レビュー:「Bauhutte 昇降式PCデスク BHD-1200M」ベストな姿勢でPCを操作できる昇降機能付きデスク
当記事では、ゲーマー向けPCデスク「Bauhutte(バウヒュッテ) 昇降式PCデスク BHD-1200M」の詳細なレビューをお届けします。
Bauhutte 昇降式PCデスク BHD-1200M
今回はBauhutte(バウヒュッテ)様より製品をご提供いただきました。
これまでローデスク+座椅子ユーザーだった筆者ですが、ついにオフィスライクなゲーミング兼作業環境を試すことができました。まずは基本仕様から見ていきましょう。
Bauhutte BHD-1200M 基本仕様
今回提供いただいた「Bauhutte 昇降式PCデスク BHD-1200M」は天板サイズが幅120cm×奥行55cmです。これとは別に「BHD-1000M」という幅100cm×奥行60cmのタイプも販売されています。
シンプルで飽きのこないデザインも好印象ですが、昇降機能によって高さを590~800mmの間で自由自在に調節できるだけでなく、足の部分に高さを微調節できるネジが搭載されています。さらには安定性を確保するための底板やクロスバーも採用されており、機能面にも優れている本格的なPCデスクとなっています。
他のBauhutte製品と組み合わせることを推奨
同時に「Bauhutte デスクサイドラック BHS-600SM-BK」も提供していただけたので、横に並べて設置しています。
木製天板となっている棚板とPCデスクの高さを合わせることで作業スペースが拡張されるだけでなく、ゲーミングPCや配線などは隠しつつ、デバイスはすぐに手に取れる場所に収納が行える製品となっています。詳細なレビューはこちらからどうぞ。
レビュー:「Bauhutte デスクサイドラック BHS-600SM-BK」レビュー
[toc heading_levels=”2,3,4,5,6″]組み立ては容易に行える
組み立てに特別慣れているわけではない筆者ですが、組み立ては20分ほどで済みました。
手順としては、脚周りを先に組み立ててから、天板に取り付けて完成です。工具は別途必要ありませんし説明書が非常に分かりやすいので、誰でも簡単に組み立てを行えます。
天板と脚回りのネジ穴が合わなくて少し困りましたが、よく見ると対策方法が書かれた紙が同梱されており、説明に従って一部のネジを緩めることですぐに解決。問題無く取り付けることができました。
肝心の強度と安定性は全く心配ナシ
PCデスクに最も求められているであろう強度と安定性。
筆者の環境ではクロスバーを取り付けていない状態でモニターアームでディスプレイを2枚設置していますが、心配だった横揺れも無し。一切グラつくことなくしっかりと支えてくれています。
底板だけでかなりの強度が保たれているようで、足部分には高さを微調整できるネジもあるため、非常に丈夫で安定性も問題ありませんでした。
モニターアーム取り付け可能
昇降式PCデスクの天板の厚みは2.1cmで、対応するモニターアームを取り付けることが可能です。大半のクランプ式モニターアームは取り付け可能ですね。
前述の通り十分な強度と安定性があるので、重量感のあるモニターアームを設置してもデスク自体のグラつきは見られません。
昇降機能によってベストポジションが見つかる
昇降式PCデスクを導入するにあたって心配だったのが、これまでローデスクと座椅子を使用していたことから姿勢や操作感が変わってしまうのではないかという点。しかし590~800mmの間で高さを調節できる昇降機能のおかげで、これまでより快適にパソコンを操作できるベストポジションを見つけることができました。
特に他製品では高さ700mmが主流で、不自然な姿勢になって手首に負担が掛かったり首や肩に疲労が溜まってしまいがち。ローデスクの製品にも同じことが言えます。
そこで昇降機能によって高さを650mmと少し低めに調節することで、両肩が上がらない自然な姿勢でパソコン作業を行えるようになりました。違和感無い姿勢でパソコンに向かえることで作業やゲームへの集中力も格段に上がります。
昇降作業には2人必要
ただし昇降式PCデスクのウリである昇降機能は、いつでも気軽に高さを調節できるワケでは無かった。脚部4ヶ所のストッパー(画像左側)を全て解除した上で、天板落下を防止する昇降ロックレバー(画像右)を押しながら高さ調節する必要があるため、高さ調節は2人での作業が必須となります。
1人での調節は推奨されていません。単身でお住まいの方は注意しましょう。
高さ調節に多少の手間は感じますが、電動式やガス圧式の昇降デスクは非常に価格が高いので、リーズナブルな価格で昇降式PCデスクが手に入ると考えればコストパフォーマンスは高いように感じます。
天板の加工が秀逸
画像のように天板の表面はザラザラしたコーティング加工が施されています。高級感があってインテリアとしての良さがあります。また通常の天板に比べてマウスやキーボードが滑りにくく、天板に傷がつきにくいという利点もあります。
しかしデメリットとして、ルーズリーフやメモ用紙に文字を書きたいときは少し厄介。紙数枚分の厚みがあれば全く問題無いですが、書き仕事を行う方は注意しておきましょう。
足元は広々としたスペース
足元は広々としていて、デスクとの距離を近くしながら作業される方でも問題無いでしょう。底板も一番奥に配置されているので椅子をしまう際にも邪魔になりません。
しかしデスクの支柱が天板の端ではなく少し内側から伸びているため、椅子をどちらか片方に寄せて座っていると支柱に足が当たってしまうことがあります。筆者は作業スペースを少し左に寄せているので悩まされましたが、中央に寄せることで改善しました。
デスク本体は床から1cm弱浮いていて、掃除が楽に行える点も個人的に評価が高い。
足を伸ばすとクロスバーに当たる?
昇降式PCデスクには足元の制限は無いのですが、クロスバーを取り付けていると、普通に座っている分には問題無いのですが、足を思いっ切り伸ばした際に当たってしまうこともあります。
クロスバーはデスクの揺れを抑えるために同梱されている部品で耐荷重には影響を与えないパーツということですので、筆者は省いて使用しています。よっぽど物を置かない限りは揺れる気配がありません。
奥行55cmをどう見るか
筆者の作業スペースを上から見た図。昇降式PCデスクは24インチのモニターを悠々と横に2枚並べられる120cm幅で広々としています。しかしモニターをPCデスクに直で置く場合、55cmの奥行を狭いと感じるユーザーがいると思います。特にスタンドが大きいモニターだと困りもの。
元々モニターとの距離が近いユーザーであれば問題は無いのですが、ある程度モニターとの距離を保ちたい場合はモニターアームを導入するなど工夫する必要があります。
PCデスクの他製品には奥行60cmのものが多い。奥行きの問題が気になったユーザーは幅100cmの「Bauhutte BHD-1000M」であれば奥行が60cmある上に24インチのモニターを2枚角度をつけて並べられるのでそちらを。
まとめ
PROS: 良かった点/メリット
- 飽きがこないシンプルで高級感のあるデザイン、インテリアとしても◎
- 強度と安定性が高いうえに昇降機能が付いてこの価格は嬉しい
- 一般的なPCデスクの高さ70cm以下にも調節でき、姿勢の改善に繋がる
- モニターアームを取り付け可能
- Bauhutteの他製品と組み合わせることでさらに快適な環境に
CONS: 悪かった点/デメリット
- 高さの調節には多少の手間が掛かり、2人での作業が必要
- クロスバーを取り付ける場合、座り方によっては足を伸ばした際に邪魔になる
- モニターを直置きするならば奥行55cmは少し狭く感じるかもしれない
CONCLUSION: 結論/まとめ
「Bauhutte 昇降式PCデスク BHD-1200M」は昇降機能が搭載されたPCデスクで、自分の体格に合った快適なデスク環境を作ることができます。ゲームをする方にはもちろんデスクワークを行う方につきまといがちな腰痛や肩こり、手首の痛みを軽減できるという効果有り。自宅がゲーミング兼作業スペースとなっている筆者にはピッタリの製品でした。
モニターアームに24インチのモニターを2枚設置して使用していますが揺れることは無く、強度と安定感に心配はありません。今後PCデスク上に置く物が増えたとしても、同梱されているクロスバーを取り付けることでグラつきを防止してくれるので安心です。
やはり昇降機能は作業に2人を要することから高さ調節をいつでも手軽に行えるわけではなかったのですが、同じ昇降機能を備えたPCデスクより格段にリーズナブルな価格で入手することができます。高さを一度決めたあと頻繁に変えるつもりが無い方にはおすすめ。
奥行55cmという点が引っ掛かる方には、同ブランドの幅100cm奥行60cmのタイプか、またはモニターアームを導入するという選択肢もあります。筆者はモニターアームを用いて24インチモニターを2枚設置していますが、作業スペースは広々としていて不足感は無いです。
Bauhutteの他製品と組み合わせて使用することによってさらに快適な環境を構築できますし、今後もゲーミング収納にまつわる新製品が登場するようで、拡張性に優れている点は評価が高い。
高さ調節可能なPCデスクのスタンダード製品として、快適なゲーミング/作業環境を構築したい方、姿勢を改善したいゲーマーは”買い”でしょう。
Bauhutte(バウヒュッテ)昇降式PCデスク BHD-1200M
以上、「Bauhutte 昇降式PCデスク BHD-1200M」のレビューでした。