「HyperX Cloud Earbuds」レビュー。独自のイヤーチップによる快適な装着感、PCからスマートフォンまで幅広く活用できるゲーミングイヤホン

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「HyperX Cloud Earbuds」レビュー。独自のイヤーチップによる快適な装着感、PCからスマートフォンまで幅広く活用できるゲーミングイヤホン

HyperX様より、同ブランド初のゲーミングイヤホン「HyperX Cloud Earbuds」を提供していただきました。当記事では詳細なレビューをお伝えします。

レビューサンプル提供: HyperX Japan

HyperX Cloud Earbuds レビュー

「HyperX Cloud Earbuds」は同ブランド初のゲーミングイヤホンで、特許取得済みとされる特徴的な形状のイヤーチップによる快適な装着感を実現した製品となります。


ドライバー:ネオジム磁石、ダイナミック14mm径周波数帯域:20Hz~20000Hzタイプ:インナーイヤー型インピーダンス:65Ω音圧レベル:116dBSPL/mW (1kHz時)T.H.D.:2%未満重量:19gケーブル:4極3.5mmプラグ(1.2m)マイク:全指向性エレクトレットコンデンサー価格:7,050円 (2018/11/8時点)

今回はゲーミングイヤホン「HyperX Cloud Earbuds」に加え、無線ワイヤレス機能を搭載したゲーミングヘッドセット「HyperX Cloud Flight」(レビュー記事)も併せてご提供いただきました。

Nintendo Switchやスマートフォンなどの携帯機器に向けた製品ですが、カタログスペックを見る限りでは、PCやPlayStation 4でのゲーミングにも十分に適しているのではないかと思います。

本製品のウリである装着感のチェックに加え、ゲームプレイに必要な音質や音の定位なども詳しくお届けしていきます。

製品開封、内容物をチェック

HyperX製品お馴染みのホワイトとレッドの外箱に包まれたCloud Earbuds。主なプラットフォームはNintendo Switch / スマートフォン向けとはなりますが、幅広いプラットフォームで使用可能なゲーミングイヤホンとなります。

HyperX Cloud Earbuds

早速、製品を開封します。内容物は、HyperX Cloud Earbudsイヤホン本体、イヤーチップ3種(Small / Medium / Large)、持ち運び用のケース、取り扱い説明書となっています。

内容物はイヤホン本体、イヤーチップ3種、専用ケース、取扱説明書

取り扱い説明書は多国語で記載されており、日本語表記も確認できました。また、3種類のイヤーチップが付属しており、それぞれのユーザーに合ったサイズを選択して装着することが可能です。

製品仕様をより詳細にチェック

以下からはHyperX Cloud Earbudsの詳細な製品仕様をチェック。ゲームプレイ時の音質、音の定位、マイクの音質や感度、コントローラー周りの機能など、実際の使用感を詳しくお伝えします。

独自のイヤーチップ形状による快適な装着感

HyperX Cloud Earbudsを使用した上で、まずお伝えしたいのは、特許取得済みの特徴的な形状をしたHyperX独自のイヤーチップによって非常に快適な装着感を実現しているところです。

3種のイヤーチップが付属

同梱されたイヤーチップは3サイズで、幅広い耳の形状をカバーすることが可能となっています。筆者は中間のMediumサイズで丁度良く装着することができました。

このイヤーチップを耳に入れ、反対側の飛び出たシリコン部分を耳の形状に合わせてはめ込むことで、意外としっかりと固定されます。カナル型のように耳に完全に密着はせず、耳から少し浮いたような独特の装着感です。

このシリコン製のイヤーチップは程よい密閉感を与えてくれますが、独自の形状によって耳に触れたときの圧迫感がまるで無い。長時間の装着時にも負担が掛かりづらい設計となっています。

インナーイヤー型ながら、カナル型に迫るダイナミックなサウンドを実現しており、装着感も非常に快適といった点で、このイヤーチップの設計については個人的に高く評価したいポイントです。

独自のイヤーチップは意外としっかり固定されるうえに装着感が抜群

この耳への負担を最低限に抑えたイヤーチップを採用したことが、HyperX Cloud Earbuds最大の特長と言えるでしょう。装着に伴う耳の痛みや不快感はほぼ無いに等しく、本製品を装着しながらの長時間のゲームプレイも最大限に集中することができました。

やや低音が強調されたバランスの良い音質

装着感も重要ですが、音質のチェックも怠ってはいけないところ。HyperX Cloud Earbudsの音質については、全音域がしっかり再生されて程良いバランスが取れているといった印象です。

特定の音域が主張されることもなく、全体的に少し薄めの音色で、その中でも低音が少し主張された心地良いサウンド。ユーザーによって好き嫌いが分かれることも無さそうです。

全音域がしっかり再生される、バランスの良い音質

HyperXヘッドセット同様に癖の無いサウンドは、Nintendo Switchやスマートフォンの携帯可能なゲーム機器はもちろん、PlayStation 4やPCのゲーミングにも十分に適していると言えます。

前述の通り、特定の音が強調されずにフラットに再生されることから、FPS / TPSなどのゲームジャンルでも重量な音を聞き逃しづらい。一般的なイヤホンと比較しても、しっかりゲーム用途に最適化された製品だと感じます。

イヤホンとしては大きめの14mm径ドライバー搭載

試しにHyperX Cloud Earbudsをバーチャルサラウンド可してみました。USBサウンドデバイスに接続して7.1chサラウンド再生でゲームをプレイしたところ、ヘッドセットには劣るものの、ある程度の音の定位を再現することが可能でした。

イヤホンでのサラウンド再生はヘッドセットと比較すると効果が薄くなりがちですが、音が重要なFPSなどのジャンルで音の定位を得たい場合には導入してみてもいいかもしれません。

インラインマイク、コントローラー搭載

HyperX Cloud Earbudsにはマイクとコントローラーが搭載されています。

マイクは左側に搭載されている

搭載されているマイクは全指向性のエレクトレットコンデンサーです。とはいえ、キーボードやマウスを激しく操作しても気にならない程度しか音を拾わず、自身の声はしっかり拾ってくれるので、PCを操作しながらのボイスチャットは問題無く行えるでしょう。

ただし、外出時のマイクの使用は、やや自然風の音が入りやすいことや、周囲の環境音が激しいところでは厳しいと言った印象です。このような状況下でも話し声は認識してくれるので、相手が気にならないのであれば会話はできる、といった具合でしょうか。

裏側はコントローラー。左の鎖骨のあたりに位置する

コントローラーはマイクの裏側に搭載されたスイッチ。これひとつで手元で済ませたいスマートフォンの操作が可能な、実に多機能なコントローラーとなっています。

1回押せばメディアの再生/一時停止もしくは着信に応答することができ、2回押すと次のメディアを再生してくれます。音量調節機能はありませんが、スマートフォンや携帯ゲーム機であれば手元で調節可能ですので特に問題は生じないでしょう。

絡みづらいフラットケーブル、L字プラグ採用

HyperX Cloud Earbudsには絡みづらいフラットケーブルと断線を起こしづらいL字プラグが採用されています。ケーブル周りの耐久性や柔軟性についても、特に問題は無さそうです。

ねじれや絡みが発生しづらいフラットケーブル採用

HyperX Cloud Earbudsに採用されたフラットケーブルは、ねじれや絡みが発生しづらいことが特徴です。使用しているうちにケーブルがだんご結びになってしまうといった心配もありません。

e-sportsの大会等でよく見られる”イヤホンを装着してヘッドセットで覆う”といった使用方法も可能。これもゲーマー向けイヤホンにフラットケーブルが採用されがちな理由のひとつと言えます。

柔軟性があり断線の心配は無さそうなL字型プラグ

L字型の4極3.5mmプラグには程良い柔軟性があり、ある程度ゲームプレイ中に引っ張ってしまったり指で力を加えたりしても、ケーブル自体に負担が掛かりづらい設計となっています。

イヤホンを選ぶ上ではケーブルの断線問題も気をつけたいポイントとなりますが、HyperX Cloud Earbudsはそれなりの強度が保たれており、そう簡単に断線してしまう心配は無いでしょう。

ケーブル長は1.2mと”やや短め”

ひとつ気になったのは、ケーブル長が1.2mとやや短めな点です。HyperX Cloud EarbudsはNintendo Switchやスマートフォンなどの機器に向けた製品であることや、専用ケースで持ち運べるというイヤホンの携帯性を重視した関係だと思われます。

PCやPlayStation 4でも使用するという方は、パソコンやオーディオインターフェースとの距離を考慮する必要があります。各ユーザーの環境によっては延長ケーブルが必要となる可能性も。

ゲームに最適なサウンド、イヤホンならではの携帯性も◎

「HyperX Cloud Earbuds」は同ブランド初のゲーミングイヤホンながら、耳への負担を最小限に抑えたイヤーチップによって快適な装着感を実現しています。イヤホンを選ぶ際に”装着感を重視”するという方にはぜひ一度試してほしい、素晴らしいクオリティです。

音質については全音域がしっかり再生され、その中でもやや低音が目立つといった癖の無いバランス型。重要な音を聞き逃しづらいことから、様々なジャンルのゲームプレイに適しています。

ゲームに適したサウンドはさることながら、装着感の良さを大きく評価したい

ひとつ注意してほしいのが、HyperX Cloud EarbudsはNintendo Switchやスマートフォンに向けた製品で、ケーブル長が1.2mとやや短めとなっている点です。PC / PlayStation 4で使用する予定のある方は、環境によっては延長ケーブルの用意を強いられるかもしれません。

ケーブル周りやプラグには柔軟な素材が採用されており、断線してしまう心配は無さそうです。耐久性に関しては問題無い設計で、日々の持ち運びから普段使いまで安心して行えます。

これら全てケースに収納可能で、携帯性に優れた設計

HyperX Cloud Earbudsは、Switchやスマートフォンなどの持ち運べる機器でのゲーミングに最適。手元のコントローラーでは通話やメディア操作を行うこともでき、日々の生活に役立つ一面も。

さらに耳への負担が少ないイヤーチップの装着感から、PCやPlayStation 4などで自宅でガッツリとゲームをプレイする際も快適に使用可能な、多岐にわたって活用できる製品でした。


ドライバー:ネオジム磁石、ダイナミック14mm径周波数帯域:20Hz~20000Hzタイプ:インナーイヤー型インピーダンス:65Ω音圧レベル:116dBSPL/mW (1kHz時)T.H.D.:2%未満重量:19gケーブル:4極3.5mmプラグ(1.2m)マイク:全指向性エレクトレットコンデンサー価格:7,050円 (2018/11/8時点)

以上、「HyperX Cloud Earbuds」の実機レビューでした。

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この記事を書いた人

ミオニ
eスポーツ向け ゲーミング周辺機器のレビュアー
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