がかかるので、カバーが付属しているのは大きいです。ただし、FlexiSpotの大きなロゴが結構目立つのは気になります。個人的には無地だと嬉しかったです。

ケーブルトレー

E7Hには本格的なケーブルトレーが同梱されています。別途購入する必要はありません。

組み立ての際にネジ留めで固定します。もちろん不要なら取り付けなくてもOK。

モニターアームを取り付ける予定がある場合は少し注意が必要です。ケーブルトレーの取り付け位置をデスク天板の端から少し離して、アームの台座をクランプで固定できるスペースを残しておかないといけません。

奥側からもケーブルを通せるので、配線を整理しやすく、すっきりと見せられます。

トレーの幅は800mmらしく、これが中々広いです。大きな電源タップを横に2つ並べてもまだ余裕があるくらい。長めのケーブルがたくさん余ってしまっても問題なく収納できます。

天板

天板の種類はとても充実しています。*公式サイトからの購入だと全て選べますが、Amazonなどでは種類が限られます

サイズ 備考
長方形 120x60x2.5cm
140x70x2.5cm
160x70x2.5cm
マホガニー、ブラック、ホワイト、
メープル、革張り(黒)、ライトグレー、
ホワイトウッド、グレイウッド、ダークブラウン
メラミン化粧板
カーブ型 140x70x2.5cm ブラウン、ウッド 手前に体に沿ったカーブがある
集成材・無垢材 140x70x2.5cm ウォールナット、ゴム、
チェリー、レッドオーク
木製天板
配線スリット付き 140x70x2.5cm ウォールナット、
オーク(配線スリット付き)
奥に配線スリット(凹み)がある
モニタースタンド付き 120x60x2.5cm ブラック 収納付きのモニタースタンド搭載

筆者は「長方形」のホワイトを使っています。いわゆるメラミン化粧板で、雑に使っても綺麗な状態を保てるのが良いところ。自宅で3年以上使ってるE6もこの天板で、とても気に入っています。

爪などで引っ掻いてもノーダメージで、水に濡れても問題ありません。引っ越し作業中に傷が入ってしまったのですが、中身が剥き出しにならず白のままなので、よく見ないと気付けません。

160x70cmの大きめサイズも選べます。作業スペースが広めに確保できるデスクは需要が高いと思うのですが、大きめサイズの天板が用意されている電動昇降式デスクは意外と少ないです。

歪んでいる箇所はありません。四隅はしっかりと丸められていて安全です。

表面はよく見ないと気付けない程度にざらざらの加工が施されています。木目っぽい感じではなく、手でなぞってもフラットです。文字を書くときにペン先が誘導されてしまうこともありません。

価格を見ると単体でもセットでも割高なように感じてしまいますが、実物はずっしりと重たく、価格に見合った質感です。デスクの耐荷重にも表れている通り、耐久性にも期待ができます。

安定感

デスクの安定感は申し分ないです。自宅のE6はわずかに揺れますが、E7Hはそれが無い。

キャスターを取り付けた状態だと多少は安定感が失われてしまいますが、キャスター側でロックを掛けるとほとんど揺れません。

昇降機能

電動昇降式デスクで最も肝心となる昇降機能と、それに関する体験は素晴らしいものでした。

タッチパネルのコントローラーが付属しており、タッチ操作のみで昇降できます。

昇降はスムーズに行えます。昇降時の揺れも少なく、とても快適です。作動音も小さく、近隣の迷惑になるような音量ではないので、遅めの時間帯でも気兼ねなく昇降できるのは助かります。

以前、写真撮影用にシングルモーターの安価な電動昇降式デスクを購入しましたが、夜間に動かすのが気が引けるほど動作音がうるさかったので、処分した経験があります。

Mボタンを5秒以上長押しすると、ロックの設定と解除が行えます。ロックが掛かった状態でコントローラーに触れると「ピーピーピー」とアラート音が鳴り続けます。

体の一部がコントローラーに触れるだけでも不意に昇降が始まってしまうので、ロック機能は重宝しています。

デスク昇降中に何かにぶつかったとしても障害物検知機能があるので安心です。昇降中に何かに近づくと停止し、自動で少し離れた高さまで戻ります。

感知レベルを低・中・高の3段階で調整できます。中設定で使っていて、何度か誤って昇降してしまいましたが、毎回動作してくれています。

物によっては障害物検知機能への対応を謳っていても動作が不完全なことがあります。以前、Amazonで安価で販売されていたノーブランド品を購入したのですが、障害物検知機能が一切作動せず、返品した経験があります。安全のために搭載された機能が正常に作動しないのは怖いと感じました。

コントローラーの右側面にはUSBハブが1つ搭載されており、追加の電源無しで使えます。

手元にUSBハブがあると便利です。急に必要になったときに困りません。筆者はコンデジやタブレットのような使用頻度が少ないデバイスの充電に活用することが多いです。

使用感

筆者はE7Hをメインデスクと撮影デスクの兼用で使っています。具体的には、メインPCで作業やゲームをしながら、右側のスペースを空けて撮影スペースとして使うことがあります。

ゲーム用デスクに求めるのは2つ。奥行きが十分で、揺れないこと。

E7Hはそれらを叶えます。しっかりとした電動昇降式デスクでも、重たいものを載せると揺れやすくなりますが、このデスクはキャスターを付けてもロックさえ掛けていれば揺れません。

作業用デスクに求めるのは作業スペースの広さ。純正の天板で160x70cmが選べます。筆者の用途にはちょうどいい広さでした。

電動昇降式デスクは撮影用として非常に優秀です。痒い所にまで手が届きます。

たとえば製品を俯瞰撮影するとき、物によってはレンズのズームだけでは寄り切れないことがあります。そんな時に昇降機能の出番で、デスク自体を近づけて接写できます。

また、三脚を使って撮影していて高さを調整したいとき、わざわざ三脚の高さを微調整するよりも、タッチ操作でデスクごと昇降させたほうが手っ取り早いし、何より楽です。

キャスターを付けて移動させながら使っていると、コの字型の脚フレームの恩恵を感じることはなかったです。エの字型の脚フレームを採用したE7でも快適に使えていたと思います。

デスク下を収納スペースとして使う場合は、コの字型のほうが何かと運用しやすくなりそう。

結論

Flexispotは豊富なバリエーションを展開しており、同じE7シリーズにも細かな性能差のある3モデルが展開されています。モデルの選択さえ誤らなければ、満足度の高い買い物になると思います。

E7Hは耐荷重に余裕を持たせたい、デスクの揺れを抑えたいという人に最適なモデルです。通常の脚ではびくともせず、キャスターを付けた状態でもほとんど揺れません。

事務作業や撮影、さらにはゲーム用のデスクとしても大活躍しています。天板の奥行きの広さとデスクの揺れの少なさの基準を満たしており、快適にプレイできています。昇降幅は最低63.5cmと十分に低く、机の高さを微調整しながら、エイムするのに最適なセッティングを探ることができます。

天板は「長方形:ホワイト」や「長方形:ブラック」のようなメラミン化粧板を選択すると、あまり細かいことを気にせず、雑に使っても傷みづらいのでおすすめです。

E7Hはロックや障害物検知といった機能を搭載することで安全性にも配慮されており、万が一の事故を防げます。過去に別のメーカーの電動昇降式デスクで障害物検知が作動せず、家具が破損した経験があるので、正常に動作するかどうかの信頼性 そのメーカーや製品を信頼できるかどうかは重視すべきだと思います。

自宅でE6を4年以上使っていて不具合が起きたことがないので、今回のE7Hも安心して使うことができています。

FlexispotE7H
販売価格:¥63,800~

以上、FlexiSpotの電動昇降式デスク FlexiSpot E7H のレビューでした。

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この記事を書いた人

ミオニ
eスポーツ向け ゲーミング周辺機器のレビュアー
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